“名古屋”異業種交流会 NB会コミュの今話題のイルカ漁をテーマにした映画：巻頭言８月号

今話題のイルカ漁をテーマにした映画ＮＢα　宮澤昌嗣巻頭言８月号

　『ザ・コーヴ』は、和歌山県太地町で行なわれているイルカ漁を舞台としたドキュメンタリー映画だ。世界各地で驚きをもって迎えられた作品で、今年になってアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞している。
　この太地町は信州白馬村と姉妹都市提携をしている関係で、長きにわたり交流している訳ですが、町立くじら博物館があり、古くから捕鯨の町として知られています。私も現地訪問の折々にくじら料理は食べていますが、イルカ料理のメニューはなかったように思う。
　上映予定の映画館へは、「反日映画だ」「盗撮だ」「イルカの肉を食べて何が悪い」等々の度重なる抗議の電話や右派系団体による街宣活動予告があったことなどから、国内での劇場公開は見送られていたようですが、7月３日より全国各地で上映が始まった。中京地区は名古屋シネマテーク（今池）で8月１４日から上映予定です。
　この映画は環境保護、水銀汚染の危険性、イルカ肉偽装の疑惑、表現の自由など等が深く問題提起されているようですが、応援している側に立てば、古来からの日本の習慣や伝統文化をアングロサクソン系から一方的に批判されているようで、はなはだ不愉快な気持ちです。
　また、　太地町立くじら博物館よりシャチの「ナミ」が６月に、推定移籍金５億円で名古屋港水族館へやってきた。　体長６メートル、推定体重３トン。現在日本で８頭のシャチが飼育されていてその中で、2番目に長く飼育されているメスで推定年齢27歳と聞いた。
　2年前博物館でシャチショーを見物した折、ジャンプした時の迫力は見事なものでした。　暫らく医療用プールで休養した後に段階的に展示されるようです。　併せてこの夏は、両方の館へ足を運んで見て下さい。