The Duke Case 名門校のレイプ疑惑の迷走。 前回は冤罪疑惑を明示したところで終わっていたものが、今回は検事本人が故意に証拠を隠蔽していたことが発覚して、けれどやはり片が付いてないということであいかわらず腰の座りが悪い。 ちょうど日本でも選挙違反に関する冤罪事件があって、刑事が時嫌悪筋書きを書く「たたき割り」という手法が話題になっていたと思う。レイプ事件では検事が主導したということで、いかなる処遇になるのか注目した訳だけれども、ただなんの葛藤もなく悪をなす人にはどうにもならないというところ。 ちょうど最近『良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖』という本を読んでいて、これの印象が強すぎるせいか、他に何がどうという説明が思い浮かばない。他者を苦しめる為にウソをついたり、人を操作したり、ありとあらゆる手法を駆使して人を貶めて、しかもその中で自分の立場を高めようとする、いわゆるサイコパスという人の典型であるわけだけれど、人を公然と糾弾していたぶれる検事はある意味天職だったのでしょうね、この人にとっては。 この手のレポートはいつもすごく消耗してエネルギー食われるんだけど、どうにもならないところがなお悩ましい。