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TEAM Niku*コミュの返ってきた走れロンリー

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はぁ
ん...んん〜はぁ。

あっあ...はぁ。


波の音 葉のさざめく音 セミの声 あれがわきでる感覚



そう 。
やつが返ってきたのです。




第一章


7月という夏ど真ん中
よしまさがハンカチを片手に。もう片手にせんすをもって歩いてる。

「暑いんですよ ったく。私はキライなんですよ。夏が。ん...はぁ。あつい。とろけだしてしまう。ん...あ」

最近よしまさは自分の体に異変をかんじている。


常にほてっている。




講義の時間なのにまだ学校についていない。
よしまさは最近『さぼり』を覚えたのだ。
以前まではそんなことする人ではなかった。
しかし最近ダーツも始めビリヤードも始め カラオケまで始めた。


ちなみに十八番は
『睡蓮花』


自前のタオルまであるらしい。


ここまで変わったのにも
わけがある。



それは1人の女性がきっかけであった

コメント(5)


それはそれは
春の息吹が聞こえ始めた
4月のことだった―――






「ふぅん。これで全部ですかな」



よしまさは脇を濡らさないように
白のタンクトップで決めている。

しかしよしまさの側面は
すでにびっちょりだ。



気温は12℃。
適温だ。







よしまさはこの春

過去の忌まわしい思い出から
逃れるかのように引っ越した。


そう、ここ、音羽町に。






8畳のたたみに、
段ボール箱1つ。

たたみには虫がわいていた。

数え切れない
小さな小さな虫。






「わたしの新しい
ペットちゃん達よ…」









よしまさはそっと、
つつみ紙をほどいた飴玉を
畳の隅に置いた。








「ほうら…餌ですよ…」







暑さでしけったのか、
うっすら表面が
しめついた飴に
虫達が群がった。



「こらこら、ゆっくり食べなさい。餌はたくさんありますよ。」

よしまさは
段ボールの蓋をひらいた。
そこにはぎっしり
詰まった飴の袋があった。
りんご、みかん、フルーツ系を始め、
飲み物系、クリーミー系などたくさんの味があった。






















「っ!……これは…っ」



それは飴の袋に埋もれた





























一つの麦藁帽子と向日葵柄のハンカチだった。



























「っ………す、捨てたはずだったんですけどね………」

よしまさの目にはうっすら涙が浮かんでいた。


「………もう五年も前の事です…………忘れているでしょう………」


よしまさは苦しそうな表情を浮かべた。



ピンポーン…


「ん?お客さん?引っ越し早々誰ですかね?」


よしまさはドアに向かった。



よしまさが置いた飴玉は虫達によって半分まで溶かされていた。

「何の用ですか?」
ガチャッ


・・・っ!!







「あなたは・・・」



「久しぶりですね。
長谷川よしまささん。」


よしまさの汗が吹き飛んだ。
吹き飛んだ汗が虫たちに
降りかかった。


「なぜここがわかったんですか・・・?」



「今の時代、大橋先生に頼めば一発だからね。これが情報社会さ」



―大橋くん・・
きみは僕の仲間じゃなかったのか。


よしまさは大橋先生の裏切りと
衝撃の人物の訪問とで驚きを隠せなかった。


汗をぬぐいながら
よしまさは訪ねた。

「・・・で
何のようですか?
まことさん。」

「ふふ・・
依頼されたんでちよ。
長谷川先生の居場所をつきとめ
カメラに収めてこいってね」


キシャ

キシャッ



よしまさの前でまことさんは何度もカメラのシャッターをきりフラッシュを浴びさせた。
よしまさはどうすることもできなかった。



よしまさは我にかえった。


「ま、まぁ、中にはいりなさい」
内心爆発しそうだ。
彼は今頃になってなぜ現れたのか...
するとまことは2枚の写真を裏返したまま渡してきた。

「よしまささん。まぁこれをみてくださいよ。 写真の整理をしてたらでてきたんですよ。」
なんという上から目線。

よしまさは一枚みた。
すると、そこには...



サイレンの記憶が蘇る。

少女に対してどなりちらしている写真だった。

「う、うわ〜!!!!」

2枚目をまことは無理やりみせてきた。

そこには事故現場写真があった。

こやつはいつどこでとっていたんだ!!?

「よしまさ、お前がやったんだろ。いっちまえよ。この少女のアネキがお前にあいたがってる。」
まことは住所をかいたメモをおいて窓からとびおりた。


数分後よしまさのアパート下には救急車の音が響いていた。

しかしよしまさはそのメモにしか興味をもてなかった。

「あれは事故よ、あれは事故よ…」

よしまさは呪文のように唱えている。
まるで過去の記憶を拭い去ろうとするように。


脇にはすでに
にぎりこぶし2つ分のシミ





「あれは事故よ、あれは事故よ…」


よしまさはふと、
まことさんが残した紙切れを
ちらりと見た。




「あれは事故よ、これは、地図…?」


そこにはとある公園周辺の地図で、

[MT]

という印がついている。




「ここは…」






瞬間、

12時のサイレンが鳴り響いた――






よしまさは、







――発狂した。


頭をかかえ、じだんだを踏み、
乳首をたたせて叫んでいる。



「あれは事故よ!!!
あれは事故よ!!!

あれは事故なんだって

ゆってるじゃないの!!!!!!


ふぅん!!!!!」






もはや、限界だった。



よしまさのパニックが頂点に
達した瞬間、




よしまさの頭の中で

ぷつん、

と何かが切れた音がした。

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