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ダイオキシン中毒(カネミ油症)コミュの「毒いらん 筵旗 (むしろばた)」より

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化学物質はどうしたらええの?

● お茶といえばね、私の店でチャイを出しているんです。それがですね、お客さんの中に「味の素」を貸してくれという人があったんです。
▲ それ、どうするんですか。
● 私も不思議に思ってね、うちにはありませんが、どうされるのですか、とおたずねしたら、チャイにいれるとおいしくなるんだとおっしゃるんですよ。あとで試しに化学調味料を入れてみたんです。たしかにほんの少量だったら、なにか味が違うなあという感じですね。
▲ うまかったですか。
● わたしはおいしいとは思いませんでしたけど、たしかに何か味がかわりました。ところが少し多くなるとだめですね。妙に舌に残るというか、後味の悪い感じになりました。
▲ お茶のうまみはアミノ酸がかもし出すと聞いてます。それでお茶を生産してる農家では、うまい茶の葉を作らうとするでしょう。どうしても窒素肥料を大量にいれます。窒素はアミノ酸を構成する原子のひとつやから、合成するのにかならず窒素分がいります。窒素分が十分あったらアミノ酸がたっぷり出来るというのは理屈がとおってます。
● なるほどね。
▲ 茶業試験所とか農業試験所なんかが、お茶の栽培を指導してまして、農家に肥料の量も指導してるようですが、どうしても基準より多めに入れる傾向があると試験所の人がいうてましたね。ウソか本当か、茶の葉をつんでから化学調味料をどっと入れる農家があるとかないとか。ぼくも試してみたことがありますけど、たしかに味が変わりますね。
● なにも害はないのかしら?
▲ 化学調味料をいれることの害であれば、中華料理に入れるのと何も違いはないように思います。アメリカで中華料理店が化学調味料をばんばん使うので、なにか問題が生じて、中華料理症候群とかなんとかいわれているんではないですか。しかしそれよりも、茶畑に大量の窒素を入れることに問題があるようですよ。窒素の話をするのが目的ではないので、詳しいことは省きますけど、河野武平 『野菜が糖尿病をひきおこす!?』(宝島社新書、2000年12月)という本が最近でています。そこには 茶畑の窒素肥料が水田の10倍以上やとか、実際にいれたお茶に、ものすごい量の硝酸性窒素が検出される とか書いてあります。
● そうですか。窒素であれば天然に存在しているものだし、みんなそんなには気にしないということもあるんでしょうね。あぶないのは合成の化学物質だけではないということですね。とはいっても、このまま話を続けると、どんどん話題が広がってしまいそうなので、この辺で合成化学物質のはなしに戻りましょうか。
▲ いまも化学調味料の話がでてきましたけど、コンブでとっただしは無害で、化学的に合成した調味料は有害であるという議論がありますね。それが正しいかどうかはともかくとして、人工的に合成した物質に問題が多いことは事実でしょう。ところが化学者の立場からすると、天然であろうと人工であろうと、グルタミン酸ナトリウムならグルタミン酸ナトリウムという物質に違いはないと考えるわけです。もちろん、工業的に生産されたものには不純物として有害なものが含まれている可能性があるということはあるでしょう。しかしそれを別にすれば、グルタミン酸に違いはないということになります。
● うーん。その辺はどうなんでしょうか。理屈としてはわかりますが、実際は天然のコンブだしにはグルタミン酸だけでなくていろんな物質が含まれていますよね。 それらが複合して人体にはたらいている わけですから、天然であれ人工であれ、同じことだという議論にはちょっと疑問をもちます。
▲ そこなんや、問題は。いろんな人工化学物質を使うばあいに、その物質自体が問題になることもありますけど、不純物が問題になることが多い。たとえば、塩ビをとりあげてみます。そうすると可塑剤のフタル酸化合物ならフタル酸化合物だけが問題にされますね。だけど、ほんとはフタル酸化合物以外にも塩ビにはいろんな物質が含まれているわけで、そういう物質が複合して問題をおこしているのかもしれないでしょう。いまの自然科学はものすごく分析的ですから、一つの物質だけを取り上げて問題にします。だけど本当は、そうではなくて、いろんな物質の複合で有害な作用がでている可能性がある。そう思いません?
● たしかにそうですね。複合で有害な作用がでているなんていうケースは、ほとんど調べられていないように思いますものね。単独の化学物質の濃度ばかり神経質になってもあまり意味がないのかもしれない。   
▲ ダイオキシンの議論がそうです。何ピコグラムというようなごく少量が問題にされているわけやけど、狭い意味のダイオキシンだけでなうて、コプラナーPCB、クロロベンゼン類、ブロモダイオキシン類なんかを計算にいれたらどうなるんか。PCBはかなり調べられてますが、あとはほとんど調べていないのに等しいので、どれだけ精密な測定をして厳重な議論をしたところで、こういうものが入ってないので全然意味がなかったということになりかねません。
● それとね、こんなことをお聞きすると、ばかじゃないかと思われるんじゃないかと思って躊躇するんですけど、思い切って聞いてしまいます。
▲ 何でしょう。
● 日本でね、ダイオキシンがものすごく騒がれて、どんどんごみの施設が新しくなって行くでしょう。これって、ひょっとして何か陰謀なんではないのか と思って。つまりごみ処理の施設を売り込むためにこんな騒ぎになったという面があるんじゃないかと疑ってるんです。ごめんなさいね、変なこと聞いて。
▲ ぜんぜん変な質問ではないですよ。その質問は、実はダイオキシンやとか化学物質の問題を考える人は、一度くぐっておかないとあかん質問やないかと思います。というのはね、たしかにそういう兆候があるし、もういまさら既成の事実でどうにも戻りようがないですけどね、焼却炉がどんどん建てられたり、ダイオキシンの測定がどしどしやられたりする裏には、大変なたくらみが隠れていたとしてもおかしくないです。
● やっぱりそうなんですか。私だけが変なこと考えてるのかと思って、この考えにあまり自信がなかったんです。で、どういう兆候があるんですか。
▲ そうやねえ。この話は、たしかに大事な話です。そやけど、やりだすと長うなるし、いまの話題からは外れるし、また今度にしませんか。
● 分かりました。それだけお聞きしておけば、私の感じかたが変なのではないことが分かって、一安心です。それじゃ、話を本題にもどしてお聞きしますけど、化学物質をどうしたらいいのかという話でした。そして一つの物質だけを詳しく問題にしても意味がないことが多いのではないかというお話を伺っていたんでしたね。
▲ もちろん、それぞれ個別の物質を問題にすることが無駄やというてるわけではないんですよ。それも問題やけれども、複合作用やとか相乗作用やとかがあって、個別の物質だけを問題にしてたんでは分からん問題が多すぎるんやないかということです。そうすると、個別の物質だけに焦点をあてて調査しても大したことがわからんかもしれないですね。
● ええ、そうですね。
▲ では一体どういふ調べ方があるんかという話になります。
● どういう調べ方があるんですか。
▲ 個別の物質を調べずに、環境の情況を全体としてつかむやうな調査をすることです。というても分かりにくいから、ちょっと休憩してからお話することにしましょうか。考えることがいっぱいありすぎて、ほんまにくたびれますね。
● 私は、元気いっぱいでがんばっていますから、まだ大丈夫ですよ。
▲ それは羨ましい。そうそう、言い忘れましたけど、このあたりの化学物質についてはね、「学びと環境の広場」 のホームページにアメリカのインタビューがあります。新聞記者の質問にウィスコンシン大学のウォレン・ポーター博士が答えてます。これは大変ようまとまってるし、あたらしい問題も提起してるし、優れたものなんで、訳しておきました。 「化学物質はなぜ有害か」 というページです。

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