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快適な排泄ケアを考える会コミュのおなら (4)脳と腸の密接な関係

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強い不安や緊張を長く感じると腹痛や下痢を起こしたり、腸にガスがたまり不快感に見舞われたりする。これは脳と腸が密接な関係(脳腸相関)にあるからだ。

 腸の運動を支配する自律神経を調整しているのが、脳の視床下部。緊張や不安に襲われると、個人差もあるが、この視床下部の情報伝達に乱れがでる。その結果、腸の活動に異変が生じるというわけだ。

 特にストレスに過敏な人は、こうした過敏性腸症候群になりやすい。症状が気になると、それがストレスとなり、症状を悪化させる。悪循環だ。

 こうした患者の治療経験が豊富な東急病院(東京・大田区)心療内科の伊藤克人医長は、会議中におなかが「ゴロゴロ」と鳴ってしまったことをきっかけに、おなかの張りに敏感になった25歳の会社員女性の症例を紹介する。女性は、友人とお茶を飲んでいるときでも、おなかの張りを感じると、すぐにトイレに駆け込んで、おならを出し切らないと気が済まなくなった。

 伊藤医長は、おなかの張りは心身症であると判断し、心理療法の一つである「森田療法」を実践指導した。不安や症状をあるがままに受け入れて、今やるべきことに集中する治療法で、神経症の治療などとして広がる。

 この女性は数か月後、おなかのゴロゴロは感じるものの、仕事や友人との会話など別の対象に注意を向けられるようになり、症状に対する苦痛や悩みが小さくなった。

 伊藤医長は「重症例には抗不安薬などの薬物も処方するが、症状が完全になくなることはない。おなかの張り、おならとうまく付き合い、自分らしい生活を送るという視点が重要」と話している。

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