ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

国語教師の作品・教材研究の部屋コミュの評論全般を楽しい授業をするためにしていることを教えてください

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
評論 大学入試に出てくるので
教えているが
小説などと比べると
生徒のくいつきが悪いのです。

どのようにしたら
楽しく授業を受けることができるのか
体験談でもいいですし、
実際の工夫でもいいので
教えてください。

よろしくお願いいたします。

コメント(12)

>ミッツーさん
カキコミありがとうございます(⌒〜⌒)時間が開いてしまってすみませんあせあせ(飛び散る汗)

評論の授業は難しいですよね…生徒の「くいつき」を期待されてるのでしたら、評論の内容をいかに生徒の実感として捉えさせるかが大事だと私は思いますダッシュ(走り出す様)「どっかのおじさん/おばさんが、自分とは関係ないよくわからんことを言ってる」文章として評論を捉えてしまったら、「くいつき」に結びつくのは難しいと思います冷や汗こんな感じで、評論を生徒の実感として捉えさせることを仮に評論を「実感化する」とでも呼びます指でOK

じゃ、どうやれば評論を「実感化」できるか、ですが、体系的な理論はまだ出来上がってないようです…。ですから、個別の評論を話し合いながら、帰納的に理論を導いていくのが求められますねわーい(嬉しい顔)このスレがそんな場になれば嬉しいですダッシュ(走り出す様)

もしミッツーさんが具体的な評論を念頭に置いていらっしゃれば、それを踏まえつつ具体的なレベルで考えてみてもいいかなと思いますぴかぴか(新しい)

(もちろん、具体的な教材を挙げて下さった後、その教材を生徒にいかに「実感化」させるかという方向で必ずしも考えなくてもいいですあせあせ(飛び散る汗)あくまでも私が「実感化」の方向を探りたいという希望です)
私は、某大学で「文章表現」「口頭表現」を教え、予備校で模擬試験に関わる業務に携わり、某高校で土曜の午後に選択特別枠で開講されるの受験の国語講座を持っています。

私は、評論を教える方が好きです。

特に理系の男子はくいつきがいいですよ。
私は、「時間軸のような大きな軸」と「対立項」の田の字構造でとらえるように教えています。

とてもシンプルなもので、
かつて男性は●●で、一方、女性は○○だった。
現在は男性は▲▲で、一方、女性は△△である。

というような構造のヴァリエーションで評論は出来ていることが多いです。
対立項は「〜ではなく」「〜にくらべて」「一方」「しかし」「〜にもかかわらず」「一般的に〜であるが」「矛盾」「齟齬」「葛藤」などの中にも見出せます。「筆者の言う○○」と「一般的な○○」という対立図式が潜んでいることもあります。
対立項を整理するのに、筆者にとってのポジティブ系とネガティブ系に大まかにわけ、ポジティブ系は空色の蛍光ペン、ネガティブ系はピンクの蛍光ペンでなぞると、きれいに整理できます。

解答を作成する際にも
「傍線部のように言えるのはなぜか」
と聞かれたら、
「○○はAではなくBであるが、△△はCではなくDだから」というような構成を立てて解答を作成するように導くとすっきりします。

対立項のとらえかたの導入に私はよく「世界にひとつだけの花」の歌詞を使います。
起:花屋の店先に並んだいろんな花を見ていた…(状況説明)
承:その中で誰が一番だなんて争うこともしないで…(「花」の様子)
転:「それなのに」僕ら人間はどうしてそう比べたがる…(VS「人間」の様子)
結:そうさ僕らは、世界に一つだけの花…(対立から導かれた結論)
展:ナンバー1にならなくてもいい…(さらに言えること)

「承」は、「たしかに」と、「起」をうけて書かれます。
「転」は、「しかし」と、対立概念が提示されます。この場合は「それなのに」。

小論文やディベートにもつながりますよ。
美しい田の字構造を持つ文章、厳密には口、田、口、口構造、つまり「序論」、「本論」(ここが田の字)、「結論」、「発展」、が明確な文章は非常に読みやすいし、実は書きやすいことも教えます。
ただし、これは一つのモデルであって、実際の世の中の文章はそのさまざまなヴァリエーションであることも教えます。

でも、こうした構造がしっかりしていない文章も多々あって、例えば近年の「天声人語」はひどいものです。だらだらエッセイでしかない文章だと思います。
それで、「天声人語」は使いません。
私は、毎日新聞の「余禄」と日経新聞の社説はよく使います。

少しでも参考になりましたら幸いです。



>25(zicco)さん
コメントありがとうございますダッシュ(走り出す様)評論の文章構造・文章構成面からのご意見だと思いますわーい(嬉しい顔)言われているのは、お断りされているように、確かに理想的な文章構造・構成だと思います。しかし、教育で評論を教える際の指針の1つとして、十分有効に活用しうると考えますぴかぴか(新しい)

さらに、このような文章構造・構成を足掛かりに、私が述べたような評論の「実感化」へと生徒を導く可能性もあると思います指でOK

以上、感想でした(*^o^*)
> けんけんさん

そうですね。
客観的にしっかり読んで行く中で、実感になって行くのが理想的ですね。
女子に多い「思い込み」と見当外れの感情移入への対応に苦心しております。
>25(zicco)さん
「「思い込み」と見当外れの感情移入」ですか(・_・;)評論でもそうしてしまう生徒がいるんですね!

経験上、まだそのような生徒に出会っていませんで…あせあせ(飛び散る汗)もし宜しければ、どんな生徒だったか、詳しく聞かせて頂きたいですわーい(嬉しい顔)
けんけんさん
例えば夏目漱石の「私の個人主義」などでも、「個人主義」という言葉から勝手に自己中心的なものを想像してしまうなど、用語にひきずられることは多いですね。
文章(本文)だけ目の前にあったら、まだブレないのでしょうが、
問題は、設問の選択肢にもあります。
常識的にいかにも合っていることを書いているけれど、本文にはそんなこと書いていない、という罠のような選択肢の数々を読んでいるうちに麻痺してしまうケースもあり、「選択肢は先に読んではいけない。答えを自分なりに作ってから、それに合う選択肢を選ぶこと」と伝えています。

難しいですね。

だからこそ対立項をしっかり押さえて読んでいくプロセスが大切なのだと痛感しています。
慣れてくると、「私の個人主義」の対立項は「世間一般で言われる所の個人主義」である、という風に自分で分けながら読んでいくことが容易にできるようになるので、楽しくなると思います。
>25(zicco)さん
具体的な事例を挙げてくださって、ありがとうございます指でOKおっしゃるように、正しく読みとるためにも、対比関係などの文章構造、または文章構成を掴みながら読むなどの方法が(指導方法としても生徒の認識方法としても)有効ですねぴかぴか(新しい)

ここまでお話を進めてきまして、トピ主さんが当初挙げられた疑問に鑑みて、次に論じなければならないのは次の点かなと思いますダッシュ(走り出す様)

・評論の構造や構成には例えば対比関係や(25(zicco)さんがおっしゃる)田の字構造がある。では、他にはどのような関係があり、それらの関係を体系化するとどうなるか。

・関係を体系化したとして、その関係を読みとらせることが生徒の「食いつき」にどれほど実際に有効か(実際の生徒の具体的反応から)。

上の観点は、評論の文章構造・構成を読み取ることに関するものです指でOKもちろん、生徒を評論に「くいつ」かせるために、他にどのような工夫が有り得るか、そもそも「くいつ」かせるとはどのような生徒の状態か、「くいつ」かせる必要があるのか、を考える観点もありますよね手(パー)
> けんけんさん
建設的で明快な議論の進め方に感服します。
トピ主さんに届くといいですね。

生徒といっても学力やコミュニケーション能力やさらに実感力にも千差万別の個人差がありますね。

仮想のターゲットモデルを作って、彼(彼女)を食いつかせるにはどうしたらいいか、
というところから始めるとわかりやすくなるのではないでしょうか。

>25(zicco)さん
恐れ入りますあせあせ(飛び散る汗)トピ主さんにも見て頂きたいですし、このコミュニティの他の方も、是非この議論を把握し、気軽に参加して欲しいと考えていますぴかぴか(新しい)

ターゲットとする生徒像の決定について、とても有効だと思います(*^o^*)ともすれば抽象的議論に陥りがちな教育論を、より現実的・実践的な場で展開できる可能性がありますね指でOK自分にとっても新しい試みですダッシュ(走り出す様)是非やってみましょう!

生徒像を仮定するとすれば、大雑把に次のような感じでしょうか?以下の他に観点があればご指摘ください

・学年段階(評論ということからおそらく高校生〜大学生)
・性別
・評論に対する関心や意欲の程度
・評論を読解する技能の程度
・模試等の偏差値(一つの基準にすぎませんが…)
> けんけんさん
高校3年理系男子(偏差値今のところ65程度ですが伸びしろ多し)には私がやっている方法は非常に有効だと思います。

トピ主さんの生徒さんはどのような生徒さんなのでしょうね。

高校2〜3年女子。
小説問題では7割くらい取るけれど評論になると5割行かない。
読書は好きでたくさん読んでいるが評論を読むのに抵抗がある。
偏差値60くらい。

という感じでしょうか。
>25(zicco)さん
25(zicco)さんが設定なさった女子ですと、内容から入るのが良いと考えますぴかぴか(新しい)文章に日頃触れているにも関わらず評論が読めないというのは、評論の必要性や評論が述べている内容が、自分の世界にしっくりこない、というのが原因の1つとして考えられるからです指でOK

評論の内容を、彼女らが普段接しているもの、例えば文学が好きなら文学論(坂口安吾「文学のふるさと」とか、竹西寛子の源氏物語などの論が念頭にあります)、身近なメディアである携帯電話に関する論(具体的に思い浮かびません…)にするのはどうでしょうかダッシュ(走り出す様)そこから、他の評論に接続していくということが可能かなと考えます手(パー)
すみません トピを立てておいて 文化祭の用意と中間テスト作りに紛れてレスできていません。

本校の生徒は偏差値が良くて55程度
女子ですから小説などには食いつきがよいです。
読書量は月1冊程度が平均的なところ。
先日ベネッセの模擬テストがあったのですが、
評論は85%がカンで答えたと言っていました。
たぶん嘘を言っていないでしょう。

評論の世界が、
実感とはほど遠いどころか
考えたこともない世界なので、
興味がわかないのです。
しかし、
シラバスで規定された評論学習は
全時間の2/3ぐらいあり、
興味付けに悩んでいます。

わからせる前に
興味を持たないと
わかりたい気持ちにならないからです。

わかりたい気持ちになれば
田の字構造などの
理解の仕方は有効だと思いますが、
なかなかそこまで行かないのが現状です。

興味付けという方向で
話が進むと嬉しいです。

その後分かりやすい読解方法という流れが
嬉しいです。

あまりレスしないのに勝手言って申し訳ありません。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

国語教師の作品・教材研究の部屋 更新情報

国語教師の作品・教材研究の部屋のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング