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映画「南京!南京!」コミュの作品感想トピック

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「南京!南京!」をご覧になった方で感想を書くトピックです。
皆さんでどんどん議論しましょう。

コメント(13)

ラーベは解放された。その秘書と妻も解放されることになったが、ラーベの秘書は解放されることよりも処刑の道を選んだ。日本兵が窓から彼の娘を放と落し、
殺されてしまった。彼は生きる道ではなく死ぬ道を選んだ。
妻のお腹の中には新しい命が宿っていた。妻のお腹に手を当てて妻と別れるシーンで陸川監督は何を表現したかったのだろうか?

この映画は旧日本軍の大虐殺がテーマだが、その虐殺に関しては殆ど表現されていない様に思う。
便衣兵と子どもを角川は釈放する。捕虜を逃がした後、角川は自らの命を絶った。妻と呼んでいた娼婦の病死が自らの命を絶った理由だったと思えるが、登場人物の二人がいとも簡単に死を選んだことが理解できない。
センチメンタル過ぎて真実の南京事件の描写が薄れているのが残念である。
masaさん

はじめまして。
私がこの映画を見てから感じているのは、「この映画は本当に南京事件を扱った映画なのか」ということで、現在では、実は、この映画は事件そのものに焦点をあてたものではなく、そこにいた人間達の運命の変遷を描くことがメインであって、南京は背景の一つに過ぎないのではないか、というものです。

二人が死を選ぶのは、ぶっちゃけていうなら、「生きるのがいやになった」でしょう。

唐先生はエゴイストとして登場し、最初はラーベの下にいることで、ラーベが役に立たないと見るや、日本軍の協力者という立場を得て、生き残ろうとしますが、自分の安全と引き換えに安全区に「敗残兵がいる」と日本軍に告げ(これは、安全区の外国人と伊田少尉との話し合いのシーンにおける伊田のせりふから読み取れます)たことで、最終的には自分の娘と義理の妹(でしたっけ? メイは)を失い、誰かを犠牲にして生きていくことに罪の意識かはたまた何らかの後悔の念を抱いたのでしょう。

角川はもっと簡単で、このあまりにも繊細な人物は、そのやさしさゆえにさまざまな人物から受け入れられているにもかかわらず、そのやさしさのゆえに生殺与奪の権を握っているということに耐えられず、
最後にその生殺与奪の権を善いほうに行使して、死を選ぶのです。

はっきりいって、彼ら二人は臆病者、卑怯者でしょう。
二人とも、最後に誰かの命を助けてから死にます。

ここは単純に、理不尽の前にくじけた人間の姿を描いたと解釈しておけばよいのではないでしょうか?
Moff Takaさん、はじめまして。

陸川監督はロマンチストの様で、だからでしょうか、大虐殺を綺麗に描いてしまったと思います。
実際に史実の映画を作ろうと勉強され、研究されていると思います。
ロケーションセットは当時を上手く再現していると思います。
あと、もう少し頑張れば、とも思いますが、難しいと思います。実際にカメラをまわしているうちに、どんどん消極的になっていったと思うんです。それは陸川監督は自分自身に「本当にこんな場面はあったのだろうか?」と、何度も壁にぶつかったと思いますね。史実であれば遠慮なんかいらない。

銃殺、生き埋めのシーンはおとなし過ぎる。当時撮影された写真を動画化しただけで残虐性を伝えなければ
強姦シーンもおとなし過ぎた。もっと派手にやらないけない。史実としている側の真意が伝わって来なかったし、なんだか中途半端でフラストレーションが溜まってしまいましたね。
南京虐殺歴史資料館で、各部門に分かれて強姦されたかどうだかわからないパネル写真、強姦後殺害されたと言われている裸体の死体写真など展示してある。
強姦のセクションに中国人学生等がかなり集まっていた。

この映画のワンシーンで
「治安の回復を急ぐ必要がある。XXXX目に余るものがある。慰安所を作る?
必要がある。」
この様なセリフは陣中日記や巣鴨プリズンの尋問調書の内容の貼り付けで、事実強姦があったことなのだから、奥歯にものが挟まった様なセリフではない方が良かったと思う。南京事件で最も中国人の若者が注目を集めていた強姦については
もっと派手にやるべきで、派手過ぎることは無いだろうと思う。

角川の軍のポジションからすれば軍事教育を受けた軍人なのでこんなに繊細で軟弱な者はいなかっただろう。
角川が童貞で慰安婦の百合子に優しく抱擁されるシーンは南京虐殺をテーマにした映画では不要な様に思えてならない。

まあ、「生きるのがいやになった」二人は大虐殺を語れないと思いますね。
陸川監督の真意が解らない。

この映画の初めの長江岸に無数の死体。このシーンにもっと陸監督は自分の映画生命を注ぐ必要があったと思いますね。

masaさん

この映画そのものが、南京事件をメインにすえた映画ではなく、南京事件を”背景”とした人物達の運命の変遷を描いているという風に捕らえている私にしてみれば、虐殺や強姦を話のメインにすえた映画よりもよい映画だと思うんですけどね。

というのも、虐殺、強姦を中心に描くと、結局それ”のみ”が観客に伝わる恐れがあって、それだとただの切り株ポルノ映画になっちゃうと思います。

>台詞

「安全区から難民を出して、街を元通りすることだ。もうひとつは、早く慰安所を作ることだ。今のき(噛んでます)規律の乱れは目に余るものがある」

ですね。日本陸軍大佐の台詞です。

多分、上層部の認識はこんなもんだと思いますね。陸川監督は、かなり的確に当時の軍上層部の考えを映画に引用していると思います。
実際、この後慰安婦が各地に派遣されることになるのですから、この台詞の量は少しですし、とてもさりげないのですが、映画の流れと、現実にこの後あったことのよい伏線だと思います。

角川は本当になぞの人物ですね。

思うに、伊田と角川をひっくり返しておけば、当時の日本陸軍にはびこっていた下克上イメージ的にもぴったりなんですが、なんで角川は軍曹なんでしょう。
伊田もあんだけいろんなことをしておきながら少尉ですし。せめて大尉ならと思います。
しかし、『生きている兵隊』でも、最後は倉田少尉が中隊の指揮を執ってましたっけ。

これは陸川監督に聞いて見なければわかりませんが、日本兵の人間的な部分を彼に代表させたかったのでしょう。
劇中でも、彼は上からも下からも慕われる好人物のようですが、うーん、本当にどうやって初年兵時代を乗り切ったんでしょうね(笑)

>まあ、「生きるのがいやになった」二人は大虐殺を語れないと思いますね。

まあ、彼らは死にますから。語るべきは唐先生の妻、小豆、そして何より伊田少尉でしょう。

「生きていることは死ぬことよりもつらい」
映画のすべてはこの一言にまとめられると思いますね。
副題をよく見れば、この映画はなんとなく納得できます。
『生と死の街 南京』のほうが、タイトルとしては適当ではないかと考えるくらいに。

強姦も虐殺も、生と死の境があいまいな1937年から翌年の春までの南京にとっては、ある出来事に過ぎないわけですよ。

後、長江の無数の死体に映画生命をかけた作品ってのは、ほかに中国国内では見つからないのですか?
僕の感想はこの映画は人間ドラマを描きたかったのであって、ドキュメンタリー性は二の次だったのが実際じゃないかと思うんですよ。

今まで南京をテーマにした中国映画はとかく中国で事実とされている事を無理やり映画の中に詰め込むので、我々日本人にも狼狽させられがちでした。

でもこの映画は人間ドラマだったから日本人の我々も共感できたのだと思う訳です。

たぶん、中国人も日本人の人間としてのメンタリティーは同じなので、両国民とも琴線に触れる部分があるんだと思います。

「シンドラーのリスト」も実話の映画化ですが、ドキュメンタリーの原作と映画ではかなり違っています。
記録性を重視するか?ドラマ性を重視するか?という問題ですね。

僕は映画はドラマであって記録媒体である必要はないと思います。

Moff Takaさん、

後ろ向きに座らせて銃殺するシーンは南京虐殺歴史資料館のパネル写真にあって中国人も日本人も脳裏に焼き付いているからでしょうか、この映画のワンシーンになっています。
生き埋めのシーンは8ミリ映写機の記録を再現しています。
ビアのを弾いて兵隊たちが歌うシーンも8ミリ映画の記録にあります。
陸川監督はできるだけ嘘の無い様に、これ等のシーンを貼り付けるかたちで真実性を高めてていた様に思います。

>>「安全区から難民を出して、街を元通りすることだ。もうひとつは、
>>早く慰安所を作ることだ。
>>今のき(噛んでます)規律の乱れは目に余るものがある」

この台詞は国際検察局の尋問調書からの引用で史実に忠実であることには感心しますね。

強姦のシーンはありましたが、これをリアルに描けない事情が中国にはあると思うんです。
レーべの日記を引用すればすべてが見聞でしたから陸川監督はちゃんと描くことは避けたと思います。
たからそのシーンは暗かったですよね。はっきりさせたくない陸川監督の意志が伝わって来ました。

この映画が南京虐殺歴史資料館の資料を多く引用していることからでしょうか、共産党の検閲でえ引っかからなかったのは、、、

ラストシーンの
>>「生きていることは死ぬことよりもつらい」

これは納得できないんです。陸川監督が日本の軍事教育を理解していないと思いますね。
明治時代から続いて来た天皇中心の軍事教育の精神を理解していればこの台詞は無かったと思いますね。




メチャゴジラさん、

全体的に人間ドラマであると感じましたね。

>>記録性を重視するか?ドラマ性を重視するか?という問題ですね。

記録は重視する必要はないと思いますが、嘘と架空は絶対にあってはならないと思います。


>>僕は映画はドラマであって記録媒体である必要はないと思います。

異論はありません。

「生きていることは死ぬことよりもつらいことだな」
角川の台詞はこの映画の締めになるんですが、これは角川の軍人としての台詞というより彼、個人の台詞なんでしょうね。

「現実を見ることは見ないことよりつらいことだな」と言い換えられると思うのです。

角川は帝国軍人としてよりもその内面は非常にナイーブです。
童貞であり、男としてもピュアで、しかもキリスト教西洋文化に憧れを持っていて、安全区での殺戮の最中にでさえ、動物の剥製に気を取られ、十字架を中国人リーダーの女性に英語で話して差し出す。

彼は大日本帝国の典型的厳格な日本人ではなく、大正デモクラシー以降のモダンボーイに
属するある意味左派的な青年だったと思うんです。
軍隊に入ったのは何故か分かりませんが、彼は他の兵士とは全く違う、いわば、我々の視点なのかもしれません。

角川が拳銃で自決した時、伊田は水浴をしています。
これはふてぶてしい態度への演出ではなく、伊田でさえも軍服を脱いだら裸の人間、清めるという行為を自ら無意識のうちにやっている(彼は頭から水を被ります)だということですね。

分析すればするほど、「南京!南京!」は恐ろしいほど映画として計算されています。かつての黒澤明映画並みのですね。
陸川監督の技量は恐らく今後はハリウッドで評価されるかもしれません。

>masaさん

尋問調書からの引用だったんですか。ちなみに、誰の発言ですか?
第16師団隷下歩兵第33連隊長ですか?

しかし、監督はよく調べられてるんですね。素直に感心します。

masaさんが、いろいろと納得できないとおっしゃるのは、私も理解できます。

角川は軍曹であるにもかかわらずあんな性格だってのが謎ですし、
唐突に虐殺シーンが出てくるのも謎。

ゆえに、私はこの映画における南京事件というのは、あくまで背景でしかないと考えているのです。
たとえ、台詞やシーンが記録に基づくものであったとしても、おそらくはお約束、もしくは南京事件は背景にありますよということを示す単なる記号でしかないのではないでしょうか?

それによく考えてみればこの映画、日本刀を使った処刑シーンは、公開版では完全にカットされていますよね。
どういう意図でカットしたのかわかりませんが、長くなりすぎて本当に描きたかった別のものを邪魔するがゆえに、カットされたのではないかと思われます。

思うに、この映画、伊田を主人公にしたほうが面白いものになったんじゃないかと思うんですが、
それはもう、『南京!南京!』ではない別の映画でしょうね。

ちなみに中国の戦争ドラマでは、なぜか青竜刀振り回して日本兵をばったばったとなぎ倒すってシーンを見かけるのですが、この映画ではそういうシーンは日中両方ともに、絶対にないんですよね。

その代わり、FPSみたいな銃撃シーンが入ってるんですけど。
Moff Takaさんへ、

>>尋問調書からの引用だったんですか。ちなみに、誰の発言ですか?

田中隆吉の尋問調書の抜粋ですが、では台詞に引用された部分思われるところのを簡単に、

「南京東方の鎮江付近で多数の捕虜を殺した。兵士たちの強姦があまりひどいので慰安所を開設した」と、田中隆吉は尋問で答えている。


監督は恐らく松井石根大将の陣中日記などの翻訳されたものも読んでいると思うんです。

>>それによく考えてみればこの映画、
>>日本刀を使った処刑シーンは、公開版では完全にカットされていますよね。

先々の日中関係を真剣に監督は考えていたのではないでしょうか?
「ジョンラーベ」ではありましたけどね。

>> 思うに、この映画、伊田を主人公にしたほうが面白いものに
>>なったんじゃないかと思うんですが、

人間ドラマにはクリスチャンの角川も伊田も必要だったと思いますね。
唐の処刑の時、伊田が「ここは綺麗なところだ。」
ラーベの秘書の唐を射殺するシーンの時は背を向けていましたからね、ナイーブな面もあったんですね。

>>それはもう、『南京!南京!』ではない別の映画でしょうね。

いい人間ドラマだったと思いますね。

>>ちなみに中国の戦争ドラマでは、
>>なぜか青竜刀振り回して日本兵をばったばったとなぎ倒すって
>>シーンを見かけるのですが、この映画ではそういうシーンは
>>日中両方ともに、絶対にないんですよね。

同感です。建国60周年の記念の日で、最近はどのチャンネルでもそればかりです。それは大変残念なことです。

監督は先入観をすべて捨てている様に思えるんです。
共産党支配から60年、教育で植え付けられたことを可能な限り排除して互いに過去の悲惨な戦争を考えよう、と呼びかけている映画に思えます。

あの戦争は旧日本軍と国民党の戦争である、と言った部分が色濃く出ている様に思えます。

銃撃シーンは陸川監督が子どもの頃の遊びをそのまま映像化したような、、、










明日は南京へ。
この映画は実際の戦争の現場を忠実に再現していること。ステージのセットを観ているとまるでタイムスリップしたような錯覚にに陥る。
陸川監督のこだわりが出ている。

陸川監督は映画を作るにあたって当時をリアルに再現するために多くの資料を集めている。その資料は映画に反映されている。

欲を言うと南京城の中華門から場内に旧日本軍が乗り込んでからの資料は殆ど記録として残っていない。
陸川監督は嘘の無い史実を伝えるために、南京城内に旧日本軍が乗り込んだシーンは再現不能で描いてはいない。

明日は中華門へ。映画の場面と重ね合わせてみたいと思っている。
陸川監督は南京虐殺歴史記念館から多くの資料を集めて史実に極力近ずけた映画を製作した様に思います。

だからでしょうか、南京城内の戦闘シーンは全く描かれていません。
南京城内を観て回ると、南京陥落に関する資料は全くありません。

南京虐殺歴史資料館にも南京城内で起こった出来事は全く無く、松井石根大将の入城だけで、陸川監督が描いた「祭り」に関しては、どうだったのでしょうか?
史実ではなかった様に思えてなりません。

あれは「祭り」ではなく戦死者を悼むものであって、あの「祭り」の映像のような史実は無かったと思います。

松井石根大将と思われる人物が登場しますが、あれも無かったと思いますね。

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