中東カタール発足の衛星テレビ局。
(※1「国営放送」の表現を修正しました。06.12.26 →詳細は一番下)
============================================
※公式ウェブサイト(アラビア語)
http://
※公式ウェブサイト(英語)
http://
============================================
数千万の視聴者の支持をうける、リベラルで良質なメディア。
テレビジャーナリズムの幕開け以降、世界は今までアメリカの文脈でしか語られてこなかった。
それを覆したのがアルジャジーラだった。
アメリカが報道しなければ「無かったこと」になる惨状、悲劇をアルジャジーラは正視し報道する。
アメリカの言う「悪のテロ組織」が、無辜の民間人であることが判明するのは多くはアルジャジーラの仕事による。
グローバル化された世界のなかで、本当の多角的な視野をもたらしたのはアルジャジーラと言っても過言ではない。
物理的な行動で一元的な巨大権力に抵抗する革命は、情報管理化されたこの時勢においてもはや不可能であろう。
ジャーナリズムで、言論で、意味においての革命(言葉が古いかな。"真っ暗な世界を、明るい晴れに変える転機"とでも言おうか)なら可能であろう。その希望の萌芽をアルジャジーラのなかに見た。
対米としての欧州とも別の、第三の文脈のなかから希望はいま生まれつつあると。
そのアルジャジーラが今、売却されようとしている。
しかも、米系メディアの傘下に入る可能性があるという。
さらに最悪なことに、米メディアで最も保守右派のフォックスにとのことだ。
希望の芽がつまれようとしている今、わたしたちにできることはないのだろうか。
============================================
(※1「国営放送」の表現を修正しました。06.12.26)
□CRAZYさんにオピニオンを頂き、修正しました。皆さんもご意見、ご指導お願いいたします。
□ジャジーラは確かにカタール王室が率先して立ち上げたサイトであり、その株の多くも王族出身者が所有していますが、
大半の国営放送のように、報道内容を政府から指示されることは全くありません。
最近は広告収入の割合が高くなってきているのも事実です。
ジャジーラの社訓は、「1つの意見があればまた他の意見もある」。あのタマネギ型のロゴにもアラビア書道でそう書かれています。
完全に「民間」かといわれれば答えに窮しますが、決して「国営」ではありません。
困ったときには