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元気な本棚 ほっこりコミュの<外国の絵本・その3>

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船<外国の絵本・その3>です。カバン
 その1、その2に引き続き、よろしくお願いします。(その1・その2は、トピックを検索すれば見ることができます)


《目次》
 1 『サンパギータのくびかざり』  松居 友/文  ボン・ペレス/絵  今人舎

 2 『ちいさなろば』  ルース・エインズワース/作
               石井桃子/訳  酒井信義/画   福音館
           
                     

コメント(2)


『サンパギータのくびかざり』 松居 友/文  ボン・ペレス/絵
                     今人舎(2015年4月)1600円

芽リンは、サンパギータの花を糸でつないでくびかざりをつくります。それを売ったお金で、病気のお母さんに、食べものをかってかえるためです。
 ところが、くびかざりはちっとも売れません。とほうにくれたリンの前に、黒い服を着た女の人があらわれて・・・・・。 

 サンパギータは、甘いかおりのする小さな白い花で、フィリピンの国花。日本名は茉莉花(まつりか)。英名はアラビアジャスミン。願いをかなえるとされています。

 
ペンこの本は、著者の松居 友(とも)さんが2000年から暮らしている、フィリピン・ミンダナオ島の現実を描いたものだということです。(以下、あとがきより抜粋)
 “2002年に「ミンダナオ子ども図書館(MCL」」をつくりました。図書館といっても、500名以上の親のない子、片親の子、極貧の子どもたちを大学まで行かせる奨学金制度のほか、医療支援、保育所建設、植林支援などをおこなっています。さらに、理由があって地域においていけない子どもたちは、MCLに住む事ができます。その数80人以上。宗派のちがう子どもたちが、仲良く寝食を共にしています。協力しあって自炊生活をし、休日には、大湿原の村や山奥の僻村に出向いて、読み聞かせや昔話などのボランティア活動をおこなっています。こうした村の子どもたちのほとんどが、絵本を見たこともありません。

 最近、日本では、お金や物は豊かでも生きる力を失って、自殺や引きこもり、登校拒否などで悩む子どもたちが多くいます。
 ミンダナオの山村や海沿いの、とくに貧しい人々の世界では、貧しくとも生きる力に満ちあふれています。明るい笑顔の子どもたちや、たがいに助け合うミンダナオの人びとの姿を、絵本で伝えることで、日本の子どもたちの役に立てるのではないか、この本はこうした思いから生まれました。 ”


♡ 以前に新聞で紹介されていた記事で、松居 友さんの活動について初めてしりました。松居 友さんのお父様は、福音館の初代編集長の松居 直さんです。このお父様にしてこの息子さんと深く納得。とても感銘を受けました。



クリスマス『ちいさなろば』 ルース・エインズワース/作
               石井桃子/訳  酒井信義/画
           福音館(1979年・初版 2002年「こどものとも傑作集」第1刷・2014年第11刷)800円
                 

夜夜昼間遊ぶときも夜眠るときもひとりぼっちの、ちいさなろばがいました。雪の降るクリスマスイブの日、牧場に住む黒いろばは、女の子たちにサンタクロースのおじいさんについて教えてもらいます。おじいさんはイブの夜やってきて、くつしたの中にプレゼントをいれてくれるというのです。ろばは自分もプレゼントがもらえたらどんなにいいだろう、とおもいました。
 
 その日の夜中、ろばはサンタクロースのおじいさんを見かけます。おじいさんは、足をいためた一頭のトナカイのかわりに、そりをひいてくれないかと、ろばにたのみました。ろばは、よろこんでおてつだいをひきうけました。

 お手伝いをしたろばに、クリスマスの朝待っていた素敵なプレゼントとは・・・・・。


プレゼント酒井信義さんの挿絵もとても素晴らしく、心洗われる絵本でした。クリスマスのプレゼントにもお薦めです。

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