ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ダイオキシン中毒(カネミ油症)コミュの戸田清研究室ホームページよりコピー(水俣病 2)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●熊本県と新潟県の対応

水俣病、熊本県「国頼み」 新潟県は年度内にも独自支援 対象人数、ケタ違う 朝日新聞2008年4月10日西部本社版

 水俣病未認定患者の救済問題で、新潟県が今年度中にも独自の支援策を実施する方針だ。国の基準より幅広く「患者」と認め、介護費などを県の負担で支給する見込み。国の救済の枠組みを踏み越える推進力になったのは、知事のリーダーシップだ。一方、新潟県よりもはるかに被害者が多い熊本県は、国頼みの姿勢が目立つ。16日に新知事に就任する蒲島郁夫氏はどう動くのか、被害者団体などが注目している。(稲野慎、長富由希子)

 新潟県の支援策は3月25日、泉田裕彦・新潟県知事に出された「新潟水俣病問題に係る懇談会」(座長=本間義治・新潟大名誉教授)の提言をもとに策定される。

 この懇談会は、泉田知事が未認定患者と面会した際、「症状があるのに国の基準に満たないと患者と認められない」と訴えられたのを機に設置を決断したという。

 泉田知事は「国の枠組みには限界がある」と指摘。県が乗り出す理由を「地域社会として、困っている人を助けようという社会施策だ」と説明する。

 独自支援とは別に、県は従来の患者認定業務でも改革を進める。

 昨年12月、認定審査会の審議に初めて申請者の主治医が出席し、病状を説明した。今年2月には医師だけだった審査会委員に弁護士が加わった。いずれも県が選んだ医師による「密室審議」という被害者の長年の批判に応えた。

 さらに支援策では、認定審査会とは別の方法で「患者」か判断する方針という。

 一方、熊本県はこうした独自策に否定的だ。村田信一・県環境生活部長は「水俣病問題は国と一体化した取り組みが必要な国家的課題」としたうえで、対象人数や予算が「新潟とはケタが違う」と強調する。新潟県は、医療手帳や保健手帳の所持者数から未認定患者を、少なくとも約600人と見積もるが、熊本県では約1万9千人にのぼる。

 04年の関西訴訟最高裁判決で国と熊本県の行政責任が確定した直後の同年11月、同県は、未認定患者に療養費を支給する案を国に提示した。翌05年に環境省が打ち出した救済策に結びついたが、県は当初から国の負担を織り込み、国の基準とは別に「患者」と認める内容ではなかった。

 その間に認定申請者は急増、熊本・鹿児島両県で約5900人に達した。熊本県は救済を国に求め、現在は与党プロジェクトチームの救済策実現をめざす。鹿児島県も同様の立場だ。

 熊本県の対応について、蒲島氏は「県として十分にやってきたのか、疑念が持たれている。患者の目線に立った能動的な施策を打ち出せないか探りたい」と語る。

 水俣病患者連合の高倉史朗事務局長は「新潟の独自策は大きな一歩。蒲島新知事が水俣病施策にどう積極的にかかわるか注目したい」と話している。

 ◆キーワード  <新潟県の独自支援策> 国の認定基準は、手足のしびれや視野狭窄(きょうさく)など複数の症状の組み合わせが必要だが、「新潟水俣病問題に係る懇談会」の提言では、新潟水俣病患者を「阿賀野川流域の魚介類を食べてメチル水銀に暴露され、水俣病の症状がある者」と幅広く定義。県や新潟市は対象者に、従来の保健手帳で支給される医療費の自己負担分に加え、介護保険の福祉系サービスの助成などの「上乗せ給付」を検討している。

 【写真説明】 新潟県主催の水俣病研修ツアーに参加し、慰霊の鐘をならす参加者=3月21日、熊本県水俣市、豊岡亮撮影

(以上朝日新聞記事)

●海外の水俣病(有機水銀中毒)

中国の松花江の水俣病(1980年頃に発見)については相川泰『中国汚染』(ソフトバンク新書2008年)、カナダインディアンなどの水俣病については原田正純『水俣への回帰』(日本評論社2007年)などを参照。

●イタイイタイ病と長崎県対馬

中学、高校で習う4大公害・4大公害裁判(水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市喘息)では、イタイイタイ病(カドミウムによる腎臓尿細管障害と骨軟化症)は富山県のみで発生したとされ、長崎県対馬などにはイタイイタイ病はないことにされている。齋藤寛「環境中のカドミウムと人間の健康」谷村賢治・齋藤寛編『環境知を育む 長崎発の環境教育』(税務経理協会、2006年)、飯島伸子・渡辺伸一・藤川賢『公害被害放置の社会学 イタイイタイ病・カドミウム問題の歴史と現在』(東信堂、2007年)を参照。また、対馬のイタイイタイ病についてのジャーナリストの著作としては、『隠された公害:ドキュメント イタイイタイ病を追って』鎌田慧(三一新書、1970;ちくま文庫、1991年)がある。齋藤博士(長崎大学学長)の論文から表を引用する。

表 カドミウム汚染地域住民の尿細管障害と骨軟化症の関連

地域
尿細管障害
骨軟化症

富山
最重度
中〜高度

長崎[対馬]
高度
軽〜中度

秋田
軽度
なし


出典 齋藤,2006:54 [対馬]は戸田の補足。

斎藤博士(公衆衛生学)は国の研究班の一員(当時は若手研究者)であったが、研究班の結論は非科学的であると次のように厳しく批判している。「しかし、研究班の結論は「カドミウムと判定することはできない」というものであった。その理由は「カドミウム汚染地域のなかに尿細管障害の認められない地域があるから、カドミウムが原因とはできない」というものである。(中略)この論法の非科学性をほかの事例で考えてみよう。喫煙が肺がん発症の要因であることはよく知られている。この考えは喫煙者には喫煙者には非喫煙者に比して有意に肺がんが多いという疫学的事実から導かれた。そして、タバコの煙のなかに多種類の発がん性物質の存在することも明らかにされた。もちろん、非喫煙者にも肺がんがあること、また喫煙者であっても肺がんにならない人が大勢いることも事実である。しかし、このことから喫煙の発がん性そのものを否定することは科学的でない。しかし、現実には発がん性に否定的な意見が根強く主張されているのも事実である。喫煙の健康影響についての科学的な判断が周知されることを喜ばない人たちがいるからであろう。カドミウム環境汚染にかかわる健康障害についても同じことがあるのではないだろうか。「カドミウム汚染のある地域にのみ尿細管障害者が見出され、非汚染地域では1人も見出されなかったことはカドミウム曝露が尿細管障害発症の要因であることを明確に示す」と私は結論づけたが、皆さんはどうお考えだろうか」(斎藤,2006:40−41)。

また、社会学者の渡辺伸一氏は、国の研究班の有力メンバーの1人である喜田村正次氏(熊本大学医学部教授、神戸大学医学部教授を歴任)を次のように厳しく批判している。「(前略)そういう保管の仕方をするのはなぜか。それは、喜田村氏も、この骨の標本を骨軟化症だと認めているからに他ならないだろう。これらは、喜田村氏の科学者としてあるまじき行為を告発すると同時に、喜田村氏が委員長を務めた兵庫県診査委員会の生野イ病[イタイイタイ病]否定の判断が、いかに不当なものであったかを示すものである。」(飯島・渡辺・藤川,2007:172−173)。医学には素人である若手社会学者(准教授)が、高名な医学部名誉教授に向かって「科学者にあるまじき」とまで言う。驚くべきことだろうか。ところが喜田村氏は「名誉棄損」で訴えることができない。なぜなら、反論できないからである。

教科書で習う「4大公害裁判」でいう「イタイイタイ病原告勝訴」とはもちろん富山の原告のことである。長崎県対馬や兵庫県生野には日本政府によって「イタイイタイ病はない」ことにされたので、もちろん裁判提訴はできなかった。



●受講生の感想抜粋

「今日授業を受けて、本当の水俣病を知ることができたような気がします。水俣病は「病気」というとらえ方だけでなく、行政の実態などもはっきりと現れていることを知り、さまざまな矛盾を感じました。誰でもわかることなのに国が食品衛生法を適用しなかったり、水俣病の[昭和52年]判断条件の運用が不適切だったりと、苦しんでいる被害者のために行っていかなければならないことが、ほとんど実行されていないのはおかしいと思いました。また長崎[対馬]にもイタイイタイ病があったと知り、苦しんでいるのに何の対応もされていない人がたくさんいると思うと、今後の日本は力関係の問題など改善すべき課題がたくさんあると思いました」(女子)

「水俣病の認定基準があんなに複雑でかつ、いいかげんなものだということを、初めて知った。国は無駄なことにたくさんお金を使って人助けには使わないで、行政が存在している意味がないと思った」(女子)



「今回講義を受けて、適切に判断条件を運用していなかったり、裁判で負けたのに再審を求める県(戸田コメント 「再審を求める県」ではなくて、「判断条件の見直しを拒む国」のことだと思うが)などの行政が印象的だった。苦しむ患者さんのことを考えたら、おのずと誠実な対応になると思う。行政が自分の身を守ることを優先してはならないと思う」(女子)



「公害病の原因がわかっていても解決されていないということにもどかしさを感じました。しかし、選挙では水俣病にふれていない方が当選してしまっているなど(戸田コメント ふれていないわけではない。熊本県知事候補は5人とも水俣病にふれていた。問題は、5人のなかで当選した蒲島氏だけが「昭和52年判断条件の見直し」にふれていなかったことである)私たちが自ら解決への道を遠ざけてしまっている部分もあったので、何よりもまず、私たち自身が公害病について正しい知識をつけていかなければならないのだと思いました」(女子)



「今日のテーマであった水俣病は小学校の頃から学んでいたものでしたが、どうしたら水俣病と認められて国に援助してもらえるのかということまでは知らなかったので、新しいことが学べてよかったなと思いました。現在水俣病発見から60年以上たっていますが(戸田コメント 1956年公式発見なので52年)国は水俣病患者が死ぬのを待っているのでは?と感じてしまいました(戸田コメント 「死ぬのを待っているのでは」というのは、カネミ油症、原爆症、薬害問題などでもよく言われる)。」(女子)



「4大公害のひとつである水俣病が、感覚障害や運動失調、言語障害などを引き起こすことは知っていたが、今日の講義を通じて新たに多くのことを学習することができた。中でも、学者の虚言や水俣病の認定基準の問題そして対応の遅さには本当に驚いた。今日の講義の中でいろいろなことを学べた。またいろいろなことを考えさせられ、本当に良かったと思う」(男子)



「煙草が原因で亡くなる人が戦争によって亡くなる人より多いというのが衝撃的でした。[水俣病で]東工大などの教授がめちゃくちゃな[ことをした]実態を知って、この人たちは頭が良くても倫理感というものはなかったのだろうかと憤りを感じました」(男子)



「水俣病は昔に終わったこと、解決した問題だと思っていたので、今も問題が続いていることを初めて知りました。水俣病は完治するものではなくて、その先も人が苦しむ病気なんですね」(女子)



「自分が水俣病だということを認めてもらうのにも時間がかかり、大変だったということを知り衝撃だった」(女子)



「今日の講義では、水俣病の深い話を聞き、自分の知らないことの多さに驚きました。小学校から何度も習ってきたのでわかっているつもりになっていたと気づき、水俣病になってしまった人やその人を支える周囲の人は本当に辛い思いをしてきたのだなと考えると胸が痛みました」(女子)



「水俣病に対する国の態度が被害者に対してこれほどずさんだとは知らなかった。国民に対する社会保障制度としてどうかと思うし、[県が]認定[の判断]さえ34年も避けているのは真剣にこの問題に取り組んでいるようにはみえない。われわれにできることはこの現状を伝えていくことだと思う」(男子)



「長崎県[対馬]のイタイイタイ病がなかったことにされていたというのを初めて知って驚いた。日本政府も対応を見直すべきだと思う」(女子)



「イタイイタイ病の事実が長崎県[対馬]にもあったこと、そしてそれが日本政府により消されていたことを初めて知って衝撃を受けた。水俣病や原爆症の認定基準はどのようなプロセスで設定されているのかを知りたい」(男子)コメント 国の審議会での審議をふまえて決める。審議会委員(学者)の選任(人事)は役所による。



「水俣病は小学校のときから習ってきた。しかし何万人もの人が苦しんで、それを国から認められていなかった事実を初めて知った。人道的に明らかにおかしいことを政府が行っていたことに驚いた。」(女子)コメント メチル水銀に汚染された人はたぶん20万人以上。自覚症状があり認定申請して却下・保留の未認定患者は1万人くらい。認定患者は2000人あまり。



「水俣病について小・中・高とそれぞれで習ったことはあったが、裁判の詳しい内容は知らなかった。ビデオを見て、国や県の無責任な態度に腹立たしい思いがした」(女子)



「4大公害病として水俣病を何度か学習してきたが、責任問題や行政の対応という観点から考えたのは初めてだった。環境[問題]は社会と深くかかわっていたことにも改めて気付かされ、水俣病での[感覚障害の]相対危険度を無視した対応に行政のいい加減さを感じた」(女子)



「イタイイタイ病は富山県だけだと思っていたのに、長崎県や兵庫県でもあったということを知り、しかも行政がなかったことにしたというのに驚いた。水俣病の認定申請に対して34年も保留されていたり、何度申請しても毎回棄却されたりと、行政の対応に憤りを感じた」(女子)



「水俣病の関西訴訟のことは詳しく知らなかったので今日の講義は印象に残った。水俣病の判断基準は少し厳しいと思った。委員会は適切に判断条件を運用せず、ずさんだと思った。相対危険度や発生比率などを参考にする制度をつくってほしい。34年間も認定を保留した理由を知りたい。日本は上が変わらないと変わることができない国なのかと残念に感じた」(男子)



コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ダイオキシン中毒(カネミ油症) 更新情報

ダイオキシン中毒(カネミ油症)のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。