ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

めぐろJAZZ研コミュの映画とジャズ

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
映画に使われているジャズで印象的なもの、あるいは好きなものはありますか?
映画とジャズはわりと切っても切れない関係にあります。
イーストウッドの「バード」やその他の諸作品でのジャズは有名ですし、「ラウンド・ミッドナイト」のミュージシャンものもあります。ハービー・ハンコックが音楽監督をしたアントニオーニの「欲望」マイルスをフィーチャーした「ジャンゴ」など、枚挙にいとまがないほどです。
そこで、好きな映画とか、印象に残っている映画など、ありましたらカキコして下さい。

コメント(4)

私が以前に日記に書いた文章をコピペします。
若松孝二監督の『13人連続暴行魔』という傑作のピンク映画です。
これが、意外とジャズ映画でもあるのです。

『13人連続暴行魔』という映画のDVDが、中目のブックオフで売っていたので、即買って観ました。
この映画は、長年、観たいと思っていた映画でした。
題名の通り、これはピンク映画と言われるもので、場末のエロ映画館で上映されたものです。
監督は若松孝二氏。傑作と誉れが高い「胎児が密猟するとき」「処女ゲバゲバ」などを作った監督です。
内容は、オーバーオールを来た少年が改造拳銃を持ってとにかく女性を犯しまくり、殺しまくるだけの映画です。元がピンク映画だけに、そのシーンが過激に展開していきます。
何故、この映画を観たかったかというと、この作品の音楽を担当しているのが、伝説のフリージャズ・プレイヤーの阿部薫だったからです。
この映画が上映され当時、僕はまだ映画にさほど興味を持っておらず、もちろん、この映画のことも知りませんでした。ただ、当時、僕はフリージャズ、特に阿部薫の激しさと哀切が相半ばしている演奏に魅入られていました。そんなとき、この映画が公開されたことをジャズ雑誌で知り、劇場に行ったのですが、既に上映は終わっていました。それ以来、観てみたいと思っていたのです。因みに阿部薫は、この映画の3カ月後に睡眠薬の過剰摂取で亡くなります。
この映画で、阿部は、ギター、パーカッション、ハーモニカ、そしてアルトサックスで、時に過激に、そして時に哀切感を漂わせて映画を盛り上げます。阿部の定番の「アカシアの雨がやむとき」や「風に吹かれて」なども演奏されています。特に圧巻なのは、川沿いの土手で阿部薫が演奏している姿まで映し出されます。これはファンには垂涎ものです。
で、内容なんですが、先に書いたようになんにもありません。
改造拳銃を持った少年が、やりまくり殺しまくるだけの映画であり、少年の内面などまったく書かれません。ただ、時折見せる悲しげな表情があるだけです。
但し、この映画に内包されるものはそれだけではありません。当時、ピンク映画は、女性の裸さえ撮れば、あとは何を表現しても自由でした。特に政治的メッセージを込める作品は多かったと記憶しています。
この映画では、音の効果として阿部薫のフリーブローイングな演奏と共に、ジェット旅客機の爆音が頻繁に入ります。
そして、時折、ラジオから成田空港関係のニュースが流れます。そこに、この映画の内包されたテーマらしきものが見えてきます。更にテーマを知るには、この映画の制作年も重要です。
この映画が公開されたのは1978年。
この年の3月、成田空港は管制塔を過激派に新左翼の過激派に占拠され、機器が破壊されるという事件が起きました。
映画が撮影された時期は、少年が半袖なのと、ジェット旅客機が頻繁に発着していることから、成田空港が開港された5月20日以降でしょう。それらのキーワードをたどると、明らかに政治的メッセージが込められているのがわかります。
でも、僕自身、頭が悪いので、明確なメッセージの意図まではわかりません。
殺人とレイプという反体制の行動を繰り返す少年の目を通して体制を批判したのでしょうか?
最後に盲目の少女を犯した少年はわずかですが、心に変化を生じます。
夕焼けを背景に少年がママチャリで去っていくとき、阿部薫が奏でる「赤とんぼ」が哀切をかきたてます。
しかし、この少年は、暴行魔というにはあまりにもそぐわない風体をしています。見た目、若いころの横尾忠則をポッチャリさせた感じです。一瞬、横尾忠則氏かと思ったくらいです。

余談ですが、監督の若松孝二氏については、ある思い出があります。
昔、佐藤重臣氏というアングラ映画の評論家が亡くなったとき、知り合いだった関係で葬儀役員をやらせて貰ったことがありました。僕は、駐車場の整理係をやっていたんですが、そのとき、一人の女性ドライバーが駐車場でもたもたしていると、背後から激しいクラクションの音と、罵声が聞こえてきました。その車には見るからに怖そうな男性が乗っていました。
その男性こそ若松孝二氏だったんです。
そりゃ怖いのも当たり前です。若松氏は、映画監督になる前は本職だったんですから……。

因みに、その映画の阿部薫出演シーンがYou Tubeにアップされていましたので、貼っておきます。

http://www.youtube.com/watch?v=E6gyIHldJyg
最近観た映画(5月ごろ)、クリントイーストウッド監督主演の『グラントリノ』の主題歌『グラントリノ』がとても気に入っています。
>ベリーニさん

イーストウッドは、昔からジャズファンで有名ですよね。
チャーリー・パーカーの晩年を書いた『バード』という傑作もありますし、ジャズピアノのドキュメンタリー映画も撮っています。
息子のカイル・イーストウッドはジャズベーシストですしね。あ、グラントリノの音楽監督もカイルでしたね(*^.^*)
イーストウッドは、ここにきて傑作を続発しています。
1年のうちに「チェンジリング」「グラン・トリノ」と二作品も立て続けに傑作が見られたのは幸いですが、映画を見ていてこれはイーストウッドの遺言みたいなものかもと思えてなりません。
「ミリオン・ダラー・ベイビー」辺りから、イーストウッドのテーマの中には『死』が感じられるからです。『バード』の頃のチャーリー・パーカーの死とは『死』の質が違うような気がします。自らの死を強く意識しているのかも知れません。今年、「ローハイドー」から「荒野の用心棒」などのマカロニウエスタン、「ダーティハリー」などをレンタルで見ています。あの頃の若々しいイーストウッドではありませんが、「グラン・トリノ」にも、そんな若々しい魂みたいなものが感じられます。
なんだかグダグダな文章になってしまいました(*^.^*)
イーストウッドの初監督作品の『恐怖のメロディ』は、まさにジャズが作品のモチーフに使われています。
エロール・ガーナー作曲の『Misty』です。
まさにジャズ好きのイーストウッドらしい作品だと思います。
あと、僕の好きな監督でウィリアム・フリードキンという監督がいます。
その中でフリードキンの名前を世に知らしめた『フレンチ・コネクション』
これは、フリー・ジャズ・トランペッターのドン・エリスが大きくフィーチャーされています。エリスの吹くペットの音が映画の緊張感を高めています。フリードキン繋がりでいきますとジャズではありませんが、フレンチコネクションの翌年に再びアカデミー賞に何部門もノミネートされた『エクソシスト』惜しくも2年連続だったことで、確か録音賞ぐらいしか取れませんでしたが、監督賞や作品賞を取ってもおかしくないぐらいの傑作だと思っています。これは、プログレのマイク・オールドフィールドの『チューブラー・ベルズ』が使われており、その後作った『恐怖の報酬』という映画では、やはりプログレのタンジェリンドリームの音楽が使われています。
僕は、アメリカの映画で音楽に敏感な映画監督として、
スタンリー・キューブリック
ウィリアム・フリードキン
クリント・イーストウッド
この三人を上げたいと思います。
リドリー・スコットも面白い使い方をしますが、どちらかというとキューブリックの影響を受けていると思うので、入れません(*^.^*)

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

めぐろJAZZ研 更新情報

めぐろJAZZ研のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング