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ミロクの世に生きる101の方法コミュの「1Q84」は、ほんのちょい「ミロクの世」である。

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1Q84(1)


村上春樹
新潮社
2009年5月29日


ここんとこ、いろんな人からいろんただ本を進められる機会があって、ここ数日、読書三昧だったべ〜〜。
よ〜やっと、読書なんざに気持ちを浸らせる余裕が出来たのかもしれん。
とにかく最近は、心が読書を希求しとるよ〜なんで、もっぱらそこに向かっとるっつ〜感じ。
したども、本を読みました、それでおしまいっつ〜わけでねぐ、しっかりとおらなりの感想を残そ〜っつ〜意思のもとだども。

ってなわけで、しょっぱなに読んだのが、村上春樹の「1Q84」。いや別に、望んで読んだわけじゃね〜べ〜。
流行作家の評判の作品を読んでみるのも、たまにゃ〜いんじゃね?って進める人がおったもんで、そんじゃ〜一つ、おらなりのシビアな書評でも書いてやっか〜〜、っつ〜気持ちで読んでみたべ〜〜。
だから、最初っから、期待でワクワクみたいだ心持ちはない。最近巷はどんただもんをありがたがっとるんだべ?ってな感じの、どっちかっつ〜とシニカルな姿勢で読んだべ〜〜。

そのせ〜か、読み始めから、流行作品に対する嫌悪みたいなもんっはあったかもしれん。っつ〜か、嫌悪をもよおさせる内容に満ちとるし。
乱れて歪んだSEX、暗殺と虐殺、カルト教団、人類を支配する力を持つ邪悪な存在、自己を見つけあぐねる主人公etc,
そんただもんの全てが、おらに言わせりゃ〜、悪の世の産物。ひふみの神様的に言や〜「済たる世」の残滓。
とにかく、流行作家っつ〜もんは、そんただ古い時代、20世紀の遺物を描写せんことにゃ〜、まとまった読者を獲得するのが困難だっつ〜、ある種のパラドックスを宿しとるもんなんだべな〜。
そんただ本がノーベル賞候補?ノーベル賞も底が知れとるの〜〜。そんただ印象のもとに、読み進んでいったべ〜〜。
ただし、さすがにプロの作家だの〜〜と、うならせる文章の読みやすさは感じるべ〜〜。一冊300ページを超える単行本を4冊、4日で一気に読み上げちまった。っつ〜か、よっぽどおらは、これまで読みづらい本ばっか読んどったのかもしれん。
それに加え、ストーリーの巧さは認めるべ〜〜。話の展開の面白さがぐいぐい読み進めさせたっつ〜部分は、少なからずあったと思う。
ただ、具体的にここが面白い!とかって書いちまうと、これから読む人方の面白みを削いじまう事になるんで、これ以上は踏み込まないことにする。
ま〜、ストリー展開が頼りなのも、流行作品の底の浅さの表れなのかもしれん。(ちょこっと辛口過ぎてすまんべ〜〜。こっから先は褒めるんで勘弁ね〜〜。)

とはいえ、おらはこの本を読んで、全く感動しなかった、全く読む時間の無駄だったっつ〜ワケじゃ〜ね〜んである。
読み終えた時、心に感動があったのは確かなんである。
感動。そなわちそれは、「ミロクの世」を垣間見させてくれる瞬間である。
流行作家は流行作家なりに、アセンションの時代、来るべき新たな光に敏感に反応し、それを巧みに描写するんである。だからこそ、作品に輝きが生じるんである。
だからその意味で、この本を手に取り読もうとする人が大勢おるのも、理解できんことではない。
単純に色分けすっと、「1984」は悲惨で愚かな20世紀、「1Q84」は21世紀、ただし、完全に「悪の世」から脱しきれてない過渡期っつ〜気がする。そこには、「ミロクの世」の胎動は確かに感じられる。
したども、この物語がほのめかす未来が、真に「ミロクの世」に向けた前進なのか、そんただ希望はちらつかせてはおるども、混迷とした時代の枠内にあるのか、それは読者それぞれが受け止めるものなのかもしれん。
ただし、村上春樹っつ〜作家さんは、おらほど楽天的な世界観を持っとらんよ〜に思える。ユングの言葉を持ち出して、「善と悪のバランス」云々っつ〜描写があるども、おらが考える「ミロクの世」は100%善の世界。バランスが大事なよ〜に作者が捉えとるのは、作者が「悪の世」つまり20世紀から心理的に自由になっとらんせ〜なんだと思う。
だから、結末が、ある意味メルヘンで終わっとるよ〜に感じる。読者に希望を垣間見させて、綺麗にフィニッシュを飾りましょ〜みたいだ。
ただ、「善100%の時代時は確実に到来する!」みたいだ含みのね〜フィニッシュにしちまうと、それはそれで面白み半減になる嫌いはあるかもな〜〜。何はともあれ小説は面白みが肝心なわけだから、そのためにゃ〜未完成っぽい含みのテクニックは重要なんだべな〜〜。

結論として、おらにとって一度はこの手の流行作品を読む価値はあったと思う。流行作品ってどんっただもん?っつ〜ことを知る意味において。して、流行作品の中では質の高いもんであるかもしれん。
したども、今の時代、フィクションよかよっぽど現実のほ〜が面白い。さしあたって、フィクションをわざわざ読む必要をおらは感じん。その意味で、読書よかもっと重要なもんに時間を割くほ〜が、人生的にゃ〜有効かもしれん。
ってなことを感じた。


っつ〜か、レビューのページを見て、まだこの小説完結しとらんことを、今知ったべ〜〜。(おらが読んだのは4冊目まで。)
ま〜、積極的にゃ〜読まないと思う。


ちなみに。
おらは2000年ぐらいから、ず〜〜っとひとつのストーリーを温めとる。いつか形にしたいと思いながら、10数年が経っちまった。
おらも、「名もなき詩人」の一人、つまり、言葉を表現手段に利用するもんの一人として、小説を書く人の根気強さ、ボキャブラリーの広さみたいだもんには感服する他ないんである。
天吾(「1Q84」の主人公)みたいだレシーヴァーがいてくれたらどんたに楽だべ?と、思ってやまないべ〜〜。
その物語は、純粋に「ミロクの世」の到来を題材にしたもんである。10数年前に、おらの中にゃ〜そんただ構想が膨らんどったんである。
それは、今ならまだタイムリーな内容として受け入れられるかもしれん。したども、残念ながら、ストーリーを小説として築き上げる根気が、今のおらにゃ〜全く湧いて来んのである。
でも。口にしたから、いつか実現するかもしれん。世界はそんただもんなんである。


ってな感じで、明日はまた新たな読書の感想を書くかもしれん。そんじゃね〜〜。

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