「親業」を学ぼう♪コミュの成長を見守る

昨日は、都内でミニ講演会をしました。お子さんと
熱心に向き合っておられるお母さんたちが多く、
終了後の質疑応答もホットでした。

中でも多かった質問は、子どもの気持ちを受け止めても
現実の問題や状況が変わるわけではないとき（例えば
おもちゃが壊れてしまったとか、お友だちが出かけるので
遊べないとか）、子どもがずっと泣いたりするのは、
受け止め方が足りないのか、というものでした。

私も子どもたちが小さかったときに、嫌と言うほど（笑）
経験しましたが、どうしても、親心で、その状況を
抜け出させてあげたくなってしまうのです。いつまでも
泣かれたり機嫌が悪いのに付き合わされるのが嫌だ、
というのもあるかもしれません。なんとか別のお友だちと
遊べないか、とか、壊れたものを直せないか、別のもので
満足できないか、などと心をくだいたり、それでも
機嫌が直らないと「いい加減にしなさい！」と叱って
みたり・・・。

いろいろな解決策を考えるのもいいかもしれませんが、
どうにもならないこともありますよね。私は、それは
子どもがとても重要なことを学んでいるのだと思うのです。

例えば、大人だって、親しい人が亡くなったりして、
悲しみに打ちひしがれることがあるでしょう。充分に
気持ちを受け止めてくれる人がいても、すぐに悲しみから
開放されるわけではないし、死んだ人がかえってくる
わけではありません。

どうにもならない現実を受け入れるのには時間がかかります。
けれど、自分の気持ちを受け止めてくれる人がいることは、
現実を受け入れ、乗り越えていくときの力になるのでは
ないでしょうか。

充分に気持ちを受け止めたら、後は本人が「どうにもならない
現実を、自分の中に収める、大切なレッスンをしているんだな」
と見守ることも大切なのではないでしょうか。

コメント(6)

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[2] mixiユーザー 09月24日 10:13

あやややさん、ありがとう♪

素晴らしい幼稚園ですね

全職員がそのように
対応されるというのが、また素晴らしいです。
気持ちを受け止めてもらえることで、気持ちが
落ち着いていくことを、意外と知らない人が多いのです。
何とかあの手この手で感情に蓋をさせることで
感情をコントロールできるようになると信じている
人が多いです、教育者も含めて。

＞泣けるってスバラシイ～～～

本当にそうですよね！！私は子どもが泣いているとき
「泣きたいときは泣いていいんだよ。泣かないと
心が病気になっちゃうんだよ」と教えました。

そして「うるさい！泣くな！」と叱られたとき、娘は
「お母さんが泣きたいときは泣かないと心が病気に
なるって、言ってたもん！」と、泣きながら叫んで
いました（笑）。

＞感情・気持ちって素晴らしいですよね！マイナスもプラスも両方とも！

このことがわかるあやややさんは、本当に素晴らしいです

私なんて、恥ずかしながら、そんなふうに思えるように
なったのは、ごく最近のことです。

[4] mixiユーザー 09月24日 19:43

反省することばかりです。

都内で保育士として働いていますがあまりにも胸にささる話ですね。

明日からの参考にします。

[5] mixiユーザー 09月24日 22:05

あやややさん、ありがとう♪

そう、『モモ』はすごいです

名カウンセラーです

。

子どもから教わること、本当に多いですよね！！

[6] mixiユーザー 09月24日 22:28

のりさん、ありがとう♪

保育士さんをなさっているんですね。ご苦労、
お察しします。私も保育園で時間外嘱託員を
しているので、保育園というところが往々にして
管理教育になってしまい、特に公立などは
ことなかれ主義で、のびのび遊ばせたり、気持ちを
受け止めることが難しい状況が多々あります。

私も他の先生方の手前、あまり露骨なことは
できませんが、せめて自分と関わるときには、
できるだけのことをやっていくようにしています。

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