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映画「南京!南京!」コミュの伊田少尉検証トピ

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『南京!南京!』において、どちらかと言えば悪役の扱いになるであろう伊田ですが、
そのキャラクターは意外と興味深く、エンドロール直前では、戦後まで生き残る設定となっています。

このトピックでは、単なる善人に終わってしまっている角川より、粗暴でありながらも、決して感情のない組織のロボットと言うわけでもない伊田という人物が、一体如何なる人物なのかということを検証すると共に、彼の兵科や軍服に階級、所属部隊など、彼が存在した蓋然性を探っていきたいと思います。

コメント(3)

伊田少尉は角川に対して悪役を引き受けていますが、私の考えではかなり人間らしいキャラクターだと思えます。
戦争という異常事態に冷静でいられる人間はほとんどいなかったと考えられるし、誰もが伊田の立場であれば同じ事をやって、上からの命令を拒否は出来なかったでしょう。
いちばん人間らしく見える角川は実は理想的な超人でかえってリアリティーがないのかもしれません。
伊田が人間らしく苦悩するシーンが一箇所あり、これがとても印象的です。
ラーベの中国人助手が銃殺されるシーンで彼はそれを注視する事が出来ず、銃声を聞いた時、一瞬何ともいえない表情を見せます。
彼は冗談半分でも、このラーベの助手と「トモダチ」とか言い合って面識があった。
面識のある人物への感情移入が日本軍の組織化に組み入れられた冷徹な伊田の中にも自己矛盾として存在する事が知らされるシーンでした。
この伊田の一瞬の苦悩は角川の持った多くの苦悩に比べてずっと説得力があります。
伊田少尉の様な人物が戦犯として罰せられず、1973年まで生きた。恐らく戦後は良き家庭人として一生を終えたのでしょうが、これこそ、南京事件の未解決の部分だと思うのです。
伊田はそういう意味でもこの映画にはかなり重要な人物で、単なる悪人ではないと思いました。

彼の所属部隊は第十六師団でしょうか?

角川の階級も気になります。

>メチャゴジラさん

角川が何ゆえあれほど善人なのか、監督の意図がよくわからないくらいなんですが、
伊田はその分、日本鬼子に顔を与えると言う意味で、非常に重要なキャラクターで、この映画の目玉だと思うんですよね。

多分、まともに彼を主人公にしてしまうと、現代の観客(特に、日本の)が感情移入できるキャラがいなくなり、映画として公開できなくなることを恐れたが故に、善人で、インテリの角川と言うキャラを設定したのではないかとすら思えます。

伊田と唐の「友情」については、検証する余地が(主に伊田のほうから)あると思われます。

小林よしのりの『戦争論』に、南京二番乗りを果した「小川部隊」(これ、どこの部隊かわかりますか?)の部隊長と、戦後会話した老婆の話が出ていて、彼女は小林に対して、「あんな良い人が虐殺なんてするわけない」と言う感想を述べているのですが、そんな良い人が変わってしまうことこそ、南京を巡る上で重要だと思うのです。

なので、もうちっと伊田を掘り下げてくれたらなあ、と私は残念に思っているのですよ。

ちなみに、伊田と角川の所属部隊は、多分16師団ではないかと思います。
掃討戦を撮影しているカメラマンの腕章には、「京都朝日新聞」とありましたから。

角川は、肩章を見る限り最初上等兵でしたが、後に軍曹になっていました。
どういう待遇で軍に入ったんでしょうね。
角川は登場シーンでは普通の歩兵に見えましたが、軍曹になってからは憲兵の腕章をしていますね。
ちょっとこの辺が理解できなかったのですが、伊田は憲兵じゃないし、角川の存在はどういう位置づけなのか大いに気になるところです。

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