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QUEENのライヴを聴け!!!コミュの番外編-02:Queen?新旧Remaster盤比較Vol.2

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B-1. The Night Comes Down
1.楽曲解説
DLL Demoから登場しているこの曲の作曲者はBrian。

恐らく初期のライヴでは演奏されていたのだろうが、残念ながら現在のところライヴ・テイクを聞くことは出来ない。

2. 楽曲構成
この曲の楽器構成は以下のようになっていると思われる。
・Guitar・・・Brian(少なくとも、2トラック)
・Acoustic Guitar・・・Brian
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Vocal・・・Freddie
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger(恐らく、2トラック)

3.サウンド比較
「戦慄の王女」収録曲中、この曲のみDDL Demoを基にしたとされているが、その影響なのか新旧盤ともに冒頭に「ブブブ・・・」というハムノイズのような異音が混入している。

旧盤では埋没しがちであった、Vocalは新盤ではグッと前面に出てきている。

また、新盤ではDrumsやBassの音の迫力が旧盤とは段違いで、冒頭のDrumsソロなど圧倒される。

また、Acoustic Guitarに関しても、旧盤ではか細い感じだったのが、新盤ではグッと存在感が増しただけでなく、非常に美しい音で聴ける。

Acoustic Guitarにあわせ、Percussionが演奏されているのも新盤を聴くとハッキリ分かる。

Bassに関しても、新盤ではハッキリ聞こえるので、かなりメロディアスなメロディーを奏でているのが分かる。

ただ、この曲に関しては新盤だけでなく旧盤でも音の濁りは少なく、かなりクリアな音である。

4. ライヴ記録
この曲は、ライヴ・テイクが確認できない曲である。

ただ、こうしてファースト・アルバムに収録されていることを考えれば、バンド初期には演奏されていたのかもしれないが。

B-2. Modern Times Rock’N’ Roll
1. 楽曲解説
タイトルも曲想ももろにRock’N’Rollなこの曲の作者はRogerで、Lead VocalもRogerである。

2. 楽曲構成
この曲の楽器構成は以下のようになっていると思われる。
・Guitar・・・Brian(少なくとも2トラック)
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Piano・・・Freddie
・Vocal・・・Roger(恐らく、2トラック)
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger

3.サウンド比較
この曲は、旧盤ではVocalとBassが埋没しているうえ、妙に全体がソフト・フォーカスになっており、せっかくのハードな曲想が台無しになっていたが、新盤ではVocalが少々埋没していることを除けば、Bassを含め一つ一つの音がハッキリ聞こえるので、非常にハードな演奏に聞こえる。

左右に配置されたGuitarが壁のように迫ってくる感じで圧倒されるし、恐らく隠し味的に演奏されたPianoもハッキリ聞こえる。

4. ライヴ記録
この曲は、1974年3月31日Rainbow Theatre公演で演奏されたことが確認できるし、1975年5月1日の日本武道館公演までは恐らくセットリスト常設であったと思われる。

A Night At The Operaリリースに伴うツアーでは、UKツアーやUSAツアーの一部の公演で演奏されたのが確認されているが、それ以降は演奏の記録が残されていない。

B-3. Son&Daughter
1. 楽曲解説
この曲は、Brianによる作曲で、あまりブルース臭のしない曲の多いQueenには珍しく、ブルース臭の強い従来のハードロック風の楽曲である。

BBC Sessionでもそうだが、ライヴ・テイクでは、後のBrighton Rockとよく似たフレーズを使ったGuitarソロが挿入され演奏されているが、このスタジオ・テイクには、そういったImprovisationの挿入はなく、唐突にフェイド・アウトし、終了している。

2. 楽曲構成
この曲の楽器構成は以下のようになっていると思われている。
・Guitar・・・Brian(少なくとも、4トラック以上?)
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Vocal・・・Freddie
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger(少なくとも2トラック)

3. サウンド比較
この曲では非常に多くのGuitarがオーバーダブされていると思われるのだが、旧盤では重ねすぎていることが災いしたのか、Guitarが埋没してしまっている。

そのうえ、Bassが飛び出して聞こえることもあり、全体的にモコモコした冴えない音になっている。

新盤では、GuitarとVocalが前面に出てきたおかげで、そうした問題は解決されている。

また、旧盤では良く分からなかったのだが、この曲のVocalには一部エフェクトが掛けられているようである。

4. ライヴ記録
この曲は、現時点で最古のQueenのライヴ音源である1973年9月13日のGolders Green Hippodrome公演で演奏が確認されている。

その後、ライヴでは1975年11月16日Coventry公演までは間にGuitarソロを挿入した形でフル演奏されているが、同年11月26日Manchester公演からはBrighton RockからGuitarソロ、Guitarソロからこの曲へ、というメドレー形式で演奏されるようになる。

A Day At The Racesリリースに伴うツアーからは完全にBrighton Rockの中に組み込まれ、Guitarリフが一瞬登場するのみとなっている。その後のライヴでは一切演奏されていないと思われる。

B-4. Jesus
1. 楽曲解説
この曲の作曲者はFreddie。

この曲もDLL Demoから登場している。

2. 楽曲構成
この曲の楽器編成は以下のようになっていると思われる。
・Guitar・・・Brian(少なくとも4トラック以上)
・Acoustic Guitar・・・Brian
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Vocal・・・Freddie
・Chorus・・・Freddie, Brian, Roger(少なくとも2トラック)
・Hand Crapping・・・?

3. サウンド比較
旧盤では、埋没したり、前に出てきたりとVocalトラックが不安定で少々聞き苦しい。

それに、Acoustic Guitarは確かに演奏されているのだが、旧盤では目立たなさすぎる。

新盤では全編に渡ってVocalが前面に出ており安心して聴けるし、Acoustic Guitarの音もクリアでハッキリ聞こえる。

また、新盤を聴くと分かるのだが、冒頭Drumsのリズムに合わせて、1回だけHand Crappingが鳴らされている。

このことは旧盤ではよく分からなかった。

なお、旧盤ではGuitarのゆがみやノイズが目立つが、これは新盤でも同じである。

旧盤では、この曲の最後のコーラス「All going down to see the Lord Jesus〜All going down to see the Lord Jesus〜All going down〜」の2回目のAll〜the Lord Jesusから最後のAll going downに移るところで、一度録音が途切れ、唐突に最後のAll going downにつながっているのだが、これは新盤でも同様であった。

つまり、この部分に関しては、そもそも編集自体が雑であったと思われる。

Queenの楽曲の中で、ここまで露骨につなぎ目が分かってしまうのは珍しい(と思う)が、これはこのアルバムのレコーディングにあった様々な制限がもたらした不幸な結果と捉えるべきかも知れない。

4. ライヴ記録
この曲に関しては、ライヴで演奏された記録は確認できない(メジャー・デビュー以前のとあるギグでのセット・リスト・ペーパーではこの曲の記載がある)。

B-5. Seven Seas Of Rhye(Instrumental)
1. 楽曲解説
この曲はこの後、しっかり完成されてSingle化されるが、ここに収録されたVer.はVocalなしで、演奏も1分ちょっとでフェイド・アウトしてしまうものである。

作曲者はFreddie。

2. 楽曲構成
この曲の楽器構成は以下のようになっていると思われる。
・Guitar・・・Brian(少なくとも2トラック)
・Drums&Percussion・・・Roger
・Bass・・・John
・Piano・・・Freddie

3.サウンド比較
 旧盤では、全体的にソフト・フォーカスでなんだか遠くで演奏が鳴っているような印象を受けたが、新盤では個々の楽器がハッキリ聞こえる。

4. ライヴ記録
 このInstrumental Ver.がライヴで演奏されたことはない。

えんぴつ総括
初回である今回は、Queenのメジャー・デビュー・アルバムである「Queen(邦題:戦慄の王女)」について、Hollywood Records(旧盤)とUniversal Music(新盤)によるRemaster盤の音質比較を行ったが、どの曲でも新盤の方が旧盤よりも、個々の音が明瞭でありながら、重厚で迫力のある音になっていることが確認できた。

また、特に向上しているのが、Vocalトラックで、旧盤では常に埋没気味であったVocalがグッと前面に出てきている。

一方で、新盤にはなぜか、「This 2011 version has been meticulously re-created using the finest modern analogue and digital technology from the original first-generation master mixes.」という一文ではなく、「This 2011 version has been meticulously re-created using the finest modern analogue and digital technology.」とのみ記されている。

つまりこのアルバムだけ、オリジナル・マスターからのRemasterが成されていないということになる。

また、私も触れたが、LiarのOrganのようにクレジットされていない楽器があるのはいかなる理由からであろう。

今回の新盤の登場で、すばらしい音質でQueenのファースト・アルバムを聞くことが出来るようになったのは嬉しいことだが、謎が残ってしまった。

それにしても、このアルバムの曲を聴いていて気が付いたことだが、意外にもGuitarにより多くのトラックを割いているのが、Brianの曲よりもFreddieの曲に多いということである。

この辺りのことは、2人の人間関係という観点から考察してみても面白いかも知れない。

なお、今回比較を行うにあたって、バンド・スコアは一切参考にしていない。

バンド・スコアを見てしまうと、どうしても「ここらへんでこの楽器が入ってくるな」と意識して聞いてしまうので、そうなると普通に聞いていれば聞こえにくい音も聞こえてしまうので、あえてバンド・スコアは見なかった。

間違っている箇所があるかしれないが、純粋に「耳で聞き比べた結果」というものを尊重したいと思っている。

次回、Queen?編に突入

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