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快適な排泄ケアを考える会コミュの尿失禁、命脅かすタイプも 原因さまざま

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尿失禁、命脅かすタイプも 原因さまざま、「排尿日誌」で症状把握を

●2015年に1千万人が悩み?
 
尿失禁や頻尿(回数が多い)など、排尿で不安を抱える高齢者は多い。
尿失禁の悩みがある人々は2015年には、1000万人に達するとみる専門医もいる。尿失禁にはさまざまなタイプがあり、中には生命を脅かす危険性を秘めている症状もある。

尿がたまっていくと、膀胱は膨らんでいく。このとき漏れないのは尿道の蛇口に相当する尿道括約筋が閉まっているからだ。平均的な日本人の体格で400−500ミリリットルを漏らさずにためることができるという。

正常な排尿では、尿道括約筋が開き、膀胱は縮むので「おしっこ」が流れ、ほとんど残尿がない状態で終わる。だが、うまく尿がためられず、漏れてしまうことに悩む高齢者は多い。

尿失禁には大きく分けて4種類あるという。

まず、女性に多い「腹圧性尿失禁」。
せきやくしゃみ、走る、立ち上がるなど腹圧が掛かったときに思わず漏れる症状。これは女性特有の体のつくりが原因だ。尿道などを支える骨盤底筋が出産や加齢などでゆるくなると、尿道の支えが悪くなり「ちょろ漏れ」を引き起こす。

女性は男性に比べて尿道が短いことも一因。
「重い腹圧がかかるとそれだけ漏れるから肥満しないことが大切。骨盤底筋を鍛える体操も軽度の人には効果がある」と対策を示す。

次に「切迫性尿失禁」がある。
急に尿意を催してがまんできずに漏れてしまうケースだ。これは膀胱の過敏性(過活動膀胱)に原因がある。尿が少ししかたまってなくても膀胱が勝手に収縮するからだ。

ではなぜ、切迫性尿失禁や過活動膀胱が起きるのか。1つは神経障害に伴う場合で、膀胱を働かせる脳や脊髄からの命令系統に不具合が生じているという。

「介護を必要とする病気で圧倒的に多いのは脳血管障害や脳梗塞、脳出血。そういう患者は多かれ少なかれ、『出にくい』とか『漏れちゃう』とかいう症状を持っている」と指摘。治療には膀胱の活動を抑制する薬が効果的で、医療機関への受診を勧めている。

3番目のタイプは「溢流性尿失禁」。
尿意があるのに、排尿しようとしても少ししか出なかったり、いつも少しずつ漏れたりするなど、うまくおしっこを出せないことだ。

男性の場合、基礎疾患の1つとして前立腺肥大症に伴う尿の通過障害があるという。前立腺は膀胱から尿道への“出口”に存在。前立腺が腫れてくると出口が狭まり、水やりでホースを踏むとちょろちょろしか出ないような状態になるのだ。

そのため、残尿感がある。
本来なら400ミリリットルためて、同量を排出して次に備えるのだが、300ミリリットルの残尿があると、すぐにたまる。そのため、頻尿になる。

溢流性尿失禁の場合は治療では導尿といって管を使って残っている尿を体の外に出す必要があるとされる。
「溢流性尿失禁は非常に危険なタイプ。逃げ場のない尿が腎臓に逆流して腎機能が低下して危険な状態になる恐れを秘めている。尿に細菌がつき、感染を起こして腎盂(じんう)腎炎や敗血症になって死亡するケースもある」と説き、医療機関での受診と治療を強く促している。

最後のタイプは「機能性尿失禁」。
排尿機能は正常にもかかわらず、身体機能の低下や認知症などが原因で起こる。例えば、体が不自由でトイレに歩いていくまで時間がかかるとか、認知症のため、ここでトイレしていいかどうか分からずに、排尿のための動作や判断が遅れ、漏らしてしまうケース。

膀胱機能に問題がなく、認知機能や日常生活動作の問題であれば、リハビリやトイレまでの環境づくり、衣服選びなどの対策が重要になる。

泌尿器科ではまず、受診者にどういうときに漏れがあるか、念入りに尋ねる。この際、失禁や頻尿などが気になる人にとって重要なことは、排尿と漏れ、飲んだ水分の時間と量を記録する「排尿日誌」をきちんとつけることだという。





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