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新橋第三春美鮨コミュの鮨修行

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第三春美に通いだして、もう15年以上経つでしょうか・・・
とにかく、おいしいと思ってずーっと通い続けています。
春美の鮨は、シンプルで余り手を加えていません。初めはそれが物足りないと感じることがありました。しかし食べ重ねるにつれて、だんだんと鮨の奥深さを感じられるようになりました。そうして少しづつ鮨が分かってきたように思います。

しかし、まだまだ私なんかは、鮨の奥深さを分かっていないと思います。鮨は芸術と同じで、食べる人間がその芸術を理解できないと、そのおいしさの喜びを十分理解できていないと思います。受けての経験や感性がより研ぎ澄まされてこそ、鮨の味がさらに高まると信じています。

大将が以前”他の店もいろいろ経験した方がいいよ”と言っていました。もちろん他の店もたまに行ってみたりもしましたが、それほど感じるものがありませんでした。会社が浜松町にありますので、最後の江戸前寿司と呼ばれている”宮葉”さんも、ここ2,3年通い続けて、常連と呼べるかも・・・というレベルまでたどり着きました。宮葉さんのお寿司を頂いて、鮨屋さんを大きく2通りに分けると、春美と同じカテゴリーに入ると最近感じています。

さらに自分の経験をつむために、最近はいろんな鮨屋に通うことにしました。水谷さんに伺ったのもその延長線です。

鮨さいとう
鮨かねさか
鮨はしぐち
鮨いまむら
すしおおの
すし屋 真魚
寿し処 寿々
鶴八
弁天山美家古寿司

最近伺ったお店は、こんなところでしょうか。
やっぱり、さいとうさんとはしぐちさんはすごい。頭一つ抜け出している感じです。これらのお鮨を頂いて、春美と違う方向なのは、はしぐちさんや鶴八さんではないでしょうか。

先ほど鮨司屋を大きく2通りに分けるとするとと言いましたが、そのポイントは、酒好きかご飯好きかと考えています。春美は大将が酒好きであることは皆さんご存知の通りです。酒とうまい魚が食いたい・・・これが大前提だと感じています。しかし、鮨屋ですから、とうぜんシャリの上に魚を乗せて、鮨は完成します。そうすると、酒のつまみではなく、鮨自体を楽しむことになります。そういう意味で、はしぐちさんや鶴八さんは、シャリと一体になって魚が旨い。鶴八のコハダなんか、もう悶絶もんに旨かった。春美のコハダが旨いと思っていましたが、次元が違う・・・シャリと一体になって、コハダの旨みが爆発します。それを食べたら、春美のコハダはただすっぱいだけと言ってしまっても過言ではないかもしれません。いかに魚に手を加えて、シャリと一体になりおいしく食べることに力を注いでいる鮨です。

一方、やっぱりうまい魚を食べたいという欲求は強くあります。それを追求したのが春美でしょうか。タネの良さは抜群です。少しでも良い食材を求めて、産地に出向き、よりすばらしい魚を追求する。さらには、熟成や切り方、塩などにこだわり、魚をよりおいしく頂くために最大限の工夫をしてくれています。春美のお鮨をよく思われない人は、その観点で鮨を見ていないからでしょう。魚が旨いとご飯も旨くなるし、お酒も旨くなる。そういう鮨だと思います。(それは鮨じゃないと言われるかもしれませんが)

私はどちらが良いとかうまいとか、鮨とはなんだとか、あまり気にしていません。しかし、氷見の網元の家系で生まれ、新鮮な魚を子供のころから食べていた私は、魚のおいしさにどうしてもこだわってしまいます。和食やでも確かにおいしい魚は食べられます。しかし、まるで魚屋のように様々な旬の魚を、バイキング形式で好きに選べんで食べることが出来る鮨屋は、まさに魚大好き人間には、夢のようなシステムです。

さあ、皆さんはどう思われるでしょうか?
でも、我々日本人はどちらの鮨も好きに選べます。その日の気分で、気軽に食べたい鮨を頂けるのです。本当に日本人として生まれよかったなーと思う瞬間と言えるでしょう。

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