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杏梨ちゃんの小説置き場コミュの第190話

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広川さんの家に着くと雄二さんが私たちを出迎えてくれた。
「宝田さんお待ちしていました。どうぞこちらへ」
と翡翠さんと私を広間へと案内した。
そこには広川さんの家族がそろっていた。
翡翠さんはどういうことだろうという顔をしていた。
広川さんが
「まず、宝田さんにあやまらなければならないことがあります。今回の一連の騒動は実はあなたを僕の両親に認めてもらうために打った芝居だったんです。だます格好になってしまい申し訳なかったと思います。白内さんにも協力してもらいましたが」
と言って翡翠さんに頭を下げた。
翡翠さんは
「雄二さんのご両親に私を認めさせるための芝居って?どういうこと」
とまったく理解できていないようだった。
広川さんは
「実は牧村さんとの許婚話も本当はなかったんです。彼女は僕の知り合いの役者の卵で今回の件を話し、協力を頼んだら引き受けてくれましたよ。もっとも普段の彼女はあんな高飛車でいやな女性ではありませんけれど・・・
僕の駆け落ち話を断るまで僕の考えどおりにあなたは行動してくれましたしそれを見て両親も納得してくれたようです」
と言った。

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