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ミロクの世に生きる101の方法コミュの労働

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ミロクの世に生きる101の方法目次
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=72041751&comm_id=4650196


「雇用創出」という言葉があります。経済社会を潤滑に運営するためには、失業者というあぶれ者を減らさなくてはならないという考え方です。↓

えんぴつ こよう‐そうしゅつ〔‐サウシユツ〕【雇用創出】
就労の機会を新たに作り出すこと。経済・雇用情勢の悪化による離職者の増加に対応するため、新規・成長産業の振興、創業・起業の支援、ワークシェアリングの促進、経済刺激策の実施などによる雇用機会の創出が図られている。⇔雇用喪失。


しかし、労働の本質を考えたときに、この考えはあまりに本末転倒です。
労働とは、誰かが自分の責務を肩代わりしてほしいという要望があって、初めて成立するものです。
労働を肩代わりしてくれてありがとう、といった感謝の心があって初めて、世のため人のために働いたのだ、私は社会に役立っているといった実感が生まれます。
そういった社会的必要性もなしに、ただただ雇用だけを増やさなければならないとする考えが、労働の本質に照らして大きな矛盾をはらんでいるのは、言うまでもないことです。


3・11震災で多大な被害を被ったとある三陸の街で聞いた話ですが、津波にさらわれた地域に新たに家を建てるには、5mの宅地かさ上げをしなければ、行政上の許可が降りないのだそうです。
その一方で、復興のためには震災がれきを処分することが先決だと、日本全国にとてつもない労力をかけてがれきの移動が行われています。
もしも、5mの宅地かさ上げを本当に実現しようと考えるのならば、がれきだって十分盛り土の材料になります。
わざわざ日本のあちこちに持っていく必要はないのです。(まあ、自然の造形に逆らった人間の盛り土なんて、どうせうまくいかないのは目に見えていますが)
なぜそのような馬鹿げたことがまかり通るのか。それは、雇用創出が 喫緊の目的だからです。
津波で生活基盤を失った人々に、とりあえず仕事をあてがわなければならない、そんな考えが貴重にあるのでしょう。
つまり、社会のニーズのために労力を必要としているのではなく、労力をとりあず活用するために、無理やり仕事をひねり出したということです。
これは、現代社会が包含する愚かさといえるものです。現代社会はこのような愚かさを前提に成立している社会であり、この愚かさを黙認しない限り社会は成り立たないのです。
言うならば、現代社会が愚かなのは必然なのです。
なんで社会は無駄が多いんだ!政治家は何をしている!といった憤りの声をよく耳にしますが、社会はもともと愚かなものなのですから、やむを得ないことなのです。

将来に大きな負債を抱えることになる原子力産業や、水を貯めおくことで余計な浄水工程が必要になるダム建設などは、そのような、まずは仕事、まずは金儲けという考えが前提にあったからこそ推進されてきたのでしょう。
その結果、その仕事が社会のためになっているのかという本質的な部分がおざなりにされてきました。
無意味に何度も掘り起こしては舗装を繰り返す道路工事、あらゆるサービス業、頼みもしないのに出向いてくるセールスマンなど、戦後の人口増加も影響して、社会が望みもしない労働が仕事として見なされるようになりました。
そこには、自分が社会の役に立っているといった尊厳は微塵もありません。むしろそこにあるのは、社会になんとかしがみつかせてもらっているといった屈辱感でしょう。
社会人になるとは、そんな屈辱感を麻痺させることなのかもしれません。
つまり、社会は労働者を必ずしも必要としていないのです。
社会が必要としているのは、そんなあなたの屈辱に耐え辛い労働時間を忍従する姿なのです。どこを見回しても、従順なロボットがあふれている、そんな風景を社会は必要としているのです。



雇用創出は、失業者の生活を思っての考え方ではありません。
社会システムに参加しない人々が増えすぎては、従順な風景が壊れてしまう。それが問題なのです。
ギリシャやスペインの今がまさにその状態です。失業者たちの「待たざる力」は、「持てる者」にとって警戒すべき驚異です。
ドイツやフランスなどの近隣国が状況改善に憂慮するのも、「待たざる力」の反逆が自国に飛び火することが懸念されるからです。
しかし、これはもう現状の社会システムの中では解決策は見いだせません。遅かれ早かれ、EU諸国全体がそのような状況に陥ることでしょう。
解決策は一つ。社会に必要とされない人がいるならば、その人々の居場所を確保してやればいいのです。
国が提供する社会的なサービスを全く受けられない代わりに、国もその場所の中のことには何一つ口出ししない。国が保証する「お金」というシステムが使えない代わりに、自分たちだけで一から工夫して生活を作り上げる世界。まるで、ジョン・レノンのイマジンみたいな世界ですね。
しかし、それだけはどうしても現代社会は許したくないのです。なぜなら、そっちの世界の方が魅力的だから。現代社会にうんざりしている人々は、こぞって今の生活を捨てイマジンの世界へ馳せ参じるでしょう。
現代文明の歴史は、まさに世界中のイマジンワールドの駆逐の歴史でした。
アフリカやアマゾンのような文明側から見れば未開の土地に、労働システムを導入し、未開人を社会の奴隷にしていく、そんな歴史です。
それは自然の摂理・法則に逆らった無理なやり方でした。そのために、今私たちが目撃しているような反動がヨーロッパを皮切りに押し寄せているのです。
私が、ミロクの世は間近だと自信を持って明言するのも、現代文明の縮小していく状況が「文明人」にはどうしても防げない事実が、火を見るように明らかだからです。


結論を言えば、労働は人々を社会につなぎとめる鎖なのです。
人々は報酬を目当てに辛い無意味な労働を日々繰り返します。
でも、社会の中にいてはその報酬で本当に必要なものは手に入りません。
瑞々しい命あふれる食物も、根源的な滋養を高める医療も、心から落ち着ける住処も、社会システムの中にいては手に入りません。
一方で、もしも労働に費やす時間を全て自分のために使うことができたなら、どれほど毎日が生き生きとしてくることでしょう。
とれたての山菜などを思う存分に食べ、どんどん体は丈夫になり医者はいらない、なんてことになるかもしれません。
ミロクの世の人々はそんな生き方をしていることでしょう。
大丈夫。神様が守ってくれています。自信を持って新たな生活をはじめましょう。


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