ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

色彩論コミュの6/27講座レポート

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
/27第2回目「色環の発展<1>シュタイナー以降の
画家の活動」が行われました。

レポートが大変遅くなりました。
例によらず、内容を消化するのに時間がかかってしまいました。
以下大まかではありますが、レポートをお伝えします。

 

****************************

●ゲーテとシュタイナーは、色環を生みだすまでの、
立ち位置が違う。

ゲーテ ニュートンを敵として
シュタイナー 芸術家たちへ  としての

ゲーテは、黒と白を色としてみなしていない。
シュタイナーは、直接ゲーテの色彩環にふれていない


●バロックの画家は、影の付けが問題。
たとえば、赤い服のしわをどう描くか
ラファエロの前期の後期では、描き方が変わっている

☆フィリップ・オットー・ルンゲ
(1777〜1810)
ドイツ ヴォルガスト(スイス領)生まれ
ドイツロマン主義を代表する画家のひとり
この色環は、論理的で抽象的





●【午前の実習】 ワックスクレヨン
色環(色同士はとけこませて)
まわりに黒を置く。




色によって、黒との関わりがむずかしく感じる。
たとえば黄色。よごれのように見えてくる。

白と黒は、極端なグレーといえる
つまり、絶対的な白、黒というものはなく、それぞれの中に
幅がある。




こちらの方が、色と黒(グレー)との関わりは
自然か。


☆ジュリュウス・へービン
Jurius-Hebing
(1891〜1973)ミュンヘン生まれ
様々な色環を研究した画家。
ゲーテ とシュタイナーの色環から
様々なバリエーションを描くいている。


☆マルガリーテ・ハウシュカ
Dr.Margarethe Hauschka
(1896〜1980)
ミュンヘン生まれ



医者でもある。芸術療法というものを、
形にした。彼女がつくった学校もある。

モロー氏のコメントとして、
シュタイナーの色環をあまり反映していない。
黒は使わない。
それはセラピー的な理由から。


☆ブース・ハンバーガー
Hide Boos-Hamburger



画家として、シュタイナーからインパルスを得て、
独自に色彩理論を発展させた。
DER SCHOPFERISCHE KRAFT DER FARBE
という本を記す。

*モロー氏は、以前ハンバーガー氏の息子である
人物から、この本の再販について相談されたことがある。
返事をしようとしたところ、彼はもう亡くなってしまっていた。
というエピソード。

(講座参加の皆さん!この本はまだ手に入りますよ!)
http://www.amazon.de/sch%C3%B6pferische-Studiengang-Steiners-Farbengestaltung-mehrfarbigen/dp/B003EABBGU/ref=sr_1_9?ie=UTF8&s=books&qid=1279660628&sr=8-9

巧みな画家でなかったためか、その業績がほとんど知られていない
のが、とても残念。
モロー氏としては、一押しとのこと。


●【午後の実習】 水彩
真ん中を白く残し、色環を描く。上は赤、下部に緑を作っていく。
*絵画においては、はじめは理想的なものとして始め、
それが、だんだんと現実的となる。



赤  理想的な 満足 調和
緑  現実的な 満足 平和

※通訳の香川さんによると、
ゲーテの表現 Befriedigung という単語は、
私の魂の中に平和がある というような意味。
それをどう訳すか 悩むところ とのこと 
満足 充足、平和、調和 ...

徐々に、そこに形を与えていく。
たとえば、青は山に という風に。

緑は何か地上的な風景を想起させる。
平たく広がっていこうとする色である。

真んの空白の処理も自由に展開する。


実習の後、それぞれ描き終えた絵を皆で見ながら、いろいろな質問等の
やりとりが行われました。

この実習では、
*風景を描かなければならなかったのか?
*色の動きの強さを形によって鎮める といはどういうことか?
*色のもつ性質と色の動き、そこから引き出されるイメージの関係とは?
など。

実習の意図と、受け取り方とに少々混乱が生じたようでした。
さまざまな感想や疑問等が出されましたが、
実習を通して、実際の色の体験が得られ、学びも深まるのだと
いうことが実感されました。

次回は、いよいよ本題に入っていきます。
7/25**************
色の結び目<<1>>
●色彩存在のダイナミックな出会い
●黄色-赤/白-青のもたらす新しい可能性
*****************

色で描くということへの、大きな手掛かりになる
実習になると思います。どうぞお楽しみに!

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

色彩論 更新情報

色彩論のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング