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音楽の精髄コミュの#027 エルトン・ジョン トゥ・ロウ・フォー・ゼロ

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エルトン・ジョン(Elton John)
トゥ・ロウ・フォー・ゼロ(Too Low for Zero)
1983年リリース

考える所がありまして、超大物のレビューを書く事といたしました。
それは、後ほどの課題として置いておきますが・・・。

エルトン・ジョンをテーマとして書こうかと考えた場合、この活動の長さに比例して、アルバムも沢山発表されていますし、その中で1枚を選ぶのは難しいものです。
また、リスナー側の好みを別にすれば、作品の殆どが「佳作・良作」なので、一層悩みました。

まぁ、当たり障りが無い所では「Captain Fantastic and the Brown Dirt Cowboy」という事になるのでしょうが、それでは芸がありませんし、あまりひねくれたセレクトでは、それも考えモノ・・・。
結局、折衷案として、バーニー・トーピン(Bernie Taupin)をフォーカスして、トゥ・ロウ・フォー・ゼロをセレクトしました。
(これも、あまり芸がないかも知れませんが・・・)

私にとってエルトン・ジョンは特別な存在です。
たまに、職業名に自分の名前を使う輩が居ますが、そんな駄モノ・紛いモノはさておき、エルトン・ジョンはまさしく「職業エルトン・ジョン」と言っても、許される数少ない人の様に感じます。

いいんです。
この人がゲイであろうが、自家用ジェットをブッ飛ばそうが、浪費癖に銀行がビビろうが、鍵盤を足蹴にしようが、何でもOK。
これだけ卓越した才能を持つ人のみが許される特権なのかも知れません。
今更、謙虚なエルトン・ジョンなんて見たくもないし、この人には一生自惚れて、高飛車でいて貰わないと困ります。

さて、今回セレクトした「トゥ・ロウ・フォー・ゼロ」は、70年代後半からレコードセールスが低迷したエルトン・ジョンが放った「黄金期カムバック・アルバム」です。
人には、ベターハーフな存在があるのでしょう、かつての黄金期を支えたコンポーザーであるバーニー・トーピンを再度起用してマーケットに立ち向かってきました。

バーニー・トーピンによる楽曲は、エルトン・ジョンが持つポップ・センスを余すところ無く引き出します。
エルトン・ジョン自身も、優れたコンポーザーではありますが、自分の良さを客観的に理解し、それを更に昇華させるには、かつての盟友であるバーニー・トーピンはまさに黄金コンビです。

盟友としては他にも、ポール・バックマスター(Paul Buckmaster)、レイ・クーパー(Ray Cooper)、ガス・ダッジョン(Gus Dudgeon)、クリス・トーマス(Chris Thomas)、ディヴィー・ジョンストン(Davey Johnstone)、ナイジェル・オルスン(Nigel Olsson)、ディー・マレー(Dee Murray)などの名前が挙がるでしょうが、ここはバーニー・トーピンに一票です。

このアルバムの良さは、何と言っても「小気味良さ」。
私はかねがね考えるのですが、ポップスというジャンルは、他の現代音楽ジャンルの中でも、とりわけ「バランス感覚」が要求される高度なジャンルなのではないかと。
大衆音楽である事を前提に考えれば、解釈が難しいモノはダメでしょうし、遊び心をふんだんに魅せる・聴かせるをする為には、相応に高等な演奏技術による下支えが無いと成立しません。

いいんです。
「キャッチー&イージー」。
でも、それを具現化する能力は、本当に高度なモノであると考えます。

そんなこんなで、数多いエルトン・ジョンのアルバムから「まず最初に」という方にはこのアルバムをお勧めさせて頂きます。
気の短い方は、2枚組CDのベリー・ベスト・オブ・エルトン・ジョン(The Very Best Of Elton John)で多少はカバー出来るかも知れません。
(6枚組ぐらいにしないと、収まりはつかないでしょうが)

更に、日の浅さをカバーして、いきなりマニアックに極めたいという方には、デュエッツ(Duets)とトゥー・ルームス(Two Rooms : Celebrating The Songs Of Elton John & Bernie Taupin)の2枚がお勧めです。

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