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憲法九条を暮らしに生かす会コミュの小林多喜二の虐殺

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現在の憲法では、当然の基本的人権と考えられていることが通用
しない時代がありました。そのひとつが、作家小林多喜二が虐殺
された事件です。

 小林多喜二は特高によって虐殺されました。
しかし、殺人罪で特高が追及を受けたことはありません。
実際には多喜二ひとりではありません。
すぐれた革命家だった岩田義道は、その哲学的素養で、後世
の思想史家からも高く評価を受けています。哲学者の古在由重
さんは、政治活動に入るとき、東京女子大の哲学教師の道を投
げ捨て、実践一本にしぼることを悩んで岩田に相談しました。

 その時に岩田義道は、哲学者としての古在さんの資質を見抜き
哲学を捨てるべきではないと諭しました。その岩田も虐殺されて
います。

 戦前、「思想犯」とレッテルを貼られて官憲の手によって虐殺
されたのは、大逆事件の大杉栄もそうでした。つまり、多喜二
ひとりにとどまらず、日本の警察、とくに公安特高の権力は、
数々の左翼政治犯を「思想犯」のもとに何人も捜査途中で虐殺
することを当然のごとくにおこなってきた血塗られた歴史を体
質的にもっていたのです。
 その手口は、韓国にもおよび、韓国民主人士は、日本の特高
の手口であいついで弾圧を受けて、虐殺されています。
 このようなテロルをなぜ日本国家と国民は弾劾できずにきたか。
日本史の汚辱のひとつです。
でも、菅谷さんの冤罪事件のように、官憲の弾圧が白日のもとに
さらされる日がやってきました。これから紆余曲折がありましょ
うが、政権交代によるひとつの成果だと思います。民主党一党の
成果というより、自公政権を打倒した国民の投票行動がこのよう
な流れを支えていると考えます。

コメント(4)

小林多喜二の虐殺に関する疑問(櫻井さんのお返事ありがとうございました)2010/4/26 道祖神 60代

 櫻井智志さん、お返事ありがとうございました。小生も戦前の特高警察による拷問・虐殺が小林多喜二だけではないことは知っております。ただ、一般的な知名度からいえば、「蟹工船」の作者として、国民的に知られているプロレタリア文学作家ですので、そのような作家が戦前、虐殺されたという事実が、「蟹工船」の「ブーム」のわりにはほとんど報道されていないことに疑問を感じるのです。これは現在のマスコミの限界かもしれませんが、一方で、虐殺されたことについて、共産党をふくめて、左翼勢力側が権力犯罪として刑事告訴しなかったのかという疑問です。櫻井さんの返答にも、その辺のことについては記述されていないのですが、その理由を御存じなのでしょうか。小生は法律の専門家ではないので、そのような刑事告訴が可能かどうかわからないのですが、法律的な制約があったのでしょうか?
ふたたび「虐殺」について〜道祖神さんへ2010/5/3 櫻井智志

 まず短いので二度目の道祖神さんの文章を掲載させていただく。

「櫻井智志さん、お返事ありがとうございました。
小生も戦前の特高警察による拷問・虐殺が小林多喜二だけではないことは知っております。
ただ、一般的な知名度からいえば、「蟹工船」の作者として、国民的に知られているプロレタリア文学作家ですので、そのような作家が戦前、虐殺されたという事実が、「蟹工船」の「ブーム」のわりにはほとんど報道されていないことに疑問を感じるのです。
これは現在のマスコミの限界かもしれませんが、一方で、虐殺されたことについて、共産党をふくめて、左翼勢力側が権力犯罪として刑事告訴しなかったのかという疑問です。
櫻井さんの返答にも、その辺のことについては記述されていないのですが、その理由を御存じなのでしょうか。
小生は法律の専門家ではないので、そのような刑事告訴が可能かどうかわからないのですが、法律的な制約があったのでしょうか?」
 私の知る限りの限界内で記載させていただく。後は、識者のご指摘をまちたい。

 多喜二が虐殺されたのは、戦前である。基本的な国家の法律は、大日本帝国憲法である。現代は、日本国憲法であるが、法制度としては相矛盾する日米安保条約が併存している。この憲法の根本的な違いをわきまえておくことが、道祖神さんの認識のなかから抜け落ちている。

 さらに、戦前には治安維持法があり、政治犯というよりも、より内面にまで土足で踏み込む思想弾圧法が大きく国民をおさえつけていた。
 戦前の日本共産党は、そういった政府の弾圧もあり、国民からは2つに分化してとらえられていた。ひとつは、期待であり、もう一方は恐怖感である。「アカはこわい」この政治的神話が国民にすり込まれていた。
 戦後になって、左翼側が多喜二の虐殺を刑事告訴しなかったのか、という疑問は適切な疑問である。しかし、戦前においては、まったく状況が異なり、そのような告訴は成立しがたい状況だった。

 道祖神さんのおっしゃるように、小林多喜二や岩田義道などの共産党員の虐殺を、日本共産党が現代において、刑事告訴することは法的手続きとして可能かどうかはわからぬが、道義的には実に妥当な市民権の思想にもとづいた行動であろう。たぶん時効によって不可能かも知れぬが、マスコミやジャーナリズムを通じて広く国民にアピールするべき課題であることを、道祖神さんの問題提起から教えられた。
ふたたび「虐殺」について〜道祖神さんへ2010/5/3 櫻井智志

 まず短いので二度目の道祖神さんの文章を掲載させていただく。

「櫻井智志さん、お返事ありがとうございました。
小生も戦前の特高警察による拷問・虐殺が小林多喜二だけではないことは知っております。
ただ、一般的な知名度からいえば、「蟹工船」の作者として、国民的に知られているプロレタリア文学作家ですので、そのような作家が戦前、虐殺されたという事実が、「蟹工船」の「ブーム」のわりにはほとんど報道されていないことに疑問を感じるのです。
これは現在のマスコミの限界かもしれませんが、一方で、虐殺されたことについて、共産党をふくめて、左翼勢力側が権力犯罪として刑事告訴しなかったのかという疑問です。
櫻井さんの返答にも、その辺のことについては記述されていないのですが、その理由を御存じなのでしょうか。
小生は法律の専門家ではないので、そのような刑事告訴が可能かどうかわからないのですが、法律的な制約があったのでしょうか?」
 私の知る限りの限界内で記載させていただく。後は、識者のご指摘をまちたい。

 多喜二が虐殺されたのは、戦前である。基本的な国家の法律は、大日本帝国憲法である。現代は、日本国憲法であるが、法制度としては相矛盾する日米安保条約が併存している。この憲法の根本的な違いをわきまえておくことが、道祖神さんの認識のなかから抜け落ちている。

 さらに、戦前には治安維持法があり、政治犯というよりも、より内面にまで土足で踏み込む思想弾圧法が大きく国民をおさえつけていた。
 戦前の日本共産党は、そういった政府の弾圧もあり、国民からは2つに分化してとらえられていた。ひとつは、期待であり、もう一方は恐怖感である。「アカはこわい」この政治的神話が国民にすり込まれていた。
 戦後になって、左翼側が多喜二の虐殺を刑事告訴しなかったのか、という疑問は適切な疑問である。しかし、戦前においては、まったく状況が異なり、そのような告訴は成立しがたい状況だった。

 道祖神さんのおっしゃるように、小林多喜二や岩田義道などの共産党員の虐殺を、日本共産党が現代において、刑事告訴することは法的手続きとして可能かどうかはわからぬが、道義的には実に妥当な市民権の思想にもとづいた行動であろう。たぶん時効によって不可能かも知れぬが、マスコミやジャーナリズムを通じて広く国民にアピールするべき課題であることを、道祖神さんの問題提起から教えられた。
以上の道祖神さんと櫻井智志のやりとりは、「さざ波通信一般投稿欄」の転載です。
私は、さざ波通信がどのような政治的位置づけにあるサイトか知っている。
しかし、必要なことは自分で判断し、取捨選択する自立した個性の言動と考えてあえてそこで発言し続けている。
読んでみて、反共産党発言も親共産党発言もある。内容について判断するのは、私達自身の思考と価値判断と考える者である。

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