先週は、鳩山総理大臣が辞任するというニュースがありました。わずか八ヶ月での降板でした。 彼は伊藤博文から数えて九十三人目の総理大臣でした。明治維新から百四十二年で九十四人ですから、平均すると一人あたりは全然二年に満たないので、内閣が短命なのは、今に始まったことではないことがわかります。 よく、政治は理想主義だけではできないと言うことが言われますが、しっかりした長期的な、展望、必ず実現するべき理想を持ち、そこへ進んでいく意思と忍耐強さが必要です。短期的なことでは、妥協点を見つけて少しずつ進まなければばらないこともたくさんありますが、継続して課題を持ち続けて、少しずつ改善していくことが大切です。これは私たちの日々の生活の中でも同じですね。ニューオーリンズあたりの方言に、Hang tough.という表現があります。しっかりしろ、忍耐強くあれ、という意味で、You’ve got to hang tough; never give up.(おまえはタフにしっかりぶらさがっていろ;決してあきらめるんじゃない)というような使い方をします。 主イエスは、マタイによる福音書でこのように語っています。