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核燃料サイクルコミュの核燃料サイクル計画 上手く行ってねぇんだよ、ちっとも ニュース

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トラブルだとか延期だとか停止だとかのニュースのアップ場所。

国内でも海外でも何でもいいよ。

コメント(20)

とりあえず六ヶ所への核廃棄物の搬入に停滞が出ました。
このまま核発電を続けられるかは当てにならない六ヶ所の再処理工場の完成と、MOX燃料製造工場の完成と、高速増殖炉の完成にかかってる。
だけど何一つ目処なんて立ってやしねぇ。

だから新たな中間貯蔵施設を何とか造りたくって仕方がないだろうな。
逆に言えばそれを阻止すりゃ必然的に止まらざるを得ない時がくる。
各自治体には本当にがんばってもらいたい。

んじゃ貼付

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200909010068a.nwc
Fuji Sankei Business i. > 産業
日本原燃、再処理工場の試運転終了延期 貯蔵も限界 余力は394トン
2009/9/1
 日本原燃は31日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の試運転終了時期を、2010年10月まで1年2カ月延期すると発表した。試運転が始まって以来、終了時期が延期されるのは8回目。

 再処理工場は、原発で燃やした核燃料からウランとプルトニウムを取り出す施設。07年11月から高レベル放射性廃棄物を溶融ガラスと混ぜ合わせて容器に密閉する「ガラス固化体」製造試験を始めたが、同工程で廃液中の金属系物質がガラス溶融炉内にたまるなどのトラブルが続発し、延期の要因になった。

 同日、会見した川井吉彦社長は試験をめぐる問題解決に全力を上げる考えを強調した。

 再処理工場の完成の遅れで、電力各社の使用済み燃料の貯蔵も能力も、限界に達することになりそうだ。同工場の貯蔵施設の受入容量は3000トンで、7月末時点で電力各社が持ち込んだ在庫量は2606トンで余力は、394トンしかない。このため東京電力は今年度の使用済み燃料の輸送を実施しない方針で、関西電力も一部輸送の中止を決めた。

 一方、日本原燃は取り出したプルトニウムを利用して作るMOX燃料工場の完成時期も15年6月に延期。電気事業連合会も、MOX燃料を一般の原子力発電所(軽水炉)で燃やすプルサーマル計画を10年度までに全国16〜18基で実施するとの目標を15年度に延期している。


http://www.kahoku.co.jp/news/2009/09/20090901t22037.htm
河北新報社 青森のニュース

再処理工場 試運転1年2ヵ月延長 トラブル頻発で

 日本原燃の川井吉彦社長は31日、青森市内で記者会見し、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の試運転完了時期について、1年2カ月延長し来年10月とすることを表明した。高レベル放射性廃液ガラス固化試験を行う溶融炉の周辺で昨年末以降、トラブルが相次いでいるためで、原燃は同日、国に延期を届け出た。

 延期は2006年3月の試運転開始から8回目で、1992年の事業指定からは14回目。完了後の本格操業もずれ込むことになる。

 川井社長は「大幅な延期になるが、安全第一に作業を進めるために余裕を持たせた」と説明。過密な工程設定で現場作業員にプレッシャーを与えないよう、配慮したことを明らかにした。

 1、2月に起きた廃液漏れに伴う洗浄作業や損傷が見つかった炉の中の観察を12月までに実施。来年7月までに溶融炉のある部屋の点検などを行い、中断中の固化試験を再開して同年10月の完了にこぎ着ける方針だ。

 青森県や六ケ所村にとっては、完了時期の越年で、再処理工場にかかる固定資産税の徴収を先送りせざるを得なくなる。昨年末に続く徴収先送りについて、川井社長は「大変申し訳ない。今後、県や村に説明していきたい」と陳謝した。

 延期報告を受けた六ケ所村の古川健治村長は、原燃幹部に「かつてない長さの延期幅で、遺憾の極みだ。約20億円の固定資産税収入もなくなり、村財政に少なからず影響する」と語った。

 溶融炉をめぐっては、昨年12月に炉内をかき混ぜる金属棒が曲がったことで固化試験が中断。直後に炉を構成するれんがに損傷が見つかった上、炉に廃液を供給する管から廃液が漏れるトラブルも起きた。
2009年09月01日火曜日


http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20090831194821.asp
2009年8月31日(月) 東奥日報
核燃料の搬入取りやめ/再処理

 六ケ所再処理工場の完工時期の大幅延期に関し、日本原燃は31日、本年度第4四半期(2010年1〜3月)に予定していた国内4原発からの使用済み核燃料約90トンの搬入を取りやめる−と発表した。また電気事業連合会も、6月に公表したばかりの同工場回収分プルトニウムの利用計画について、見直しを検討していることを明らかにした。
延期17回ってどんだけ〜?
↑の記事のちょっと前の記事です。まあ同じことを書いています。
核発電が止まってしまうかもしれない数字が具体的に出てる。
俺にはほとんどギャグに見えるけどな。

http://www.asahi.com/national/update/0829/TKY200908280456.html

核燃料再処理、1年以上延期へ トラブル解消めど立たず
2009年8月29日11時23分

 日本原燃は、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場について、8月中としていた試運転の終了時期を来年10月以降に延期する方針を固めた。今年10月の本格操業を目指していたが、少なくとも1年2カ月以上延びる。試運転終了時期の延期は17回目で、トラブル解消のめどは立っていない。核燃料サイクル政策への影響は必至だ。

 延期は31日の取締役会で正式に決め、国に届け出る。

 再処理工場は、全国の原発で燃やした核燃料から再びウランとプルトニウムを取り出す施設。その過程で出た高レベル放射性廃棄物を高温炉でガラスと混ぜた後に固める。この炉内でガラスと混ぜるための金属棒が曲がったり、耐火れんがが欠けたりしたトラブルがあったため、ガラス固化体の製造過程は08年12月から中断したままだ。今年1月には高レベル放射性廃液約150リットルが施設内に漏れ、経済産業省原子力安全・保安院は4月に5件の保安規定違反を指摘していた。

 国内の原発53基からは毎年900〜1千トンの使用済み核燃料が出る。現在は工場近くの貯蔵施設に受け入れているが満杯に近づきつつある。稼働が遅れれば、使用済み核燃料もどんどんたまってしまうため、電力各社は早期の稼働を求めていた。

 原燃は、核燃料サイクルのもう一つの柱であるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の製造工場の操業も今年4月に、当初より3年遅れの15年6月に変更している。(西川迅、香取啓介)
mixiニュースから読売の記事
はっきり言ってどうしようもない状態がずっと続いてる。
民主党政権もこれを継続だってさ。やっぱり何も変わらないじゃん。
どうせ自滅するから政治家なんかにはちっとも期待なんてしてないけどさ。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&id=954165
核燃サイクル 技術確立へ抜本対策が必要だ

 今夏の竣工(しゅんこう)を目指してきた日本原燃の「再処理工場」(青森県六ヶ所村)の工期が、1年以上遅れることになった。

 工期の見直しは、1989年の事業指定申請以降17回目となる。試運転の最終段階で深刻な技術トラブルに直面したことが理由という。

 問題は、相当にやっかいなトラブルということだ。事態を悪化させた原燃の責任は大きい。一義的には原燃が抜本的な対策を講じるべきだが、その場しのぎの対応では解決できまい。産官学が力を結集して当たるべきだ。

 再処理工場は、日本がエネルギー政策の柱に掲げる「核燃料サイクル」の中核施設だ。原子力発電所の使用済み核燃料から、ウランとプルトニウムを回収する。

 回収したプルトニウムなどを核燃料として使うことで、ウラン資源を有効活用できる。さらに放射性廃棄物の量も減らせる。

 原発は、エネルギーの安定供給に重要な役割を担う。しかも、排出削減が急務の二酸化炭素をほとんど出さない。核燃料サイクル技術が確立すれば、原発を長期に安定して運転する基盤が整う。

 だが、現実は、今回を含めた工程の遅れで、六ヶ所村の再処理工場で処理するはずだった使用済み核燃料が、国内各地の原発に滞る事態になっている。

 再処理工場が動かないと、2〜3年のうちに、使用済み核燃料の保管場所がなくなって停止に追い込まれる原発が出かねない。

 今回のトラブルは、プルトニウムなどを回収した後に残る放射性廃液をガラスと混ぜて固化する工程で起きた。ガラスと廃液を混ぜる炉が詰まるなどの不調が試運転で続いた。

 これを解決しようと試験を繰り返すうちに、炉の一部が壊れたり密閉施設内ながら廃液が漏れたりした。漏れた廃液が、さらに施設内の装置を腐食した。

 原燃は、この炉の改修や、施設の洗浄作業を計画している。しかし、施設内の装置の故障が続発して作業は難航している。

 施設の大がかりな改修が必要との指摘も出ている。そうなれば資金調達、地元了解など、原燃だけでは解決できない事態となる。

 核燃料サイクル政策は、これまで政府が電気事業者とともに推進してきた。新たに政権を担当する民主党は、この政策を継承すると公約に明記している。

 実態をよく把握したうえで、再処理工場の稼働に向けて、取り組みを強めてもらいたい。
漁民は戦っている。もしかしたらプロ市民か?けっこう命がけだと思うよ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090910-00000088-jij-bus_all

原発建設、埋め立て着工できず=反対派漁民が海上封鎖−中国電力
9月10日17時1分配信 時事通信
 瀬戸内海に面した山口県上関町で中国電力が計画している原発建設で10日、反対派の漁民らが漁船で海上を封鎖したため、予定していた埋め立て工事の着工が見送られた。
 同社の上関原発準備事務所によると、建設予定地の沖に設置するブイ(灯浮標)2基を約15キロ離れた同県平生町の岸壁から台船に乗せて運ぶ予定だったが、漁船など約35隻が岸壁付近を封鎖。台船が近寄れなかったという。ブイ設置は、作業海域に船舶が立ち入らないようにするのが目的。 
最終更新:9月10日17時1分
相変わらず止まると長いね。いつ動くんだろう?

http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press/ac_press/1218300_1034.html

浜岡原子力発電所4号機 地震後の特別な保全計画の実施状況について
2009年09月09日
中部電力株式会社
平成21年8月11日に発生した駿河湾の地震に伴い、浜岡原子力発電所の設備について特別な保全計画※1を策定し、今後は、この特別な保全計画に則り、4号機等の設備の点検、健全性確認を実施することとしました。
(平成21年8月17日お知らせ済み)
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press/ac_press/1215803_1034.html
また、耐震設計上重要な設備※2(耐震As、Aクラスの設備)について、地震時に浜岡原子力発電所で取得した地震観測記録に基づく設備健全性評価を行い、4号機は、全ての設備(建物・構築物および機器・配管系)が弾性状態にあり、設備の健全性が確保されていることを確認しました。
(平成21年8月21日お知らせ済み)
http://www.chuden.co.jp/corpo/publicity/press/ac_press/1216425_1034.html

これまで、地震後の4号機の特別な保全計画において、プラント停止中に実施する予定としていた「機器単位の点検」および「系統単位の点検」を順調に進めており、進捗状況の取りまとめを行いましたのでお知らせいたします。(参考資料参照)
引き続き、「系統単位の点検」の最終段階で実施する、安全上重要な「止める」「冷やす」「閉じ込める」機能の確認を進めており、9月14日には完了する見通しです。完了後は原子炉を起動し、「プラント起動過程での運転状況確認」および「プラント起動後の運転状況確認」を実施していく予定です。
なお、4号機でこれまでに確認した地震に関連するもしくは関連する可能性があると判断した事象および特別な保全計画に基づく点検等により確認した事象16件については、全て安全機能に影響を与えないものであることを確認しており、9月14日には対応を完了する予定です。
(浜岡原子力発電所4号機で確認した事象への対応状況について(平成21年9月9日現在)PDF:256KB)
http://www.chuden.co.jp/torikumi/atom/hamaoka/resource/210909jisinjyoukyou4u.pdf

※1 特別な保全計画とは、平成21年8月11日に発生した駿河湾の地震に伴い、安全・安定運転に必要な設備の健全性を確認するための点検計画(地震観測記録を用いたプラント健全性の評価を含む)をまとめたものです。
※2 耐震設計上重要な設備とは、「耐震設計審査指針」(昭和56年7月20日原子力安全委員会決定)で定められた耐震As、Aクラスの設備です。
参考資料

浜岡原子力発電所4号機 特別な保全計画に基づく点検結果(プラント停止中に行う対応)[PDF:85.1KB]
http://www.chuden.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2009/09/09/0909hama4_1.pdf
浜岡原子力発電所4号機 特別な保全計画のスケジュール[PDF:82.5KB]
http://www.chuden.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2009/09/09/0909hama4_2.pdf

以上
> sticky4Uさん

プロ市民ってどういう意味で使ってらっしゃるかわかりませんが、もう島民は20年以上反対してるんですよね。
反対すると漁出られないから漁師さんは商売上がったりじゃないかな。
> さかなちゃん☆9・20さん

ごめんなさいね。私はこの記事を読んだだけで上関の住民の皆さんの反対の歴史も何も知らないで「プロ市民か?」ってちょっとマイナスのイメージの言葉を使ってしまいました。
言わば実力阻止ですからすごいな、と。良く統制が取れたな、と驚いているんです。
ごめんなさい、彼等の実態は知らずに発言しました。

プロ市民は例えばピースボートのような過激な平和団体などを指して揶揄して使う言葉です。
もちろん悪いイメージの言葉です。以後慎みます。ごめんなさい。

でもね、世の中には確かにプロ市民と呼ばれる活動家はいるのが事実です。
私は彼等のような活動、反対の方法には賛同できません。あれではかえって一般人の反感を買うと思うことも多いからです。理路整然と着実に事実に基づいて、反対するべきことに反対して行きたいと思っています。
でもこの上関の件は全く知らずに、すごいな、と思ってつい書いちゃいました。
本当にごめんなさい。
> sticky4Uさん
や、逆に外の人が入りづらい分断された状況なんですよ。都会からの現地応援ってのも難しいと思います。上関に限りませんけどね。アタシなんか都会にいて、でも現地いかないと止まらない状況があるわけですよ。他人事でやるわけじゃないんです。でも、現地からするとよそ者だから。そういうところにつけこんで分断するわけです権力は。連帯ってホントに難しいと思います。
昨日、敦賀の高速増殖炉もんじゅでビッグトラブルがあったみたいです。
もんじゅ終了のお知らせに近いと思いますが続報を追いたいと思います。

とりあえずニュースを2つほど貼っておきます。
http://mainichi.jp/select/science/news/20100803ddm016040098000c.html
核燃料サイクル:本格始動に課題 再処理技術道半ば、延期続く工場

 今年は「核燃料サイクル始動の年」と言われる。高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)が5月、14年半ぶりに運転を再開し、国内初となる商業用核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)が10月の稼働を目指しているためだ。1980年代に政府が国策として掲げた核燃料サイクルは、目標年が何度も延期され、現在の目標は「2050年」。ようやく道半ばで、克服すべき課題も多い。【関東晋慈】

 ■現状は海外頼み

 「ここで積み重ねた国産の技術が六ケ所の再処理工場に反映されています」。日本原子力研究開発機構の東海再処理施設(茨城県東海村)で、広報担当者は自信をのぞかせた。

 東海再処理施設は77年に運転を開始した。すべての設備は、原子力先進国のフランスから輸入。日本唯一の研究用再処理施設として、これまで1000トンを超す使用済み燃料を再処理した。設備の改修や運用を通して国内メーカーが技術を蓄積し、それが六ケ所の再処理工場の建設に生かされたという。

 原子力発電所からは、大量の使用済み燃料が出る。この中に約2%含まれる再使用できるウランと、ウランからできたプルトニウムを取り出し、残りを安全に処分できる形に加工する。これが「再処理」だ。核燃料サイクルの中核に位置づけられる。

 取り出したウランとプルトニウムは、MOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料に加工し発電に使う。これを「プルサーマル」と呼び、九州電力が昨年、四国電力が今年、相次いで始めた。ただし現時点では、再処理工場もMOX燃料工場も日本では稼働しておらず、海外に頼る現状だ。

 資源エネルギー庁によると、再処理は、原発によるエネルギー政策を維持する上で欠かせない。天然ウランは有限で、日本ではほとんど採掘できない。「100%輸入に頼るウランの使用量を、再処理によって1〜2割節約できる。日本のエネルギー安全保障にとっても重要」という。

 さらに再処理によって、使用済み燃料を3〜4分の1に小型化できる。最終処分に使う土地を節約できる利点もある。
(長かったから分割)
 ■廃棄物加工に難

 だが、再処理技術は確立されたものではない。六ケ所の再処理工場を計画した日本原燃(六ケ所村)は当初、「97年完成」を目指した。ところが耐震設計ミスなど不備が次々と判明し、完成時期は17回も延期された。

 原子力施設の安全に詳しい技術評論家の桜井淳(きよし)さんによると、最大の技術的課題は、再処理工場内の「高レベル放射性廃棄物ガラス固化施設」だという。

 最終処分に回される「核のごみ」は、高レベルの放射能を帯びる。このため、ガラスと一緒に溶かして固めた「ガラス固化体」の形で地中深くに埋める。六ケ所では07年からガラス固化試験に取り組んでいるが、溶融炉内の温度が安定せず、試験は何度も中断した。さらに、最高1200度になる炉内で、炉材の耐火レンガがはがれ落ちるトラブルも発生。レンガを回収するだけで2カ月以上かかった。

 日本原燃は7月、改善策を国に報告し、2系統あるうち、未使用の炉で試験運転を再開する予定だが、中断の影響で10月稼働は困難な状況。桜井さんは「施設全体が難しい技術で成り立っている。レンガの寿命も短く、現状では同じトラブルが繰り返される可能性がある。レンガの材質や炉の製造方法を改善すべきだ」と指摘する。

 技術を日本原燃に提供した東海再処理施設の再処理量は年間255トン。一方、六ケ所での年間処理目標は800トンと多く、技術は共通でも、運用は予測不能な部分を含む。東海を運営する原子力機構は「六ケ所で起きたミスを修正しながら経験を積んでいくしかないのかもしれない」という。

 ■ふくらんだ建設費

 国の「原子力政策大綱」は、核燃料サイクル路線の堅持をうたう。原子力委員会の近藤駿介委員長は「エネルギー供給構造の脆弱(ぜいじゃく)さ、地球環境問題への対応の必要性などを踏まえると、原子力発電、とりわけ核燃料サイクルを国内で実用化することが必要」と強調する。

 六ケ所の再処理工場は、電力各社の出資をもとに造られた。建設費は当初予定の3倍近い2兆1930億円にふくらんだ。フル稼働しても、全国に54基ある原発から出る使用済み燃料は年間1000トンに上り、使用済み燃料は増え続ける。

 桜井さんは「核燃料サイクルという理想を掲げて今の政策を継続するのであれば、六ケ所に次ぐ第2の再処理工場を造らなければならないが、どこに造るのか。日本が成功したのは(発電用の)軽水炉だけだ」と批判する。

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 ■ことば

 ◇核燃料サイクル
 原発で使われる核燃料の流れ。燃料は、海外のウラン鉱山で採掘、燃料に加工される。原発で4〜5年間使用した後、使用済み燃料となる。これを再処理し、使える部分はMOX燃料に加工し、プルサーマルによる発電に回す。使えないものはガラス固化体に加工し、廃棄物として処分する。MOX燃料で発電しながら、燃料を増やすのが「高速増殖炉」。日本では原型炉「もんじゅ」が今年、運転を再開。2050年の実用化を目指している。

 米国などは、使用済み燃料を再処理せず、すべて埋めて処分している。日本や英仏は再処理して有効活用する方法を選択した。現在、この手法での核燃料サイクルに成功した国はない。

毎日新聞 2010年8月3日 東京朝刊<<

文中に登場する桜井淳は以前にアクエリアンさんにコケにされて半ば逃亡してた人物。
久しぶりに名前を見ました。奴の喋ることは眉唾物です。
彼の言葉ではなさそうだけどこの記事でも>>米国などは、使用済み燃料を再処理せず、すべて埋めて処分している。
これは嘘ですね。埋めてませんから。記者が無知なのか?
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=23312&storytopic=1
もんじゅ、撤去作業中装置落下か 重さ3・3トン、原子炉容器内
(2010年8月27日午前7時12分)

 日本原子力研究開発機構は26日、停止中の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉建物で、燃料交換時に用いる重さ3・3トンの炉内中継装置をつり上げて撤去作業中、原子炉容器内に落下したとみられると発表した。燃料漏れ検出器の数値に変化がないことから燃料には異常がないもようで、環境への影響はないとしている。

 炉内中継装置は、新燃料集合体や使用済み燃料の装荷、取り出しの際に炉心の斜め上部に一時的に据え付ける機器。長さ約12メートル、直径55センチの筒状の構造物で、重さは約3・3トン。もんじゅは本年度の試験を終え、新燃料集合体を交換するために7月27日に据え付けた。

 11〜17日には新燃料集合体33体の交換を実施。その後、燃料交換に必要な機器類の撤去を順次行っていた。

 原子力機構によると、26日には炉内中継装置の取り外しが行われ、午後2時48分ごろ、同装置の上部に2個のつめが付いたグリッパー(つかみ具)をひっかけて、ステンレスワイヤで約2メートルつり上げたところ、荷重がなくなった。当時、原子炉格納容器内の炉上では、職員ら7人がワイヤの巻き上げ操作しており、全員が衝突音を聞いたという。このため作業を中断した。

 同装置は、つり上げる前の場所に落ちているとみられる。

 放射線モニターや原子炉容器内のナトリウムの液面、燃料漏れ検出器などの数値に変化はないという。

 このグリッパーは、21日には約3・4トンの燃料交換装置をつり上げて取り外し作業を行う際にも使っていた。原子力機構はグリッパーなどに問題がなかったかを調べるほか、原子炉容器や炉心に破損がないかも調査する。
これも貼っておきます。内容はほぼ同じ。福井県の怒りの見解がチコッと。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100827k0000m040084000c.html
もんじゅ:重さ3トンの中継装置落下 原子炉容器内に

 原子炉停止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で26日午後2時48分ごろ、原子炉容器内に据え付けていた炉内中継装置(長さ12メートル、直径55センチ、重さ3.3トン)の撤去作業中、ワイヤで約2メートルつり上げたところで荷重がゼロになって衝撃音がした。日本原子力研究開発機構は、装置を原子炉容器のナトリウム内に落としたとみて調べている。放射線モニターや破損燃料検出装置の数値に変化はなく、燃料に損傷はないとみている。環境への影響もないという。

 原子力機構によると、装置はステンレス製の筒。燃料貯蔵設備から燃料を炉心に装荷したり、使用済み燃料を炉心から取り出す際に仮置きするために設けられており、ナトリウム中で燃料を扱うもんじゅ特有のものだ。7月27日に据え付け、燃料交換が終わったため8月26日から撤去作業をしていた。ワイヤの先にあるつかみ部(直径40センチ)の2本のつめで装置を引っかけてつり上げる構造で、つめに何らかの異常があった可能性が高いという。

 装置と燃料の距離は約80センチだが、ステンレス製の壁で仕切られている。落下の衝撃で壁などを傷つけた可能性もあり、全体スケジュールへの影響は不明という。

 福井県の石塚博英・安全環境部長は、事情説明に訪れた伊藤和元・原子力機構敦賀本部長代理に「もんじゅ特有の重要設備でのトラブルは初めてで、原子炉容器内で起きたことは極めて遺憾。県への一報も1時間半後で、迅速とは言い難い」と厳しい口調で述べた。【酒造唯、安藤大介】

 ◇「損傷確認求める」 原子力安全・保安院
 経済産業省原子力安全・保安院は「安全性にかかわる重大な問題ではないとみている。しかし、構造物に損傷がないかなど確認を求め、今後の対応を検討したい」としている。【関東晋慈】
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100830-OYO1T00489.htm?from=main2
もんじゅ装置落下、つり上げ機器のツメに開閉異常
 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市、運転停止中)の原子炉容器内に核燃料交換用の「炉内中継装置」(3.3トン)が落下した問題で、機構は29日、装置をつり上げる機器の2本のツメの開き方が不十分だったと発表した。このため装置をつかめず、落とした可能性が高いとみている。

 機構によると、小型カメラで機器を観察したところ、ツメを開閉させる部品(長さ33センチ)が正常な角度で入っておらず、開き具合も小さかった。

(2010年8月30日 読売新聞)
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/fukui/100903/fki1009030230000-n1.htm
もんじゅ中継装置の落下位置を確認 福井 2010.9.3 02:30
 日本原子力研究開発機構は2日、高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の原子炉容器内にある燃料交換中継装置が落下したトラブルで、中継装置が落下前のもとの位置に落ちていることを確認したと発表した。点検窓から調べた結果、燃料交換時に回転ラック駆動装置を使うが、駆動軸が正常に中継装置に入っていたという。
 また、交換中継装置の上部グリッパー(つかみ部分)を調べたところ、すり傷が見つかったが、大きな変形はなかったという。【産経ニュース】
http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100903ddlk18040649000c.html
もんじゅ:装置落下 中継装置にすり傷 機構が確認 /福井

 高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)で、3・3トンの炉内中継装置が原子炉容器内に落下したトラブルで、日本原子力研究開発機構は2日、装置上面に複数のすり傷が見つかったと発表した。また、装置がつり上げ前の正しい位置に収まっていることを確認した。今後は装置を原子炉容器から取り出して詳しく調べる方針だが、異常が見つかったつかみ部の調査を終えないとつり上げられないため、長期化も予想される。

 すり傷はファイバースコープによる調査で見つかった。つかみ部のつめを引っかける面とは反対側の面で、落下によってできた傷かどうかは不明。原子力機構は「つり上げには影響のない傷」としている。【酒造唯】
毎日新聞 2010年9月3日 地方版
http://www.asahi.com/national/update/0903/OSK201009030137.html
装置落下、原因はねじの緩み 「もんじゅ」トラブル 2010年9月3日22時5分

 高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市、28万キロワット)で8月26日、原子炉容器内に重さ3.3トンの燃料交換用装置が落下したトラブルについて、運営主体の日本原子力研究開発機構は3日、装置をつかんで持ち上げるウインチの内部にねじの緩みを確認した。ねじの不具合で装置が完全に固定されないまま持ち上げられ、装置の落下につながったとみている。

 原子力機構によると、ねじは装置を持ち上げるウインチ「原子炉機器輸送ケーシング」の内部にあり、その緩みが原因で装置をつかむ「爪(つめ)」状の器具が正常に作動しなかったとみられる。ねじは長さ1センチのステンレス製で、不具合を起こした部分の部品は2003年に交換して以来、分解点検をしていなかったという。(高橋孝二)【朝日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100904/CK2010090402000120.html
固定ねじの緩みか もんじゅ機器落下の原因 2010年9月4日
 敦賀市の高速増殖原型炉もんじゅで、燃料交換用機器が原子炉容器内で落下した問題で、日本原子力研究開発機構は3日、機器をつかんでつり上げる装置のつめ部分を開閉する部品の固定ねじが、緩んでいた可能性があると発表した。
 同機構によると、つり上げ装置はステンレス製の棒(長さ32・5センチ)を押し込むとつめが開き、機器をつかむ仕組み。つめ部分を目視で調べた結果、開閉棒が固定部分から約90度回転し、左右のつめの計3カ所に傷ができた。
 (平井一敏)【中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100905/CK2010090502000106.html
原子力政策「大綱の見直し必要」 県民ら意見聴取会 2010年9月5日

 内閣府原子力委員会は4日、2005年10月に策定した原子力政策大綱に対する県民らの意見聴取会を福井市のフェニックス・プラザで開いた。有識者の1人として出席した西川一誠知事は「原発と立地地域との共生が重要」と強調し、国が主体となった政策を進めるよう求めた。
 意見聴取会は、策定から5年となる大綱を見直す必要性を検討するため、全国で初めて開催。近藤駿介委員長ら委員5人らが出席し、原子力委が選んだ有識者3人と、公募の県民ら20人から意見を聞いた。
 西川知事は原発の運転継続期間について「原則50年など、一定基準を設けるべきだ」と主張。大綱が掲げる核燃料サイクルの推進には一定の理解を示し、敦賀市の高速増殖原型炉もんじゅを「国際的な研究開発の拠点に」と期待を述べた。電池材料製造・田中化学研究所(福井市)の田中保社長は、原発を生かした産業育成に力を入れるよう提言した。
 県民らの大半は「大綱の見直しが必要」と発言。使用済み核燃料の処分方法が確立されていないことなどを不安視し、原発推進の方針を根本的に見直すよう訴える意見も出た。
 原子力委は今後、青森県と東京都でも意見聴取会を開き、10月ごろに大綱を見直すかどうかを判断する。 (平井一敏)【中日新聞】
もんじゅは事故以来ちらちら見るだけで実際に修理修復への筋道はまだまったく無いようですね。たぶんこれは直せないんじゃないかと思うけどどうなるだろうね。
今このニュースを読むとトンだ茶番のように感じて「全身全霊」とか「緊張感」だとか言葉の上っ面は本当に意味がないんだなと実感しますね。

http://mainichi.jp/area/fukui/news/20100820ddlk18040554000c.html
もんじゅ:運転に「全身全霊傾ける」 機構の鈴木新理事長 /福井

 高速増殖原型炉「もんじゅ」を管轄する日本原子力研究開発機構の鈴木篤之・新理事長と、岡崎俊雄・前理事長が19日、西川一誠知事と河瀬一治敦賀市長に就任・退任あいさつをした。鈴木理事長は、もんじゅ運転について「機構が取り組むべき最大の課題。初期の目的を果たせるよう、全身全霊を傾けたい」と決意を述べた。

 敦賀市役所で会見した鈴木理事長は、規制側の原子力安全委員長からの転身に「安全の基本は事業者の取り組みにあるという思いは(委員長時代から)同じ。自ら事業者になって、第三者ではなく責任ある立場に立たされた」と述べた。課題の情報公開については「最も重要なのは透明性の確保。社会との関わり合いを通じて原子力の安全が磨かれる」と話した。今後、相談役になる岡崎前理事長は「(旧科学技術庁で)もんじゅのスタートから関わってきた。運転再開や炉心確認試験に立ち会い、思いが達成できた」と振り返った。

 西川知事は「年が明けると40%出力試験という極めて重要な局面を迎える。安全や地元への信頼などに心配りをして進めてもらうことが重要」と述べた。河瀬市長は「研究成果を生み、地元が誇りに思えるプラントにしてほしい」と期待した。

 また、もんじゅで鈴木理事長は、職員や関連会社員約300人に対し「国内外から注目されているという緊張感を前向きに受け止め、成功に導いてほしい」と訓示した。【酒造唯、安藤大介】毎日新聞 2010年8月20日 地方版

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