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教師学

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詳細 2017年6月27日 22:18更新

「生徒のことが分かれば教師の仕事は楽しくなる」

「生徒のことが分かれば教師の仕事は楽しくなる」講演会に参加したことが、その後の仕事を支える大切な支柱になっているようです。その中のひとつに「理想の教師像」にとらわれてはいないか?ということです。
 教師になろうと思うとき、小さいときから様々な教師と出会っていますが、その中でやはり「この先生はいいな」とか「こんな先生になりたいなあ」と思うような先生がいたのです。「こういう先生みたいになろう」ということで教職を志した人もあると思いますがそういう時ややもすると、「こうでなくてはいけない」「こういう
教師が理想の教師である」一般的に通用している教師像(考え)に重ねてしまうことが多いのではないでしょうか。
 理想の教師像という神話があるのはやむおえないのですが、教師自身がこれにとらわれてしまうとおかしなことになってしまう。

 次に記す8項目は全部もっともらしく書いてあります。個々におかしいというわけではありませんね。すべてある意味では正論でしょう。

 1.穏やかで優しく、いつも平静

 2.冷静で自分の感情をあからさまにしない

 3.先入観や偏見を持たない。性差別をしない

 4.自分のありのままの感情を生徒には見せない

 5.えこひいきしない、ひいきの生徒をつくらない

 6.態度が首尾一貫している

 7.生徒より多くの知識を持ち、どんな質問にも答えられる

 8.教師同士は助け合い、生徒に対して「統一戦線」を組む

 だけど、これを全部兼ね備えた人がいるのでしょうか。そういう人って、いったいどういう人だろうという、あるしんどさが、この理想像にはあるわけです。

 おおよそ高校の教師は常時200人〜250人を相手にします。その中には、お互いに相性が合う合わないということがあります。お気に入りの生徒をひいきするというわけではないのです。それこそ教師として生徒を公平に扱ういうのは大事なことです。でも、好きなタイプの生徒と、どうもあの生徒とは合わないという、気に入らないタイプの生徒がいるというのも事実なわけです。

 ですから、そういう好き嫌いをする自分が居るんだという事に気付くことがまず大事なのではないのかと思います。
 逆に、そうあってはいけない、好き嫌いがあってはいけない、どんな生徒も分け隔てなく平等に好きにならないと教師としては失格だ、という風に「教師の鎧」を着てしまうと、好き嫌いを感じる自分は、何か悪い自分、そうあってはいけない自分だと思われて、かた苦しくなってしまう。1.から8.まで全部を兼ね備えた人は、
非の打ち所のない人間なのでしょうか。そうじゃありません。弱点や欠点もあるし、ときどき利己的な思いも出てきます。他人の悪態をついたり、不平不満が言いたくなるし、ストレスがあれば発散したくなります。つまり、私たちも切れば血が出るような生身の人間です。教師も人間です。

 ところが、どうも学校の先生というのは「こうでなくてはいけない」「こうあるべきだ」という、一種の建前の世界に行きやすい。そういう「鎧」を自分で、背負ってしまいがちです。「鎧」を自分で背負ってしまって、自分の動きを、そうやって重くしてしまう、かた苦しくしてしまうところがあるのではないでしょうか。
 「のびのび」というのは「ゆとりをもって」ということですよね。心の余裕を持って教師は教えられるかということなのですが、心のゆとりを持つには何が必要でしょうか。

 いろいろな考え方があると思いますが、ひとつは、楽しむことでしょう。自分の仕事を楽しむ。学校での行事、子ども達とつき合うことを楽しむ。
 教師の仕事を楽しむためには、ゴードン博士の言う、1.から8.
までの理想の教師像の神話から解放されなくてはいけないでしょう。
全部出来なきゃいけないと思っていたら、楽しめない。

 なぜなら、現実には1.から8.までのようにいかない自分にいつもぶつかるのですから。自分はダメだなーとか、自分にマイナスばかりつけていたら、楽しくも何ともない。
 ですから、この1.から8.までの通りにいかない自分がいる、でも、それに気が付いても、いや、普通の人間なら仕方ないんだ、それでもいいんだ、そこから出発するしかないんだ、という風に思わないと、教師の仕事は長く続けられないと思います。

 どうです?随分と気持ち(こころ)が軽くなりませんか。
 自分がやりたい、行きたいと思った研究会や研修は自費で賄っても行く。そういう考えに変わってきました。(私の場合は) 
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 教師学(T.E.T Teacher Effectivenes Training)は、アメリ臨床心理学者トマス・ゴードンが提唱する教師訓練の理論と方法です。ゴードンはカール・ロジャースとシカゴ大学で同僚であった時期もありますが、ロジャースのカウンセリング理論と同じ立場で研究と実践を行い、1962年に親子関係を改善するためのトレーニ
ングである「親業訓練Parent Effectivenes Training」のプログラムを開発しました。そして、親業の基本的な方法と考え方を、学校場面および教師・生徒関係に応用したのが教師学です。

教室での「教授=学習」の時間を確保しその質を高めるために、教師と生徒との間に人間的ふれあいを可能にするには、どうすればいいのか。今ここで、真摯な努力を地道に続ける教師のための学習会です。

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カテゴリ
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