みなさんはじめまして。
恐縮ですが、ここのコミュで初めてトピックを立てさせていただきます。
少々気が早いかもしれませんが、「甦る零戦 国産戦闘機vs.F22の攻防」を読んでいて、
「第6世代戦闘機」の話がすでに進んでいるということが書かれていました。
それで、ネット上で色々と調べてみたのですが、中々見つからないな〜、
ということでトピックを立ててみました。
私が見つけた、唯一それっぽい情報は以下のものだけでした。
http://
「おぉ、これじゃまるでACE COMBAT 3の世界じゃねぇか！(笑)」
とか思ったのですが、それはさておき第6世代戦闘機の情報をこのトピックで共有しませんか？
もし、他にも第6世代戦闘機の情報をお持ちの方がいらっしゃいまいたら、
ここに載せていただけると助かります。
また、新たに第6世代戦闘機の記事を見つけた場合も、
教えていただけるとうれしいかなと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
恐縮ですが、ここのコミュで初めてトピックを立てさせていただきます。
少々気が早いかもしれませんが、「甦る零戦 国産戦闘機vs.F22の攻防」を読んでいて、
「第6世代戦闘機」の話がすでに進んでいるということが書かれていました。
それで、ネット上で色々と調べてみたのですが、中々見つからないな〜、
ということでトピックを立ててみました。
私が見つけた、唯一それっぽい情報は以下のものだけでした。
http://
「おぉ、これじゃまるでACE COMBAT 3の世界じゃねぇか！(笑)」
とか思ったのですが、それはさておき第6世代戦闘機の情報をこのトピックで共有しませんか？
もし、他にも第6世代戦闘機の情報をお持ちの方がいらっしゃいまいたら、
ここに載せていただけると助かります。
また、新たに第6世代戦闘機の記事を見つけた場合も、
教えていただけるとうれしいかなと思いますので、ご協力よろしくお願いします。
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コメント(126)
Boeing rolls out Airpower Teaming System for Royal Australian Air Force
By Garrett Reim5 May 2020
https://www.flightglobal.com/military-uavs/boeing-rolls-out-airpower-teaming-system-for-royal-australian-air-force/138219.article
オーストラリア空軍向けのボーイング ロイヤルウイングマンがロールアウトしました。
戦闘機型のUCAVとしては最初になるのかな？
By Garrett Reim5 May 2020
https://www.flightglobal.com/military-uavs/boeing-rolls-out-airpower-teaming-system-for-royal-australian-air-force/138219.article
オーストラリア空軍向けのボーイング ロイヤルウイングマンがロールアウトしました。
戦闘機型のUCAVとしては最初になるのかな？
Jane's の方で Loyal Wingman についてもう少し詳しい内容が書いてありました。
Boeing rolls out first of three Loyal Wingman prototypes for RAAF
https://www.janes.com/article/95950/boeing-rolls-out-first-of-three-loyal-wingman-prototypes-for-raaf
DEF6014 Phase 1 project でロイヤルウイングマン先進開発プロジェクトとして知られており４，０００万豪州ドル（２，５７０万USドル）で３機の試作機を製造する。
ボーイング社は５０年以上オーストラリアで仕事をしているが、今回が初めてアメリカ本国以外での軍用機の開発となる。
全長は１１．７ｍで機首を２．５９ｍ延長できる。作戦行動は（半径とは書いてない…）は３，０００ｋｍ。内装（ウエポンベイか？）は１．４７ｍ＾３．オープンアーキテクチャのインターフェースを搭載している。
主な任務は、intelligence surveillance reconnaissance(ISR)情報、監視、調査、とelectronic warfare(EW)電子戦、の組み合わせになる。
運用では、F/A-18Eスーパーホーネット、EA-18Gグラウラー電子戦機、E-7 WAEW早期警戒機、P-8ポセイドン、F-35Aライトニング�供△覆匹肇繊璽爐鯀箸燹�
まあ、大体こんな所ですね。思ったのは、今夜のお客様へのメニューは
F-35Aを除くと「ボーイング尽くし」ですね。
Boeing rolls out first of three Loyal Wingman prototypes for RAAF
https://www.janes.com/article/95950/boeing-rolls-out-first-of-three-loyal-wingman-prototypes-for-raaf
DEF6014 Phase 1 project でロイヤルウイングマン先進開発プロジェクトとして知られており４，０００万豪州ドル（２，５７０万USドル）で３機の試作機を製造する。
ボーイング社は５０年以上オーストラリアで仕事をしているが、今回が初めてアメリカ本国以外での軍用機の開発となる。
全長は１１．７ｍで機首を２．５９ｍ延長できる。作戦行動は（半径とは書いてない…）は３，０００ｋｍ。内装（ウエポンベイか？）は１．４７ｍ＾３．オープンアーキテクチャのインターフェースを搭載している。
主な任務は、intelligence surveillance reconnaissance(ISR)情報、監視、調査、とelectronic warfare(EW)電子戦、の組み合わせになる。
運用では、F/A-18Eスーパーホーネット、EA-18Gグラウラー電子戦機、E-7 WAEW早期警戒機、P-8ポセイドン、F-35Aライトニング�供△覆匹肇繊璽爐鯀箸燹�
まあ、大体こんな所ですね。思ったのは、今夜のお客様へのメニューはF-35Aを除くと「ボーイング尽くし」ですね。
>>[89]
３ページに渡る長い文章ですが、結論としては…
記事引用：
本当に国内の開発・生産基盤を維持したいならば、米国以外のパートナーとの共同開発をするべきだ。その場合、高い性能は求めず、米空軍が採用したレッドホークのような練習機を採用し、それをもとに軽戦闘機を開発すべきだ。そうすれば練習機、戦闘機合わせて200機以上は生産が確保でき、調達単価も下がるだろう。
より現実的なのは米国以外の国、例えば英国、独仏が進めている戦闘機開発にパートナーとして参加すること、あるいはスウェーデンとの共同開発だろう。：引用終了
何かを思う以前に脊髄反射的にいろいろ書いてしまいそうなので、一旦Ward上で下書きしてから投稿に貼り付ける方法をとりました。
そして、清谷信一氏のお考えに対する反駁の論点を整理してみました。
（１）‘そんな’軽戦闘機は、日本単独で純国産機として開発製造できます。
（２）‘そんな’軽戦闘機は、清谷信一氏以外‘だれ’も必要としてないので、そもそも共同開発相手が見つかりません。
（３）‘そんな’戦闘機は、そもそも開発しても役立たずなので開発する意味がないです。
最後にいまさらジェットトレーナーと共通フォーマットの軽戦闘機を開発するべきとか主張するなんて、清谷信一氏は少なくとも５０年くらい頭の中が停滞していますね。
まだ、
「有人機の開発を止めて、日本もロイヤルウイングマンに参加しろ！」という方が筋が通るけど、ボーイングはアメリカ企業だから‘そう’は主張できない…
かと言ってチームテンペストに参加を促す事もしない。
清谷信一氏は日本とアメリカの仲を引き裂くデカップリング論者であり、同時に日本に使える兵器を持たせないように情報工作を熱心にしているとしか思えないですね。
だれから金をもらっているんだか…
３ページに渡る長い文章ですが、結論としては…記事引用：
本当に国内の開発・生産基盤を維持したいならば、米国以外のパートナーとの共同開発をするべきだ。その場合、高い性能は求めず、米空軍が採用したレッドホークのような練習機を採用し、それをもとに軽戦闘機を開発すべきだ。そうすれば練習機、戦闘機合わせて200機以上は生産が確保でき、調達単価も下がるだろう。
より現実的なのは米国以外の国、例えば英国、独仏が進めている戦闘機開発にパートナーとして参加すること、あるいはスウェーデンとの共同開発だろう。：引用終了
何かを思う以前に脊髄反射的にいろいろ書いてしまいそうなので、一旦Ward上で下書きしてから投稿に貼り付ける方法をとりました。
そして、清谷信一氏のお考えに対する反駁の論点を整理してみました。（１）‘そんな’軽戦闘機は、日本単独で純国産機として開発製造できます。
（２）‘そんな’軽戦闘機は、清谷信一氏以外‘だれ’も必要としてないので、そもそも共同開発相手が見つかりません。
（３）‘そんな’戦闘機は、そもそも開発しても役立たずなので開発する意味がないです。
最後にいまさらジェットトレーナーと共通フォーマットの軽戦闘機を開発するべきとか主張するなんて、清谷信一氏は少なくとも５０年くらい頭の中が停滞していますね。
まだ、
「有人機の開発を止めて、日本もロイヤルウイングマンに参加しろ！」という方が筋が通るけど、ボーイングはアメリカ企業だから‘そう’は主張できない…かと言ってチームテンペストに参加を促す事もしない。
清谷信一氏は日本とアメリカの仲を引き裂くデカップリング論者であり、同時に日本に使える兵器を持たせないように情報工作を熱心にしているとしか思えないですね。だれから金をもらっているんだか…
>>[90]
https://kiyotani.at.webry.info/202004/article_19.html
本職の軍事ジャーナリストが「全然効いてねえし」とか言いながらこんな事書いて言い争いしているレベルの方ですからねえ・・・
＞自分の弾が届くところには相手の弾が届くことが理解できない。ゲートとかあの手のラノベの読みすぎでしょう。
いやまあ、性能的には相手の榴弾砲も届くでしょう。
それこそ大戦略の様なシミュレーションゲームでなら。
でも、日本を戦場にした実戦を想定して装備品を調達しているんですよね？その「こちらに届く敵の榴弾砲」ってどうやって戦場に出て来るんですかね？
そんな物が日本の国土に展開される様な事態になったら、もう確実に敗戦目前の状態なのでは無いかと思うのですが・・・
https://kiyotani.at.webry.info/202004/article_19.html
本職の軍事ジャーナリストが「全然効いてねえし」とか言いながらこんな事書いて言い争いしているレベルの方ですからねえ・・・
＞自分の弾が届くところには相手の弾が届くことが理解できない。ゲートとかあの手のラノベの読みすぎでしょう。
いやまあ、性能的には相手の榴弾砲も届くでしょう。
それこそ大戦略の様なシミュレーションゲームでなら。
でも、日本を戦場にした実戦を想定して装備品を調達しているんですよね？その「こちらに届く敵の榴弾砲」ってどうやって戦場に出て来るんですかね？
そんな物が日本の国土に展開される様な事態になったら、もう確実に敗戦目前の状態なのでは無いかと思うのですが・・・
>>[91]
[清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所]より引用：
国防に関する議論は大いにするべきだと思いますが、バカで情弱で軍事的な教養もなく、経済、時間という概念が理解できない軍オタはリアルワールドの軍事の話をしないほうがいいと思います。
ゲームやアニメの世界と現実の区別がつかず、ネット情報だけを頼りにしているくせに自分は軍事通であると勘違いして、ウエメセで説教する人たちには理を説いても通じません。
：引用終了
自己紹介乙
山本弘氏が『トンデモ本の世界』の前書きで「トンデモさんが他人を攻撃する時には‘その’内容は全て自分に当てはまる」と書かれていましたがまさに清谷信一氏にトンデモの法則がピッタリと当てはまりますね。
それにしても、日本における軍事の世界では元自衛官や大学で研究しているプロの分析と、清谷氏の様な各国の兵器展示会に通って物見遊山をしているだけの素人評論家の個人的な感想の区別を付けない人が多い事が残念ですね。
「軍事研究」の投稿記事も基本的には旅行記を載せているだけ…
プロ野球に置き換えて考えれば分かりやすいですが、居酒屋で好き勝手に野球談議に熱を入れるオッサンの与太話程度をまるで専門家の意見の様に扱うのは変ですよね。
そしてなぜか、こういう人たちは「日米デカップリング論者」で日本製の兵器を否定して外国からの兵器購入を強く求めるという傾向が強いですね。
また、同じ目的の兵器を選択する時に能力の劣る方を日本に進める傾向も強い様に思えます。例えば、F-35Aとユーローファイターとの選択なら躊躇わずユーローファイターを奨める。
例えば、F-35Aとユーローファイターとの選択なら躊躇わずユーローファイターを奨める。
ここは大事な点なので２回言いますね…
幸い、これまでは彼らの主張の逆の結果が続いているので私は何も心配していません。
[清谷信一公式ブログ 清谷防衛経済研究所]より引用：国防に関する議論は大いにするべきだと思いますが、バカで情弱で軍事的な教養もなく、経済、時間という概念が理解できない軍オタはリアルワールドの軍事の話をしないほうがいいと思います。
ゲームやアニメの世界と現実の区別がつかず、ネット情報だけを頼りにしているくせに自分は軍事通であると勘違いして、ウエメセで説教する人たちには理を説いても通じません。
：引用終了
自己紹介乙山本弘氏が『トンデモ本の世界』の前書きで「トンデモさんが他人を攻撃する時には‘その’内容は全て自分に当てはまる」と書かれていましたがまさに清谷信一氏にトンデモの法則がピッタリと当てはまりますね。
それにしても、日本における軍事の世界では元自衛官や大学で研究しているプロの分析と、清谷氏の様な各国の兵器展示会に通って物見遊山をしているだけの素人評論家の個人的な感想の区別を付けない人が多い事が残念ですね。
「軍事研究」の投稿記事も基本的には旅行記を載せているだけ…プロ野球に置き換えて考えれば分かりやすいですが、居酒屋で好き勝手に野球談議に熱を入れるオッサンの与太話程度をまるで専門家の意見の様に扱うのは変ですよね。
そしてなぜか、こういう人たちは「日米デカップリング論者」で日本製の兵器を否定して外国からの兵器購入を強く求めるという傾向が強いですね。
また、同じ目的の兵器を選択する時に能力の劣る方を日本に進める傾向も強い様に思えます。例えば、F-35Aとユーローファイターとの選択なら躊躇わずユーローファイターを奨める。
例えば、F-35Aとユーローファイターとの選択なら躊躇わずユーローファイターを奨める。
ここは大事な点なので２回言いますね…幸い、これまでは彼らの主張の逆の結果が続いているので私は何も心配していません。
>>[93]
この人、日本の兵器が売れないのは欠陥品だからだと何度も書いていますけど、それは単に買う国の経済事情だと思うのですよね。
身近な話に置き換えて、車を買い替えようと思っている人がいる。
予算的に軽かリッターカー位のコンパクトカーかな？と考えている人に、フェラーリやメルセデスがセールスを掛けても「いや、買えないから」となりますよね。
この人の思考だと「フェラーリやメルセデスを買わないのはそれが欠陥品だから」となりますが、まあそんな事は無い訳で。
P-1辺りにしても、買える物なら買いたいけど値段がなあ・・・正直そこまでの性能もうちでは必要無いし、と中古のP-3C辺りに落ち着くのも不思議な事では無いですよね。
あれがプロの軍事ジャーナリストねえ・・・と苦笑いが出ますわ。
この人、日本の兵器が売れないのは欠陥品だからだと何度も書いていますけど、それは単に買う国の経済事情だと思うのですよね。
身近な話に置き換えて、車を買い替えようと思っている人がいる。
予算的に軽かリッターカー位のコンパクトカーかな？と考えている人に、フェラーリやメルセデスがセールスを掛けても「いや、買えないから」となりますよね。
この人の思考だと「フェラーリやメルセデスを買わないのはそれが欠陥品だから」となりますが、まあそんな事は無い訳で。
P-1辺りにしても、買える物なら買いたいけど値段がなあ・・・正直そこまでの性能もうちでは必要無いし、と中古のP-3C辺りに落ち着くのも不思議な事では無いですよね。
あれがプロの軍事ジャーナリストねえ・・・と苦笑いが出ますわ。
German panel, industry, assess ethics of FCAS technology
By Craig Hoyle19 May 2020 Flight Global
https://www.flightglobal.com/fixed-wing/german-panel-industry-assess-ethics-of-fcas-technology/138442.article
Germany has initiated an independent process to consider the ethical and legal implications of using autonomy and artificial intelligence (AI) as part of a multinational Future Combat Air System (FCAS), to enter use by around 2040.
Berlin launched related activities at a state level in 2019 to assess the suitability of using future autonomous weapon systems, with the involvement of its defence and foreign affairs ministries. On 14 May, the effort was expanded with the support of participants including Airbus Defence & Space and the Fraunhofer Institute for Communication, Information Processing and Ergonomics (FKIE), plus think tanks and universities.
仏独を中心に開発を行うFCASのドイツの取り組みのニュースです。
ドイツはAIを使用する兵器の倫理や道徳について懸念してますね。そこで…
FKIE ≪フラウンホーファー研究機構≫
http://www.fraunhofer.jp/ja/aboutus/FhG.html
に調査依頼したようです。
どうやら、第6世代戦闘機の必要条件が無人での戦闘能力という事になりそうです。
まあ、実際はパイロットによる基地からの遠隔操縦が主体になると思いますが、F-35のEo-DASの全周囲モニターシステムとかを見せられると、基地にあるシミュレーター型の遠隔操縦装置でも機体のコックピットで操縦するのと大差ない様な気がしますね。
これによりパイロットの損耗を防げ、またパイロットは強いGから解放されるので作戦の実施上有利に戦える事は間違えないでしょう。特にアラート任務での体力、精神的な消耗をかなり軽減できるようになると思います。
By Craig Hoyle19 May 2020 Flight Global
https://www.flightglobal.com/fixed-wing/german-panel-industry-assess-ethics-of-fcas-technology/138442.article
Germany has initiated an independent process to consider the ethical and legal implications of using autonomy and artificial intelligence (AI) as part of a multinational Future Combat Air System (FCAS), to enter use by around 2040.
Berlin launched related activities at a state level in 2019 to assess the suitability of using future autonomous weapon systems, with the involvement of its defence and foreign affairs ministries. On 14 May, the effort was expanded with the support of participants including Airbus Defence & Space and the Fraunhofer Institute for Communication, Information Processing and Ergonomics (FKIE), plus think tanks and universities.
仏独を中心に開発を行うFCASのドイツの取り組みのニュースです。
ドイツはAIを使用する兵器の倫理や道徳について懸念してますね。そこで…
FKIE ≪フラウンホーファー研究機構≫
http://www.fraunhofer.jp/ja/aboutus/FhG.html
に調査依頼したようです。
どうやら、第6世代戦闘機の必要条件が無人での戦闘能力という事になりそうです。
まあ、実際はパイロットによる基地からの遠隔操縦が主体になると思いますが、F-35のEo-DASの全周囲モニターシステムとかを見せられると、基地にあるシミュレーター型の遠隔操縦装置でも機体のコックピットで操縦するのと大差ない様な気がしますね。
これによりパイロットの損耗を防げ、またパイロットは強いGから解放されるので作戦の実施上有利に戦える事は間違えないでしょう。特にアラート任務での体力、精神的な消耗をかなり軽減できるようになると思います。
Indian Air Force restructures $17 billion fighter jet program
https://www.defensenews.com/global/asia-pacific/2020/05/21/indian-air-force-restructures-17-billion-fighter-jet-program/
第6世代戦闘機の話題かと言うと微妙ですが…
インドが次期主力戦闘機の調達に１７０憶ドル（約２兆円弱…）の予算をかける大型商戦を始めます。
記事によると既存の戦闘機からの調達のようですが、このテの話は必ずインド向けのカスタマイズ開発を通じた技術移転の話がセットになるので一筋縄ではいかないでしょうね。
しかも、インド相手の交渉は非常に厳しい…
間違っても、「F-3開発に参加しませんか？」とか呼ぶなよ！！
自民党防衛族の中にはこういう事を平気で言いだすバカが少なからずいますね。
https://www.defensenews.com/global/asia-pacific/2020/05/21/indian-air-force-restructures-17-billion-fighter-jet-program/
第6世代戦闘機の話題かと言うと微妙ですが…
インドが次期主力戦闘機の調達に１７０憶ドル（約２兆円弱…）の予算をかける大型商戦を始めます。
記事によると既存の戦闘機からの調達のようですが、このテの話は必ずインド向けのカスタマイズ開発を通じた技術移転の話がセットになるので一筋縄ではいかないでしょうね。
しかも、インド相手の交渉は非常に厳しい…
間違っても、「F-3開発に参加しませんか？」とか呼ぶなよ！！
自民党防衛族の中にはこういう事を平気で言いだすバカが少なからずいますね。
US Air Force launches Skyborg competition, artificial intelligence for loyal wingman UAV
By Garrett Reim19 May 2020 [Flight Global]
https://www.flightglobal.com/military-uavs/us-air-force-launches-skyborg-competition-artificial-intelligence-for-loyal-wingman-uav/138426.article
More than one company could get cash to build the Air Force’s AI-equipped Skyborg drone
By: Valerie Insinna
https://www.defensenews.com/air/2020/05/20/more-than-one-company-could-get-cash-to-build-the-air-forces-ai-equipped-skyborg-drone/
UCAVのためのAI、スカイボーグ(Skyborg) のコンペティションが６月１５日から７月８日までの期間に行われます。スカイボーグはXQ-58A Valkyrie に搭載されて２０２３年に実証実験を行うそうです。
Defense News の記事ではスカイボーグ(Skyborg)はスターウォーズに出てくるR2-D2がXウイングファイターのパイロットを手助けする様なイメージの仕事をするそうです。
どんなんだろ？
また、Flight Global の記事ではオーストラリア空軍が導入するUCAVのロイヤルウイングマン（ボーイング）の基本ソフトになるとの事。アメリカ軍が導入する際にはこの機体システムをそのまま購入する可能性が高そうですですね。
この無人機とF-35Aなどの有人機とのシステムがどうなるのか興味深いですね。
By Garrett Reim19 May 2020 [Flight Global]
https://www.flightglobal.com/military-uavs/us-air-force-launches-skyborg-competition-artificial-intelligence-for-loyal-wingman-uav/138426.article
More than one company could get cash to build the Air Force’s AI-equipped Skyborg drone
By: Valerie Insinna
https://www.defensenews.com/air/2020/05/20/more-than-one-company-could-get-cash-to-build-the-air-forces-ai-equipped-skyborg-drone/
UCAVのためのAI、スカイボーグ(Skyborg) のコンペティションが６月１５日から７月８日までの期間に行われます。スカイボーグはXQ-58A Valkyrie に搭載されて２０２３年に実証実験を行うそうです。
Defense News の記事ではスカイボーグ(Skyborg)はスターウォーズに出てくるR2-D2がXウイングファイターのパイロットを手助けする様なイメージの仕事をするそうです。
どんなんだろ？
また、Flight Global の記事ではオーストラリア空軍が導入するUCAVのロイヤルウイングマン（ボーイング）の基本ソフトになるとの事。アメリカ軍が導入する際にはこの機体システムをそのまま購入する可能性が高そうですですね。
この無人機とF-35Aなどの有人機とのシステムがどうなるのか興味深いですね。
Dynetics joins DARPA’s unmanned dogfighting effort
https://www.c4isrnet.com/unmanned/2020/05/18/dynetics-joins-darpas-unmanned-dogfighting-effort/
DARPAとDynetics社が組みACE（空戦の進化）という計画の一環でUCAVにドッグファイトをさせる研究を進めるそうです。
今回、DARPAとタッグを組むDyneticsというあまり馴染みのない会社とは…
Dynetics
https://www.dynetics.com/
https://www.dynetics.com/what-we-do/
• Advanced Manufacturing
• Automotive
• Cyber and IT Solutions
• Directed Energy
• GroundAware
• Hypersonics
• Intelligence
• Radars and Sensors
• Space Solutions
• Strike Systems
• Unmanned Systems
• Weapons Technology
まあ、こんな会社です。Hypersonics（極超音速飛行） とかが研究項目にありますが、多分、飛行機を開発するのではなく飛行条件を解析するシミュレーションをする会社だと思います。
そろそろ、第６世代戦闘機の必要条件がかなり見えてきた様な気がします。
おそらく、カウンターステルスを実現するための能力としてバイスタティック・レーダーシステム網を構築するためのUCAVの自律型運用のAIと、高速大容量を可能にする次世代通信技術の確立ではないかと思います。
これに加えて指向性エネルギー兵器の実現があります。特に、１メガワット以上の出力の高エネルギーレーザー兵器が実現するとパイロットを戦闘機に搭乗させるのが危険になるので、将来はレーザー兵器とUCAVの消耗戦になる可能性がありますね。
https://www.c4isrnet.com/unmanned/2020/05/18/dynetics-joins-darpas-unmanned-dogfighting-effort/
DARPAとDynetics社が組みACE（空戦の進化）という計画の一環でUCAVにドッグファイトをさせる研究を進めるそうです。
今回、DARPAとタッグを組むDyneticsというあまり馴染みのない会社とは…
Dynetics
https://www.dynetics.com/
https://www.dynetics.com/what-we-do/
• Advanced Manufacturing
• Automotive
• Cyber and IT Solutions
• Directed Energy
• GroundAware
• Hypersonics
• Intelligence
• Radars and Sensors
• Space Solutions
• Strike Systems
• Unmanned Systems
• Weapons Technology
まあ、こんな会社です。Hypersonics（極超音速飛行） とかが研究項目にありますが、多分、飛行機を開発するのではなく飛行条件を解析するシミュレーションをする会社だと思います。
そろそろ、第６世代戦闘機の必要条件がかなり見えてきた様な気がします。
おそらく、カウンターステルスを実現するための能力としてバイスタティック・レーダーシステム網を構築するためのUCAVの自律型運用のAIと、高速大容量を可能にする次世代通信技術の確立ではないかと思います。
これに加えて指向性エネルギー兵器の実現があります。特に、１メガワット以上の出力の高エネルギーレーザー兵器が実現するとパイロットを戦闘機に搭乗させるのが危険になるので、将来はレーザー兵器とUCAVの消耗戦になる可能性がありますね。
Griffin ‘extremely skeptical’ of airborne lasers for missile defense
By: Aaron Mehta 21 May 2020 : Defense News
「グリフィン、ミサイルディフェンスへの航空機搭載レーザー兵器に‘激しく懐疑的’
https://www.defensenews.com/2020/05/20/griffin-extremely-skeptical-of-airborne-lasers-for-missile-defense/
マイク・グリフィン防衛技術研究所次官からワシントン・スペースビジネス・ラウンドテーブルで航空機搭載レーザー兵器によるMD（ミサイルディフェンス）への効果について‘激しい懐疑心’を抱いているという発言がありました。
理由は現在のパワーレベルでは足りない事と、航空機の高度では乱気流の対策が必要である事を上げています。ただしレーザー兵器そのものを否定している訳ではないです。現時点での成果としてドローンなどに対しては有効だという成果が出ているそうです。
Airborne Laser Weapon （航空機搭載レーザー兵器）はまだ解決しなければならない技術課題があるようですね。
一応、過去のニュースが見つかりました。
MDA awards nearly $70m more for anti-ballistic missile laser development [Flight Global]
MDA（ミサイル防衛局）、７０００万ドルのアワードを対弾道ミサイル・レーザー開発に授与（２０１８年）
https://www.flightglobal.com/news/articles/mda-awards-nearly-70m-more-for-anti-ballistic-missi-451650/
The MDA is reportedly aiming to demonstrate a 500kW laser by 2021 and a 1MW laser by 2023. It is not clear what UAV platform the laser system would fly aboard.
MDA（ミサイル防衛局）が伝えるには２０２１年に５００Ｋｗ出力レーザーと２０２３年に１Ｍｗ出力レーザーの試作機を目指すとのこと。ＵＡＶのプラットフォームにレーザーシステムを搭載して飛行するかについては現時点では不透明である。：引用終了
レーザー兵器も第６世代戦闘機の構成要素としては重要ですね。それだけに慎重に現時点の実力を見極めていきたいですね。
By: Aaron Mehta 21 May 2020 : Defense News
「グリフィン、ミサイルディフェンスへの航空機搭載レーザー兵器に‘激しく懐疑的’
https://www.defensenews.com/2020/05/20/griffin-extremely-skeptical-of-airborne-lasers-for-missile-defense/
マイク・グリフィン防衛技術研究所次官からワシントン・スペースビジネス・ラウンドテーブルで航空機搭載レーザー兵器によるMD（ミサイルディフェンス）への効果について‘激しい懐疑心’を抱いているという発言がありました。
理由は現在のパワーレベルでは足りない事と、航空機の高度では乱気流の対策が必要である事を上げています。ただしレーザー兵器そのものを否定している訳ではないです。現時点での成果としてドローンなどに対しては有効だという成果が出ているそうです。
Airborne Laser Weapon （航空機搭載レーザー兵器）はまだ解決しなければならない技術課題があるようですね。
一応、過去のニュースが見つかりました。
MDA awards nearly $70m more for anti-ballistic missile laser development [Flight Global]
MDA（ミサイル防衛局）、７０００万ドルのアワードを対弾道ミサイル・レーザー開発に授与（２０１８年）
https://www.flightglobal.com/news/articles/mda-awards-nearly-70m-more-for-anti-ballistic-missi-451650/
The MDA is reportedly aiming to demonstrate a 500kW laser by 2021 and a 1MW laser by 2023. It is not clear what UAV platform the laser system would fly aboard.
MDA（ミサイル防衛局）が伝えるには２０２１年に５００Ｋｗ出力レーザーと２０２３年に１Ｍｗ出力レーザーの試作機を目指すとのこと。ＵＡＶのプラットフォームにレーザーシステムを搭載して飛行するかについては現時点では不透明である。：引用終了
レーザー兵器も第６世代戦闘機の構成要素としては重要ですね。それだけに慎重に現時点の実力を見極めていきたいですね。
米軍の次世代通信システムの試験のニュースです。
2020.06.04 WING
米国防総省、5G実証試験で新たに7施設を指定
http://www.jwing.net/news/25850
無線接続性やAR活用した整備訓練支援など試験予定
米国防総省は6月3日（米東部標準時）、第5世代移動通信システム（5G）の実証試験を行う施設として、新たに7つの米軍施設を指定したと発表した。米国防総省では5Gの実証試験第2段階として、既に5つの米軍施設で試験を行っているところ。今回の7施設追加で米国防総省は12施設で試験を行うことになる。
今回新たに実証試験施設に加わるのは、バージニア州のノーフォーク海軍基地、ハワイ州のヒッカム統合基地、テキサス州のサンアントニオ統合基地、カリフォルニア州のフォート・アーウィンナショナルトレーニングセンター（NTC）、テキサス州のフォートフッド陸軍基地、カリフォルニア州のキャンプ・ペンドルトン、オクラホマ州ティンカー空軍基地。米国防総省では、これら施設の選定基準として、有線および無線回線といった通信インフラの整備状況や主要施設へのアクセス性などを挙げている。
また、米国防総省は今後数週間のうちに、産業界の5G開発パートナーに対し、実証試験を行うプロトタイプアプリケーションの提案要求を提出するとしている。・・・
：引用終了
元のニュースはこちらですね
Pentagon names seven new bases for 5G test beds
[Andrew Eversden : Defense News]
https://www.c4isrnet.com/battlefield-tech/it-networks/5g/2020/06/04/pentagon-names-seven-new-bases-for-5g-test-beds/
記事引用：
Here are the new bases and their corresponding 5G projects:
• Naval Base Norfolk, Virginia: Ship-wide and pier connectivity.
• Joint Base Pearl Harbor-Hickam, Hawaii: Enhancing aircraft mission readiness.
• Joint Base San Antonio, Texas: Augmented reality support of maintenance and training, and a 5G core security experimentation network, including multiple remote locations.
• The National Training Center at Fort Irwin, California: Wireless connectivity for forward-operating bases and tactical operations centers.
• Fort Hood, Texas: Wireless connectivity for forward-operating bases and tactical operations centers.
• Camp Pendleton, California: Wireless connectivity for forward-operating bases and tactical operations centers.
• Tinker Air Force Base, Oklahoma: Bidirectional spectrum sharing between the DoD and the commercial industry.：引用終了
他の記事で読んだ印象では５Gへの投資は空軍が一番熱心のようです。
５Gが導入されるとF-35のHMDに表示される全周囲監視モニターをコックピットに入らず基地の操縦シミュレーターからでも同じものを提供され、遠隔操縦で機内に搭乗するのと変わらない状態で作戦行動が取れるそうです。
これが発展するとユニットコストがF-35の10分の1以下のXQ-58A Valkyrie などを大量投入できそうです。こうなると、数的優位でもアメリカが中国を圧倒する事が可能になりそうですね。
2020.06.04 WING
米国防総省、5G実証試験で新たに7施設を指定
http://www.jwing.net/news/25850
無線接続性やAR活用した整備訓練支援など試験予定
米国防総省は6月3日（米東部標準時）、第5世代移動通信システム（5G）の実証試験を行う施設として、新たに7つの米軍施設を指定したと発表した。米国防総省では5Gの実証試験第2段階として、既に5つの米軍施設で試験を行っているところ。今回の7施設追加で米国防総省は12施設で試験を行うことになる。
今回新たに実証試験施設に加わるのは、バージニア州のノーフォーク海軍基地、ハワイ州のヒッカム統合基地、テキサス州のサンアントニオ統合基地、カリフォルニア州のフォート・アーウィンナショナルトレーニングセンター（NTC）、テキサス州のフォートフッド陸軍基地、カリフォルニア州のキャンプ・ペンドルトン、オクラホマ州ティンカー空軍基地。米国防総省では、これら施設の選定基準として、有線および無線回線といった通信インフラの整備状況や主要施設へのアクセス性などを挙げている。
また、米国防総省は今後数週間のうちに、産業界の5G開発パートナーに対し、実証試験を行うプロトタイプアプリケーションの提案要求を提出するとしている。・・・
：引用終了
元のニュースはこちらですね
Pentagon names seven new bases for 5G test beds
[Andrew Eversden : Defense News]
https://www.c4isrnet.com/battlefield-tech/it-networks/5g/2020/06/04/pentagon-names-seven-new-bases-for-5g-test-beds/
記事引用：
Here are the new bases and their corresponding 5G projects:
• Naval Base Norfolk, Virginia: Ship-wide and pier connectivity.
• Joint Base Pearl Harbor-Hickam, Hawaii: Enhancing aircraft mission readiness.
• Joint Base San Antonio, Texas: Augmented reality support of maintenance and training, and a 5G core security experimentation network, including multiple remote locations.
• The National Training Center at Fort Irwin, California: Wireless connectivity for forward-operating bases and tactical operations centers.
• Fort Hood, Texas: Wireless connectivity for forward-operating bases and tactical operations centers.
• Camp Pendleton, California: Wireless connectivity for forward-operating bases and tactical operations centers.
• Tinker Air Force Base, Oklahoma: Bidirectional spectrum sharing between the DoD and the commercial industry.：引用終了
他の記事で読んだ印象では５Gへの投資は空軍が一番熱心のようです。
５Gが導入されるとF-35のHMDに表示される全周囲監視モニターをコックピットに入らず基地の操縦シミュレーターからでも同じものを提供され、遠隔操縦で機内に搭乗するのと変わらない状態で作戦行動が取れるそうです。
これが発展するとユニットコストがF-35の10分の1以下のXQ-58A Valkyrie などを大量投入できそうです。こうなると、数的優位でもアメリカが中国を圧倒する事が可能になりそうですね。
This summer could be a make or break moment for US Air Force’s next fighter program
2020/06/11 By: Valerie Insinna Defense News
https://www.defensenews.com/air/2020/06/09/this-summer-could-be-a-make-or-break-moment-for-the-air-forces-next-fighter-program/
こんなニュースが６日前に出ているじゃん！
アメリカも次期主力戦闘機の開発を始めるか（当面は…）やらないかをこの夏に決定するようです。この話が水面下で日本のF-3開発の『アメリカとの共同開発』を主張する人たちと繋がっているとは、思えませんが、今年の夏に同時に動きがある事だけは一緒ですね。
2020/06/11 By: Valerie Insinna Defense News
https://www.defensenews.com/air/2020/06/09/this-summer-could-be-a-make-or-break-moment-for-the-air-forces-next-fighter-program/
こんなニュースが６日前に出ているじゃん！
アメリカも次期主力戦闘機の開発を始めるか（当面は…）やらないかをこの夏に決定するようです。この話が水面下で日本のF-3開発の『アメリカとの共同開発』を主張する人たちと繋がっているとは、思えませんが、今年の夏に同時に動きがある事だけは一緒ですね。
アメリカの議会が空軍と海軍の次世代航空優勢(NGAD)について質問をしたそうです。
空軍は２０２１年度予算で１０億ドルを要求するそうです。海軍については現状ではまだ分からないそうです。
Congress has questions about the Air Force’s and Navy’s next-generation fighter programs
By: Valerie Insinna 1 day ago
https://www.defensenews.com/air/2020/06/23/congress-has-questions-about-the-air-force-and-navys-next-generation-fighter-programs/
アメリカ空軍も欧州の２つの計画や日本のF-2後継機開発と同じタイミングで第６世代機の開発を開始する事になりそうですね。
この状況で防衛省は日米共同開発と断言した様ですね、新聞報道によると…
空軍は２０２１年度予算で１０億ドルを要求するそうです。海軍については現状ではまだ分からないそうです。
Congress has questions about the Air Force’s and Navy’s next-generation fighter programs
By: Valerie Insinna 1 day ago
https://www.defensenews.com/air/2020/06/23/congress-has-questions-about-the-air-force-and-navys-next-generation-fighter-programs/
アメリカ空軍も欧州の２つの計画や日本のF-2後継機開発と同じタイミングで第６世代機の開発を開始する事になりそうですね。
この状況で防衛省は日米共同開発と断言した様ですね、新聞報道によると…
Flight Global で欧州、日本の『次期主力戦闘機』がらみの３つ記事が出ていますね。
Can Tempest and FCAS projects both succeed in Europe?
By Flight International27 June 2020
https://www.flightglobal.com/defence/can-tempest-and-fcas-projects-both-succeed-in-europe/139007.article
【テンペストとFCAS（仏独戦闘機）ヨーロッパに２つの計画が両立できるの？】
Tempest partners on target with year-end business pitch for UK
By Craig Hoyle25 June 2020
https://www.flightglobal.com/fixed-wing/tempest-partners-on-target-with-year-end-business-pitch-for-uk/138930.article
【テンペストの参加企業の役割を年内に決めて英国へ】
Tokyo edges toward Future Fighter framework
By Greg Waldron24 June 2020
https://www.flightglobal.com/defence/tokyo-edges-toward-future-fighter-framework/138973.article
【日本政府は将来戦闘機のフレームワーク（全体像）を決める】
汗 動詞のedgeが訳しにくい これだからテクニカルライティングは…
記事の出た時系列を無視して英国の識者の本音が解りやすい順番としては、まず真ん中の『テンペストがコロナ禍に影響を受けずに年内には参加企業間の調整を行い、英国政府の了解を取り付ける』という能動的な記事がきます。
次にその記事の内容に対する欧州本土側の意見を取り上げる記事がきます。
「でも、ヨーロッパに２つの戦闘機開発計画が両立できるの、コロナの影響があるのに？」
という懐疑的な記事です。とくに記事で引用されているエアバスのCEO、ディレク・ホーク(Dirk Hoke)氏のインタビューでは非常に強くテンペストに対しての疑義が述べられています。開発よりも製造販売に重きを置くエアバスの立場ではそうなりますね。市場のパイが１つにまとめられている方が販売数を増やして儲かる。しかも、コロナのせいでエアバスの主力商品の大型旅客機
の販売数が落ち込み事実上の経営危機にあるので直接関係なくても八つ当たりしたくなります。だからヨーロッパの戦闘機市場を分断したテンペストに文句の一つも言いたくなりますね。それが１０年以上先に手に入る果実であっても…
しかし、これはあくまでもエアバス（ドイツ）の立場であり共同開発のもう一つのリーダーのダッソー（フランス）はまったく逆の意見ではないかと思います。『BAE（英）が出て逝ってくれて好き勝手に開発できるじゃん！』 と…
そしてこの話題は最後に日本のF-3の話に向かいますが、この話題が記事の順番としては始めになるので、欧州の戦闘機開発との関連は想定されて書かれていないでしょうね。しかし英国人の望みが透けて見えます。
記事は日本が新しい戦闘機を新規に開発する事を断言しています。F-22などの既存の戦闘機の日本向けカスタマイズは完全に否定されています。日本の新聞報道のようにどうしてもアメリカとの共同開発にしたいという思惑は微塵も感じないですね。
ただし、日本政府の視線の先にはアメリカと英国との協力がある事はしっかりと書いてありますね。（アレ？英国も入るの…）
大事なのは日本が米英と協調して仏独とは距離を置いている事を‘ヨーロッパの’の読者に印象付ける事のようですね。（ここが一番重要！）
夏が近づき次期主力戦闘機開発のニュースが増えそうですね。楽しみ
BAEシステムズ、テンペスト製造でスマートファクトリー
2020.07.14 WING
http://www.jwing.net/news/27480
記事引用：
自動化、VR・MR、3D製造など次世代防衛機製造に挑戦
BAEシステムズが、英国の第6世代機「テンペスト」の開発・製造に向けて、英国ランカシャー州ウォートンにあるBAEシステムズの敷地内に「スマートファクトリー」を設置した。その投資額は数百万ポンド（数億円）規模で、実に40社・団体の協力を通じて最近完成したばかりだという。
BAEシステムズによれば、この施設は「現在、開発施設としての位置付けにある」としており、このスマートファクトリーを通じて、量産可能な技術やプロセスを標準化していく」方針だ。その上で、ここで培った能力を、「将来的に既存の工場や今後構築する工場、そしてパートナーにも移転していく予定にある」とした。
「このファクトリーでは、現在見本となる機体構造を組み立てている」とし、「そこに先進的複合素材や金属部品の利用のほか、さらにはアディティブ・マニュファクチャリング（3Dプリンティング）による部品製造にも取り組み、新たな構造なども加えられていく」予定にあることを明かした。：引用終了
第６世代戦闘機は、飛行機本体、運用環境、に加えて製造方法も次世代技術が開発されます。こういう点も大きいですね。
2020.07.14 WING
http://www.jwing.net/news/27480
記事引用：
自動化、VR・MR、3D製造など次世代防衛機製造に挑戦
BAEシステムズが、英国の第6世代機「テンペスト」の開発・製造に向けて、英国ランカシャー州ウォートンにあるBAEシステムズの敷地内に「スマートファクトリー」を設置した。その投資額は数百万ポンド（数億円）規模で、実に40社・団体の協力を通じて最近完成したばかりだという。
BAEシステムズによれば、この施設は「現在、開発施設としての位置付けにある」としており、このスマートファクトリーを通じて、量産可能な技術やプロセスを標準化していく」方針だ。その上で、ここで培った能力を、「将来的に既存の工場や今後構築する工場、そしてパートナーにも移転していく予定にある」とした。
「このファクトリーでは、現在見本となる機体構造を組み立てている」とし、「そこに先進的複合素材や金属部品の利用のほか、さらにはアディティブ・マニュファクチャリング（3Dプリンティング）による部品製造にも取り組み、新たな構造なども加えられていく」予定にあることを明かした。：引用終了
第６世代戦闘機は、飛行機本体、運用環境、に加えて製造方法も次世代技術が開発されます。こういう点も大きいですね。
前のニュースでスウェーデンが英国の主導するFCASには参加するもののテンペストには関わらないという事を伝えていました。Jane’sではここ２，３日で４本のテンペストを中心にした英国の主導するFCASに関するニュースを伝えています。その最新ニュースが…
UK, Italy and Sweden launch trilateral industrial discussion on FCAS
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/uk-italy-and-sweden-launch-trilateral-industrial-discussion-on-fcas
内容は大したことは書いてなく、コロナ禍により中止になった「ファンボロウ国際航空ショー」に代わってオンライン上で英国、スウェーデン、イタリアがFCASについて会議を行っているというものです。一連の記事で唯一中身がありそうなものは次の記事ですね。
GKN Aerospace Sweden joins UK and Italy feasibility studies on future fighter engine tech
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/gkn-aerospace-sweden-joins-uk-and-italy-feasibility-studies-on-future-fighter-engine-tech
グリペン用のエンジンをGEと共同開発したGKNがFCASのエンジン開発に参加する事を伝えています。（今度はR.Rとの共同開発）ただし、スウェーデンがテンペストに参加しない場合はその関与の中身については不透明感が強いですね。
※GKNエアロスペース ：出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
GKNエアロスペース（GKN Aerospace）は、航空機、誘導ミサイルおよびロケットエンジンを開発・製造する企業である[1]。イギリスのエンジニアリング大手GKNグループに属する。かつてはボルボ・エアロ（Volvo Aero）としてボルボグループの一部門であったが、2012年にGKNに買収された。
1930年にスウェーデンの航空局向けに航空機用エンジンを製造するため、NOHABの子会社としてノーハブフリューグモートルファブリーケル（Nohab Flygmotorfabriker AB ）がトロルヘッタンで創業された。
1937年、同社はSAABの傘下に移ってスヴェンスカフリューグモートル（Svenska Flygmotor AB ）となった。1941年にボルボがほとんどの株式を保有したことで同年にボルボフリューグモートル（Volvo Flygmotor ）へと社名を変更した。1990年代にはスウェーデン語では伝わりにくいとしてボルボエアロ（Volvo Aero）に社名を変更。
2012年に英エンジニアリング大手GKNによって買収され、同社の子会社となった。のちに社名が変更され現社名のGKNエアロスペース（GKN Aerospace）となっている。
：引用終了
GKNエアロスペースはボルボの方が通りのよい、グリペン用のRM12エンジン(F404-GE)をGEと開発したエンジンメーカーですね。
いつの間にか英国企業に買収されていたとは…
こういった欧州の複雑な企業と国益の関係を整理しながら多国間の利害調整をして英国はテンペストを開発する。凄いですね。
UK, Italy and Sweden launch trilateral industrial discussion on FCAS
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/uk-italy-and-sweden-launch-trilateral-industrial-discussion-on-fcas
内容は大したことは書いてなく、コロナ禍により中止になった「ファンボロウ国際航空ショー」に代わってオンライン上で英国、スウェーデン、イタリアがFCASについて会議を行っているというものです。一連の記事で唯一中身がありそうなものは次の記事ですね。
GKN Aerospace Sweden joins UK and Italy feasibility studies on future fighter engine tech
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/gkn-aerospace-sweden-joins-uk-and-italy-feasibility-studies-on-future-fighter-engine-tech
グリペン用のエンジンをGEと共同開発したGKNがFCASのエンジン開発に参加する事を伝えています。（今度はR.Rとの共同開発）ただし、スウェーデンがテンペストに参加しない場合はその関与の中身については不透明感が強いですね。
※GKNエアロスペース ：出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
GKNエアロスペース（GKN Aerospace）は、航空機、誘導ミサイルおよびロケットエンジンを開発・製造する企業である[1]。イギリスのエンジニアリング大手GKNグループに属する。かつてはボルボ・エアロ（Volvo Aero）としてボルボグループの一部門であったが、2012年にGKNに買収された。
1930年にスウェーデンの航空局向けに航空機用エンジンを製造するため、NOHABの子会社としてノーハブフリューグモートルファブリーケル（Nohab Flygmotorfabriker AB ）がトロルヘッタンで創業された。
1937年、同社はSAABの傘下に移ってスヴェンスカフリューグモートル（Svenska Flygmotor AB ）となった。1941年にボルボがほとんどの株式を保有したことで同年にボルボフリューグモートル（Volvo Flygmotor ）へと社名を変更した。1990年代にはスウェーデン語では伝わりにくいとしてボルボエアロ（Volvo Aero）に社名を変更。
2012年に英エンジニアリング大手GKNによって買収され、同社の子会社となった。のちに社名が変更され現社名のGKNエアロスペース（GKN Aerospace）となっている。
：引用終了
GKNエアロスペースはボルボの方が通りのよい、グリペン用のRM12エンジン(F404-GE)をGEと開発したエンジンメーカーですね。
いつの間にか英国企業に買収されていたとは…
こういった欧州の複雑な企業と国益の関係を整理しながら多国間の利害調整をして英国はテンペストを開発する。凄いですね。
ロールス・ロイス、リアクションエンジンズと戦略的提携： 2020.08.26 [WING]
http://www.jwing.net/news/29042
記事引用：
超音速/極超音速推進システム開発など、熱管理技術に期待
ロールス・ロイスとリアクション・エンジンズはこのほど、戦略的パートナーシップ契約を締結した。両社は超音速機や極超音速機向けの高速推進システムの開発を加速するほか、民間・防衛航空機のガスタービンエンジンやハイブリッド電気システムへのリアクション・エンジンズの熱管理技術の応用を模索するとしている。ロールス・ロイスはリアクション・エンジンズの資金調達の一環として追加出資することを決定した。なお、ロールス・ロイスはリアクション・エンジンズと2018年から協業を重ね、高マッハ先進推進システムに関するデザイン研究、調査、開発、分析、実験を請け負う英国国防省との契約の第1段階などを手掛けた。
※画像＝ロールス・ロイスはリアクションエンジンズと戦略的提携。リアクションエンジンズの有する熱管理技術などに着目し超音速/極超音速推進システム等の開発を加速する（提供:ロールス・ロイス）：引用終了
同じニュースソースを伝える英米の記事より２つを取り上げますね。
Reaction Engines and Rolls-Royce partner on high-speed aircraft propulsion
21 AUGUST 2020: by Gareth Jennings [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/reaction-engines-and-rolls-royce-partner-on-high-speed-aircraft-propulsion
Rolls-Royce backs hypersonic-power specialist Reaction Engines with new investment
22 AUGUST 2020: By: Andrew Chuter [Defense News]
https://www.defensenews.com/global/europe/2020/08/21/rolls-royce-backs-hypersonic-power-specialist-reaction-engines-with-new-investment/
この極超音速機から衛星軌道投入に必要な脱出速度まで可能なプリクーラー(Pre-cooler Technology)はテンペストには無関係ですが、コアエンジンの温度管理などにはR.Rによる技術革新が起きるかもしれないですね。
私が一番きになったのは…
「ファン・ターボエンジンに電気動力モードを使うハイブリット化ってできるのかしら？」
ですね。
出来たら民間旅客機の運用コスト（燃料代）が大幅に下げれますね。
http://www.jwing.net/news/29042
記事引用：
超音速/極超音速推進システム開発など、熱管理技術に期待
ロールス・ロイスとリアクション・エンジンズはこのほど、戦略的パートナーシップ契約を締結した。両社は超音速機や極超音速機向けの高速推進システムの開発を加速するほか、民間・防衛航空機のガスタービンエンジンやハイブリッド電気システムへのリアクション・エンジンズの熱管理技術の応用を模索するとしている。ロールス・ロイスはリアクション・エンジンズの資金調達の一環として追加出資することを決定した。なお、ロールス・ロイスはリアクション・エンジンズと2018年から協業を重ね、高マッハ先進推進システムに関するデザイン研究、調査、開発、分析、実験を請け負う英国国防省との契約の第1段階などを手掛けた。
※画像＝ロールス・ロイスはリアクションエンジンズと戦略的提携。リアクションエンジンズの有する熱管理技術などに着目し超音速/極超音速推進システム等の開発を加速する（提供:ロールス・ロイス）：引用終了
同じニュースソースを伝える英米の記事より２つを取り上げますね。
Reaction Engines and Rolls-Royce partner on high-speed aircraft propulsion
21 AUGUST 2020: by Gareth Jennings [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/reaction-engines-and-rolls-royce-partner-on-high-speed-aircraft-propulsion
Rolls-Royce backs hypersonic-power specialist Reaction Engines with new investment
22 AUGUST 2020: By: Andrew Chuter [Defense News]
https://www.defensenews.com/global/europe/2020/08/21/rolls-royce-backs-hypersonic-power-specialist-reaction-engines-with-new-investment/
この極超音速機から衛星軌道投入に必要な脱出速度まで可能なプリクーラー(Pre-cooler Technology)はテンペストには無関係ですが、コアエンジンの温度管理などにはR.Rによる技術革新が起きるかもしれないですね。
私が一番きになったのは…
「ファン・ターボエンジンに電気動力モードを使うハイブリット化ってできるのかしら？」
ですね。
出来たら民間旅客機の運用コスト（燃料代）が大幅に下げれますね。
バス、欧州将来戦闘機開発をスペインで主導
２０２０年１２月１１日： Wing 航空新聞
http://www.jwing.net/news/33052
ステルス領域主契約者に、実証機飛行は26年後半
エアバスは12月9日（スペイン・ヘタフェ現地時間）、フランス、ドイツ、そしてスペインが参画する欧州の将来戦闘機システム（FCAS）において、スペインで次世代戦闘機開発を主導し、とくにステルス領域の主契約者となったことを発表した。同日、スペインの産業界が欧州の将来戦闘機システム（FCAS）の実証フェーズに参画するべく、初期の枠組み契約を交わしたことで正式に決まった。
今回締結した契約は、将来戦闘機システムプログラムの実証機開発のほか、先端技術の成熟化などに関する初期作業をカバーするものだとしており、将来戦闘機の飛行試験については2026年後半にスタートすることを目指している。：引用終了
２０２６年の飛行試験は概ねF-3用の戦術アビオニクスシステムのインテグレーション試験機（XC-2改）の飛行試験の時期と同じ時期ですね。
２０２０年１２月１１日： Wing 航空新聞
http://www.jwing.net/news/33052
ステルス領域主契約者に、実証機飛行は26年後半
エアバスは12月9日（スペイン・ヘタフェ現地時間）、フランス、ドイツ、そしてスペインが参画する欧州の将来戦闘機システム（FCAS）において、スペインで次世代戦闘機開発を主導し、とくにステルス領域の主契約者となったことを発表した。同日、スペインの産業界が欧州の将来戦闘機システム（FCAS）の実証フェーズに参画するべく、初期の枠組み契約を交わしたことで正式に決まった。
今回締結した契約は、将来戦闘機システムプログラムの実証機開発のほか、先端技術の成熟化などに関する初期作業をカバーするものだとしており、将来戦闘機の飛行試験については2026年後半にスタートすることを目指している。：引用終了
２０２６年の飛行試験は概ねF-3用の戦術アビオニクスシステムのインテグレーション試験機（XC-2改）の飛行試験の時期と同じ時期ですね。
Secrets of Tempest’s ground-breaking radar revealed
2021/01/15
Secrets of Tempest’s ground-breaking radar revealed (c4isrnet.com)
https://www.c4isrnet.com/home/2021/01/15/secrets-of-tempests-ground-breaking-radar-revealed/
テンペスト用のグランド・ブレーキングレーダーのお披露目のニュースらしいけど、何が凄いのかイマイチ意味が解らない…
途中から話がユーローファイターに搭載予定のMark 2 レーダーの話題に変わっているし。
まあ、テンペストは順調に開発が進行しているという理解でよいのかしら？
2021/01/15
Secrets of Tempest’s ground-breaking radar revealed (c4isrnet.com)
https://www.c4isrnet.com/home/2021/01/15/secrets-of-tempests-ground-breaking-radar-revealed/
テンペスト用のグランド・ブレーキングレーダーのお披露目のニュースらしいけど、何が凄いのかイマイチ意味が解らない…
途中から話がユーローファイターに搭載予定のMark 2 レーダーの話題に変わっているし。
まあ、テンペストは順調に開発が進行しているという理解でよいのかしら？
装備庁武田長官に聞く防衛装備の将来展望と期待
２０２１年１月１３日： Wing 航空新聞
http://www.jwing.net/news/34002
次期戦闘機は第5世代以上、FMSも国内参画促進
防衛装備庁の武田博史長官はこのほどWINGのインタビューに応じ、次期戦闘機をはじめとした防衛装備品の調達に関する課題や、国内産業発展への期待について回答した。開発を進める次期戦闘機については、航空優勢を確保するべく、現在最新の第5世代戦闘機以上の能力・性能を持つ機体として開発への意欲を示し、2035年には量産機を着実に配備できるよう推進していくこととした。さらに、対外有償軍事援助（FMS）調達の課題解決にも力を入れるとして、国内産業の強靱化を見据えたバランスを取りつつ、装備の強化に努める姿勢を示した。：引用終了
第６世代戦闘機も当然のように第５世代戦闘機をベースにして新しい戦術に対応した技術が上乗せされて開発されるので、『第５世代戦闘機以上の能力・性能を持つ機体として開発』されるのは正しいですね。
第６世代戦闘機を一言で表現すると『カウンターステルス能力機』になるのではないかと思います。そのために必要な技術は「バイスタティック・レーダー（マルチスタティック・レーダー含む）」とそのネットワークシステムを構築するために必要な次世代UCAVの並行開発。そしてそれらを機能させるために必要なAIの開発などなど必要な要素技術は多岐に渡るようですね。
開発される戦闘機だけを見ていると第６世代戦闘機の全体像は見えない様な気がしてきました。
２０２１年１月１３日： Wing 航空新聞
http://www.jwing.net/news/34002
次期戦闘機は第5世代以上、FMSも国内参画促進
防衛装備庁の武田博史長官はこのほどWINGのインタビューに応じ、次期戦闘機をはじめとした防衛装備品の調達に関する課題や、国内産業発展への期待について回答した。開発を進める次期戦闘機については、航空優勢を確保するべく、現在最新の第5世代戦闘機以上の能力・性能を持つ機体として開発への意欲を示し、2035年には量産機を着実に配備できるよう推進していくこととした。さらに、対外有償軍事援助（FMS）調達の課題解決にも力を入れるとして、国内産業の強靱化を見据えたバランスを取りつつ、装備の強化に努める姿勢を示した。：引用終了
第６世代戦闘機も当然のように第５世代戦闘機をベースにして新しい戦術に対応した技術が上乗せされて開発されるので、『第５世代戦闘機以上の能力・性能を持つ機体として開発』されるのは正しいですね。
第６世代戦闘機を一言で表現すると『カウンターステルス能力機』になるのではないかと思います。そのために必要な技術は「バイスタティック・レーダー（マルチスタティック・レーダー含む）」とそのネットワークシステムを構築するために必要な次世代UCAVの並行開発。そしてそれらを機能させるために必要なAIの開発などなど必要な要素技術は多岐に渡るようですね。
開発される戦闘機だけを見ていると第６世代戦闘機の全体像は見えない様な気がしてきました。
Air Force general worried US won’t field sixth-gen fighter in time to beat China
2021/02/27: By: Valerie Insinna Defense News
https://www.defensenews.com/smr/air-force-priorities/2021/02/26/air-force-general-worried-us-wont-field-sixth-gen-fighter-in-time-to-beat-china/
記事の見出しをそのまま受け取ると、「アメリカ空軍の将軍が第６世代戦闘機の開発で中国との競争に勝てないのではないかと思い悩む…」という所ですが、そう悲観的な内容ではないです。
このアメリカ空軍の将軍はマーク・ケリー(Gen. Mark Kelly)空軍司令官です。なにか、頼まれてもいないのにアメリカ空軍の次期戦闘機開発の立場についてディフェンス・ニュースに語ったそうです。
記事が伝えるアメリカ空軍の第６世代戦闘機開発についての情報としては２０２１年度予算で空軍が１０憶４４０万ドルの開発予算を要求したのに対して議会が９憶４００万ドルの予算を認めたというだけです。
で、笑っちゃうのが、今の時点で開発計画の内容は機密扱いで分からず、それどころか、どこの企業が試作機を開発しているかも機密だそうです。解っているのはF-35やF-16という既存の戦闘機やUCAV無人戦闘攻撃機などと共同作戦ができるという事だそうです。
戦力化するにあたって目指す基本コンセプトは日本が開発中の次期戦闘機と似たり寄ったりだと思いますが、機体のデザインとかは速く知りたいですね。特に垂直尾翼を持つか持たないかとか。
開発は２０２１年度だけでも日本円に換算して１，１００億円以上の予算を使って開発するのでかなり進んでいく思います。
それにしてもアメリカの秘密厳守は凄いですね。いや、むしろこれが当たり前か… 日本の防衛省の方がファンにサービス（情報公開）しすぎかな？
2021/02/27: By: Valerie Insinna Defense News
https://www.defensenews.com/smr/air-force-priorities/2021/02/26/air-force-general-worried-us-wont-field-sixth-gen-fighter-in-time-to-beat-china/
記事の見出しをそのまま受け取ると、「アメリカ空軍の将軍が第６世代戦闘機の開発で中国との競争に勝てないのではないかと思い悩む…」という所ですが、そう悲観的な内容ではないです。
このアメリカ空軍の将軍はマーク・ケリー(Gen. Mark Kelly)空軍司令官です。なにか、頼まれてもいないのにアメリカ空軍の次期戦闘機開発の立場についてディフェンス・ニュースに語ったそうです。
記事が伝えるアメリカ空軍の第６世代戦闘機開発についての情報としては２０２１年度予算で空軍が１０憶４４０万ドルの開発予算を要求したのに対して議会が９憶４００万ドルの予算を認めたというだけです。
で、笑っちゃうのが、今の時点で開発計画の内容は機密扱いで分からず、それどころか、どこの企業が試作機を開発しているかも機密だそうです。解っているのはF-35やF-16という既存の戦闘機やUCAV無人戦闘攻撃機などと共同作戦ができるという事だそうです。
戦力化するにあたって目指す基本コンセプトは日本が開発中の次期戦闘機と似たり寄ったりだと思いますが、機体のデザインとかは速く知りたいですね。特に垂直尾翼を持つか持たないかとか。
開発は２０２１年度だけでも日本円に換算して１，１００億円以上の予算を使って開発するのでかなり進んでいく思います。
それにしてもアメリカの秘密厳守は凄いですね。いや、むしろこれが当たり前か… 日本の防衛省の方がファンにサービス（情報公開）しすぎかな？
Will the FCAS and Tempest jet programs merge? Germany’s top Air Force officer hopes so.
2021/07/13: By: Vivienne Machi [Defense News]
https://www.defensenews.com/industry/techwatch/2021/07/12/will-the-fcas-and-tempest-jet-programs-merge-germanys-top-air-force-officer-hopes-so/
テンペストと仏独が中心になって開発するFCASの計画を統合したいと、「ドイツ」の空軍関係者が希望しているそうです。でも、これまでのニュースを見てきた印象では‘そう’したいと強く希望しているのはエアバスのCEO、ディレク・ホーク（Dirk Hoke）氏とその周辺の人たちが中心になっているようです。
結論からいうと、生産を請け負うエアバスは統合してパイ全体を増やしたいでしょうけど、開発の中心を担うBAEシステムズ（テンペスト）とダッソー（FCAS）は仕事量が減るので拒否するでしょうね。
2021/07/13: By: Vivienne Machi [Defense News]
https://www.defensenews.com/industry/techwatch/2021/07/12/will-the-fcas-and-tempest-jet-programs-merge-germanys-top-air-force-officer-hopes-so/
テンペストと仏独が中心になって開発するFCASの計画を統合したいと、「ドイツ」の空軍関係者が希望しているそうです。でも、これまでのニュースを見てきた印象では‘そう’したいと強く希望しているのはエアバスのCEO、ディレク・ホーク（Dirk Hoke）氏とその周辺の人たちが中心になっているようです。
結論からいうと、生産を請け負うエアバスは統合してパイ全体を増やしたいでしょうけど、開発の中心を担うBAEシステムズ（テンペスト）とダッソー（FCAS）は仕事量が減るので拒否するでしょうね。
UK defence secretary wants ‘volume' Tempest production
2021, 8,2 : by Tim Ripley [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/uk-defence-secretary-wants-volume-tempest-production
この前のDefense Newsで英国が日本と戦闘機用エンジンの開発で協力を進めるという内容が出ていた同じニュースソースのウォレス英防衛相のインタビュー記事ですが、Jane’s では注目するポイントがまったく違いますね。
この記事でウォレス英防衛相 (UK defence secretary Ben Wallace) が強調しているのはユーローファイターでは英国が160機しか調達していないのでより多くの機数を生産するボリュームが必要であるとの事。その方法としてテンペストでは有人機と無人機を生産する事で量産数を増やすそうです。
ちなみに、この記事には日本のF-3開発は出てきません。
2021, 8,2 : by Tim Ripley [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/news-detail/uk-defence-secretary-wants-volume-tempest-production
この前のDefense Newsで英国が日本と戦闘機用エンジンの開発で協力を進めるという内容が出ていた同じニュースソースのウォレス英防衛相のインタビュー記事ですが、Jane’s では注目するポイントがまったく違いますね。
この記事でウォレス英防衛相 (UK defence secretary Ben Wallace) が強調しているのはユーローファイターでは英国が160機しか調達していないのでより多くの機数を生産するボリュームが必要であるとの事。その方法としてテンペストでは有人機と無人機を生産する事で量産数を増やすそうです。
ちなみに、この記事には日本のF-3開発は出てきません。
Top defense leaders kick off new phase for Europe’s next-gen fighter
2021/09/02： By Sebastian Sprenger [Defense News]
https://www.defensenews.com/digital-show-dailies/dsei/2021/09/01/top-defense-leaders-kick-off-new-phase-for-europes-next-gen-fighter/
記事引用：
The trilateral agreement, signed in Paris on Aug. 30, follows Germany’s parliamentary approval in June to invest nearly €4.5 billion (U.S. $5.3 billion) in the program through 2027. The other nations are expected to contribute similar amounts, though it’s unclear if France and Spain will finance separate, national industry programs — as planned by Berlin to the tune of €750 million — on FCAS-related technologies.：引用終了
フランス、ドイツ、スペインを中心に開発する欧州の次世代戦闘機について、2027年までの開発予算45億ユーロ（53億ドル）が決まったという報道です。ドイツ政府はこれに併せて7億5千万ユーロをFCAS（欧州次世代航空戦闘システム）関連に投資する予算を組むそうです。
FCASはドローンを随行させ偵察や攻撃を行うシステムを中心に運用される方針です。このシステムで一番重要な技術はドローンに高性能なレーダーを搭載し、有人機との間でバイスタテｨック（マルチスタテｨック）レーダー網を構築して敵のステルス性能の高い航空機を含む飛翔体をロックオンし撃墜できるようにする事です。このコンセプトは英国が中心を担って開発されるテンペストや、日本が現在開発中のF-3戦闘機とその運用システムの[i3 Fighter]なども目指しているコンセプトですね。
記事では今回の開発フェーズへの3カ国の調印が通常の順序ではなく異例の方法であった事をドイツ側の関係者の証言として紹介しています。どうも、｀そう‘しなければまとまらないリスクが存在したようです。また、記事の締めではフランスとドイツの間では必ずしもお互いを完全な信頼できるパートナとは見なしていない事が案示されています。「ドイツの金でフランスのラファールを整備する」妄想とか、キャッシュディスペンサーにされたドイツ人のEUに対する不満がよく現れていますね。
2021/09/02： By Sebastian Sprenger [Defense News]
https://www.defensenews.com/digital-show-dailies/dsei/2021/09/01/top-defense-leaders-kick-off-new-phase-for-europes-next-gen-fighter/
記事引用：
The trilateral agreement, signed in Paris on Aug. 30, follows Germany’s parliamentary approval in June to invest nearly €4.5 billion (U.S. $5.3 billion) in the program through 2027. The other nations are expected to contribute similar amounts, though it’s unclear if France and Spain will finance separate, national industry programs — as planned by Berlin to the tune of €750 million — on FCAS-related technologies.：引用終了
フランス、ドイツ、スペインを中心に開発する欧州の次世代戦闘機について、2027年までの開発予算45億ユーロ（53億ドル）が決まったという報道です。ドイツ政府はこれに併せて7億5千万ユーロをFCAS（欧州次世代航空戦闘システム）関連に投資する予算を組むそうです。
FCASはドローンを随行させ偵察や攻撃を行うシステムを中心に運用される方針です。このシステムで一番重要な技術はドローンに高性能なレーダーを搭載し、有人機との間でバイスタテｨック（マルチスタテｨック）レーダー網を構築して敵のステルス性能の高い航空機を含む飛翔体をロックオンし撃墜できるようにする事です。このコンセプトは英国が中心を担って開発されるテンペストや、日本が現在開発中のF-3戦闘機とその運用システムの[i3 Fighter]なども目指しているコンセプトですね。
記事では今回の開発フェーズへの3カ国の調印が通常の順序ではなく異例の方法であった事をドイツ側の関係者の証言として紹介しています。どうも、｀そう‘しなければまとまらないリスクが存在したようです。また、記事の締めではフランスとドイツの間では必ずしもお互いを完全な信頼できるパートナとは見なしていない事が案示されています。
「ドイツの金でフランスのラファールを整備する」妄想とか、キャッシュディスペンサーにされたドイツ人のEUに対する不満がよく現れていますね。
UK reveals Pyramid programme to rapidly reconfigure software across multiple aircraft types
2021/10/04: by Gareth Jennings [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/air-platforms/latest/uk-reveals-pyramid-programme-to-rapidly-reconfigure-software-across-multiple-aircraft-types
英国が次世代アビオニクス・ソフトウェアに「ピラミッド(Pyramid)」と命名しました。このソフトウェアは機種横断型で汎用性が高いそうです。特徴としてはアップグレードが「安い」「早い」「簡単」な事が売りだそうです。当然、テンペストで使用することを前提にしていますね。
こういう小ネタも拾うっておくと後で、「あああ〜、ピラミッドね！」みたいな事があるかもしれないです。ないかな…
2021/10/04: by Gareth Jennings [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/air-platforms/latest/uk-reveals-pyramid-programme-to-rapidly-reconfigure-software-across-multiple-aircraft-types
英国が次世代アビオニクス・ソフトウェアに「ピラミッド(Pyramid)」と命名しました。このソフトウェアは機種横断型で汎用性が高いそうです。特徴としてはアップグレードが「安い」「早い」「簡単」な事が売りだそうです。当然、テンペストで使用することを前提にしていますね。
こういう小ネタも拾うっておくと後で、「あああ〜、ピラミッドね！」みたいな事があるかもしれないです。ないかな…
The Air Force’s next-gen fighter has moved into a critical new phase
2022/06/02: By Stephen Losey [Defense News]
https://www.defensenews.com/air/2022/06/01/the-air-forces-next-gen-fighter-has-moved-into-a-critical-new-phase/
アメリカ空軍の次世代戦闘機開発(NGAD)が核心部分『crucial engineering and manufacturing development (EMD) phase 』に入るそうです。フランク・ケンドール補佐官が水曜日にメディア語ったそうです。
NGADには２０２３年度予算で１７億ドル（約２，３００億円）が議会に承認され、その内訳には、調査、開発、試験、などの見積もり１億３，３００万ドル（約１８０億円）も含まれます。また、戦闘機と作成行動を共にするドローンの開発費も含まれるそうです。
この前、BSフジの『プライム・ニュース』に出演された佐藤正久議員は「日本の次期戦闘機開発とはアメリカはタイミングが少しずれるので英国のテンペストとの協業が望ましい…」的な事をおっしゃっていましましたが、
（！−ω−）タイミングは合ってね？（笑）
まあ、アメリカは次の戦闘機はF-35 JSFとは違い先進技術の塊にするつもりなので世界中のどこの国とも共同開発なんかする気はなさそうですね。
2022/06/02: By Stephen Losey [Defense News]
https://www.defensenews.com/air/2022/06/01/the-air-forces-next-gen-fighter-has-moved-into-a-critical-new-phase/
アメリカ空軍の次世代戦闘機開発(NGAD)が核心部分『crucial engineering and manufacturing development (EMD) phase 』に入るそうです。フランク・ケンドール補佐官が水曜日にメディア語ったそうです。
NGADには２０２３年度予算で１７億ドル（約２，３００億円）が議会に承認され、その内訳には、調査、開発、試験、などの見積もり１億３，３００万ドル（約１８０億円）も含まれます。また、戦闘機と作成行動を共にするドローンの開発費も含まれるそうです。
この前、BSフジの『プライム・ニュース』に出演された佐藤正久議員は「日本の次期戦闘機開発とはアメリカはタイミングが少しずれるので英国のテンペストとの協業が望ましい…」的な事をおっしゃっていましましたが、
（！−ω−）タイミングは合ってね？（笑）
まあ、アメリカは次の戦闘機はF-35 JSFとは違い先進技術の塊にするつもりなので世界中のどこの国とも共同開発なんかする気はなさそうですね。
Saab contracted to conduct future fighter studies
2022/05/01: by Gareth Jennings [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/air-platforms/latest/saab-contracted-to-conduct-future-fighter-studies
すでにチーム・テンペストに参加しているSaabがスウェーデン政府と将来戦闘機開発について、広範囲での開発の実現性などの検証で2，500万ドル（約32億5，000万円）の契約を結ぶそうです。
おそらくグリペンの後継機開発は独自の戦闘機を開発するであろうが、Saabをチーム・テンペストに参加させ次世代戦闘機開発に必要な要素技術の開発は英国と共同で行うというスウェーデンの立ち位置が日本のF-3（次期戦闘機）開発の立場と似ている様な気がしますので注目してしまいますね。
2022/05/01: by Gareth Jennings [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/air-platforms/latest/saab-contracted-to-conduct-future-fighter-studies
すでにチーム・テンペストに参加しているSaabがスウェーデン政府と将来戦闘機開発について、広範囲での開発の実現性などの検証で2，500万ドル（約32億5，000万円）の契約を結ぶそうです。
おそらくグリペンの後継機開発は独自の戦闘機を開発するであろうが、Saabをチーム・テンペストに参加させ次世代戦闘機開発に必要な要素技術の開発は英国と共同で行うというスウェーデンの立ち位置が日本のF-3（次期戦闘機）開発の立場と似ている様な気がしますので注目してしまいますね。
Dassault predicts decade of delay for FCAS fighter
08 JUNE 2022: by Gareth Jennings [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/air-platforms/latest/dassault-predicts-decade-of-delay-for-fcas-fighter
【ダッソー（仏）はFCAS fighter （仏独西、次期戦闘機）は10年先延ばしになると予想】
何が原因かは判らないですが仏ダッソー社のCEOエリック・トラッピア氏(Éric Trappier)の予想ではそうなる公算が高いそうです。しかし、これでよく分かったのは現在の欧州の主力戦闘機ユーローファイターの開発が遅延した理由が「どこ？」の国が参加したからであるという事ですね。（フランスは途中で抜けた…）開発遅延の原因と思える2カ国が中心に開発する欧州FCASから目を離していてもそんなに進まないもの、たまに思い出した様に興味を引かれますね。
08 JUNE 2022: by Gareth Jennings [Jane’s]
https://www.janes.com/defence-news/air-platforms/latest/dassault-predicts-decade-of-delay-for-fcas-fighter
【ダッソー（仏）はFCAS fighter （仏独西、次期戦闘機）は10年先延ばしになると予想】
何が原因かは判らないですが仏ダッソー社のCEOエリック・トラッピア氏(Éric Trappier)の予想ではそうなる公算が高いそうです。しかし、これでよく分かったのは現在の欧州の主力戦闘機ユーローファイターの開発が遅延した理由が「どこ？」の国が参加したからであるという事ですね。（フランスは途中で抜けた…）開発遅延の原因と思える2カ国が中心に開発する欧州FCASから目を離していてもそんなに進まないもの、たまに思い出した様に興味を引かれますね。
How Rolls-Royce’s Orpheus demonstrator will power FCAS innovation for UK
2022/07/27: By Craig Hoyle, Farnborough [Flight Global]
https://www.flightglobal.com/defence/how-rolls-royces-orpheus-demonstrator-will-power-fcas-innovation-for-uk/149631.article
テンペスト用のエンジンの試作機「オルフェス(Orpheus)」のデザインとテストを今後１８ヶ月（１年半）でロールス・ロイス社が行うそうです。プロジェクトは低コストを意識しており、その肝になる技術的な要素は３Dプリンターを導入したアダプティブ・レイヤー・マニファクチャリング[additive layer manufacturing (ALM)]だそうです。エンジンの形式はダブルスプロール方式で炭素繊維を多く使うそうです。
そして、この試作機はあくまでも第1段階にすぎず、すでに次の計画も準備しているそうです。以上、ロールス・ロイス社の将来戦闘機開発プロジェクト責任者のアレックス・ジーノ(Alex Zino)副社長が語ったそうです。
2022/07/27: By Craig Hoyle, Farnborough [Flight Global]
https://www.flightglobal.com/defence/how-rolls-royces-orpheus-demonstrator-will-power-fcas-innovation-for-uk/149631.article
テンペスト用のエンジンの試作機「オルフェス(Orpheus)」のデザインとテストを今後１８ヶ月（１年半）でロールス・ロイス社が行うそうです。プロジェクトは低コストを意識しており、その肝になる技術的な要素は３Dプリンターを導入したアダプティブ・レイヤー・マニファクチャリング[additive layer manufacturing (ALM)]だそうです。エンジンの形式はダブルスプロール方式で炭素繊維を多く使うそうです。
そして、この試作機はあくまでも第1段階にすぎず、すでに次の計画も準備しているそうです。以上、ロールス・ロイス社の将来戦闘機開発プロジェクト責任者のアレックス・ジーノ(Alex Zino)副社長が語ったそうです。
US Air Force picks five companies to prototype next-gen engines
2022/08/20: By Stephen Losey [Defense News]
https://www.defensenews.com/air/2022/08/19/us-air-force-picks-five-companies-to-prototype-next-gen-engines/
アメリカ空軍が次期主力戦闘機用のアダプティブエンジン(adaptive engine)の開発に４９億ドル（約６５００億円）の予算を支出し、GE、P&W、ボーイング、ロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマン、の５社を指名したそうです。アメリカのNGFも動いていますね。
それにしても、アメリカの開発予算の多さには驚かされると同時に羨望しますね。
2022/08/20: By Stephen Losey [Defense News]
https://www.defensenews.com/air/2022/08/19/us-air-force-picks-five-companies-to-prototype-next-gen-engines/
アメリカ空軍が次期主力戦闘機用のアダプティブエンジン(adaptive engine)の開発に４９億ドル（約６５００億円）の予算を支出し、GE、P&W、ボーイング、ロッキード・マーチン、ノースロップ・グラマン、の５社を指名したそうです。アメリカのNGFも動いていますね。
それにしても、アメリカの開発予算の多さには驚かされると同時に羨望しますね。
今回もアメリカNGAD（次世代航空支配）が出来る戦闘機＋航空戦闘システム開発のニュースです。
The US Air Force is now accepting proposals for its secretive Next-Generation Air Dominance effort to develop a sixth-generation fighter platform.
By Stephen Losey 19 May 2023: Defense news
https://www.defensenews.com/air/2023/05/18/us-air-force-plans-to-award-next-generation-air-dominance-deal-in-2024/
WASHINGTON — The U.S. Air Force plans to award a contract for its Next Generation Air Dominance platform in 2024.
The service said in a Thursday release that it sent industry a classified solicitation for an engineering and manufacturing development contract for the secretive and highly classified NGAD program.
２０２４年だから来年には次世代（第６世代）戦闘機開発の入札が行われるそうです。今回のニュースはそれだけと言ってよい内容ですね。一応、米空軍のトップになるフランク・ケンドール氏からインタビューを取ってあったりしますこれと言って私の目を引くものはなかったです。
アメリカのコンセプトもテンペストや豪州のロイヤル・ウイングマン、そして日本のF-3開発と同じく多数のドローンを含む戦闘システムで在ることをケンドール氏の言質で確認出来たくらいですね。ドローンは多目的に使用されると思いますが、最も期待されている使い方は機外に付属するレーダーサイトとしての利用だと思います。これでバイスタテｨック運用による対ステルス戦闘機航空戦を優位に戦う事を目指していると思います。
そろそろ、日本のF-3開発(日英伊共同）についての情報も出て来そうですね。
楽しみ
The US Air Force is now accepting proposals for its secretive Next-Generation Air Dominance effort to develop a sixth-generation fighter platform.
By Stephen Losey 19 May 2023: Defense news
https://www.defensenews.com/air/2023/05/18/us-air-force-plans-to-award-next-generation-air-dominance-deal-in-2024/
WASHINGTON — The U.S. Air Force plans to award a contract for its Next Generation Air Dominance platform in 2024.
The service said in a Thursday release that it sent industry a classified solicitation for an engineering and manufacturing development contract for the secretive and highly classified NGAD program.
２０２４年だから来年には次世代（第６世代）戦闘機開発の入札が行われるそうです。今回のニュースはそれだけと言ってよい内容ですね。一応、米空軍のトップになるフランク・ケンドール氏からインタビューを取ってあったりしますこれと言って私の目を引くものはなかったです。
アメリカのコンセプトもテンペストや豪州のロイヤル・ウイングマン、そして日本のF-3開発と同じく多数のドローンを含む戦闘システムで在ることをケンドール氏の言質で確認出来たくらいですね。ドローンは多目的に使用されると思いますが、最も期待されている使い方は機外に付属するレーダーサイトとしての利用だと思います。これでバイスタテｨック運用による対ステルス戦闘機航空戦を優位に戦う事を目指していると思います。
そろそろ、日本のF-3開発(日英伊共同）についての情報も出て来そうですね。
楽しみ
UK reveals rapid progress on sixth-generation fighter demonstrator effort
2023/06/14: By Craig Hoyle, Warton (Flight Global)
https://www.flightglobal.com/defence/uk-reveals-rapid-progress-on-sixth-generation-fighter-demonstrator-effort/153690.article
英国政府が第６世代戦闘機の試作機(fighter demonstrator)の開発を加速させるそうです。
この試作機は将来航空戦闘システムFuture Combat Air System (FCAS)を構成する主要部分を担当するテンペストの試作機と考えて良さそうです。試作機は２０２７年に初飛行を予定しているそうです。この試作機による実証で重視ししているのがロールス・ロイスの開発する新型エンジンですが、エンジンはユーロファイターで使用中のEJ200を流用します。しかし第６世代戦闘機の機能を持ち全長１０ｍのインテークとダクトをロールス・ロイス社Filton test rig で開発している写真がリンク先にあります。インテークとダクトは戦闘機のステルス性能に関わる主要部分になり、ここがしっかりしていないと敵のレーダーを無効力にする事が出来ないそうです。またマーチン・ベイカーのMk-16Aイジェクション・シートもテストしている写真がリンク先の記事にあります。
試作機は１２５ソーティで１７０のテストを行う予定で、このテストにはイタリアと日本のスタッフも参加すると、ネイル・ストラングBAEテンペスト納品監督(Neil Strang, BAE’s Tempest delivery director)が述べています。テンペストは２０３５年にユーロファイター・タイフーンの代替機になる予定です。
ちなみに６月１３日の公表に参加したチームテンペストのメンバーは、ロールス・ロイス（エンジン）、レオナルドUKアーム（インテグレーション）、MBDA（各種ミサイルなど兵器）、(Rolls-Royce and the UK arms of Leonardo and MBDA)そしてBAEシステムズだそうです。日本勢が参加していない事に少し安堵してしまう自分に微妙な感じを覚えますね。（笑）それとサーブなどのスエーデン勢もこの発表には参加していません。
ここからはあくまでも言葉遊びのレベルですが、仏独が中心になって開発しているFCASは戦闘機そのものを表している印象が強いですが、テンペストではFCAS＝将来航空戦闘システムと分けて伝える事に気を遣っている印象が強いですね。各国で現在開発が進むFCASのコンセプトではアメリカも英国もその他の欧州諸国（仏独を中心）もドローンの編隊と共同で作戦を行う点では一致しているようです。戦闘機開発にはオマケのドローンも開発しなければならなくなりただでさえ開発費が大きくなり資金調達で頭を悩ませているのにオマケまで開発しなければならなくなり開発予算は膨大になりますね。
2023/06/14: By Craig Hoyle, Warton (Flight Global)
https://www.flightglobal.com/defence/uk-reveals-rapid-progress-on-sixth-generation-fighter-demonstrator-effort/153690.article
英国政府が第６世代戦闘機の試作機(fighter demonstrator)の開発を加速させるそうです。
この試作機は将来航空戦闘システムFuture Combat Air System (FCAS)を構成する主要部分を担当するテンペストの試作機と考えて良さそうです。試作機は２０２７年に初飛行を予定しているそうです。この試作機による実証で重視ししているのがロールス・ロイスの開発する新型エンジンですが、エンジンはユーロファイターで使用中のEJ200を流用します。しかし第６世代戦闘機の機能を持ち全長１０ｍのインテークとダクトをロールス・ロイス社Filton test rig で開発している写真がリンク先にあります。インテークとダクトは戦闘機のステルス性能に関わる主要部分になり、ここがしっかりしていないと敵のレーダーを無効力にする事が出来ないそうです。またマーチン・ベイカーのMk-16Aイジェクション・シートもテストしている写真がリンク先の記事にあります。
試作機は１２５ソーティで１７０のテストを行う予定で、このテストにはイタリアと日本のスタッフも参加すると、ネイル・ストラングBAEテンペスト納品監督(Neil Strang, BAE’s Tempest delivery director)が述べています。テンペストは２０３５年にユーロファイター・タイフーンの代替機になる予定です。
ちなみに６月１３日の公表に参加したチームテンペストのメンバーは、ロールス・ロイス（エンジン）、レオナルドUKアーム（インテグレーション）、MBDA（各種ミサイルなど兵器）、(Rolls-Royce and the UK arms of Leonardo and MBDA)そしてBAEシステムズだそうです。日本勢が参加していない事に少し安堵してしまう自分に微妙な感じを覚えますね。（笑）それとサーブなどのスエーデン勢もこの発表には参加していません。
ここからはあくまでも言葉遊びのレベルですが、仏独が中心になって開発しているFCASは戦闘機そのものを表している印象が強いですが、テンペストではFCAS＝将来航空戦闘システムと分けて伝える事に気を遣っている印象が強いですね。各国で現在開発が進むFCASのコンセプトではアメリカも英国もその他の欧州諸国（仏独を中心）もドローンの編隊と共同で作戦を行う点では一致しているようです。戦闘機開発にはオマケのドローンも開発しなければならなくなりただでさえ開発費が大きくなり資金調達で頭を悩ませているのにオマケまで開発しなければならなくなり開発予算は膨大になりますね。
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