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讃岐忌部コミュの現代に残る忌部の文化〜建築の祭式〜

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建物を新築する際、棟木を棟に上げた後に行われる儀式を上棟式、上棟祭または棟上げといいます。

上棟式は、地鎮祭、竣工式と並ぶ建築の三大祭式のひとつで、木造建築の儀式が起源となった祭式です。

この上棟式の諸祭神の中に、手置帆負命(讃岐忌部の祖)と彦狭知命(紀伊忌部の祖)の神名を見ることができます。



かわいい手置帆負命(たおきほおいのみこと)・彦狭知命(ひこさしりのみこと)

ともに山から木を切り出す、あるいは工匠(工作を職とする人)の守護神。

天照大神が天の岩屋に隠れてしまわれた時、この二神が天御量(あまつみはかり)をもって木を伐り、瑞殿(みずのみあらか)という御殿を造営した。

天児屋命(あめのこやねのみこと)らが祈りを捧げ、天細女命(あめのうずめのみこと)が舞を奏したところ、天照大神は岩屋を出て、この瑞殿に入られた。
手置帆負命は、後年この間に天降りした大国主命(おおくにぬしのみこと)の笠縫として仕えた。

手置帆負命は雨から身を守る笠を作る神、彦狭知命は盾を作る神、鍛冶屋の神とされている。
(以上、「建築工事の祭式」(学芸出版社)P17を参考に一部編集)



これらの祭神名は、上棟の時に工事の概要などを記した後世への記録とする棟札(むねふだ)に墨書きされ、また祝詞奏上の際に奏上されます。

ただし、どの祭式で、どんな祭神を祀るかは建物の種類(木造・RC造・SRC造等)や工事の内容によって神職等が決めるようです。

なお未確認ですが、神社本庁撰定「諸祭式要鋼」において上棟式の基準が示されています。



ご自宅を新築等される時は、これらに注意してみると面白いかもしれませんね。ウインク

写真は、祭神が記された棟札の一例。

コメント(1)

穴吹氏は穴吹忌部神社を始めとして阿波讃岐に展開した氏族で忌部氏の亜流と考えられています。
こうした経緯から見てみると、讃岐で穴吹建設が建設業を営んでいるというのも納得できます。
(もっとも現在の穴吹建設は初代社長が戦後たたき上げたものだそうですが、、、)
それとアララトが気になっているのは、中国地方に進出した手置帆負命の系譜です。
備中神楽や由加神社等にも見受けられ、上記「大国主命(おおくにぬしのみこと)の笠縫として仕えた云々」の出雲族との関わり合いも興味をそそられるところです。
元来天孫系の忌部氏が何故出雲族の配下にあるのか?
神話の順序からすれば天の岩戸開きが大国主神話より先ですが、記紀神話が改ざんされる前の状況を示唆しているのかも知れませんね。

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