QUEENのライヴを聴け！！！コミュのOPERA-00：Night At The Opera Tourの概要

Night At The Opera Tourの概要

＜Night At The Opera UK Tour （1975.11.14〜12.24）＞

1975年5月1日、日本での最終公演を終えたQUEENは同年8月、4枚目のアルバム制作作業を開始した。

そう、QUEEN史上最高のアルバムとも言われる、A Night At The Opera（邦題：オペラ座の夜）である。

作業は困難を極めたが、10月31日には、英国でアルバムからの先行シングルとして、Bohemian Rhapsodyがリリースされる。

Bohemian Rhapsodyが好調にチャートを上昇する中、QUEENは11月14日から全英ツアーを開始する。

ツアー日程は、以下の通り。

11.14 & 15 Liverpool（15日のみ）
11.16 Coventry
11.17 & 18 Bristol
11.19 Cardiff
11.21 Taunton
11.23 Bournemouth
11.24 Southampton
11.26 (2 Shows) Manchester（昼公演のみ）
11.29, 30 & 12.01, 02 London
12.07 Wolverhampton
12.08 Preston
12.09 & 10 Birmingham
12.11 Newcastle
12.13 Dundee
12.14 Aberdeen
12.15 & 16 Glasgow
12.24 London

このうち、マークのついた公演については音源が、マークのついた公演については映像が流出している。

また、12月24日にはLondonのHammersmith Odeonにて、クリスマスライヴを開催している。

このライヴはBBCによるTV＆ラジオの生中継が入り、全英で放送された。

ちなみに、この間11月25日には、シングルBohemian Rhapsodyが、12月27日にはアルバムA Night At The Operaが、それぞれチャートの一位を獲得している。

このツアーでは、新たな演奏曲として、Bohemian Rhapsody、Sweet Lady、Brighton Rock、The Prophet’s Song、がセットリスト入りしている。

＜Night At The Opera USA Tour （1976.1.27〜3.13）＞

英国で、QUEENに対する追い風が吹く中、QUEENは全米ツアーのため、1月20日に渡米する。

この全米ツアーの日程は以下の通り。

1.27 Waterbury
1.29 & 30 Boston（30日のみ）
1.31 & 2.1, 2 Philadelphia
2.5, 6, 7 & 8 New York（6日のみ）
2.11 & 12 Detroit
2.13 Cincinnati
2.14 Cleveland
2.15 Toledo
2.18 Saginaw
2.19 Columbus
2.21 Pittsburg
2.22 & 23 Chicago
2.26 St Louis
2.27 Indianapolis
2.28 Madison
2.29 Fort Wayne
3.1 Milwaukee
3.3 Minneapolis
3.7 Berkeley
3.9 (2 Shows), 10, 11, 12 & 13 Los Angeles
3.13 San Diego

このうち、マークのついた公演については音源が、マークのついた公演については映像が流出している。

このツアーは、過去2回の全米ツアーが、メンバーの体調不良により、不本意な形で終わっただけに、体調不良者が出ないよう、細心の注意を払って行われたが、特に体調不良者を出すことなく、大成功のうちに終了している。

このツアーでは、基本的に先の全英ツアーのセットリストを踏襲しているが、新たにLazing On A Sunday Afternoonがセットリスト入りしている。

ただ、日によって演奏された日と演奏されなかった日があるようである。

＜Night At The Opera Japan Tour （1976.3.22〜4.4）＞

目立ったトラブルもなく、大成功に終わった全米ツアーから一週間後、QUEENは2度目の日本公演のため、羽田空港へ降り立った。

今回のツアー日程は以下の通り。

3.22 東京
3.23 名古屋
3.24 姫路
3.26 (2 Shows) 福岡
3.29 (2 Shows) 大阪
3.31 & 4.1 東京
4.2 仙台
4.4 東京（追加公演）

このうち、マークのついた公演については音源が流出している。

全米ツアーでは、特に体調不良者を出すことがなかったQUEENだが、今回はこの日本公演で、3月26日の福岡公演終了後、フレディの声が出なくなってしまうというトラブルが発生。

残された音源から判断する限り、すでに名古屋公演の時点でフレディの調子はあまり良くなく、そのような調子の良くない状態で昼夜2回公演というハードワークを行ったためと思われる。

ただし、公演中止という最悪の事態は回避され、公演は続行された。

なお、今回のトラブルはフレディにとってよほど堪えたのか、3月29日の大阪昼夜2回公演以後、QUEENのライヴで昼夜2回公演が行われたことはない。

＜Night At The Opera Australia Tour （1976.4.11〜4.22）＞

フレディの喉の不調というトラブルはあったものの、2回目の日本公演を大成功のうちに終了させたQUEENは、オーストラリアツアーのため、オーストラリアへと旅立っていった。

このオーストラリア公演の日程は以下の通り。

4.11 Perth
4.14 & 15 Adelaide
4.17 & 18 Sydney
4.19 & 20 Melbourne
4.22 Brisbane

このツアーは残念ながら、音源、映像ともに一切流出していない。

今後、何らかの形でこのツアーの様子が分かるようなマテリアルの流出が望まれる。

＜Summer‘76 Tour（1976.9.1〜9.18）＞

オーストラリアツアー終了後、QUEENは同年7月より次のアルバム制作作業に従事していたが、ファンへの感謝の気持ちとして、何か特別なことをしたいとの考えが発展し、9月18日Hyde Parkでのフリーコンサートの計画が立てられた。

それに伴い、QUEENはフリーコンサート前に3日間の短期日程ツアーを開催している。

日程は下記の通り。

9.1 & 2 Edinburgh（2日のみ）
9.10 Cardiff
9.18 London
このうち、マークのついた公演については音源が、マークのついた公演については映像が流出している。

このツアーでは、次のアルバムからの新曲が披露されている。

Tie Your Mother DownとYou Take My Breath Awayがそうで、後者はHyde Parkでのフリーコンサートでも演奏されている。