国語教師の作品・教材研究の部屋コミュの高2「こころ」をダイジェストで

みなさんこんにちは。

期末テストも終わり、シラバス以外の授業に頭を悩ませている先生方も多いと思います。

私は、いま、２年生の現代文（「展開現代文」明治書院）を担当しているのですが、シラバスに夏目漱石の「こころ」が抜けたので（山月記と両方は３学期中に無理だとの理由から）、いくらなんでも夏目漱石をやらないまま高校生活を終えていいものか、と同じ帯の先生とも話し合い、「こころ」をダイジェスト版でやってみようということになりました。

40分授業で５回分ぐらいで、いわゆる第三部の部分をやりたいのですが、どのような構成が考えられるでしょうか？

いちおう、冬休み明けの課題テスト（実力テスト）と連動して、出題するということは生徒に伝え、ポイントをあげて、拾い読みをしていこうと思っています。そして、マンガでその部分をカバーしているものがあったので、最終回でマンガを読ませようかと思っています。

と考えたのですが、はて、「こころ」の第三部のポイントとなるところって、どこだろう、と頭を悩ませています。

「こころ」をダイジェストで授業された先生、いらっしゃいましたら、お知恵をお貸しください。

よろしくお願いします。

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 12月13日 11:44

こんにちは。
初めてコメントします。

漱石の「こころ」って、教科書会社によって切り取りがまちまちですよね。
切り取り方によってポイントもある程度変わってくるのかな、と思います。

作品のどの部分なのか教えていただければ、アドバイスしやすいのではないでしょうか。

やはりＫの自殺までの心境や、「私」の心情の変化などが主になってくると思います。

私は、このサイトをよく参考にしています。
すでにご存じでしたらごめんなさい。

http://www.pat.hi-ho.ne.jp/nobu-nisi/

[2] mixiユーザー 12月13日 18:22

＞しんちゃんさん

早速のコメントありがとうございます。

すみません、教科書会社の記載が間違えていました。
明治書院ではなく桐原書店でした。
桐原書店の「展開　現代文」です。

教科書に収録されているのは、「こころ」の「先生と遺書」の40と呼ばれているところ
「ある日私は学校の図書館に入りました。私は広い机の片隅で窓からさす光線を半身に受けながら、新着の外国雑誌を、あちらこちらとひっくり返して見ていました」から
Kが自殺をする前
「私は震える手で、手紙を巻き納めて、再び封の中に入れました。私はわざとそれをみんなの目につくように、元のとおり机の上に置きました。そうして振り返って、襖にほとばしっている血潮を初めて見たのです」
までです。

サイトの紹介もありがとうございます。

いろいろ試行錯誤（朗読CDが手に入ったので一安心(*^^)v）して勧めたいと思います。

[4] mixiユーザー 12月14日 22:57

＞ゆき改めずゆきさん

コメントありがとうございます。
ご指摘の点は、確かに一理ありますね。私も、帯でやっている先生から、この時期に「こころ」をやると提案が合った時、躊躇しました。

で、なぜ今回踏み切ったかというと、「さわりでもやらないよりやったほうがよい（マシ）」と考えたからです。生徒の中には、あるいはもしかすると生徒の大半は（それほどの進学校ではないので）、授業中に読むこともしないと、一生「こころ」を読むことはないだろうという判断です。

大人になって自分の子どもが高校生になったとき「そういえば、せるじお先生に長いのを聴かされたなぁ」って思いだして、40人のうち10人でも原典を読んでくれたらいいかな、そんな風に捉えてます。

テストと連動させたのは、テストに関係ないことはやらないという習慣づけが悪い意味でつけられてしまっている生徒だからです。

３年時にやれば…とのことですが、難しい問題で、教師個人の裁量で、シラバスを動かすことができない体制がびっちりしかれているのです。

じゃあ、やらないよりやったほうがましかと。。

という事情なのです。

出来る限りの準備はしますが、目標設定は低く、「ストーリーを教師と一緒に追う」ことができたら、それで一つの目標はクリアだと思っています。

でも、今回のあり方が正しいわけではないので、教師間で議論したいと思います。ご意見ありがとうございました。

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