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関西城郭同好会コミュの【城郭ニュース 第352号】  2013/07/01(Mon)

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【城郭ニュース 第352号】                2013/07/01(Mon)

==================じ=ょ=う=か=く=に=ゅ=ー=す=

◆今週の目次◆
(1)松本城(長野県松本市):北門で馬出遺構を確認
(2)伏見城(京都市山科区):山科に採石場を確認
(3)福岡城(福岡県福岡市):地震などの衝撃を低減する「石列」を発見
(4)安川城(富山県砺波市):散策路に竹柵を設置
(5)但馬竹田城(兵庫県朝来市):昨年度のガイド利用は3万5千人


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(1)松本城(長野県松本市):北門で馬出遺構を確認
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 松本城の北門があったとされる松本市北深志1で発掘調査を行っていた松本市教育委員会は、門の手前にあった土塁「馬出」遺構を確認した。江戸時代の松本城絵図にはこの馬出が4箇所描かれているが、明確に確認できたのは初めてである。馬出遺構が見つかったのは天守の北東で、かつて北門があったとされる住宅地である。土塁基底部の遺構のほか、土塁が崩れないように下土留めの石や木製の杭列なども見つかった。

 この土塁は上から見ると三日月型の弧を描いており、「丸馬出」であることも判明した。馬出の外側にあった堀との境からは木製のとがった杭4本も確認され、総堀の調査でも見つかったものと同様であった。江戸時代中期の享保13年(1728)に描かれた城下町の絵図(松本城管理事務所所蔵)によると、この北門のほかに東側の上土町、北側の松本神社と西側の現在の松本税務署がある場所にも描かれている。

▼松本城については、下記サイトを参考にして下さい。
 https://www.city.matsumoto.nagano.jp/miryoku/siro/index.html
 ↑松本市による公式サイト
 http://homepage3.nifty.com/yogokun/matumoto.htm
 http://utsu02.fc2web.com/shiro64.html
 


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(2)伏見城(京都市山科区):山科に採石場を確認
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 京都市山科区大塚葭ヶ谷の山中で、伏見城の石垣普請に使用されたとみられる採石場跡が見つかった。「一に○」などの記号が刻まれた大名の刻印石や砕石の跡を示す石が多数残っており、京都府教育委員会や京都市が調査を行うこととした。伏見城築城時に山科の山中で石を採ったとの記述が「甫庵太閤記」にあり、それを裏付けることとなりそうである。

 採石場跡と刻印石を見つけたのは住民団体「ふるさとの会」会員で、採石場跡には矢穴が入った石が24個あった。孔の幅は8〜12cmが多く、伏見城で見つかった矢穴と酷似していた。刻印は石垣普請をした大名が採石範囲や採石者を示すために刻むもので、矢穴石の近くで毛利家のものとみられる「一に○」の石が3個見つかった。城の採石場に詳しい日本考古学協会の森岡理事は、石垣に自然石を用いた秀吉時代にも採石した場所で、矢穴の形状から慶長10年(1605)遺構に手を加えたとみられ、採石場に残っている石は徳川時代の伏見城で使われる予定だったと考えられるとしている。

▼伏見城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://homepage3.nifty.com/yogokun/husimi.htm
 http://www.siromegu.com/castle/kyoto/fusimi/fusimi.htm
 http://www.oumi-castle.net/takoku/kyoto/fusimi.html


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(3)福岡城(福岡県福岡市):地震などの衝撃を低減する「石列」を発見
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 福岡城石垣の修復工事を行っている福岡市は、石垣を内部から支える裏込石の層から、石垣をさらに補強し、地震などの衝撃を低減するための「石列」を40箇所ほどで発見したと発表した。このような石列が近世城郭から見つかったのは初めてで、同市では石垣の耐震技術や堅固な構造が分かる貴重な発見としている。

 石列が見つかったのは大手にあたる上之橋御門で、裏込石を取り除くために石垣の頂上から7m掘り下げたところ、石列が約10ヵ所見つかった。石列は一列の長さ約2m×幅0.5〜1mで、築石と垂直に約2.4m間隔で規則的に並んでいた。石列は縦横40〜50cmの大きめの自然石で、築石の補強とともに地震の震動を吸収して小さな石の移動や揺れを押さえる目的で設けられたとみられる。

 同市では福岡城を築いた黒田家独自の技術か、それとも全国の城郭に共通する工法なのか、今後の調査で明らかにしたいとしている。

▼福岡城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://homepage2.nifty.com/yogo1394/kyushu/hukuokasi02.htm
 http://www.fukuoka-oshiro.com/
 http://www.geocities.jp/bane2161/fukuokajyou.htm


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(4)安川城(富山県砺波市):散策路に竹柵を設置
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 砺波の三大山城に数えられる安川城について、地元の再生プロジェクトによる草刈りが行われた。また散策路の危険地帯に竹柵を設けて、来訪者の安全を図るようにする。昨年は本丸の崖に面した一部に竹柵を設置しており、今年は城跡に続く散策路の危険な箇所に竹柵を整備することとした。

▼安川城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://sendanyama.exblog.jp/18336857/
 ↑安川城再生プロジェクトの活動が分かります。
 http://pub.ne.jp/khm55/?entry_id=4406570


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(5)但馬竹田城(兵庫県朝来市):昨年度のガイド利用は3万5千人
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 和田山町観光協会の集計にによると、昨年度の但馬竹田城の観光ボランティアガイドの利用者が延べ3万5千人となった。これは前年度の2.8倍で、過去最多となった。同協会では平成20年(2008)度から郷土史を学んだガイドを養成し、現在は23人が活動している。予約制で、1時間半ほどで竹田城や竹田寺町通りなどを観光客に案内している。平成21年(2009)度に雲海や花見の時期を中心に44団体、延べ752人だったガイド利用者は、ブームに乗って平成23年(2011)度には365団体、1万2264人に急増した。

▼但馬竹田城については、下記サイトを参考にして下さい。
 http://www.city.asago.hyogo.jp/category/2-2-0-0-0.html
 ↑朝来市によるサイト
 http://1st.geocities.jp/golden_shiro/1takeda.html
 http://www.shirofan.com/shiro/kinki/takeda/takeda.html

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