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ジストニア談話室コミュのiPS細胞治療の続報

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続報が入ってきました。

(日経)http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0601J_W4A300C1MM8000/

(毎日)http://mainichi.jp/select/news/20140307k0000m040113000c.html

パーキンソン病のiPS細胞治療で実際に人への移植が2016年から始まるようです。
2年前にもトピックを立てましたが、その時は人での臨床研究は「5〜7年後」と報じられていたので、明らかにスケジュールが加速しているようです。

パーキンソン病は「中脳黒質」や大脳基底核の「線条体」の変性が中心原因とされ、黒質の神経細胞は肉眼でも分かるほど脱落していくそうです。そのため、正常なiPS細胞を神経細胞の集合体に成長させて脱落部位に注入するという治療になるのでしょう。

一方、ジストニアは大脳基底核や小脳の変性に原因があると考えられていますが、パーキンソン病のような明白な細胞脱落は報告されていないため、iPS細胞治療はジストニアでは難しいだろうとおっしゃる先生もいらっしゃいます。

しかし、ジストニアの遺伝子検査を行なっておられる小幡文弥先生が昨年12月の講演でお話になったところによると、「私が調べた限りでは、(iPS細胞治療のジストニアへの応用についての研究を)始めようとしている大学はいくつかあるらしい」とのことです。
ただ、いくつもの段階を踏んでいかなければならないため、人間での治療までには時間がかかるそうですが、「パーキンソン病でできるなら一応同じようにできるので、最初にやるものよりは短時間でゴールに行きつけると思う」ともおっしゃっていました。


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(以下は日経新聞からコピー)

パーキンソン病、iPS使い治療 京大が16年にも
2014/3/7


 京都大学iPS細胞研究所(山中伸弥所長)はiPS細胞を使い、手足などが震える神経の難病であるパーキンソン病を治す臨床研究を2016年にも始める。iPS細胞から育てた神経細胞を移植し、脳の機能を回復させる。治療に必要な細胞を安全に作る技術を確立した。iPS細胞を使う移植は今夏にも理化学研究所が目の難病を対象に世界で初めて実施する。今回は2例目になりそうだ。日本発の再生医療が世界をリードする可能性がある。

 様々な細胞に変化できるiPS細胞は、病気やケガで損なわれた臓器の働きを補う再生医療の切り札とされる。iPS細胞から作った細胞を体内に移植する治療が成功すれば、心臓などの内臓の病気への応用に弾みがつく。医療分野の日本の競争力向上にもつながる。

 京大の高橋淳教授らが実施する臨床研究の対象患者は6人。研究が認められれば募集する。患者の血液からiPS細胞を作製し、さらに大量の神経細胞に成長させて患者の脳に移植する。細胞移植で、患者の脳内で減っている神経伝達物質「ドーパミン」の量を増やす。

 作った神経細胞の安全性を確認するため、血液採取から移植まで約9カ月かかる見通し。手術は頭部に小さな穴を2つ開け、針を使い細胞を移植する。「手術の難易度は決して高くはない」(高橋教授)。移植によってがんができるリスクは非常に低いという。

 移植後は1年以上詳しく調べる。介護が必要な患者が身の回りのことを一人でできるようになったり病気の進行を遅らせたりできるなどの効果を期待している。

 研究チームは15年初めをめどに、京大が設置予定の安全審査のための第三者委員会に臨床研究計画を申請する。さらに厚生労働省の審査を経て厚労相が了承すれば、臨床研究が実施できる。

 京大チームはこれまでにネズミやサルを使い実験。iPS細胞から作った神経細胞を移植し、治療効果を確認している。

 また、感染症などの原因となる可能性がある動物の成分の代わりに、たんぱく質を使うことで、従来の20倍以上の高効率で神経細胞を作るのに成功。移植に適した細胞だけを選別する手法も開発した。成果は米科学誌ステム・セル・リポーツ(電子版)に7日掲載される。

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