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連帯オール沖縄・東北北海道コミュの福島・帰還困難区域の山林 モミの木に成長異常

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【東京新聞転載】

福島・帰還困難区域の山林 モミの木に成長異常

2015年8月29日 夕刊


異常が見つかったモミの木。本来、伸びている部分の幹がない(矢印)=放射線医学総合研究所提供
写真
 東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域となっている福島県大熊町と浪江町の山林に自生するモミの木で、幹が伸びない形態の異常が増えているとの調査結果を放射線医学総合研究所(千葉市)などの研究グループがまとめ、二十八日付の英科学誌電子版に発表した。
 調査は環境省の依頼で実施。環境省は事故後、約八十種類の野生動植物で放射線の影響を調査しているが、実際に影響がうかがわれる事例が確認されたのは初めて。
 今後、モミが事故後に受けた被ばく線量を正確に見積もったり、実験施設内でモミに放射線を照射したりして、放射線と異常との因果関係を調べる方針。
 研究グループは今年一月、大熊町と浪江町の計三カ所と、茨城県北茨城市の一カ所を対象に、地区ごとに百〜二百本程度を調査。空間放射線量が低い北茨城市では異常が約6%だったのに比べ、大熊町では約98%、浪江町では約44%〜約27%だった。
 モミの幹や枝は毎年春から夏にかけて成長するが、調査の結果、事故翌年の二〇一二年から一三年に成長した部分で、幹が伸びない異常が多く発生していた。
 研究グループの吉田聡・放医研企画部長(放射生態学)は「形態異常は放射線以外の環境要因でも発生するが、針葉樹の感受性が高いことを踏まえると、今回の調査結果は放射線が原因の一つである可能性を示している」としている。

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