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快適な排泄ケアを考える会コミュの女性の尿もれ骨盤臓器脱(4) 正しく体操し改善・予防

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尿もれや骨盤臓器脱は、妊娠・出産や加齢、肥満などによる骨盤底の組織のゆるみ、傷みが大きな原因だ。ゆるみを防ぐなど、日常生活でできることを工夫したい。

 まずは骨盤底筋を鍛える体操がある。肛門(こうもん)や膣(ちつ)、尿道などに力を入れて“筋トレ”するが、上手に力が入れられず、挫折する人も多い。

 でも正しい方法で続ければ、腹圧性尿失禁の軽い人や下腹部が重く下がる感じの人は、三カ月ほどで改善が期待できる。切迫性尿失禁で服薬中の人も体操で骨盤底を鍛えるとより効果的だ。まだ症状のない若い人も体操を習慣にしてぜひ予防につなげたい。

 名古屋大大学院医学系研究科は、膣の筋肉の動きが分かるセンサーを使い、体操が正しくできているか、効果を実感しながら「やる気」を促すバイオフィードバック療法を研究する。現在、名古屋第一赤十字病院女性泌尿器科(加藤久美子部長)と連携して家庭用機器での効果を実証する研究を始めている。「欧米では理学療法として普及している。日本でも広まり、悩む人の受診につながれば」と鈴木重行同大学院教授。

 骨盤底に負担を掛けないよう肥満と便秘の対策も重要。いきむのは大敵だ。東京女子医科大東医療センター泌尿器科講師の巴(ともえ)ひかる医師は「体重を5−10%減らすだけで尿もれは改善する」と指摘する。

 日本コンチネンス協会会長の西村かおるさんは、気持ち良く排せつができていることが大切と食事も含めてストレスをためず、リラックスした生活を勧め「いきまないようにするため、ロダンの『考える人』のようなポーズで排便するといいですよ」とアドバイスする。重い物を持たないようにするのも大切だ。

 尿もれパッドも多種多様な製品が販売され、プライバシーに配慮した包装での宅配もある。生理用ナプキンを代用するのは避けたい。

 「そうは言っても、一人で頑張るのは大変。パッドを人に気付かれず、トイレに持って行く苦労なんて、同じ立場じゃないと分からないでしょ」と話すのは、尿もれや骨盤臓器脱を克服した元患者たちでつくるひまわり会会長の辻村節子さん(73)。

 健保連大阪中央病院で尿もれ治療を受けた元患者らで二〇〇四年に発足した同会は、経験者の立場で、泌尿器科待合室で受診者の不安を聞き、励ます。電話相談で全国からの相談も受ける。「治った私たちが元気に情報を伝えることで、悩む人が次の一歩を踏み出せたら」と辻村さん。

 尿もれはさまざまなほかの病気の影響や年齢によっても、完全には治りにくい場合もある。「つらいけど『完全に治らないと人生真っ暗』ではなく、もれが多少あっても元気にやっていければいいよね、と考えてもらえたら」(加藤医師)と言うように、うまく付き合っていくことも大切。気軽に話題にできる環境も望まれる。


 体操のやり方 あおむけに寝た姿勢で体の力を抜く。おならやおしっこを我慢するような感じで肛門や尿道、膣をギュッと締め、上の方に引き上げる気持ちで力を入れる。おなかや足、腰には力を入れないよう注意。初めは短くてもいいので徐々に10秒強続けた後、力を抜く。10回1セットを1日2、3セット。慣れたら座っているときや立っているときなどにも。

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