ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

悪魔の映画辞典コミュのトピック版【 お 】

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【おー1】 お【緒】[名]?細長い紐?履物にすげて足にかけるひも。「下駄のー」?楽器や弓に張る糸、弦。「琴のー」?長く続くもの。「玉のー(=いのち)」 

あれは1970年、国鉄阪和線にて通学していたボクの前に不良高校生が2人立っていた。
「で、車買うたんか?」
「ああ」
「車あったら、おんなかてひっかけやすいやんか、なあ」
「実はな、もうできたんや」
「カノジョなんか」
「そやねん」
「ええやんけ、どんな娘や」
「それがな中村玉緒みたいな娘やねん」
「ほんまけっ。そりゃええ娘や!」
これが当時の玉緒に対する高校生の偽らざる感想であることは間違いない。当時渥美清が三笑亭歌笑を演じた『おもろい夫婦』という連ドラがあり、玉緒は美しく健気な妻を演じて若者にも人気があった。
富士真奈美、中村玉緒・・・、女性は逞しい。そして男の変わらざること・・・、「おー、NO!」という感じ。


【おー2】 お・あいそ【お愛想】[名]?相手を喜ばせる言葉やしぐさ。また客に対する好意を示したもてなし。?飲食店での勘定。  

この「お勘定して」を「お愛想して」というのは関西だけのこととは知らず、上京して蕎麦屋で何の気にもせず「お愛想して」と言ったときの店員の「はあ〜っ!?」というリアクションは、その呆れたような表情とともに一生涯忘れないだろう。1973年春まだ浅き頃のことである。


【おー3】 お・あし【お足・お銭】[名][俗]おかね、ぜに。⇔足で歩くように世の中をまかり通るからだという。  

ボクの大学の友人が、その昔吉原のトルコに行った。(アンカラとは関係のないほうのトルコである)すると入場料もとい入浴料が安かったせいか、よーく見るとお母さんと同じくらいの職員が出てきたらしい。しかしもとより目的意識のはっきりした友人は完遂し、しかし初めての体験であったから料金は出口で払うのかと思って、「じゃあ」と笑顔をプレゼンしたところ、そのお母さんが「あっ、ちょっとちょっと、お足は?」と言ったという。「吉川、お足だぜぃ。江戸時代の遊郭とみたいだろ!」


【おー4】 オアシス【oasis】[名]?砂漠の中で、水が湧き木がはえているところ。?疲れをいやす所。 

本来「オアシス」とは疲れを癒すところだが、ソル・ギョングの『オアシス』では全身を重たいものが走り、かつ残存した。だが、この重さは疲労ではなく、良い映画を観たという実感の重さであり、抗疲労作用を持つものだ。日本映画では、こういう重さを残しながら疲労を軽くするという映画には久しく会ってないなぁ。


【おー5】 おい・ばら【追い腹】[名]家臣が死んだ主君のあとを追って切腹すること、供腹(ともばら)  

考えれば深作欣二の『阿部一族』がテレビ映画だったなんて、勿体無い。まだあの頃には、少しだけ経済的な余裕があったのだろう。時代劇はこのままだと必ず衰弱して全身状態を悪化させてしまうだろう。死にはしないが、体のあちこちに床ズレを作ったように、ある方向からは普通、裏側に回れば『シャイニング』で浴槽から出てニコルスンとキスをした美女美女のようにである。


【おー6】 おい・わけ【追分】[名]?街道が二つに分かれるところ。  

追分とはそんな意味であったとは。「―三五郎」「川崎―」「餌差―」「−だんご」などなど。だんごといえば、追分団子、そして何より「言問団子」が素晴らしい。そういえば、最近の日本映画の素晴らしい俳優である香川照之の父君も「市川団子」だったことは知られていない。


【おー7】おう・じ【往事】[名][文]過ぎ去った昔の事項。  
1980年代のベスト・ワンに選んだ候孝賢監督の『童年往事』は素晴らしい作品であった。こういう一家族の出来事を描いて民族の歴史を語れる映画が日本映画に欲しい。『スパイ・ゾルゲ』ではどんだけ待っても、こういう歴史観は生まれてはこない。


【おー8】おうじゅ・ほうしょう【黄綬褒章】[名]業務に精励して他の模範となる人に与えられる国からの褒章。  

森繁久弥主演の『黄綬褒章』は一生をバキューム・カーでのし尿業務に捧げた男性を描いた喜劇であった。その数年前に同じ森繁が主演した森崎東監督の『喜劇・女は男のふるさとヨ!』という映画でも暴力バー(地下にある)に45リットルのポリ・バケツいっぱいに詰めた糞尿を叩き込むシーンがあったが、『黄綬褒章』でもバキューム・カーで糞尿を逆噴射させて、受章が取り消される。こういうことって、例えば森繁からシチュエーションを変更しようよ、という申し出はないものなのかね。ちなみに『女は男のふるさとヨ!』は以前出たムック「荷風!」の新宿特集において、新宿を描いた映画ベスト・ワンになっていた。


【おー9】おう・じょう【王城】[名]王の住む城。王宮。
  
新宿歌舞伎町にあった大衆食堂「つるかめ食堂」は学生時代の懐かしい店。そのまん前にあった「スカラ座」(現「王城」)は名曲喫茶としては有名な店だったと思う。昭和30年代の日活青春映画には名曲喫茶、銀座の銀巴里、歌声喫茶、ジャズ喫茶などがよく登場する。垢抜けないけれども、幾多の青春を燃焼させた、或いは脱輪させた。或いは浪費させた若者がいたこと・・・、胸にじんっとくる小島の春だぁ〜♪


【おー10】 おう・じょう【往生】[名・自サ変]?死後、極楽浄土に生まれ変わること。「極楽―」?死ぬこと。「大―を遂げる」?すっかりあきらめて静かにすること。?どうにも困り果てること。  

物事は一字違いで大違い。「往生しなっせ」は樋口可南子、「往生しまっせ」は大木こだま・ひびき。「な」と「ま」でエラい違いだ。樋口可南子の演じた女侠客が引退後苦界に身を沈める。それを描いたのが『往生の物語』珍しく洋画系・東宝東和配給。


【おー11】 おう・せ【逢瀬】[名]恋愛関係にあるひと同士が会う機会。  

重ねるうちに一線を越えてしまうのが男女。高校時代の辛い恋を芸名にして人気スターとなったのが逢瀬高一。戦後初めての、テレビが生んだスターの一人である。


【おー12】 おう・のう【懊悩】[名・自サ変]悩み苦しむこと。  

すべての映画は実はこれを描いている。ジャクリーン・ケネディが狙撃されたジョン・Fの頭から噴出す血を抑えながら叫んだのも、この言葉だった。


【おー13】おうむ・がえし【鸚鵡返し】[名]人の言った言葉をそのままに言い返すこと。 

自閉症児の特徴的な症状に鸚鵡返しがある。「ケーキ食べますか」「食べますか、食べますか、食べますか」ほとんどの場合一語で、二語文となることはない。鸚鵡返し・・・専門用語では「反響言語」という。映画では、鸚鵡返しのような作品がプログラム・ピクチャー華やかなりし頃には大変に多かった。「ワニと鸚鵡とおっとせい」という不思議な映画もあった。


【おー14】オー・いちごなな【0―157】[名]腸管出血性大腸菌。病原性大腸菌の一種で、ベロ毒素によって激しい腹痛を伴う。死に至ることもある。  

ボクの病院は小児科は標榜していない。しかし例のO−157がアウトブレイクしたときには市内のすべての医療機関が小児の対応に追われた。土曜日の夕方から月曜日の朝までに救急搬送されてきた小児は30人を超えた。そして10人を入院させたが、HUS(赤血球破砕症候群)から腎不全を併発したのは2例。ボクの住む堺では「0ー157」のあとも「ポケモンによるひきつけ」「背赤ゴケ蜘蛛」とふつうなら一生経験することもない症例に3回遭遇している。大変であったが、得難い経験だ。貝割れ業者に最初の疑いが掛けられたとき「ありえない」と多くの医師は思ったはずだ。その貝割れ業者の着ていたTシャツの胸のロゴが「アンビリーバボー」だったことは忘れられない。


【おー15】 おー・える【OL】[名]女性の会社員・事務員。  

むかし女事務員といわれ、戦後BG(ビジネス・ガール)と呼ばれた。しかしこれが英語では売春婦を表す隠語だったことから、1970年代からはOL(オフィス・レディ)と呼ばれた。もっともバブル期からはキャリア・ウーマンという別の呼称が与えられたひともいるが、これらは女性の社会進出が前提でなかった時代のものである。したがって最近男女両性が就く職業には師を当てることになった。(例:看護師)むかし親父が「ええか、医師がそうやが“師”と付く仕事は社会的に責任が重いんやぞ」と小学生のボクに語った。多分はっぱをかけて、医師となるべく勉強して欲しかったのだ。「でも、それやったら“詐欺師”とか“表具師”もそうなん?」と返したら、何も言わなかった。ごめんね。


【おー16】 おかいこ・ぐるみ【御蚕包み】[名]何不自由ない贅沢な生活。絹織物の衣服ばかりをまとっていることから。  
ペ・ヨンジュン主演の『スキャンダル』はラクロの『危険な関係』を韓国・李王朝に置き換えて映画化したものだ。貴族たちの絹のチマ・チョゴリのあまりの美しさにも目を瞠ったが、もっとビックリしたのがチョゴリの下に穿く女性の褌のような下着だ。男女の恋の煉獄を描いて素晴らしい傑作だったが、それも文字通り“おかいこぐるみ”爛熟なる頽廃の毎日をきちんと描ききったからだ。悲しいかな、日本ではこういう映画は絶対に創れない。


【おー17】 おかっ・ぴき【岡っ引き】[名]江戸時代、町奉行の与力や同心に私的に雇われた、目明し。  

柴田練三郎の『岡っ引きどぶ』はテレビでは田中邦衛のあたり役。1970年代中頃、ヨットで世界一周の旅に出た岡っ引きの青春を描いた映画が『岡っ引きダブ』である。


【おー18】 おか・ぼれ【岡惚れ】[名・自サ変][俗]決まった相手のいる異性や親しい交際のない相手を傍らから密かに恋慕うこと。  

これは一種のファン心理なのか、スケベ心なのかは知らないが、百恵・友和コンビでも付き合ってる、愛し合ってる、そういう疑いが常に漂わせることで観客動員に繋げた。しかし、ひとたびはっきり付き合っていることが分ったら、観客はお祝いに駆けつけることなく、テレビで見ようっと、になる。これは職場の花ともいうべき女性が婚約が決まったとたん、妙によそよそしくなってしまうことに似ているかな、かなっ?


【おー19】 オカルト【occult】[名]神秘的・超自然的な現象。  

オカルト・ブームというのは『エクソシスト』でメジャーとなったのだが、先鞭をつけたのはフォックスの『ヘル・ハウス』である。これなどはリチャード・マシスン原作ということで正月前には『地獄邸の伝説』というタイトルでポスターも見たものだった。しかしアメリカで『エクソシスト』が驚異の大ヒットしたとたん、7月公開の『エクソシスト』に先んじること2ヶ月前に改題公開してヒットした。興行の不思議、魔力の実例である。その後凡百のイタリア作品などが雨後の筍のように公開されたが全部マガイモノといってもいい。ジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・デバー夫婦共演の『チェンジリング』という傑作を除けば、である。


【おー20】 お・きゃん【お侠】[名・形動](やや古風な言い方で)若い女性が活発に動き回り、軽はずみなこと。 

 おきゃんな性格と簡単に言うけれど、字で書けば[お侠]である。なんか、いっぺんにイメージが変わること不思議である。


【おー21】 おけら【螻蛄】[名]?昆虫のケラの通称。?所持金がまったくないこと。  

俳句の世界では「螻蛄鳴く」という季語がある。実際に鳴いているのは「けら」ではないのだが、そういう。これは秋の季語だが、「螻蛄」だけだと夏の季語だ。コオロギに似た3センチほどの虫で、前肢がモグラに似て農作物を食い荒らす。昼は土中に棲み、夜になると空中を飛び、灯火に集まる。泳ぎも少しはでき、何でも不器用ながらこなすため、とくに秀でたことのないことを「けらの芸」というそうな。なんだかビデオ・ムーヴィーに重用されている某俳優とだぶってしかたがないなぁ。


【おー22】 こそ・ずきん【御高祖頭巾】[名]昔、和服の女性が用いた、頭部と顔の一部を包む防寒用のかぶりもの。御高祖(日蓮上人)のかぶりものに似ていることから。  

むかし東映時代劇では山形勲扮するサムライの屋敷に良家の奥方が無理難題を助けて欲しいと、この御高祖頭巾を被って訪ねてくる。すると決まって隣の座敷に布団が敷かれていて衣擦れの音も悩ましく、キュッキュッと帯が解かれ、「あれぇ、ご無体な!」と叫びながらくるくると回転しながら襦袢にされてしまうのである。これは性教育として凄まじいものだよ。

 
【おー23】 お・じゃん[名][俗]ものごとが不成功に終ること。火事の鎮火を知らせる半鐘の音よりでた。  

江戸落語「火焔太鼓」は志ん生の十八番。「替り目」も「二階ぞめき」も「お直 し」も好きだが、巷間人気が高いのはなんと言っても『火焔太鼓』。夫婦愛の、シミジミとした笑える噺でもある。この落ちに関係しているのがおじゃん。巧いねぇ。


【おー24】 お・しょう【和尚】?師の僧。修行を積んだ層。もとは禅宗、浄土宗でいった語。天台宗などでは「かしょう」、「真言宗」「浄土真宗」などでは「わじょう(和上)」と言った。

東宝の『社長』シリーズで知られる松林宗恵監督の仇名は和尚。喜劇の名手でもあるが、『太平洋の翼』『連合艦隊』でも知られる独特の戦記ものの作家としても名を残す。僧侶であることが余人とは違う死生観を醸し出しているのだろう。『連合艦隊』では初公開時特撮場面がお粗末だったこと、兄が自分の許婚を弟に委ねて「お前のためにきれいなままにしておいた」などというセリフに逆上してしまい怒ってしまった。しかし、そういう負の印象を覚悟して昨年見直してみたら、これがいいところもまずまずあるのだ。自分が中年になってしまったことが関係しているのだろう。


【おー25】 お・てつき【お手付き】[名]?カルタのとき間違った札を取ること。?主人が使用人などの女性と肉体関係を結ぶこと。またはその女性。 

『小さな泥棒』とか『真珠の髪飾りの少女』などを見ていると、メイドなどの奉公に出るということは主人のお手つきになることは常識だったらしい。そういう時代が確実にあったのだろうし、貧しい家に生まれた教育を受けられなかった少女には、そういったことでお手当ても出たのだろう。名もなき少女の貞操の値段も価値も二束三文。寅さんではないが、もし自分の身内がそんな目に遭わされたとしたら…、許せないことだろう。しかし男は、あっち側に回れた立場ならどうなのかね。

【おー26】 お・てもり【お手盛り】[名]自分で都合のいいように勝手に取り計らうこと。  

このことで思い出すのは角川春樹が角川書店で発行している総合俳句雑誌「俳句」にて、自分に飯田蛇忽賞を授賞してしまったことだ。でも、このようなことは芸能界では日常茶飯事だ。自局の番組の貢献度で年間賞を与えてしまったり、洋画の大作に世界中の著明な映画人が絶賛のコメントを寄せていてビックリしたら、全員が近日中に同じ配給会社から自分の新作が公開予定の立場にあったりする。自分で自分の仕事を低らしめる行為、そのおぞましさを気に止めなくなるとき、なにが待っているのだろうか。

【おー26】 お・とおし【お通し】[名]料理屋で酒の肴で最初に出す簡単な料理。 

居酒屋で座っただけで出されるおつまみは、貧乏な学生には信じ難いものだった。しかし酒を出す店では暗黙のうちに、常識として罷り通っている。よく内科外来を初診で訪れた患者さんに待ち時間を利用して問診用紙への記入と尿検査をすることが多いのだが、「風邪で来ただけなのに、なぜオシッコまで検査するのか!」と怒りをあらわにする方が時々いらっしゃる。たしかに、それはそうなのだが、尿検査ひとつで糖尿病や腎臓病、脱水や黄疸など患者さんが自覚していない病気まで判明することが少なくない。絶対に嫌だと仰る方には尿検査はしないが、説明しても金儲けだけのためだと思い込まれていることも少なくない。金額が発生する以上疑念は完全には払拭されないが、こういう方は居酒屋や割烹でのお通しにも断固拒否されているんでしょう、ですよね?

  
【お−27】 オナニー【Onanie】[独]自慰、手淫。マスターベーション。旧約聖書『創世記』にあるオナンの名にちなむ。  
すみませんね、月に2回も配信するのにお付き合いして貰って。

【おー28】 おに・がわら【鬼瓦】[名]屋根の棟の両端に飾りとしてつける大きな瓦。  

富田仲次郎、上田吉二郎、谷晃がベスト・スリーかな?条件としては丸顔であること、細面では般若顔になってしまうもんね。


【おー29】 おに・やらい【鬼遣らい】[名]昔宮中で大晦日の夜に行った疫病の鬼を追い払う儀式。のち、節分の夜に豆をまく民間の行事になった。  

節分は立春の前日である。いまやどこの家でちゃんとやっているのかなと思うが、稲垣浩の『無法松の一生』には吉岡邸での幸せな場面がちゃんと残っている。運動会の躍動、節分のささやかな幸せ、この映画には日本人としての原風景が溢れている。


【おー30】 お・はつ【お初】[名]?初めてであることを言う丁寧語。?初めてのもの。  

この間患者である小学生に聞いてみたのだが、さいきんでは散髪してきた友だちに「おはつぅ〜」と言いながら頭をはたいたりはしないそうだ。この場合「お初ぅ〜」なのか「お髪ぅ〜」なのかは定かでない。許されるのは『バーバー吉野』で刈ってきた子供だけかもね。


【おー31】 オムニバス【omunibus】[名]映画・演劇などで同じ主題を持った作品として独立した短編を集めたもの。乗合自動車の意から。  

もう少ししたら好調韓国映画で、「母をたずねて三千里」みたいなバスで行くロード・ムーヴィーが公開されるはずだ。『オモニ・バス』

【おー32】 オメガ【Ω・ω】[名]物事の最後。αからωまで。  

ボリス・シーガル監督の『地球最後の男・オメガマン』は金のかかっていない近未来世紀末映画の佳作。同工異曲のユル・ブリンナー主演の『SF最後の巨人』は『燃えよ!ドラゴン』のロバート・クローズ監督のショボクレ映画。それにしてもオメガマン=チャールトン・ヘストンが文字通りオメガマンに堕ちてしまったのは、仕掛人マイケル・ムーアの仕掛けて仕損じなしの仕掛による。


【おー33】 もだか【沢瀉】[名]池沼、水田などに自生するオモダカ科の多年草。夏、三弁の花をつける。ハナグアイ。  
小林正樹の大傑作『切腹』は先日亡くなった滝口康彦原作「異風浪人記」の映画化。このなかで仲代達矢扮する主人公・津雲半四郎の娘・岩下志麻が嫁しづいた石浜朗の役名が沢瀉彦九郎。池波正太郎の『鬼平犯科帳』でもそうだが、本当にネーミングが上手いよなぁ。


【おー34】 おもわせ・ぶり【思わせぶり】[名・形動]なにか意味のありそうな言葉や仕草で期待を持たせること。  

思わせぶりな映画ばかり見せられて、少し体力減退だ。なんでも直截に言い過ぎる韓国映画もほどほどにしてほしいが、言いたいことを真正面から表現して頂戴よ。映画には映像という言語があるんだものね。

 

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

悪魔の映画辞典 更新情報

悪魔の映画辞典のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング