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QUEENのライヴを聴け!!!コミュのRACES-米-20:1977.02.09 USA, Boston

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1977.02.09. USA, Boston, Boston Gardens
<セットリスト>
? Intro / Tie Your Mother Down
? Ogre Battle
? White Queen (As It Began)
? Somebody To Love
? Medley
;Killer Queen
;The Millionaire Waltz,
;You’re My Best Friend,
;Bring Back That Leroy Brown
? Sweet Lady
? Brighton Rock / Guitar Solo (Inc. Fr re Jacque, Son & Daughter) / Brighton Rock (Reprise)
? ‘39
? You Take My Breath Away
? White Man / The Prophet’s Song
? Bohemian Rhapsody
? Stone Cold Crazy
? Keep Yourself Alive
? Liar (途中まで収録)

<マテリアル情報>
1.音源:AUD録音
2.音質:(^_^)(時折、音がモノラルに変化する箇所もあるが、概ねクリアで迫力のある音質)
3.収録:上記の曲のみ収録

<レビュー>

今回のレビュー対象は、2月9日のBoston 公演である。

Liarの途中までとはいえ、音質に関しては非常にクリアで迫力のある音である。ただ、流出した音源はピッチがおかしい曲もあるようなので、今回のレビューではピッチを修正したものを参考にしている。

このBoston公演に関しては、オーディエンスの手による断片的な8mm映像映画も流出している。

ただし、クオリティは低く、画質はぼやけ気味、音声も割れ気味であり、収録されている曲もダイジェスト収録となっている。

では、演奏のレビューに移ることにする。

王冠A-Part (?〜?)

この日のフレディは、?のTie Your Mother Downで登場するやいなや、しきりにオーディエンスを煽っている。

オープニングナンバーゆえか、フレディは高音域のキーがあまり出ず、中低音域を中心としたドスを効かせたヴォーカルで歌っていく。

ただ、曲想が曲想だけに逆に重厚でハードな感じのテイクとなっており、これはこれですばらしい。

また、おなじみとなった「Get that big big daddy out of the door〜るんるん」の「big big」を連呼するアドリヴも登場している。

? Ogre Battleでも、「Come to ogre-battle-fight〜るんるん」の後のタメをいつもより長くとるなど外連未たっぷりに(ちなみに、このタメの部分ではオーディエンスから拍手と歓声が起きている)、そして高音域のキーが出ない代わりにドスを効かせて歌うフレディだが、? Tie Your Mother Downと違い、かなり苦しそうで、声が掠れ気味だし、「The ogre men are still inside〜るんるん」以降は、歌詞の末尾で急にキーを下げる歌い方が目立ってしまい、あまり良いテイクにはなっていない。

曲が終わるとフレディによる「How do you feelin’?」といったMCが入っている。

MCで曲紹介がされて始まる? White Queen (As It Began)だが、この曲でも? Ogre Battle同様、フレディの声は掠れたりヨレたりと、終始苦しそうである。

一方で、間奏部分ではレスペの音が会場中に広がっていく様子が克明に捉えられており、非常に幻想的ですばらしい。

続いて、新しいSingleの曲との曲紹介から? Somebody To Loveが始まる。

これまでのパターンからすると、この曲当たりからは喉が暖まってきて・・・となるのだが、この日はこの曲でもフレディはかなり苦しそうに歌っている。

例えば、「everybody – everybody I try and I try and I try - るんるん」の部分など、かなり無理矢理歌っているように聞こえる。

そんなフレディをサポートするためか、この日はコーラスがなかなか重厚なのだが、注意して聞いていると、ドラム・ソロ後の「Find me somebody to love〜るんるん」でジョンらしき声も聞こえる。

なお、演奏とは関係がないが、この曲の最初の方、「I work hard every day of my life〜るんるん」の直前に一瞬テープがモノラルになっている。

Somebody To Loveが終了すると、ブライアンによる次のメドレー紹介のMCが入る。ここで、初めてBostonという公演地名がブライアンの口から出てきて、この音源がBoston公演を収録したものであることが証明される。

? Medleyの1曲目Killer Queenではオーディエンスも手拍子で演奏に参加している。

音質の良さもあって、ジョンのトライアングルがハッキリ聞こえるが、オーディエンスからの反応はなし・・・

と、ここでブライアンに異変が。

ギター・ソロ途中で一瞬崩壊寸前になっている。

完全崩壊する前にギター・ソロが終了したので事なきを得ている。

続く、The Millionaire Waltzでは、いつもよりピアノのイントロが短め。

この日のこの曲で、特筆すべきは「My fine friend〜るんるん」以降のコーラ部分で、ささやくような声で非常に丁寧なコーラスで歌っており、とても美しい。

ここを聞くだけでも、この音源を聞いてみる価値はある。

そのコーラスからなだれ込むように始まるYou’re My Best Friendだが、この日はフレディが高音域のキーをあまり出さず、平凡な出来になっている。

最後のBring Back That Leroy Brownが終わると、意図的なのか偶然なのか分からないが、フレディとロジャーがユニゾンで「Thank you!」とMCしている。

Medleyに続いて、? Sweet Ladyが演奏される。

この曲の冒頭、「You call me up and treat me like a dog〜るんるん」でフレディが張りきって声を出すのだが、「You call me up〜るんるん」の「up」で声がかすれてしまい、すぐに高いキーを出さない安全な歌い方になってしまう。

曲のコーダでインプロもやっているが、全体的に安全運転といった印象を受けるパフォーマンスである。

? Sweet Ladyが終わると、恒例のリクエスト・タイムで、フレディが「Keep Yourself Alive」、「Liar」などの曲名を挙げているので、それらの曲をリクエストするオーディエンスがいたのだろう。

ただ、演奏するのは? Brighton Rockだが・・・

この日のBrighton Rockは終始フレディが高音域のキーを使っておらず、前半部分はこれといって目立ったところのないパフォーマンスになっている。

ところが、Guitar Soloに入ると、音質の良さが幸いし、レスペの音が右に左にと振られ、音が会場中にエコーしている様子が聞き取れる。

ちなみに、この日も普段ほどはっきりとしたメロディーではないが、Fr re Jacqueも演奏されている。

王冠Acoustic Part (?、?)

アコースティック・パート1曲目の? ‘39では、ロジャーによる「Ah〜るんるん」という超高音域のコーラスの最後で、声が出なくなってしまったのか、急に消えてしまう。

この北米ツアーも日程的にちょうど中盤、Madison Square Garden公演という前半の山場を越えてから数日、フレディだけでなく、他のメンバーにも疲労が蓄積しているのかもしれない。

とはいえ、気分的にはまだまだ余裕があるのか、フレディは曲のコーダで「Pon, pon, pon・・るんるん」とスキャットを入れている。

続く、? You Take My Breath Awayは、フレディがピアノを弾きながら、時にはヴィヴラートを聞かせながら感傷的に歌うのだが、声に伸びがないので特に優れたテイクにはなっていない。

王冠B-Part (?〜?)

アコースティック・パートが終了すると、? White Man / The Prophet’s Songのメドレーに。

Madison Square Garden公演では、すさまじくハードなパフォーマンスを披露したフレディだったが、この日は語るような感じで歌う部分もあり、苦しそうである。

これまでの公演でこの曲の歌詞全てがきっちり歌われたことはないが、この日も「For the blood you’ve shed?」以降は歌詞もめちゃくちゃなアドリヴとなり、「What is left 〜(中略)〜 The forgot how to learn〜るんるん」がフレディ一人のアカペラで歌われ、そのまま多重アカペラへ突入している。

なお、この日もヴォコーダーを使用している。

? Bohemian Rhapsodyの前に、フレディが「BoRhap!」とMCしている。

目立ったミスなどはないが、やはりフレディの声がヨレ気味で、ハード・ロック・パートでは声がかすれてしまっている。

? Stone Cold Crazyでは、珍しくヴォコーダーを使用しておらず、生の声だけで歌っている。

この日は、序盤から調子の優れないフレディも意地を見せ、すさまじい速さのバックにしっかり食らいついて超高速のヴォーカルを聴かせてくれる。

ところが、この曲でがんばりすぎたのか、続く? Keep Yourself Aliveでは、「Mind you grow a little wiser, 〜るんるん」で歌い損なってしまっている。「Gave me everything I need to feed my body and my soul〜るんるん」でも、通常はキーを挙げて張り上げるように歌う「body and my soul〜るんるん」で、キーが低いまま、シャウトもなしといった安全運転になっている。

そんなゆるい空気を変えようと思ったのか、? Liarの冒頭で、ロジャーが普段より激しいドラム・ソロを披露しているが、ブライアンがギターの音を外していまい、たちまちゆるんだ感じの演奏に戻ってしまう。

録音は、2回目の「Liar, why don’t you leave me alone〜るんるん」で終了している。

なんだか、悪いことばかりになってしまったが、だからといって聞くに堪えないと言いたいわけではないし、こなすべき仕事はしっかりこなしているように思う。

ただ、どことなくルーチンワークというか、演奏に覇気が感じられないのである。

Queenはこの公演の後Providence、Philadelphiaと東海岸の都市で公演を行った後、1週間程度のオフを取っている。



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