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TEAM Niku*コミュの走れロンリー

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コメント(56)



ビクッ!
彼女の小さな肩が揺れた。僕は抱き締めたい衝動にかられながらも続けて言った。


「すみません。本当は君を怖がらせるつもりはなかったんだ。幸子…んあ、幸子さん。」


いまだ幸子の目線はブーツカットのジーンズの先だった。


「僕は…んあ、僕は周りの人達から距離をおかれています。多分この、コッペパンのように黒い肌をしているからでしょう。」


よしまさは彼女の肩から手を放した。


「でも、あなたは違った。僕に笑かけてくれた。あなたは当たり前のことだったかもしれない…。でも、それが僕にとっては最高な出来事だった。」


幸子の震えが治っていた。


「僕は、んあ、僕は友達の作り方がわからない…もし、もしよかっ」
「はい!」


「え…?」


「はい、あたしでよかったら…」


幸子はまるで天使のような笑顔で言った。


続くぞ



「あたしでよかったら‥」






そうはにかむ幸子の顔が

その言葉が




僕の頭からはなれない



いや、正確には放したくない






こんなに気分のいい日は

何年ぶりだろうか..





きっと小学校の学芸会で



ピーターパン役に選ばれた時以来だ




僕はあの日のように



スキップをしながら


家に帰った



もちろん脇を抱えながら




家につくと僕はいつものように


毎日の日課である

日記を書いた







日記の最後には






幸子は






苫小牧看護学校の学生



と書かれていた。





ふふふ..
〜幸子編〜


今日はいよいよ
論理特別講師の
よしまさ先生との
約束の日....

苫看に入学して
初めてよしまさ先生を
見てから...
ずっと2目で
追っていた
あの脇を.....


あの脇を見るたび
私は......







幸子は苫看の1年生
看護師になることを
夢みている

初恋は幼稚園
初ちゅーは
小学1年生

彼氏ができたのは
中学1年生

初えっ....


小学生の頃から
バトミントンをしている

彼女はこんな
経歴をもっている





つづく

今日はいよいよ
苫小牧看護専門学校に
講師としていく日


胸が高鳴っているのが
自分でもわかる



「どんな子たちがいるのかな」
小さく呟きながら
学校への道をスキップしていく



教室につき
授業を始めた

「看護にも、患者さんと
話したりするコミュニケーションが
必要なのよ。」


生徒は静かだ。
まだ緊張しているのかな?


よしまさはペースをあげた



ウゥ"ウウ――――――――――


12時のサイレンが
鳴り響く


ズキン…ズキン


頭蓋骨が悲鳴をあげている


よしまさは必死に痛みを
こらえた。
喋るのをやめ空を見上げた。

なぜだか
自然と笑みがこぼれた


教室には優しい風が吹いた


生徒たちには
なにごともなかったかのように
笑っておどけて見せた。


よしまさは少しずつ
だが、
確実に前に進んでいっていた。


それを教室の片隅で
幸子は見ていた


授業終了の 鐘がなる


この学校での
初めての授業を終えた


また来週彼女たちに会うのか


ピチピチの 若い肌
女の子の 甘い香り
生足 鎖骨 うなじ

来週が はやくきてほしいものだ


名残惜しそうに
よしまさは 教室をでた

その時


「よしまささん、、、ぢゃないですか?」


聞き覚えのある声


「何かご用でしょうか
授業外ではありますが
お話うかがいま、、、」

そういいかけた時

よしまさの額から汗が吹き出した


「さ さ 幸子 、、、」

つい 家で1人でいるときの
くせで 呼び捨てしまった


「先生でいらしたんですね」


天使のような微笑み


よしまさの くすぐったい部分が
興奮と 緊張に
満ちあふれていた


たえるんだ

たえろ たえろ たえろ!!!



しかし 無惨にも

気づいたときには

彼女を あいている教室に
いれて 二人きりだった

僕の高まる気持ちとは裏腹に
窓の外はどんよりとした灰色だった。


「今日の僕の授業は…どうでしたか?

文字が小さくて見えないというのなら
いつでも言ってもらって構わないのですがね。」






―違う。


僕はこんなことを聞きたいんじゃない。


僕が聞きたいのは…









その時、一瞬外が光った。


と同時に、
どしゃぶりの雨。



「わ!びっくりした…」


彼女が何か僕に向かって話している。

しかし

雨がうるさくてよく聞き取れない。


僕は彼女の言葉を聞き逃さないよう

耳をこらした。




「すご〜い…」」


―ん…聞こえない。






「わたし、雷」



―…くそ!

雑音よ、消えろ…!













「だいすきなんですよ」



























―……え?




彼女は僕に向かって笑顔を見せていた。



…間違いではない。

彼女はいま…






『だいすきなんですよ』


『だいすきなんですよ』




『だいすきなんですよ』…























僕は、

幸子を抱きしめた。

ふわり
彼女から漂う甘い香り
透き通るように白い肌
少し茶色でパーマのかかった髪
弾力のある彼女の体
どれも全部この手の中にあるんだ…!



















はあはあ

















はあはあ















何もかもぶち壊したい!
この生徒と先生という立場を!!























「やめてください!いや…!」



幸子は力いっぱい嫌がった。しかし所詮よしまさはコッペパン。クロワッサンの彼女は力では勝てない。


「いやあ…!やめてください!!」


幸子は叫んだ。



その時…!







ガラッ!



















「てめえ!幸子に何してやがる!」



バキッ!
















よしまさは頬を殴られ、その勢いで後ろに倒れた。




「…はあはあ…あなたは誰ですか?!」



よしまさは突然入ってきた者に問いかけた。

誰なんだあいつ..




ぼ、僕の幸子を‥
















「あ まことさん‥」



幸子は小さく呟いた。









僕は自分の顔が真っ赤になっていくのがわかった。




「あなた幸子の何なんです?」



まことが言った。








ドキンッ




カメラを持つまことがやけに輝いていて見えた





僕わこの時まだ気付いてなかった




まことが僕にとって‥
僕は気付いて
しまった

もしかしたら
気付かない方が
よかったのかも
しれない

でも今はそんなこと
誰にも決めることは
できないだろう

まことは....
まことは僕に
とって敵であり
友であり...

そして......
僕にとって...
最愛の人であることに

気付いた。








「ま、まことさん!!」
幸子は泣きながら
まことに駆け寄った

まことは
よしまさに
問い掛けた

「君は幸子の何なんだい??」

よしまさは
戸惑ってしまった


僕は...
僕は......!!!


つづく



































追伸
きれいなおねえさんは、
好きですか??


Yes No


「私は幸子さんの先生です。
まあ正しくいえば
論理を教える講師ですな。
見てお分かりでしょう?」


よしまさは脇をしめながら
まことを上から見下ろし、
小ばかにしたように笑った



「こんな教室で何をしてたんだ!」

まことが叫ぶ

窓の外はどしゃぶりだ


よしまさは答えた

「私は幸子さんのことが好きだった。
でもそれはだったということで過去形だ。
何故ならもっと大事な人を見つけたからだ。
すなわち、私は幸子さんのなんでもない。
よって私は……」


ドキ…

ドキン







…



「あなたが好きなのです」

ピカッゴロゴロゴロゴロ!!!

雷が鳴った

雷の光がよしまさの
顔を怪しげに照らし出した



光に照らされたよしまさは
不気味な笑みを浮かべていた



「いやーーー!!!」

幸子が耳を塞ぎ
さけんだ。




はっ!





幸子の叫び声で
よしまさは我に返った


まただ!
またやってしまった!

僕は何を言ってしまったんだろう。
何をしてしまったんだろう。



よしまさの目に光るものが流れた

「なーんて。
いうとでも思いましたか?
甘いですね。実に甘い考えだ。
ちょっと驚かせて
あなたたちの反応を
みたかっただけです。
楽しませてもらった。」

よしまさは苦しい嘘をつき
その場を後にした。


よしまさの背中の
ワイシャツの色が一段と
濃い色になっていた。




-6章 新たな光 -


数日たっても よしまさは
あの日を 思い出していた


うやむやな気持ち

やるせない自分


あの日に 浸りすぎて
着替えることすら
忘れていた


ワイシャツは 黒に
変色していた

いや 汗で 匂いまで
変わっていた


幸子 まこと 幸子 まこと

まこと まこと

まこ...と


ダメだ

冷たい お茶で
顔を 洗う

そして 鏡を見た


「...なんで 私は
こんなに コッペパン色なんだ
なぜだ

なぜなんだ !!!」

よしまさは
必死に顔をこすった


「とれてくれ !!!
とれてくれ!!!
こんな茶色うんざりだ!!
茶色いからうまく
いかないんだ !!!」


いつしか よしまさの顔は
傷だらけになった


そして

一発自分を叩いた

パンッ!

「アゥ !!!」


顔が腫れた


これは よしまさのけじめだった

もう 後ろは見ないと


数日後

重い足取りで学校へ向かう


その途中ひとりの学生が
私の顔を見て
心配そうにいった

「先生!なんか顔、腫れてなーい!?」



その少女は胸あたりまである
金に近い茶髪をいじくりまわしている。




目は僕には理解できないほど
黒く塗り潰され、

まつげが不自然に思えるほど
生えている。




そう、

僕の一番苦手なタイプだ。







しかし、

なぜだろう。


彼女の明るい口調の裏に隠れた
僕への気遣いに


僕は…






彼女の髪にさえ
嫉妬してしまいそうだった。



「先生ってば、

また食べ過ぎたんじゃないの〜!?笑」










その言葉を聞いた瞬間、


僕の脳裏には

エプロンをつけ

照れくさそうに
手作りのカレーを見せる彼女が…!






ああ…



なんとも言えない
快感が僕の体内に流れこんでくる…




そんな家庭的な言葉で…






―僕を誘惑しているのですか?



なんてハレンチな…!



















…でも、


そのような大胆な誘いも

嫌いではありませんね。

「先生っ!そんなに食べ過ぎたら体にわるいよ」


僕はいつのまにか

























コッペパンを食べていた。














「これが主食なんだから、しょうがないじゃないの。それともあなた私んちに作りに来てくれるってわけ?」




はっ!僕は何を言ってるんだ!幸子…まこと…がいるっていうのに…!




「ははっ…じょうだ」
「いいよ!」














彼女…七菜花(ななか)は髪をくるくるいじり、頬を染めて、恥ずかしそうに言った。



僕は決心した。





Boys Love


わやめようと..



そして

新たな恋をしようと..




だから僕は最後にまことに




手紙を送った




ぼ―っとするなよ
くろくないぞ
はなをほじってはいけない
まりもっこり
こんなにも素晴らしい
とどのような
がいこつにしてやろうか
すっぽんと
きみ
だちょうがでてきも
つめをたてるな
たもり



誰にもわからないかもしれない



でも思いは伝えられた




論理を学んでて良かった


ぼくはこれで満足だ



さよならまこと‥
-第7章 蒼い空へ-


ピィッピィッピィッ...
ピィッピィッ...


鳥のさえずりが
聞こえてきた




こんなにも
清々しい朝は
久しぶりだった


僕はこの前
まことに本当の
気持ちを伝えた



まことには
受け入れてもらう
ことはできなかったが
全て話すことが
できたので
これでいいんだ....








僕はこの気持ちを
忘れず次に
進みたい.......



そんな僕に今
新しい光をくれて
いるのは
あの彼女だ....(ニヤッ)



















つづく

僕はあれから
あの問題がばれて

教師をやめさせられた。



僕の今の光は
ななかだけなんだ!


ななかは僕の
希望の全てなんだ!



たとえ僕が教師
でなくても
ななかに会えるよね?




僕の足は勝手に
苫小牧看護専門学校
に向かっていた。




今日の日差しは強い
額や脇から汗が吹きでる
脇の汗は見られないよう
しっかりと脇を閉め
歩きだす




回りからは冷ややかな
視線を向けられる


「コッペパンだ!」
「わきの色ちげーし」
罵声を浴びせる人もいた


わたしの心は折れそうだったが
「他でやってください!」
力の限りさけんだ




ななかに会える

そのことを信じて
歩いていった




すると後ろから
声をかけられた

「あれ ?先生じゃん!!!
事情あってもうこなく
なったってきいたよ 〜!?
なんでいんの!?」

「だれ?このおっさん」

「うちの学校で講師してたの」

「超きもくね?くっせ〜し」


イライラ

イライラ

今は私とななかが
はなしているんだ


この小娘


うるせー うるせー


「言葉使いが少々悪いですね
まったく 今の子はわからないものだ」



「は? ふざけんなよ?」

「やめてよ!!あんな!
ごめんね!先生!
久々にあえて超うれしい」


ななかが私を守ってくれた

なぜだ

もしかして
もしかして
ななかも 私のことを?


「授業さぼっちゃおっ!
いこ!!先生 !!」


「いいのでしょうか
そんなことして」

空を見上げるよしまさ


「いいの!
私 先生となら...
なんでもできちゃうきがする」


ななか ななか ななか
ななか ななか ななか
ななか な な な な なか


自分の底に眠る男が
叫び声をあげている



気づくと私は

私は

わ 私は...

ななかの 手をとり

あるところへ
向かっていた

繋いだ手が、熱い。


もはや僕の手汗で

ななかの愛おしい体温は伝わってこない。


僕たちはふたり、
一言も話さなかった。




「レディ、
乗っていただけますか?」

「…うん。」


―僕は愛車の赤いスポーツカーに
彼女を乗せ

得意気に走り出した、


瞬間。



「…先生、わたし行きたいところあるんだ…」



いつもの明るい彼女からは
想像もつかない

とまどいと恥ずかしいそうな表情…



「どこですかな?

あなたが思ってるより僕は
あなたを喜ばせる自信はあるのよ。」

「そこ…、だめ…?」






彼女の指の先には
お城のような建物が―…











僕は息をのんだ。



僕の頭の中で

ひまわり畑の中
愛らしくはしゃぐ彼女は



魅力的な表情で僕を見下ろす
妖艶な彼女に変わっていた。

























「行きましょうか。」

即答だった。
第8章―私とななかと希望と―




















落ち着け。

















落ちつくんだ、よしまさ。



















こんなの慣れてるじゃないか。






















ななか、僕で本当にいいのかい…?


















僕達は
自動ドアを手を繋いでくぐった。
いや、正確にはななかに手を引かれてだね。













真っ白なドア。
真っ白なソファー。
真っ白なベッド…。
真っ白な


















ななか。






















「先生!先にシャワー浴びてきて!」
意気揚々とななかが言った。
僕の脇汗は悲鳴をあげている。
このままよしまさの脇に居たいと…。



「んあ、ああ…」



僕はコッペパンのように黒い肌を真っ白なバスタオルで包んだ。


















僕の肌を神様の涙が流れていく。














僕のこのコッペパンのように黒い肌もきれいにしてくれるといいのにな…。














僕はシャワー室から出た。
ななかが待っている。
ななかの姿を想像した。白い肌をバスタオルで包んでいる姿。
いや、産まれた時の姿かもしれないな…。
僕は脇を押さえつつ、ななかの元へ…。



「ななか…お待た…」






















































え…?




























「な、ななか‥?」



「ななか、ななか!」





そこには真っ赤な色‥






ななか?








いや、










こっぺぱんだ





ななかはいったい?






僕へのあてつけか?




僕が黒いからいけないのですか



いや、そんなはず‥




それとも僕のヒョウ柄のパンツを見られたのか







それとも盗聴器がばれたのか






いや‥



あの娘の存在に..!
ななか...
ななか....!!!










どこを探しても
いないななか




ベットの下にも

上にも

トイレにも

バスルームにも
そして.....























































僕の脇の下にも





また僕の脇は
変な汗をかいていた



白いバスローブが


コッペパン色に






やはりななかに
あの娘の存在が
ばれてしまったのか




僕のジャケット
の脇ポケットに
入れておいたはずなのに








あの未知の領域に
ななかは手を
入れてしまったのか









僕のジャケットの
脇ポケットには



あの娘の....
そう....











今年の夏祭りで
出会った




椿の写真が
入っていたのだ

























つづく


僕は椿の花が大好きなんだ。

偶然道端に落ちていた
椿の写真。


運命としか思えなかった




それを…
その写真を!


僕の断りもなしに
勝手にみるなんて!!


許せない



もー怒ったのだ!



ななか…



「絶対に見つけてやりますよ」


ミラーボールの光に
照らし出された
よしまさの顔は
歪み笑っていた。

「くっくっく…」





よしまさは汗で
ビショビショに濡れた
写真を握りしめ
復讐を誓った



キシャ キシャ キシャ


窓の外から
よしまさにカメラを
向ける者がいたことも知らずに…



よしまさは それ以来

ななかの消息を探した


学校に電話したが

つなげてもらえない


悔しすぎる



「アゥ ゥゥゥウ"ゥゥゥウ" !!!」


コッペパンを バカにしやがって



その時


よしまさのパンツのゴムが切れた


パチン


そうだ


学校に行けばはやいぢゃないか


クックックッ


「ななか 見てはいけないものを
みたんだから
お仕置きですな ウン
こないだの 続き
たっぷり 楽しみたいものだ ンゥフ」



欲に満ちあふれているよしまさ

足取りは 軽かった



そのまま よしまさは
学校へ 向かった


しかし 気づいてしまった



- 私を誰かつけている -


かすかに 聞こえるシャッター音...


ゆっくりふりかえる




!!??



「アゥンフゥ !!!???」


奇声をあげてしまった

電柱の影に人影があった。







艶やかなロングの黒髪を
風になびかせながら、

じっとこっちを見つめている。





黒いサングラス。
瞳が見えない。

白い肌、紅い口紅…










「つばき…」


僕は思わず呟いてしまった。








僕は君のことを忘れたことは
一度たりともないんですよ。




君を失ったとき、


僕は一生

自分の欲求を他人で満たすことは
ないだろうと思ったのだよ…










なんで君は、




破裂してしまったんだい?






僕の肺活量に

耐え切れなかったとでもいうのかい?



僕がどんな気持ちで

君のカケラを集めたと思ってるんだい?







そして、









―なんでいま、

僕の目の前にいるんだい―…?













僕の目から、

涙が流れた。








椿が生きているはずがない…










―だって椿は、


初めから゙生きではいないのだから…。













「そんな格好をしていても

僕のこの目をごまかせることは
できないのよ…。



































まこと。」


「ふふ…ふふ、あはははは!!」


椿の格好をしたまことは笑った。そして言ったのだ。

























































「僕はまことじゃない。椿だよ?」
























『椿だよ?』



『椿だよ?』

































―つばきだよ?




















「うそだ、うそだ、…うそだああああ!!!!!あぅあぁあああぁぶぁぁぁぁぁ!!」

よしまさの脇から神様の涙が流れ出た。




































「ばかなよしまさ。でも…





















































だいすきだったよ?」















クジャッ



「まこ…つばきぃぃぃぃぃぃぃぃ!」






なぜなんだろう‥?






なぜつばきは今頃現れたのか?







そしてなぜ僕は






つばきとまこと







を間違えたのか?






「一生一緒にいてくれや」



―昔、誓ったこの言葉





つばきを間違えるはずがない‥?








‥!






まことはつばき?



つばきはまこと?







だから僕はまことの事を‥!







しまった




僕は過ちを犯していた





まことに送った手紙‥!







〜一生一緒にいてくれや〜





頭にその言葉がよぎった








その時、まことが



いや、つばきがニヤリと笑った



つばきは内ポケットから








ナイフを出した
.......
.............




よしまさは

まことにナイフを
突き付けていた













「.....??!
..........!!!

まこと??!

そのナイフを
どうするつもりだ??!」











よしまさは
心のそこから

叫んでいた




そしてよしまさの

脇も悲鳴を
あげていた







「よしまさ....

君は椿であった

ときの僕に

一生一緒にいてくれや
って言ったはずだろう??




でもまことで
ある僕にも

同じことを言った。

これはどういうことだ??!





君は僕を
裏切ったんだ!!」



2人の間に

不穏な空気が
漂った......









「.....
よしまさ...
よしまさ......
よ..し...ま...さ....!!!」














まことは
よしまさに向って









走りだした






























































その時......!!!

























つづく

「あのーすいません
何をしてるんですか?」


甘い香りとともに
懐かしい声がした。




同時にまこと…いや
椿が手をとめた。




振り返るとそこには



「「さちこ…!」」




そこには
白いワンピースをきた
幸子がたっていた。


「よしまさ…さん?」



幸子はまことには
気付いてないようだ。

よしまさは
幸子をただただ
ずっと見ていた。



「こんなところで
どうしたんですか?」





あの頃と同じ
笑顔を向けてくれている



この僕に!!



振り返るとまこと…
いや椿の姿はなかった。




「よしまささんの服…
ビショビショですね
今日暑いですものね。」



よしまさのワイシャツ
そしてズボン
パンツまでもが
濡れていた。


「…この濡れ方は…
汗だけではないようですね。」

よしまさはつぶやき苦笑した。



「あの!あのよかったら!
私のお家近いので
シャワー浴びていきませんか」



よしまさは
シャワーという言葉に
警戒心を持ったが

欲望に負け、


「では、遠慮なく
お邪魔させてもらおうかしら」

とはにかみ、幸子の後に
着いていった。



そのやりとりを
じーっと見てる人が
いることに、そのときの
よしまさは気付かなかった。



幸子の部屋についた

白いアパート
彼女は

1人暮らしだった

それだけで
よしまさは興奮する
さらに洋服は湿り始める


「しっけい


実に綺麗にしてありますな
今時の卑劣な若者とは
ちがうわけね」


幸子と同じ甘い香り
きれいな部屋

「先生 シャワーあびてきて下さい。
風邪を引いてしまいますから」

「しっけい」


シャワー室にはいると

さっきまではいっていたせいか
生暖かいムシムシとしたかんじが
さらによしまさを
興奮へと誘い出す



ハァハァ

我慢しろ よしまさ

ハァハァ

もうすぐ 幸子が
この やり場のない興奮を
どうにかしてくれるはずだ


ハァハァ


シャワーからあがると

そこには
タオルが一枚


わ わ わ私に
タオル一枚ででろというのか!?

いいのか ?

いいのか?

でちゃうぞ?

でちゃうぞ?


よしまさは

タオルを巻いて

部屋へでた


そこには
幸子が お菓子と紅茶を
用意していた

そして

ベッドの上に座っていた



!?



「さ さ さ 幸子

ナイスポジションふぅ〜!!!」


やらかした

やらかした

まずい

まずい

声に出してしまった


よしまさに気づいた幸子


「え?..先生!
私洋服をおいといたんですけ...」


話す幸子を気にとめることなく


よしまさは



タオル一枚で

ものすごい

勢いで

幸子をベッドに押し倒した













―それからのことは

よく覚えていない…。








それは

4分間のラブストーリー。



僕は生まれてはじめて


本当の幸せを知ったのですよ…




今日の晩御飯は
お赤飯ですな。


今思い出しても
どこかにいってしまいそうだ。







あたたかい、



幸子。





やらわらい、










幸子…






















ただひとつ残念なことは






幸子の声は


僕の高らかな美声には敵わなかった、

ということですかね。









幸子に会いたい、

幸子に触れたい…






















しかしそんな僕には、

新しい名前がついたのよ。

































死刑囚、29番。

コンクリートの壁は冷たいですな。
第9章―未来とゆう名のよしまさ―





ビチチチッピチチチッ










明るい陽射しが僕を幸せな夢から現実へとつれてきた。
















幸子…。















あれから君のあたたかさが忘れられないよ…。







































―『よしまさ…さん。』


頬を染める幸子。






























「おいっ!」


「んあ!」



「早くしろ!」



ああ、朝食の時間だったのか。






ここでもコッペパンを食べるとはな…。
僕は黒くそびえたつコッペパンを手に取った。













「お。コッペパンがコッペパンを食べてるぞ。」


「あははーばっかでー」




僕は罵りられた。でも嫌な気はしない。



よしまさを罵った二人。歩(あゆむ)と道夫(みちお)だ。
この二人は囚人の中でもトップにいる。











「ななな何をいっているんですかー」


よしまさは笑った。そう、よしまさは囚人のトップにおどりでたのだった。




僕はこっぺぱんを頬張りながら


歩と道夫と過去の話しをしていた






―なぜ僕が今刑務所にいるのか






僕はあの日、幸子と




とっても幸せな4分を



楽しみましたよ。





それはもう‥なんともいえない



フッ






僕には少しばかり



秘密がありました。




それは‥






こう見えて僕は



Mだということです






幸子は僕が喜ぶことばを



たくさん言ってくれました。








「この豚野郎」





「お前のギャランドゥ抜いてやろうか」









僕の心のMの部分が




ぞくぞくしました。




そして幸子は僕にブリーフを被せた。





そんな時、あれが起こったのだ‥


そんな時僕は



あれを発動




させてしまった....






あれは...








あの技はもう






発動させない

はずだったのに、、、、


















「ヴゥヴヴゥヴォー!!!」




よしまさの目は


血走っていた



そして目も











コッペパン色に







染まってしまっていた























よしまさの脇からは



まさかの











コッペパン色の














汗がでていた......


















「ィ、イヤー!!!
わ、私の肌が....!!


肌が!!!














コッペパン色に??!」














そう....


よしまさの汗は

人の肌を
コッペパン色に


させる力を
持っていたのだ...











「私こんな肌ぢゃ
生きていけない!!


警察........」








「ウーウーウー
ウーウーウーウーウーウー」



真夜中に

サイレンの音が

鳴り響いていた....
































































つづく


「はやくここを出て
幸子に会いたいですな」



よしまさは
刑務所から脱出
しようと考えていた。



「んーあのルートから
いくと見つかってしまう危険が…
でも…論理的にいけば…」



「うるさいぞ!
29番!ひとりで騒ぐな
他でやれ!」




よしまさは
ムッとした。

「それは私のセリフです。」

頬を膨らまして
監視員を睨んだ




よしまさは
でっかい頭で
考えた。


毎日毎日考えた。


いつか外に出れることを
夢みて…



ある日



「おい!29番!
お前に面会したいと
いう人が来ている。
いけ!」


よしまさは驚いた




「こんな私にですか?
とんだ変わり者もいるのですね
ま、どこのどなたかは
知りませんが…」


「いいから早くいけ!」




よしまさ面会室に
連れていかれた。




そこにはなんと…!










「な…なか…」







よしまさの目が
コッペパン色へと
変わっていった。


面会室にいくと


下をうつむいている
ななかがいた


あのホテルでの屈辱
腹立たしい気持ち
あんなに探した相手が


今 目の前にいる



「なんでしょう。私は
あなたにはなすことなんて
なにもないんですがね。」


し ー ん


「せ 先生....こないだは
本当にごめんなさい。

誤りたかった。でも...
会ったら私 ...
どうにかなっちゃいそうで...」


なんて かわいい瞳で
僕を見るんだ


や やめろ


その輝かしい瞳
その谷間
その潤った唇



「...アゥ」


「どうしたの ?先生...」

「いえ。どうってことありません。」



そういいつつ

よしまさは
あの幸子との快楽を
もう一度味わいたくて
うずうずしている


「先生のために
私、秘密のルート見つけたの!
これで 先生もでれるよ!!!
私まってる!
出口で...













あんなと一緒に待ってるから!」




あんな?

あ あんな ?



あ あ あいつか !!!!!


あの クソガキ !!!
あいつにあったら
一発は 殴らなきゃきがすまん

あのガキめ

どうなるかおぼえとけよ


鼻くそも汗も


私からでる すべてのものを
嫌だというまで
ひたすら擦り付けてやる



ケケケケケケケ



ななかに 感謝をして
よしまさは

あの快楽を味わえる
外への通路に
走った

僕は汚い…














いえ、

普段はいたって綺麗なのですよ。
ただ、いま僕の身体は下水まみれだから

というだけですね。




水で重みを増したワイシャツのせいで
僕は軽やかなステップが踏めなかった。



しかしエプロンのみのななかを想像すると…





僕は色々と元気になれたのです。




「下水溝の中でネズミと戯れている場合ではないですな…



チュー!チュチュー!」




よしまさはネズミに別れを告げて
先を急いだ。






「…んあ、」





僕の目が一瞬白色に包まれた。



―出口だ…!















鉄格子を通り届いた光は、

まるでよしまさをボンレスハムかのごとく
照らし出した。
」
この鉄格子を外せられれば
外に出られる…





「僕は豚より高等な生物なのよ―…!」





そう叫んだとき、

よしまさは既に分厚い鉄格子をはじしていた!








しかし、



「おや、どうしましたかな?」





























よしまさは

出口にはさまっていた。


僕は挟まった。





ボンレスハムのような紐からはみ出ている肉のように。









「先生!なにやってるの?!早く!」


「おい!コッペパン早くしろよ!焼き豚にしてやろうか?」



愛しきななかと
いじめたおしたいあんなが出口で待っていた。











「んあ、待ってください〜出れないんですよ〜」


僕は挟まっている肉を押し出すように動いた。












クヂャッグチャッ












肉が磨り減っていく音がする。
















いつのまにか僕の下半身は恐怖心からなのか神様の涙があふれでた。















「もう!待ってらんない!ななかいくよっ!」


「え?!でも先生が…」


「あんた目を覚ましな!あんたにはしげがいるじゃない!!」



「…しげ…。うん。そうだよね。わかった。…ごめん、先生!さよなら!」



ななかとあんなは走っていった。












小さくなっていくななか。僕の胸から逃げていくななか。もうあの快感は味わえないんでしょうか?















そう思うと、心の奥から湧き出るものがあった。













「ふふ…。ななか許しませんよ。お仕置きが必要ですね。」















いつのまにかブラックよしまさになっていた。





僕は毎日穴をほった。






ななかにお仕置きする日が
近づいているのだと思うと
それはちっとも苦痛ではなく
むしろゾクゾクとしていた






爪に土が入ったって、





指がうっ血したって、




過呼吸になったって、


僕は穴を掘り続けた





あと少しという所で

僕はたんがつまって

意識が‥





私は死ぬのか―‥





よ し ‥ さ


唇にあたるあたたかくて

柔らかいもの




そこで僕の意識はなくなった



























何時間経っただろうか..



よしまさは




泥まみれなったいたが








意識を取り戻した


































「.....よし....さ
....よ..し..ま...さ

.....よしまささん!!
よしまささん!!」




































「ん゙ぁ゙

んんんぁ゙」


よしまさは

歯ぎしりを




しながら目を覚ました













「こ、ここは...??


そうだ、、、、

僕は穴を掘っている
途中に気を失って

しまっていたのか...。



、、、、、、、??!



き、君は??!」




よしまさの隣に


可憐な少女が

座っていた






























「よしまささん....

やっと目を覚ましましたね


よかった、、、、、
(ホッ)















































私は...........
















































































この牢屋の.......










































































妖精です。」























さすがの


よしまさも


きょっとんと


していた



















「よ、妖精.....??


そんなばかな


君は何を

言ってるんだい??



こんな時代に



いる訳ないだろう。」





















妖精は悲しい顔を
していた






「よしまささんは

信じてくれないのですか??


あなたの...

あなたの唇に


口付けしたのは......


私なのに.....。」



























よしまさは

柔らかい唇を

思い出していた.....




よしまさの下半身も

少しだけ..........



















































つづく


元気になった






なんだろう



「なんだか
夢をみているようですな」




幸子との出会い…

幸子との初体験…

椿との再開…

この刑務所も…

妖精も…!




夢か…?夢なのか…?





よしまさは力いっぱい

自分の頬をなぐった






―――


「の…あの!あの!
大丈夫ですか??」


そこには看護師がいた

「やっと目がさめたわ!」


「…?」




「長谷川さん4日間も
意識なかったんですよ!」



―何をゆってんだ…?

「ランニングの途中に
意識を失って倒れているところを
発見されたんですよ!」






いままでのあの記憶は
全て夢だったのか?



全て僕が作りだした
ものだったのか??



「うああああいああああいあっ!!!」


―幸子もいない
―ななかもいない
―椿も!!







「長谷川さん!
大丈夫ですか?
いま医師をよんできますね」



よしまさは
涙を流した。





スタスタスタッ

医師がかけつけた




「長谷川さん
もうすぐ楽になりますからね…

キシャキシャキシャ」






―完―


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