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小児風邪対策研究会コミュの福岡が生んだ世界の歌姫、浜崎あゆみさんに学ぶインフルエンザ

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以下は、福岡が生んだ世界の歌姫、浜崎あゆみさんの今回のインフルエンザについて漏れ聞こえてきた報道です。

『23日に「エンザだぞこんなろ」とインフルエンザを公表していた浜崎は30日に「熱は未だ下がらないが、熱がある時に食べる白くまが美味すぎる事を知った今日この頃。明日にはきっと治ってるさ。そうさそうさ」とツイートで病状を報告し、「明日にはきっと治ってるさ。そうさそうさ」と自らを鼓舞。ツイートによれば、浜崎は1週間近く高熱に苦しんでいることになる。30日深夜、再び自身のツイッターを更新。「ふっかぁぁぁぁぁぁーーーつ」と順調な回復ぶりを伝えた。 浜崎は インフル罹患後もツイートしていたことからすでに回復したと思っていたファンもいたようで、1週間が経過しても熱が下がらない状況に心配する声が寄せられていた。復活を報告後も某ゲームアプリと思われる内容のつぶやきを残しており、現状は良好とみられる。』

既に「元祖・漱石の犬」朝日クリエ平成24年5月発刊の第三章『インフルエンザと漱石の周辺』では、漱石の新聞小説「三四郎」に描かれたインフルエンザを検証し、インフルエンザの病態や対処法について詳しく書きました。しかし、専門用語も多々あり、難し過ぎるという御批判も頂いています。そこで、今話題の、福岡が生んだ世界の歌姫、浜崎あゆみさんがかかったインフルエンザについて新たに出来るだけ検証してみました。

先ず、重要な点ですが、今シーズンの主としてA香港型によるインフルエンザは全般に軽症です。有熱期間も平均2日、受診時には解熱しているケースも多く、浜崎さんのように1週間も発熱が長引くのは尋常ではありません。

その全容は明らかではありませんが、咳が激しいとか、呼吸困難があるとか、気道系の症状は記載されていません。同じく、嘔吐や下痢などの症状も記載されてはいません。すなわち、発熱主体の全身症状であり、インフルエンザとして妥当です。

さて、インフルエンザウイルスは、増殖スピードが速いため、大量に暴露したり、その排除が遅れると、高熱になったり、発熱が長引きます。インフルエンザウイルスの初感染部位は鼻腔や上咽頭です。迅速診断は鼻腔の奥で施行されることからもお判りでしょう。

そのあと、鼻や咽喉で増えたインフルエンザウイルスが下気道に感染して気管支炎や肺炎を合併することもあり得ますが、実際は稀です。浜崎さんの病状からも下気道炎の合併を疑うことは難しいと思われます。

そうなると、今回、浜崎さんの場合、インフルエンザウイルスは気道の後方の食道、胃腸、すなわち、消化管に飲み込まれていたと考えられます。幸い、強烈な胃酸でウイルスは殆ど処理されてしまい、大事には至りませんが、胃液に耐えて耐えて、微生物の極楽である腸に逃げ込んでしまうとどうでしょうか。ウイルスを追い出すのは、腸の蠕動運動亢進、すなわち、究極的には下痢になります。

ところが、極寒の乾燥状態、暖房でさらに乾燥の時期ですから、浜崎さんにも、鼻副鼻腔炎があったことは想像に難くありません。鼻腔へ流入する外気を加温加湿する最重要構造である副鼻腔の出入り口が詰まりやすくなります。これは音の共鳴にも大切な場所で、浜崎さんにはさらに深刻です。

さらに問題になるのは、副鼻腔の出入り口が詰まると、粘液分泌物が蓄積することです。副鼻腔炎と云われる病態です。もし、シュンとかズルとか鼻をすするようになったら、確実に副鼻腔炎です。この分泌物は、最終的に後方の咽喉に流れ込み、後鼻漏と呼ばれます。食道へ無意識に飲み込みますが、この時、空気も一緒に飲み込むので、胃腸にはガスが溜まり、拡張します。拡張した腸は収縮力が著明に低下します。

その結果、胃腸の蠕動運動が阻止されてしまいます。病態的には、胃液で処理できずに、腸へ逃げ込んで来たインフルエンザウイルスを腸からきちんと追い出すことができなくなります。さらに、究極的には、便秘に陥ります。腸から下痢という形でのウイルスの追い出しが遅れてしまうと、最終的には、上に追い出す、すなわち、嘔吐や吐気になります。とりわけ、腸の蠕動運動は睡眠により促進されるので、睡眠確保は非常に大切です。夜中までツイートや某ゲームアプリは論外です。

栄養の事も心配してはだめです。心配なのは脱水です。胃腸は2本も3本もあるわけではなく1本しかありません。栄養物を吸収するか、異物を排泄するか、二つに一つです。インフルエンザの場合、ウイルスを吸収して血液中に侵入されたりすれば一大事になるので、当然、吐くか下すか、で追い出し対応になります。しかし、嘔吐が激しいと、いきなり、脱水になるので、基本の排除は下痢が無難です。

この非常に重要な消化菅からのウイルスの排除が滞り、異常に増殖してしまうのを防ぐのが発熱です。発熱により、ウイルスの増殖は抑制され、最終的にウイルスやウイルス感染細胞を処理する抗体や細胞障害性Tリンパ球の産生も促進されます。

今シーズンのインフルエンザが軽症で有熱期間も短いのに、今回、浜崎さんのインフルエンザによる発熱が長引いた理由は、鼻副鼻腔炎が既に存在し、消化管からのウイルスの追い出しが遅れた、熱がある時の食事や、癖になっていると思われる、出身地福岡名産、練乳の味わいラクトアイス「白くま」のような氷菓により胃液が希釈されてしまい、胃によるウイルス処理能力が大幅に低下、胃から腸に、余計にウイルスが逃げ込んでしまった、ツイートや某ゲームアプリに時間を費やし、大切な睡眠時間が確保出来ず、腸の蠕動運動が抑制され、消化管からのウイルス排除がさらに遅れた、インフルエンザワクチンが未接種であった?、最近多用されている経口吸入型インフルエンザ薬の使用法が適切ではなかった(薬を吸った後、いきなり口から息を吐いた場合は効果なしです)?、また、私的生活における複雑な人間関係(恋愛問題、結婚、離婚、再婚問題など)のストレスがNK細胞活性など、全般的免疫力を低下させていた、などが考えられます。

今回は病原性の低い季節性インフルエンザであったために難を逃れましたが、次に出現してくる可能性のある病原性の高い新型インフルエンザのことも考えれば、福岡が生んだ世界の歌姫、浜崎あゆみさんには、普段から、鼻副鼻腔炎や便秘の予防、睡眠の確保、栄養より水分確保、適切なインフルエンザ薬の使用など、注意して頂きたいと思います。

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