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臨床進化心理学‐臨床への応用コミュの雑談

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コメント(14)

進化心理学というのは、心理学を動物学に引き下げることにはなりませんか?

あるいは、内面の心理をおろそかにし客観的生物的事象にのみ傾倒する危険はありませんか?
非常に有意義な質問だと思います。

そのご質問から連想したことはいくつかあり

一つ目の質問の

> 心理学を動物学に引き下げる

という表現は、動物学が心理学よりも下等であると受け取られかねない表現にも見えますが、それは78910さんの意図と合っていますか?
それとも「人間>動物」という意味で使われたのですか?

ぼくはまだまだ勉強不足なのですが
聞くところによると
ご存知かもしれませんが
生物学では動物の行動をゲーム理論で分析するのが主流だそうです。
心理学においても有名な「囚人のジレンマ」はゲーム理論です。
そこで、一つの案としては、シグナリング・ゲーム理論が臨床に応用できるかどうかを考えたいと思っています。

二つ目の質問の

> 内面の心理をおろそかにし客観的生物的事象にのみ傾倒する

行動主義的なものは常にその危険性をはらんでいます。ですからそうなったらよくないと思います。

このコミュニティは
臨床への応用可能性について論じるコミュですので
応用するにあたっては、よい面を取り入れていきたいです。

行動心理学や認知心理学という基礎学から
認知行動療法が生まれたように、
進化心理学が臨床に応用できるかどうかを議論できればと思います。
はじめまして。

大学院で環境問題、主に交通問題改善のための進化心理学的アプローチをテーマに研究しています。


進化心理学の臨床応用、非常に興味深いです。

社会や個人の問題を進化心理学や行動生態学の視点から考える場合‥

自分は、社会的ジレンマや行動経済学的な視点(時間割引など)、理性と情動による自己制御(情動を進化心理学的に考察、分析していく)で研究していくという方向に落ち着いてしまっているのですが…


他のかたが進化心理学をどう応用しようとしているのかを知りたいので是非お話聞かせてくださいexclamation ×2



稚拙な文章で申し訳ないです…。
レスポンスが遅くなりすいません。

> 交通問題改善のための進化心理学的アプローチ

ぼくの知らない分野なのでとても興味があります。

> 他のかたが進化心理学をどう応用しようとしているのか

一つの案としては、シグナリング・ゲーム理論が臨床に応用できるかどうかを考えたいと思っています。

一方で、進化心理学はすでに精神障害や不適応についての説明を試みていますので、心理臨床としてどのようなアプローチがあるかをこれから考えたいと思っています。
進化論からBeckらは不安障害を説明しています。つまり、進化の過程で不安を感じることは種の保存のために役立っていたということです。しかしその不安が過剰に不適切に表現されると社会生活に障害が生じます。
 論文で対人不安について扱い、「不安や恐怖は生命体に本質的に備わる危機に対するシグナルのような役割を持つ、それ自体は適応的で健全な反応である」、「不安・恐怖のうち問題となるのは不適応的な不安・恐怖に限られる」、「適応的なものと不適応的なものの鑑別が重要」と論じました。

 治療的アプローチに関して、精神分析や認知行動療法などのいわば不安と徹底的に対峙する治療的アプローチと、不安・恐怖にとらわれずに実生活を営めるようにする森田療法的アプローチというある意味で正反対のアプローチが存在することをうまくまとめる時間がなかったのが悔やまれます。
 異なる方向性からのアプローチの双方が不安障害治療に効果をあげ支持されている状況を、科学論文の中ではなかなかうまく表現することができませんでした。

 異なる理論が同時に成立することなど世の中には多くある上に、個人差もあることなのでさほど気にしてはいませんが。
 社会生活といっても,50年前と現在では対人間の距離が違って,回避できる環境が整っているように感じます。臨床では回避行動が不安障害を維持していると考えていますが,適応不適応の鑑別など主観的なもので,社会(交?)不安障害などその良い例です。
 森田療法にも「恐怖突入」という直裁的な技法があり,最新の認知行動療法も悩みにとらわれずあるがままを受け入れ・・・を基本としており,両者は概ね似たもの同士といえます。データでものをいう姿勢の違いくらいでしょうか。精神分析については門外漢なので語れませんが。
>7.piwiさん
 確かに認知行動療法的なアプローチと森田療法的なアプローチは不安に対峙しているという意味では同じ方向と言えるかもしれませんね。
 私が「ある意味正反対」と書いてしまったのは、アプローチの方向というよりは、piwiさんの「データでものをいう姿勢」や、理屈や行動で徹底的に対峙するか、「理屈はいいから実生活をちゃんと営め」的なことでしょうかね。
 
 論文の指導教官が臨床心理学の専門ではなく、不安に直接対峙するアプローチと、森田理論の精神交互作用が矛盾するように聞こえたらしく、指導教官にうまく説明することができなかった感じです。
 あと、対人不安(対人恐怖心性)と社会不安障害の鑑別についても、症状に質的な違いがなく、連続性を持っているものであり、診断は便宜的におこなわれているに過ぎず、主観にも委ねられている部分も多いということも伝えきれませんでした。

 自律訓練法やリラクゼーション法でも、リラックスしようとして返って意識が集中して緊張してしまう人などがいますが、そうした個人差に対するアプローチの有効性の違いだと考えています。
 各種理論や心理療法の創始者自身の体験が色濃く現れていると思います。
今年のHBES−J:日本人間行動進化学会大会は神戸大で開催されるようですね。

参加される方いますか?
僕は去年に学会に入り損ねたままです。
一般参加も可能ならば参加するかもしれません。
> おかいちさん

申し込みして、千円くらい払えばたしか、準会員として参加できるはずですわーい(嬉しい顔)
まんぼうさん

準会員の申し込みを進めました。
事務の大坪先生からの返信待ちです。
先ほど加入したたな、です。
心理学は独学なので、色々不備はあるかと思いますが、宜しくお願いします。


「別冊・日経サイエンスシリーズ」の、
「社会性と知能の進化」という雑誌に紹介されていた
「レイプするオランウータン」(原題は「Ditsurbing Behavior of the Orangutan」)という論文なのですが、

曰く、
「一部のオランウータンは発育を停止させ、子どもらしい外見を維持することで雄同士の熾烈な雌獲得競争を回避する。
一方、雌は成熟した雄からの交尾を望むので、発育を停止させた雄は、雌をレイプすることによって子孫を残す」のだそうです。

レイプなどのナイーブな事柄を安易に人間心理に適応するのは憚られますが、
「雄同士の雌獲得競争を回避する為、発育を停止させる」という部分は、
「草食系」などと表現される現代の若者像に近い印象を感じました。

日本社会に見られる「草食化」などは、オランウータンなどの場合同様、「熾烈な雄獲得競争回避」が目的なのでしょうか。
そうではないのだとしたら、「雌獲得競争」に駆り立てられるべき人間の雄が「雄らしさ」を発揮しない背景には、
どのような要因が考えられるのでしょうか。
今週末のHBES-Jの大会に参加させていただく予定です。
(発表は行いませんが・・・)

お会いできる方いましたら、よろしくお願い致します。
メッセージ等くだされば改めて自己紹介させていただきます。



>たなさん
日時が空いてしまいましたが・・

自分も心理学に関してはまだ素人ですが・・
上記オラウータンの戦略自体はベビーシェマに似ているように感じられます。

また、草食化に関しては東大の長谷川寿一氏がどこかの科学誌で殺人の進化心理学的研究と絡めて言及されていたと思います。
(覚えてなくてすみません・・)

熾烈な雄性間競争の中でもリスクの極めて高い殺人は学歴など失うものの多い現代日本の若者にとって有用な戦略ではないそうです。


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