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『王道 プロレスクラシック』コミュのあの感動と興奮を再び―

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昨日11日発売の 「〜伝説の激闘コレクション〜甦る十六文キック ジャイアント馬場」Vol.1 を早速購入した。
”DVD付マガジンムック“とのことだが、そのグレードから、さながら”マガジン付のDVDビデオ”という感じを受ける。

そのDVD、赤を基調にしたオリジナル・デザインを施した専用パッケージで、またDVD本盤にも同じく赤を基調とした斬新な図柄が印刷されており、その図柄を見ているだけで、ジャイアント馬場の幾多の死闘、激闘が目に浮かぶようなのである。

内容はというと、これがまたファンの立場に立った丁寧で心憎い映像創りとなっている。収録試合の、馬場の対戦相手やタッグパートナーの詳細なプロフィール解説あり、またジャイアント馬場の激闘名シーンのギャラリースライドありと、まさにファンにとっては堪えられない垂涎の一枚となっている。

そして、本来主役?であるマガジン・ムックを手に取ってみると―
やはりDVDと同じく、その丁寧な雑誌創りと、創り手の情熱と想いが伝わるズシリとした重厚感がある。ともすると、写真の羅列で見栄えを演出したいのが”常“なのだろうが、この馬場ムックは意を異なしており、掲載写真を厳選し極力その貴重な一ショットのみで「ジャイアント馬場」を物語ることができるよう心掛けている、との意図を感じ受けた。

目玉と成るのが、現・ソフトバンク・ホークスの球団取締役であり、868本の本塁打の世界記録を持つ言わずと知れた王貞治氏のインタヴュー。巨人軍に入団した昭和34年当時の”投手“馬場正平との数々のエピソードに触れ、人間・馬場正平の人となりを想い出とともに浮き彫りとさせている。

44年にも及ぶプロスポーツ人生における”元・東京読売巨人軍投手“という称号は、馬場正平のプロスポーツ選手としてのステータスとして一流の証と位置づけられるものであり、また、馬場本人にもそのプライドと栄光は確固たるバックボーンとなり”プロレスラー・ジャイアント馬場“をまた支えて来たに違いない。
「馬場さんの為なら―」と快く引き受けた王貞治氏のインタヴューそのものが、その事実を裏付けるものではないだろうか。

余談ではあるが、馬場死去の報に、真っ先に花輪を贈り届けてきたのが他でもない、読売巨人軍だったそうである。「馬場さんは巨人軍の選手であった、という事実に強いプライドを持っていた―」「馬場さんの喜ぶ笑顔が脳裏に浮かびます―」元子夫人のコメント。そのプライドは死と引き換えに永遠のものと成った―

話がそれてしまったが、本題に戻す。

DVD収録試合の解説陣もムックの売りのひとつだ。
まず菊池孝氏―
東京スポーツのプロレス記者を経て、現在はフリーのプロレス・ライターとして最長老であり生き字引。彼は馬場を「馬場チャン!」と呼び、巨人軍時代からの付き合い、馬場がプロレス界に身を投じてからも公私に渡り支えてきた一人。馬場とは切っても切り離せない頼れる存在であったのだ。

もう一人は、小佐野景浩氏―
雑誌「ゴング」の編集長を経て、現在は菊池氏と同じくフリーのライターとして活躍している。「ゴング」記者時代は”全日本番“となり、時には馬場夫妻とも行動を共にし、馬場のハワイの別荘へも招かれ、そのハワイでは、馬場が運転する、大親友ブルーノ・サンマルチノからプレゼントされたキャデラックに同乗させてもらうなど、夫妻には全幅の信頼を受けていた。

そんな二人が、”世界の巨砲“ジャイアント馬場の厳選された名勝負を、まさにリングサイドで生で見て取材した彼らが解説するのだからこれ以上ナニを望むと言うのか!果たして馬場ファンには堪らなく歓迎さる布陣が脇を固めることと成った!
時代背景から様々な角度からの専門家ならではの立体的な検証は必見でありまさに説得力十分であり、これだけでも購入した価値ありというものだ!

ムック冒頭の「ジャイアント馬場物語」も前出の菊池氏が熱き執筆を担当。ムックは全5刊であるので全5回で完結する。

また、別冊付録としてジャイアント馬場の両面ピンナップも封入されており、まさしく至れり尽くせりであり、ジャイアント馬場を愛してやまない、また崇拝するものたちへの最後のレクイエムとなることだろう―

ただ、残念なことがひとつある―
この企画が持ち上がった時点で、真っ先に賛同し係わっていたであろう人物の名が無かったことだ。
その人物の名は、先日5月3日に65歳の若さで死去した竹内宏介氏だ。
雑誌「ゴング」の生みの親であり、プロレスに一生を捧げ、プロレスにファンとともに夢を求め現実のものとしたまさに”プロレスの申し子“―

馬場さんとは、お互い夢を提供する者同士とし信頼が芽生え共鳴し、数々のファンの夢を叶えていった。シリーズの参加外人の選定など竹内氏のアドバイスを被り次々とシリーズのヒットを飛ばしていき、ゴング誌で提唱した海外マットの”まだ見ぬ強豪“なども続々と来日させファンの喝采をあびたものだ。

1980年、”南海の黒豹“リッキー・スティムボートが”まだ見ぬ強豪“としてファンの間で話題を独占。暮れの「最強タッグ」にこれまた人気抜群のディック・スレーターとのコンビで初来日させ、テーマ曲に推したのはこの年に大ヒットしたYMOの「ライディーン」、この組み合わせにより相乗効果が生まれ空前の盛り上がりと人気を博しのだった。
馬場・全日本の栄華は竹内氏なしでは実現しなかった、と言っても過言ではないはずである。
この竹内氏の存在も前出の二人とはまた違った絆で結ばれていたのだ。
今頃は天国でこのムックの出来に注文をつけているのではないか、な(笑)


最後に、このムックの発刊にあたり監修を引き受けたのは他でもない、馬場元子夫人だ。
馬場さんを心から愛したたった一人の女性としての自負とこだわりが如実に反映されている事実は見逃すことができない。ジャイアント馬場のそのプライドと栄光と格を重んじた一分の妥協も許さない元子夫人の頑なな想いが顕著にみる事ができるからに他ならないからだ。
元子さんの「愛」そのものでもあるこのムック、多くの方々に手にとってもらいたいと心から願うものである―


「王道」ジャイアント馬場、永遠なれ―






俺だけの王道

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