ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

臨床進化心理学‐臨床への応用コミュの「進化心理学からの精神障害の考察」トピック

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
下記は、「迷惑な進化」を読みながら直観的に浮かんだ疑問を整理したものですが、まだ文献はほとんど探していませんし、論理的にまったく不十分なものです。

ヘモクロマトーシスが自傷行為を誘引するか?

 LoK CYら(2009)によれば、遺伝性ヘモクロマトーシスは、多臓器障害につながる鉄過剰疾患で、1つまたは複数の異なる遺伝子の変異により生じる。タイプ1ヘモクロマトーシスは、疾患の最も一般的な型で、HFE遺伝子の変異により生じる。若年性ヘモクロマトーシス(JH)は、最も重症な型で、通常、ヘモジュベリン(HJV)またはヘプシジン(HAMP)の変異により生じる。Lok CY,et al.Blood 2009 Apr 2.[Epub ahead of print]とあります。

 またMoalemらは、この変異遺伝子を最初に保有していたのはスカンジナビアの海賊バイキングで、(中略)過酷な環境で暮らしていた栄養不十分な民族が、体内の鉄不足を最大限に補おうとして「進化」した結果かもしれない。と述べています。

しかしながら、ヘモクロマトーシスは、遺伝性と急性のものがあるようですが、ぼくはまだ違いをレビューできません。

 荒川(日本大学医学部内科学講座内科3部門教授)によれば、
“臨床的には、肝硬変、糖尿病、皮膚色素沈着の3主徴、さらに心不全を加えた4主徴のほかに、種々の内分泌障害(甲状腺・副甲状腺・下垂体の機能低下、性機能低下など)から性欲減退、陰毛や体毛の脱落、無月経、睾丸萎縮(こうがんいしゅく)などが、また関節症状(対称性のはれと疼痛)なども高頻度に認められるのが特徴です。”
“ヘモクロマトーシスの治療は、臓器に沈着した鉄を除去する治療と、鉄沈着により生じた臓器障害に対する対症療法とに分けられます"
“鉄の除去法には、瀉血(しゃけつ)(血液を大量に抜く方法)と鉄キレート薬(鉄排泄促進薬)投与の2つがあります。瀉血は最も効果的で、かつ安価です。瀉血による血液喪失によって軽度の貧血状態になることにより、造血が亢進するために臓器に沈着している鉄が血中に動員されるので、臓器中の鉄の減少が期待できます。”

 このような治療法があるとのことですが、ヘモクロマトーシスの人がその病気を自覚していないのにも関わらず、献血することによって身体が楽になると気づいたために、自発的に献血に行き血を抜いていたという事例(Moalem,S.&Prince,J.)が一つあります。これはa.ヘモクロマトーシス→b.体長不良、不快感→c.献血という流れです。このケースは献血という社会的に適応した方法で瀉血を行っています。
 Moalemはヘモクロマトーシスが精神障害を引き起こすと述べていますが、まだ精神障害の詳細をレビューすることができません。
ヘモクロマトーシスから献血の流れは、社会的ですが、一方で、社会的に認められにくい自傷行為(リストカットなど)について、自傷行為をする者に最も疑われるのは境界性人格障害であり、鬱病、演技性人格障害、自己愛性人格障害、摂食障害、抜毛症、強迫性障害なども疑われる。また、統合失調症と判断されることもある。精神医学上は自傷行為はそれらの人格障害、精神障害の二次的な症状であるとされ、それ単独で起こるとはされない。しかしながら実際には、必ずしも症状の深刻さと自傷行為のひどさは一致しないことが分かっている。肉体を切るとエンドルフィンというホルモンが分泌され、精神的な苦痛が緩和されるのでそれを無意識的に期待して切る者もあるとも考えられている。だが、大抵本人はこの事は分かっていない。[CUTTING リストカットする少女たち(スティーブン・レベンクロン)]
また、悲しみや怒り、孤独感や劣等感などの感情により衝動を抑えきれない状態に陥った時、または呼吸困難、頭痛、吐き気など精神的ストレスによる症状が同時に襲ってきた時、それを抑えるために自らを傷つけてしまうと一般的にはいわれている。しかし、本人にとっては具体的に何が引き金となり自傷行為を行うかはたいてい不明である。自傷を行う者は「ただ強い衝動があった」などといったはっきりとしない妙な説明をしてしまうことが多く、中には自傷をしている時点で記憶や意識がない場合もある。(wikipedia2009)

このことから、ヘモクロマトーシスの診断を受けずとも、鉄の血中濃度が高まった時に、それを防ぐための自動的な作用の結果としての自傷行為がありえるのではないかと思いました。

それは、
a.ヘモクロマトーシス(遺伝性or急性)→b.精神障害(境界性人格障害?)→c.自傷行為→d.瀉血治療
となりますが、aがdを引き起こすというのは、距離が遠くなり研究として適切かはわかりません。

コメント(1)

Bionは、全ての人間集団にはパラノイア・統合失調症・精神病の要素が存在し、また存在しなければらないと述べている。正常と異常の間に大きな隔たりがあるという考えは幻想である。
この主張は「なぜ、病気はあるのか―進化医学による新しい理解」、「迷惑な進化―病気の遺伝子はどこから来たのか」を参考にすればわかるように、進化心理学の視点からも妥当だといえるだろう。
また、BionによるFight/Flight,Dependency,Pairingの概念は、邦訳すれば、闘争/逃走(逃避)、依存、つがいとなるが、どれも進化心理学の視点によって裏付けられる。つまり、闘争/逃走(逃避)は、被職者と捕食者の相互作用であり、ライバル間コミュニケーションの進化である。依存とは互恵的相互作用(reciprocity)であり、協力行動の進化である。つがいは適応度を向上させる動機付けまたは性淘汰である。
と断定的に述べましたが穴があるかもしれません。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

臨床進化心理学‐臨床への応用 更新情報

臨床進化心理学‐臨床への応用のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング