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QUEENのライヴを聴け!!!コミュの番外編-01:Queen?新旧Remaster盤比較Vol.1

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王冠Queen(邦題:戦慄の王女)
CDSide-A
1. Keep Yourself Alive(炎のロックン・ロール)蟹座
2. Doing All Right(ドゥーイング・オール・ライト)蟹座
3. Great King Rat(グレイト・キング・ラット)乙女座
4. My Fairy King(マイ・フェアリー・キング)乙女座
5. Liar(ライアー)乙女座
CDSide-B
1. The Night Comes Down(ザ・ナイト・カムズ・ダウン)蟹座
2. Modern Times Rock’N’Roll(モダン・タイムス・ロックン・ロール)獅子座(R)
3. Son & Daughter(サン・アンド・ドーター)蟹座
4. Jesus(ジーザス)乙女座
5. Seven Seas Of Rhye(輝ける7つの海)乙女座

るんるん作曲者
乙女座 ・・・Freddie
蟹座 ・・・Brian
獅子座(R)・・・Roger
獅子座(J)・・・John

サーチ(調べる)比較盤
旧Reamster:HR-61064-2(Hollywood Records, 1991)
⇒1991年にバンド結成20周年を記念してリリースされたRemaster盤で、Bonus TrackにMad The Swineを収録している。

新Remaster:UICY-75011/2(Universal Music, 2011)
⇒2011年にバンド結成40周年を記念してリリースされたRemaster盤で、Bonus Discとして、Mad The Swine他、1971年のDe Lane Lea StudioでのDemo(以下、DLL Demo)を収録している。

<アルバムに関する私的な思い入れ>
記念すべき、Queenのファースト・アルバムである。

ただ、私自身がこのアルバムを聞いたのは、オリジナル・アルバムの中でかなり最後の方だった。

元々、私はFreddieが死去して以降にQueenを知り、最初に聞いたのもGREATEST HITSという人間で、今でもどちらかといえば初期の頃より、A Night At The Opera以降のポップさを増してから以降の楽曲の方が好きなのである。

したがって、このアルバムは長い間、どちらかといえば「苦手」なアルバムでもあった。

現在でもその「苦手」を完全に克服できたわけではない(例えば、当アルバム収録曲中のある1曲は、次作Queen?のある1曲と並び、私の中のQueen嫌いな曲同率1位である)。

このアルバムに好感が持てるようになったのは、社会人になってからLed ZeppelinなどのBritish Hard Rock(Led Zeppelinはこの枠に当てはまるようで当てはまらないが)勢のアルバムを色々聞いてからだったりする。

様々なバンドのアルバムを聞いたが、少なくとも私が聞いた中では、このアルバム以上に圧倒的なスピード感で聞き手を圧倒するアルバムはないような気がする(あえて、匹敵するものを挙げるとすれば、Queen?のSide-Blackか)。

重厚なのに、すさまじいスピード感で迫ってくる音。

クラシック音楽の作曲家で、Berliozという作曲家がいて、代表曲に幻想交響曲という曲がある。

この曲、アヘンを吸った時にみた幻想を音で描いたといった内容のいわばドラッグ・ソングなのだが(ちなみ作曲されたのは1830年ころ)、この交響曲中に断頭台への行進というタイトルの付いた楽章が登場する。

(ただし、幻想の中で)恋人を殺害した結果、断頭台に送られ、斬首されるという状況を描いているのだが、このアルバムからはこの断頭台への行進と同じような印象を受ける。

異様なくらい緊張感に溢れ、すさまじいスピードで聞き手を圧倒するように迫ってくる絢爛豪華なオーケストラ(Berliozはオーケストレーションの名人である。ちなみに、このBerliozという人、元医学生というインテリ)。

まぁ、Berliozの場合は、さらにおどろおどろしさが加わるが・・・(Ogre Battleが好きな人ならば、この幻想交響曲という曲ハマるかも)。

サーチ(調べる)各トラック比較
A-1. Keep Yourself Alive
1. 楽曲解説
Queen初のSingle曲にしてFirst Albumの冒頭を飾るこのナンバーの作曲者はBrian。

邦題は、炎のロックン・ロールとなっているが、ちょっと意味が違うのでは・・・

まぁ、それはともかくこの曲は1971年のDLL Demoでも録音されており、かなり早い時期より彼らのレパートリーであったことが分かる。

ただ、DLL Demoでは冒頭の印象的なGuitarリフをAcoustic Guitarが演奏していることや、歌詞の順序が一部異なっている。

2. 楽曲構成
この曲の楽器構成は、以下のようになっていると思われる。

・Guitar・・・Biran(複数、少なくとも3トラック分)
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Vocal・・・Freddie(一部、Roger)
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger

3. サウンド比較
この曲は左チャンネルのGuitarのリフで開始されるが、その際右チャンネルは「サーッ」というノイズが聞かれる。

今回、旧盤と新盤を比較したところ、どちらもこのノイズが顕著に聞かれた。

また、メインのVocalがやや左寄りであることも旧盤と新盤に共通していた。

一方、旧盤ではVocalやGuitarに音割れが顕著に生じているのに対し、新盤ではかなり改善されていた。

Percussionに関しては、旧盤がつぶれがちであったのに対し、新盤はハッキリ聞こえており、この点でも新盤は改善されていると言える。

また新盤全体の特徴として、一つ一つの音がハッキリ聞こえており、Freddieが冒頭につぶやく「Take off!!」も明瞭に聞き取れるし、Chorusの成分もなんとなく聞き取ることができる。

そして、旧盤と新盤とを比較して、最も顕著な差と思われるのは、新盤の方が非常に音の幅が広いということである。

4. ライヴ記録
この曲はQueenのライヴにおいてはかなり長期間にわたってレパートリーに加えられており、現在確認できる最古の演奏記録は1973年11月17日のLiverpool公演のものである。

1979年5月6日の札幌公演を最後にフルで演奏されることはなくなったが、それ以降も1981年11月25日Montreal公演までセットリスト入りしていた。

ちなみに、1979年5月6日以降は、曲中間部のDrum SoloからInstrumental Infernoへ移行し、Brighton Rock終結部やFlash Gordonナンバーで構成されたメドレーへとつながれる構成となっていた。

1982年のHot Spaceリリースに伴うツアーでは、セットリストから落とされたものの、1984年8月24日のBrussels公演よりメドレーの一曲として部分的にではあるが復活。

THE WORKSリリースに伴うツアー中、すべての公演で演奏された。

A-2. Doing All Right
1. 楽曲解説
元々はQueenの前身Smile時代のナンバーで、作曲者はBrianとTim Staffell。

この曲に関しては、Smile時代のDemo録音も残されているが、VocalはTimとRogerが務めている。

また、このSmile時代のDemoでは、PianoではなくAcoustic Guitarが使用されているのだが、どことなく現代のRockシーンを牽引するColdplayなどのサウンドを連想させる。

2.楽曲構成
楽器構成は以下のようになっていると思われる。
・Guitar・・・Brian
・Acoustic Guitar・・・Brian
・Piano・・・Brian
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Vocal・・・Freddie
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger

3. サウンド比較
この曲は静と動の対比が印象的な曲だが、旧盤では静かなパートと動きのあるパートで音量変化があまりなく、静と動の対比が目立たない。

新盤でははっきりと音量も変化しており、静と動の対比が強調されている。

また、激しくなる部分ではいろいろな楽器が重なるが、旧盤では中央に音がまとまってグチャッとつぶれた感じになってしまうが、新盤では逆に音が広がるような音響設計になっており、各楽器もハッキリ聞こえるし、Chorusが幾層にも重なっていく様を聞き取ることが出来る。

そのChorusに関してだが、旧盤では濁りがあり、厚みが感じられないのに対し、新盤ではにごりもなく厚みも感じられる。

この曲のVocalにはややエコーがかけられているが、そのために旧盤ではややVocalがぼやけ気味となっているのに対し、新盤ではエコーがかかっていてもハッキリ聞こえる。

なお、この曲はPianoにかかったエコーが唐突にちょん切れるように終わってしまうが、これは新旧のRemaster盤に共通しており、どうやらマスター自体、このような編集になっていると思われる。

4. ライヴ記録
現時点で、この曲最古のライヴ・テイクはなんと、初来日初日公演である1975年4月19日東京公演のものとなっている。

この日以降、この曲は1976年夏の短期UKツアーまでセットリスト入りしていたが、A Day At The Racesリリースに伴うツアーではセットリスト落ち、ただ時折スペシャル・ナンバーとして演奏されており、1977年6月6日のEarls Court公演や1977年12月2日New York公演などで演奏されたのが確認されている。

A-3. Great King Rat
1. 楽曲解説
DDL Demoでも録音が行われているナンバーで、初期にはライヴ定番曲であったと思われる。

作曲者はFreddie。

Album冒頭から2曲Brian主導の曲が続いて、突如強烈なGuitarリフで始まるこの曲は、疾風怒濤という言葉がピッタリ当てはまるように思う。

ライヴではさらにスピードを上げて演奏されているが、さすがに演奏が追いついていないことも多かったように思う。

2. 楽曲構成
楽器構成は以下のようになっていると思われる。
・Guitar・・・Brian(少なくとも、3トラック)
・Acoustic Guitar・・・Brian(少なくとも、2トラック)
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Vocal・・・Freddie(少なくとも3トラック)
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger
・Hand Crapping・・・?

3. サウンド比較
この曲はフェード・インから強烈なGuitarのリフが鳴り響き幕を開けるが、新旧のRemaster盤ともに、あまりに強烈すぎて音に濁りが生じている。

ただ、新盤ではGuitarの音に非常に厚みがあるのに対し、旧盤ではあまり音に芯がなく、ソフトフォーカスになっている(これは、旧盤では全体的に言えることだが)。

Vocalも恐らく少なくとも3つほどメインのVocal Trackがあるようで、新盤ではVocalが前に出てきたおかげで、複数のFreddieの声が凄絶に絡み合う様が非常に感動的なのだが、旧盤ではVocalが奥に引っ込んでいるので、新盤ほどの感動は得られない。

旧盤では、Vocalが奥に引っ込んでいる分、Drumsが目立ちすぎており、はっきり言ってDrumsだけ若干浮いている。

新盤ではそのようなことはない。

今回、新盤を聞いて、それ以外にもこの曲の冒頭でははっきりVocalが左寄りになっている他、最後のDrumsパターンがLiar冒頭のDrumsパターンとそっくりなのが分かった。

4. ライヴ記録
この曲の最古のライヴ・テイクは、1974年4月21日のNew Orleans公演であるが、セットリスト常設であったわけではなく、いくつかのライヴ・テイクが残されているのみである。

1984年8月24日から始まったTHE WORKSリリースに伴う欧州・UKツアーでもStone Cold Crazy→Great King Rat→Improvisation・・・という流れで演奏されているが、ごく一部が演奏されるにとどまっている。

A-4. My Fairy King
1. 楽曲解説
アルバム4曲目にして、初めてFreddieのPianoをフューチャーしたナンバー(Doing All RightのPianoはBrianらしい)が登場する。

この曲の歌詞中に出てくるMother Mercuryという言葉の響きに魅了されたFreddieが、以降Freddie Mercuryという芸名を名乗るようになったというのは有名な話。

ライヴで演奏するには複雑すぎるとは思うが、ライヴできちんと演奏されなかったのは残念。

2. 楽曲構成
楽器構成は以下のようになっていると思われる。
・Guitar・・・Brian(複数、恐らく3トラック以上?)
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Piano・・・Freddie
・Vocal・・・Freddie(複数、恐らく3トラック以上?)
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger

3. サウンド比較
この曲の冒頭は「Ah―!!!!」という強烈なChorusが炸裂するが、新盤では全体的に音が前に出てきていることで強烈な印象を残すものの、旧盤では音が全体的に奥に引っ込んでいるため、新盤ほど強烈な印象を受けない。

また旧盤では綺麗な音ではあるのだが、Pianoの音もあまり目立たず細い。

その一方で、VocalやChorusにはにごりが生じている箇所があり、音が重なる部分ではグチャッとつぶれてしまっており、強打されるPercussionなどは特に濁りがひどい。

新盤では、Percussionの音の濁りは若干残っているものの、その他の点は大きく改善されており、音が重なる部分では重層的に楽器やVocal、Chorusが重なる様子を確認できる。

4. ライヴ記録
この曲はライヴでの演奏ということでは、1985年5月15日大阪公演でメドレー中の、Somebody To LoveからKiller Queenへ移行する際に楽器だけの演奏ではあるが、少しの間演奏されたことが確認されているに過ぎない。

A-5. Liar
1. 楽曲解説
この曲もDLL Demoが残されているナンバーの一つで作曲者はFreddie。

Ibex時代の「Lover」という曲を元にした曲というのは有名な話。

初期Queenを代表する曲である。中間部の掛け合い部分は、ライヴではオーディエンスとのCall&Responseの場になっていた。

2. 楽曲構成
楽器構成は以下のようになっていると思われる。
・Guitar・・・Brian(少なくとも3トラック)
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Organ・・・?
・Vocal・・・Freddie
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger
・Hand Crapping・・・?

3. サウンド比較
この曲の冒頭は、Drum&PercussionとHand Crappingによるリズムから始まり、21秒からGuitarが入ってくるのだが、このGuitarの音が旧盤では著しく濁っている。

新盤は、若干濁りは残っているものの、かなり改善されている。

また、この冒頭部分密かにOrganらしき音が鳴っている。

21秒のあたりでGuitarと同時に鳴り出し、1分30秒までの間である。

このOrganの音はFreddieのVocal入りと若干被っているが、このことによりまるでFreddieのVocalに後光が射しているように聞こえる。

CDなどの楽器クレジットにはOrganはないものの、個人的にはOrganの音のように思える。

当時のHard Rock系の楽曲では、Organが使われるのは普通であるし(Led ZeppelinのSince I’ve Been Loving Youのように大々的にOrganが活躍する曲だってある)、別にこの曲でも使われていてもおかしくないのだが、問題はなぜOrganのクレジットがないか、である。

もしかして、契約上名前をクレジットできない人物が弾いているのか?

謎である。

比較に戻ると、Vocalは旧盤では埋没気味であったのに対し、新盤ではグッと前面に出てきており、一部Vocalが重ねられている箇所があるのも分かる。

また、新盤では旧盤と比べBassの音もはっきり聞こえる。

旧盤では、Chorusがぼやけ気味で音が濁りがちで、音が重なる部分でも濁りがちであったが、新盤ではそれらの問題は解決されている。

4. ライヴ記録
この曲はQueen最古のライヴ・パフォーマンスの様子を捉えた1973年9月13日のGolders Green Hippodrome公演で演奏されたのが確認できる。

その後も常にライヴのハイライト的な位置で演奏されていたが、1977年11月〜12月の北米ツアーではライヴ中盤で演奏された。

1978年4月〜5月の欧州ツアー以降は、セットリストから外されるが、時折Special Songという扱いで演奏されている。

演奏されたのか確認できるのは、1978年4月20日Rotterdam公演、1978年5月11日London公演、1979年12月4日Newcastle公演などである。

1980年〜81年の間は演奏された記録は残っていないが、Hot Spaceリリースに伴う1982年4月〜5月の欧州ツアー序盤で突如セットリストに復活。

4月10日、12日、16日、23日、24日、28日と演奏されている。ただし、28日以降はまたセットリストから消えている。

THE WORKSリリースに伴うツアーでは、メドレーの一部として部分的な演奏ではあるが、1984年8月24日から1985年5月15日までしっかり全公演で演奏されている(ようである)。

A Kind Of Magicリリースに伴うツアーでは、メドレーの一部としてGuitarリフのみ一瞬登場する形で演奏されている。

番外編-02へ続く・・・

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