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妄想作家〜眠れnu夜を過ごして〜コミュの英雅物語〜夕暮れの君〜

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照りつける太陽の日差しを背に、俺は久しぶりに感じる屋外プールの
まだひんやりとした水の感触を確かめながら泳いでいた。

皆が休憩に入った後も俺は水から上がろうとしなかった

今年引退を控えた俺にとって、最後の夏の大会
高校1年から2回の全国制覇をしてきたことは俺にとってプレッシャーでもあり
勝ち続ける事が俺のプライドでもあった。

だから、絶対に負けられないんだ


でも、今年の俺には、去年の俺にはなかった
ちょっと気になることがあって…

それは、今年1年で入って来た、ちあきだ

気がつくといつも見られてる気がして
なんだかむずがゆくなることがある

明らかに水泳の経験もなさそうだし
水泳が好きってわけでもなさそうだ
あいつの考えてる事がまるで分からない

今は練習に集中しなきゃならないのに
部長としてなんとかせねばという気持ちも働くわけで…
今の俺にとってアイツは悩みの種なんだよなー


ああ、ほら。また他のヤツらにからかわれてる


桜田門は水から上がるとそのままベンチへ向かい、
1年部員の頭をこずいた

「おまえも人の事言えるくらい上達してから言え」

桜田門が、ちらりとちあきの方に目をやると
ちあきが大きな目をさらに丸くしてこちらを見ていた

まただ。
なんなんだよ…

自分の心が妙にざわつくのに耐えきれず、桜田門は急いでその場を去った。




部活が終わり、桜田門は教室に忘れたノートを取りに行くため校舎へもどっていた。
外は、夕日が沈みかけていて、さすがにこの時間には生徒も少なく
自分の足音がとても大きく聴こえた。
教室に入り、ロッカーから目的のノートを取り出し、カバンにしまった
教室を後にして廊下に出ると、階段の踊り場にちあきがいた。
一瞬身構えて、壁に身を寄せ隠れてしまった。

なにやってんだ、オレ

出て行こうとすると、ちあきの側には水泳部顧問のしおん先生がいた。
二人は何かを話しているようだけど、ここからは聴こえなかった。
そして、次の光景に桜田門は目を疑った

しおん先生がちあきを後ろから抱きしめていた
ちあきは抵抗しているが、本気で嫌がってるわけでもなさそうだ

なんだよ
どうなってんだ

頭の中が真っ白になって、ただその光景を呆然と見ていると
一瞬、ちあきと目が合ったような気がして
急いでその場から逃げ出した。

とにかく走って
走って

校門のところでようやく足を止めた

まだ荒い息の中で、先ほどの光景が頭の中をぐるぐるとまわっていた。
自分の鼓動がすごく速くなってるのを感じた。
息を吸っても、吸った気にならず
目の前がクラクラした
普通は走っただけで、こんな風にはならない

教師と生徒の危ないシーンを見ちゃったせい…?
しかも、それがうちの部員だったから…?
なぜ、自分がこんなに動揺してるのか理解できなかった。



ちあき…


部活中に助けたときのちあきの顔
そして、先ほどのちあきの顔が
桜田門の頭の中を交互によぎった。





「……ホント、おまえは俺の悩みの種だよ」





◆著者談◆
ちあきとしおん先生なのですがー
自分の中で兄弟設定にして、話を書きました〜
ブラコンの兄(しおん)と嫌がる弟(ちあき)
みたいなw
それを知らない桜田門くんは動揺ですw
あとダモン氏は、ちあきのこと気にしてはいるけど
全く無自覚なカンジにしといたー

コメント(3)

うまいね。もはやひとつの芸術?www
読んでいるうちに私の顔がくずれていきました(´〜`*)
やっぱり、どこまでやっちゃっていいか分かりませんw
てか、次誰なん??
絶賛萌えましたハート
製本して同人誌として売り出そう(`・ω・)ぴかぴか(新しい)

つぎはだれかな∩*^ω^*∩

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