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小児風邪対策研究会コミュの抗インフルエンザ経口吸入治療薬の問題点

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現在、使用されている
抗インフルエンザ治療薬の内、
リレンザやイナビルは経口吸入剤です。


原則として、
いきなり下気道に到達します。
ところが、
ウイルスの初感染部位は
上気道であることは明らかですから、
経口吸入剤は、肝心の
初感染部位を完全にパスしていることになります。


飲まなくても済む、
一回で済むとか謳われて
経口吸入製剤の需要が増していますが、
発症直後から下気道炎など起こるはずもなく
はじめから、初感染部位である
上気道は空振りの薬なので、
全く効果がないと云われる
患者さんはかなりあります。


「迅速診断は鼻腔・上咽頭で確認」
しているのに、その治療薬は、
ウイルスの存在する鼻腔・上咽頭を
無視している治療薬です。


どうして
このような治療薬に
疑問を持たれないのか
大変不思議です。

経口吸入薬は吸入することで
効果あるのではありません。
一旦、吸入した製剤を
呼気と共に吐き出す時
初めて、肝心の「鼻腔・上咽頭」に
到達して効果を発揮します。

当然、口から息を吐き出せば
効果は出ません。

このように、
現在の抗インフルエンザ経口吸入剤には
Drug Derivery System(DDS)に
大きな問題があります。
物凄く遠回しに効果が発揮されています。

インフルエンザウイルスの感染病態を考えれば
DDSは経口吸入ではなく
経鼻吸入が適切と考えられます.

しかし、残念ながら、現在
インフルエンザ治療薬としては
経鼻吸入製剤は存在しません。

経口吸入剤を希望される場合
『吸入した後、息を吐く時、
口を閉じて、鼻からゆっくり
吐き出してください。』
と説明しています。


季節性インフルエンザは
ほゞ終焉しましたが、
H7N9鳥インフルエンザウイルスの
問題が急浮上しているので
念のため、
お知らせしておきたいと思います。

参考記事
「インフルエンザと漱石の周辺 進歩と功罪」
(『元祖・漱石の犬』2012年、朝日クリエ、p85-p126)

「新生活スタートと感染症対策」
(Happy-Note 2013年春号p48-p49)

http://www.geocities.jp/ygrkt763/zScan0112f-horzs.jpg

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