ミロクの世に生きる101の方法コミュの夫婦

ミロクの世に生きる101の方法目次
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高齢化社会の今、夫婦共々６０代といった方々も大勢いらっしゃいます。
しかし、その年になっても日常的にセックスをしている夫婦って、どうも非常に少ないのでは？と思えてしまいます。
戸籍上は夫婦であっても、相手に対する情熱がすっかり冷めきっている。そんな夫婦があまりにも多く目に付きます。
相手に興味がないだけならまだまし、憎しみすら感じ合っているといったケースも珍しくないようです。
そんな夫婦に出会うたび、私は内心「ああ、この人たちもハメられちゃってるな」と思わずにはいられません。
「ハメられる」とはすなわち、夫婦であることの本当の意味、セックスの本当の喜び、そういったものから目を覆われて生かされてきたということです。


現代社会は、夫婦というものに何かと付加価値をつけます。それによって、恵まれた結婚・不幸な結婚みたいな評価を加えたがるのです。
一時、３Ｋ（高学歴・高収入・長身）という言葉を耳にしましたが、このような考え方こそが夫婦の本来のあり方を歪め、他者には代わることのできない特別な心の交感・統合を阻むものはないと言えます。


ちょっと、こんな想像をしてみてください。
地球に異変が起こり、あなたを乗せた船は難破しました。無人島に一人流されたあなたを気にかける人はどこにもいません。天涯孤独のあなたは、そこであなたより一足早く漂着した一人の異性と出会います。
その異性は、顔はヘチャムクレ、胴長短足、おまけに水虫が臭そうです。
でも、その島以外の大地は全て壊滅、地球にはもうあなたとその異性しか残されていないのです。
あなたは、「あんなのタイプじゃない」と、夫婦になることを拒むでしょうか。
おそらく、あなたがよっぽどの変わり者でない限り、きっとその異性と夫婦になるだろうと、私は思います。
なぜならば、ルックスとか収入とか、そんなものが気になるのは、社会の中で生活すればこそだからです。
社会と隔絶されたあなたは、本音がど〜の建前がど〜のとか言った、これまで使ってきた社会のものさしが一切なくなり。すべてを捨て去り、文字通り裸になって、一人のオスあるいはメスとなって、相手の体に貪りつく ことでしょう。
つまりそれが、成熟した人間男女の本来の姿なのです。

このように、夫婦あるいは男女の関係とは本来純粋無垢・単純明快なものなのですが、世間というものがそれに何かと難癖をつけてきます。
夫の両親は、嫁の家柄はどうだ？とか、しつけがなってないとか言いますし、嫁の親は夫の収入じゃ子供を育てられないとか言います。
夫の友人は「おめでとう」と言う言葉の裏に「嫁さんブスだな〜〜」みたいな蔑みが感じられますし、嫁の友達からは「貧乏暮らし大変ね〜〜」みたいな、それとないニュアンスを受け取ってしまいます。
どんどんどんどん、本来そうであるはずの純粋な心の交感という間柄に余計なものが混じってきます。
結婚後、嫁と姑の折り合いが悪い夫は、家にいるのが苦痛で帰宅が遅くなりがちです。子供の養育費とかうんざりです。夜の営みも次第に数が減っていきます。
夫に物足りない嫁は、子どもの教育にはけ口を見出します。「勉強しないとお父さんみたいになるわよ！」が口癖になります。
そんな二人が40年後、年金退職した、子供は一人前になった、さ〜あとは自由だ！といった時に、世間の煩わしさをすっかり投げ捨てて、出会った時のトキメキを甦らせることができるでしょうか。
現在６０代以上の高齢者夫婦のほとんどは、そんな具合に、夫婦本来の意味、そして喜びを知らないまま生きてきた方々です。
そんな方々を、私はどうしても「ハメられた」という印象なしに見ることはできません。


「女房はもともと病弱だったんだから、仕方ないだろ！」ってな反論をいただくかもしれませんね。
私は、病気にはすべて心的な原因があると考えます。
夫婦生活が機能しているのなら、そうやすやすと病気にはならないはずです。
なぜならば、セックスこそが最高の魂のリニューアル方法だからです。
セックスを一回すると○○カロリーの消費になる、だからセックスは健康にいい。とかいう勘違いした医者がいるようですが、失笑してしまいます。
心の糧は喜びです。喜びのない人は、次第に心の創造物である肉体を老化・病化させていきます。
そして、心にとってセックスによって迎える絶頂感は最高の喜びであり、唯一のものです。
だから、日常的に気持ちのいいセックスをしている夫婦は、老けないし病気もしにくいのです。
逆に言えば、夫婦の方々の健康状態を見れば、二人の感情的な関係が薄々想像がつくというわけです。
というか、セックスの《本当の》気持ちよさを知っていたならば、化学薬物などといった異物を体内に入れて、感覚を麻痺・鈍化させるなどといった行為、決してやろうと思わないはずです。


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〈古代人はセックスの大切さを知っていた〉
日本の古代信仰では、男性器や女性器をかたどった石をコンセイ様といって祀っていました。
あれを見て下品だとか、文化度が低いなどと思われる方は、ミロクの世に生き残れるかどうか、ちょっと心配です。
古代の人々は、単刀直入に、なんのてらいもなく素直に、自分たちが最も大切にするものを祀っていたのです。
そんな純粋で崇高な祈りに、ハレンチだの下品だの汚いだのとレッテルを貼り、素直な心から遠ざけてしまったものは、一体なんなのでしょう。
最も罪深いのは、なんといってもキリスト教でしょう。それは決して、イエス・キリスト自身の教えではありません。
中世の布教活動では、原住民たちに腰蓑やブラジャーをつけさせ、裸は罪深いこと、セックスは恥ずかしいことだと、自分らの思想を押し付けて回りました。
でも、キリスト教だけが悪いのではなく、禁欲を教えとする仏教や女性蔑視のイスラム教なども、同罪だと言えるでしょう。
結局、宗教はその時代時代の支配者の道具でしかなく、大衆を意のままに操作するために巧妙に利用されたのです。
そんな状況は現代人にも言えることです。
義務教育が始まり、小学生になると、生徒たちは男女別々に行動するように教え込まれ、性的な体験の一切を遠ざけられます。
もうそんなちっちゃな子供の頃から、「無人島で二人きり」のケースでは容易に溶け込むことができた男女関係が、非常に困難な状態にさせられてしまうのです。
義務教育を終え進学し就職。おざなり程度の性教育は受けますが、セックスの本当の目的など全く思いがいたらないほど、セックスについて無知なまま、社会的な成人になるわけです。
むしろ、エロ本やらネットの猥褻サイトやらの歪んだ情報でゆがんだ知識を身につけてしまい、自分のありのままの姿をさらけ出せない、相手をありのままに愛することができない、どうしたらいいのかまるで見当がつかない、そんな心の不具者にされてしまうのです。
だから、今の日本の成人の多くは、セックスの経験はあっても、セックスの本当の悦びを知らずに、はや定年退職まで行っちゃった、そんな人ばかりなのです。



〈セックスはやればやるほど気持ちいい〉
ひふみ神示の一節です。↓


一切のものは(ウズ)であるぞ。同じことくりかへしているように、人民には、世界が見えるであろうなれど、一段づつ進んでいるのであるぞ。木でも草でも同様ぞ。前の春と今年の春とは、同じであって違って居らうがな。行き詰りがありがたいのぢゃ。進んでいるからこそ、行きあたり行きつまるのぢゃ。省みる時あたえられるのぢゃ。さとりの時与えられるのぢゃ。ものは、はなすからこそ摑めるのぢゃ。固く握って戸しめていてはならんのう。扉あけておけと申してあろうが。着物ぬいで裸体となることつらいであろうなれど、ぬがねば新しい着物きられんぞ。裸になってブツカレよ。神様も裸になってそなたを抱いてくださるぞよ。重い石のせたタクアンはうまいのであるぞ。
ひふみ神示 第27巻　　春の巻第10帖


一切のものは(ウズ)です。セックスも例外ではありません。
何度も何度も繰り返し、お互いの波長を合わせ、心のつながりを深めれば深めることで、一段づつ進んでいくのです。
そこには成功も失敗もありません。最高も最悪もありません。
いつも最高のコンディションで望むスポーツ選手でも、活躍できる日もあれば冴えない日もあります。
何度も何度も浮き沈みを繰り返して、堂々巡りを繰り返しているようでも、気がつけば一段づつセックスも進化していきます。
それがセックスの本当の目的です。本当の目的を知っている夫婦に、年齢はありません。６０になっても７０になっても、たとえ100歳になっても、いつもラブラブ なのです



「ダンナとは最近マンネリで・・・・」という方は、もしかしたらテレビばかり見ている方かもしれませんね。
テレビから流入してくる情報に、ついつい目移りしてしまい、自分の心の全てを捧げてセックスしていないのかもしれません。
二枚目スターにうつつを抜かしてみたり、浮気ドラマに感化されたり。
とはいえ、それとて、ダンナに責任がないとは言えません。ダンナもヨメも、どちらともなく気をそらし、心の真ん中でストレートに愛し合わない、
そんな心の癖が知らず知らずについてしまい、セックスの醍醐味を経験できないでいるのではないでしょうか。
「海外出張の時はいつもあっちのネーちゃんとヨリドリミドリ」という方は、セックスをグルメにしてしまった方です。世界中にはまだ味わったことのない未知の珍味が溢れている、といった幻想に惑わされているのです。
とにかく、テレビ、週刊誌、流行歌ect.世に氾濫する情報はことごとく、素朴で無垢なセックスから目をそらさせるものばかりです。
なぜならば、セックス好きのラブラブ夫婦は無駄使いしないからです。毎日が輝いているから、旅行だご馳走だと、高価なもので気を紛らす必要がないのです。
現代社会は、夫婦であるみなさんが不仲であるほうが何かと都合が良いのです。
離婚・再婚を繰り返したり、夜の街で散財していただいて、せっせと経済復興に尽力していただきたいのです。
そんな現代社会ですから、ハメられたご夫婦がたくさんいらっしゃるのも、ごくごく当然のことです。




〈本当のセックスを経験するために〉
まずは、なにをおいても、気持ちに竿をさしてはいけないということでしょう。

「なあおまえ、いいだろ？」
「タカシの成績が最近良くないの。あなたも本気で考えてよ。」

ってな、興ざめなことを言ってはいけません。
せっかく二人で築き上げた喜びのウズが一気に萎えしぼんでしまいます。
夫婦生活で最も大切なのはセックスです。
結婚とは、「一生あなた以外の人とはセックスしない」という約束だったはずです。
ミロクの世には、それは重要な約束事ではなくなるかもしれませんが、現代社会においては決定的な拘束力を持っています。
それを心に巻き付いた硬い鎖のように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、考えようによっては、セックスだけが、幼年時から押し付けられてきたロボット化教育から解放される唯一の手段なのです。
セックスは、これまでずっと目を背けさせられてきた「命の目的」に気づくための、最も身近で強力な方法です。
インドの神像で、男神と女神がエロティックに交わるものをよく見かけますが、セックスがそれほど神秘性を持った魅力的な冒険であることを、それらの像は示しています。
実際の生活のことなど極力忘れ、どこまでもセックスに没頭しましょう。
明日のことや仕事のこと、そんなことさして重要ではありません。命の最高の喜びの時に、わずらわしいこと一切忘れてしまいましょう。
ミロクの世には、子育てはコミュニティ内での共同作業になるといいます。でも今はまだそんな状況は訪れてませんので、最低限、子供が飢えなければ良しとしましょう。
とはいえ、有り合わせのジャンクフードなどはやめておきましょう。これは快感にも影響します。
野菜などの自然食の方が感度を良くするように思います。
お金のかかることはできるだけ切り詰めましょう。そうすれば金儲けに費やす時間が短縮できます。その分だけ、心が育つ時間が増えていきます。
できるだけ空気の良いきれいな場所で生活しましょう。心がどこまでも開放できる場所こそが、真の人間らしい住処です。
可能な限り、相手の要望に応えましょう。相手が喜ぶことを進んでやってあげましょう。
おたがいにもっともっと相手にとってかけがえのない存在になりましょう。


ジョンとヨーコのベッドインは、まさにそれを自ら実行してみせたイベントです。
愛は真実。真実は愛。



〈仮面夫婦の場合〉
以前、奥さんに隠れてこっそり浮気をする方に、こう言ったことがあります。
「あなたが現在抱える最も大きな問題は、結婚生活ですね。
あなたは自由恋愛がしたいのに、奥さんに許してもらえるとはとても思えない。
だったら、奥さんの自由恋愛も許したらいいんじゃないでしょうか。
好きな男を見つけて、家に引き込んでもいいし、どっかに泊り歩いても、俺は文句を言わない。
だから、お前も文句を言わないでくれ。
でも、気が向いたら、時々夜明けのコーヒー一緒に飲もうね。って」


一度こじれてしまった関係を修復するのは容易ではありません。
いっそ、後腐れなく、相手を後日恨むような仕打ちをするでもなく、円満に関係を遠ざけてしまったほうが、完結に問題を解決できるかもしれません。
興味を失った相手にいつまでもしがみついていることはないのです。
周囲からはどんなに風変わりな夫婦だと思われても、最も大切な心を偽り続けるより、ずっとましです。
「神との対話」の神様は、愛もセックスも決まりなどない、自分の思いのままにやればいいのだと言います。↓

質問＝愛の表現にはどんな制限を課したらいいか。
神の答え＝何もない。制限はまったくない。結婚の誓いでも、それを宣言すべきなのだよ。


神の言葉に比べたら、結婚という人間の約束など些細なものです。重荷に感じたら破棄していいんです。
あなたの全身全霊で、周囲の理解を勝ち取ってください。
不道徳だ不埒だと蔑まれたっていいじゃないですか。
あなたを悪く言う人たちは、本当はあなたが羨ましいのかもしれません。
現代社会の規則から飛び出し、ミロクの道を歩み始めたあなたが。