と当時（そして今も）驚きでした。
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コメント(242)
「シンコウキングがニュージーランドで死亡」
１９９７年の高松宮杯の勝ち馬で種牡馬としてニュージーランドで繋養されていたシンコウキングが死亡しました。
蹄葉炎の悪化による安楽死の処置でした。２１歳。
蹄葉炎はシャトル時に患ったもので症状は管理されていましたが今回は著しく悪化したとのことです。
シンコウキング（父Ｆａｉｒｙ Ｋｉｎｇ）はアイルランド生まれで、ノーザンダンサーの３７．５％（２×３）という強いインブリードを持っていました。
半兄にエプソムダーピー馬で輸入種牡馬のドクターデヴィアス Ｄｒ Ｄｅｖｉｏｕｓ、甥（全妹の仔）に同じ高松宮記念（１９９８年に改称）を制したスズカフェニックスがいます。
１９９７年に引退してレックススタッドで種牡馬となり初年度からシャトル種牡馬として２０００年までは日本とニュージーランドで供用されていましたが、日本では種付け頭数が３世代で年平均４０頭足らずにとどまったのに対してニュージーランドでは人気が高く、２００１年以降はニュージーランドでのみ供用され日本に戻ることのないまま２００３年にニュージーランドへ正式に輸出されました。
同年には産駒のＢｒａｍｂｌｅ Ｒｏｓｅブランブルローズがニュージーランドオークスに優勝してＧ?初制覇を果たしています。
５頭のＧ?馬は全てニュージーランド生産馬でした。
Ｂｒａｍｂｌｅ Ｒｏｓｅ（２００３新Ｇ?ニュージーランドオークス）
Ｅｓｋｉｍｏ Ｑｕｅｅｎ（２００７豪Ｇ?クイーンズランドオークス、２００８豪Ｇ?クールモアクラシック）
Ｃ'Ｅｓｔ Ｌａ Ｇｕｅｒｒｅ（２００８新Ｇ?ニュージーランドダービー）
Ｂａｒｉｎｋａ（２０１１新Ｇ?ブリーダーズＳ.）
Ｔｈｕｍｂｓ Ｕｐ（２００９ローカルＧ?香港クラシックマイル）
Ｔｈｕｍｂｓ Ｕｐは安田記念にも出走していますが、日本にもサムズアップというグラスワンダー産駒が既にいたためサムザップと日本語表記されました。
香港のクイーンエリザベス２世カップでルーラーシップの２着になったのは記憶にも新しいことです。
サムザップは５月２０日のシンガポール航空国際カップに出走予定です。
シンコウキング自身はスプリンターとしての活躍が目立ちましたが産駒は中距離からクラシックディスタンスまでをこなしています。
日本での産駒には福島民報杯のロードダルメシアンと盛岡・オパールカップのアパルダーがいるくらいです。
http://bloodstock.racingpost.com/news/bloodstock/chronic-laminitis-claims-life-of-shinko-king/1034885/top/
１９９７年の高松宮杯の勝ち馬で種牡馬としてニュージーランドで繋養されていたシンコウキングが死亡しました。
蹄葉炎の悪化による安楽死の処置でした。２１歳。
蹄葉炎はシャトル時に患ったもので症状は管理されていましたが今回は著しく悪化したとのことです。
シンコウキング（父Ｆａｉｒｙ Ｋｉｎｇ）はアイルランド生まれで、ノーザンダンサーの３７．５％（２×３）という強いインブリードを持っていました。
半兄にエプソムダーピー馬で輸入種牡馬のドクターデヴィアス Ｄｒ Ｄｅｖｉｏｕｓ、甥（全妹の仔）に同じ高松宮記念（１９９８年に改称）を制したスズカフェニックスがいます。
１９９７年に引退してレックススタッドで種牡馬となり初年度からシャトル種牡馬として２０００年までは日本とニュージーランドで供用されていましたが、日本では種付け頭数が３世代で年平均４０頭足らずにとどまったのに対してニュージーランドでは人気が高く、２００１年以降はニュージーランドでのみ供用され日本に戻ることのないまま２００３年にニュージーランドへ正式に輸出されました。
同年には産駒のＢｒａｍｂｌｅ Ｒｏｓｅブランブルローズがニュージーランドオークスに優勝してＧ?初制覇を果たしています。
５頭のＧ?馬は全てニュージーランド生産馬でした。
Ｂｒａｍｂｌｅ Ｒｏｓｅ（２００３新Ｇ?ニュージーランドオークス）
Ｅｓｋｉｍｏ Ｑｕｅｅｎ（２００７豪Ｇ?クイーンズランドオークス、２００８豪Ｇ?クールモアクラシック）
Ｃ'Ｅｓｔ Ｌａ Ｇｕｅｒｒｅ（２００８新Ｇ?ニュージーランドダービー）
Ｂａｒｉｎｋａ（２０１１新Ｇ?ブリーダーズＳ.）
Ｔｈｕｍｂｓ Ｕｐ（２００９ローカルＧ?香港クラシックマイル）
Ｔｈｕｍｂｓ Ｕｐは安田記念にも出走していますが、日本にもサムズアップというグラスワンダー産駒が既にいたためサムザップと日本語表記されました。
香港のクイーンエリザベス２世カップでルーラーシップの２着になったのは記憶にも新しいことです。
サムザップは５月２０日のシンガポール航空国際カップに出走予定です。
シンコウキング自身はスプリンターとしての活躍が目立ちましたが産駒は中距離からクラシックディスタンスまでをこなしています。
日本での産駒には福島民報杯のロードダルメシアンと盛岡・オパールカップのアパルダーがいるくらいです。
http://bloodstock.racingpost.com/news/bloodstock/chronic-laminitis-claims-life-of-shinko-king/1034885/top/
２０１２年も数々の感動を与えてくれた馬たちがいた陰で多くの名馬が天国に旅立っています。
主な馬を列挙しておきます。
[０１月０７日]サクラチヨノオー（享年２７歳）【新和牧場】老衰
[０１月１２日]トーワヒヨシマル（享年５歳）【高倉ホースファーム】原因不明
[０１月１３日]チチカステナンゴ（享年１４歳）【社台ホースクリニック】重度の便秘から疝痛を発症し容態が急変、死亡
[０２月０２日]スリープレスナイト（享年８歳）【ノーザンファーム】右橈骨々折のため死亡
[０２月０４日]キタサンアミーゴ（享年６歳）【小倉競馬場】レース中に右前繋靭帯断裂を発症し予後不良
[０２月１９日]ミスターシクレノン（享年２７歳）【Ｒｏｌｌｉｎｇ Ｅｇｇｓ Ｃｌｕｂ】老衰
[０３月０６日]トウケイニセイ（享年２５歳）【馬っこパーク・いわて】呼吸不全
[０３月２１日]アドマイヤコスモス（享年５歳）【辻牧場】レース中に右第３中手骨複骨折、病状悪化により予後不良
[０４月０７日]メジロパーマー（享年２５歳）【レイクヴィラファーム（旧メジロ牧場）】心臓麻痺により死亡
[０４月０８日]シリウスシンボリ（享年３０歳）【沖田牧場】老衰
[０４月１８日]カツノジョオー（享年２５歳）【三栄牧場】老衰
[０４月２６日]ダイナガリバー（享年２９歳）【ノーザンホースパーク】疝痛のため死亡
[０５月０６日]シンチェスト（享年２９歳）【Ｒｏｌｌｉｎｇ Ｅｇｇｓ Ｃｌｕｂ】老衰
[０６月１０日]マイネルラヴ（享年１７歳）【ビッグレッドファーム】放牧地で起立不能になり予後不良
[０６月２２日]トールポピー（享年７歳）【ノーザンファーム】腸捻転のため死亡
[０６月３０日]クランエンブレム（享年８歳）【福島競馬場】レース中に両前浅屈腱不全断裂を発症し予後不良
[０６月３０日]リンカーン（享年１２歳）【社台ホースクリニック】喉嚢炎による鼻出血で死亡
[０７月２８日]バンブービギン（享年２６歳）【北海道浦河町のバンブー牧場】老衰
[０７月３０日]ランザローテ（享年９歳）【福島県のホシファーム】病死
[０８月０７日]キタヤマザクラ（享年３１歳）【ＮＰＯ法人ホーストラスト】老衰
[０８月０７日] カーネギー（享年２１歳）【オーストラリアのダーレー施設】加齢による衰弱のため安楽死
[０８月２０日]アグネスワールド（享年１７歳）【社台スタリオンステーション】腰痛が悪化し起立不能による安楽死
[０８月２４日]ゴルトブリッツ（享年５歳）【ノーザンファームしがらき】腸捻転のため安楽死
[０９月１８日]チーフベアハート（享年１９歳）【静内種馬場】に急性心不全のため死亡
[１０月０７日]ホクトスルタン（享年）【京都競馬場】競走中に左第１指関節脱臼を発症し予後不良
[１０月１５日]アドマイヤグルーヴ（享年１２歳）【ノーザンファーム】胸部出血による病死
[１２月０１日]メイショウクオリア（享年７歳）【中山競馬場】レース中に右第１指関節脱臼を発症し予後不良
[１２月１０日]イブンベイ（享年２８歳）【ビッグレッドファーム】老衰
１２月２６日には４月１５日の阪神での騎乗を最後に騎乗機会がなかった青木芳之騎手の自殺も報じられました。
合掌
主な馬を列挙しておきます。
[０１月０７日]サクラチヨノオー（享年２７歳）【新和牧場】老衰
[０１月１２日]トーワヒヨシマル（享年５歳）【高倉ホースファーム】原因不明
[０１月１３日]チチカステナンゴ（享年１４歳）【社台ホースクリニック】重度の便秘から疝痛を発症し容態が急変、死亡
[０２月０２日]スリープレスナイト（享年８歳）【ノーザンファーム】右橈骨々折のため死亡
[０２月０４日]キタサンアミーゴ（享年６歳）【小倉競馬場】レース中に右前繋靭帯断裂を発症し予後不良
[０２月１９日]ミスターシクレノン（享年２７歳）【Ｒｏｌｌｉｎｇ Ｅｇｇｓ Ｃｌｕｂ】老衰
[０３月０６日]トウケイニセイ（享年２５歳）【馬っこパーク・いわて】呼吸不全
[０３月２１日]アドマイヤコスモス（享年５歳）【辻牧場】レース中に右第３中手骨複骨折、病状悪化により予後不良
[０４月０７日]メジロパーマー（享年２５歳）【レイクヴィラファーム（旧メジロ牧場）】心臓麻痺により死亡
[０４月０８日]シリウスシンボリ（享年３０歳）【沖田牧場】老衰
[０４月１８日]カツノジョオー（享年２５歳）【三栄牧場】老衰
[０４月２６日]ダイナガリバー（享年２９歳）【ノーザンホースパーク】疝痛のため死亡
[０５月０６日]シンチェスト（享年２９歳）【Ｒｏｌｌｉｎｇ Ｅｇｇｓ Ｃｌｕｂ】老衰
[０６月１０日]マイネルラヴ（享年１７歳）【ビッグレッドファーム】放牧地で起立不能になり予後不良
[０６月２２日]トールポピー（享年７歳）【ノーザンファーム】腸捻転のため死亡
[０６月３０日]クランエンブレム（享年８歳）【福島競馬場】レース中に両前浅屈腱不全断裂を発症し予後不良
[０６月３０日]リンカーン（享年１２歳）【社台ホースクリニック】喉嚢炎による鼻出血で死亡
[０７月２８日]バンブービギン（享年２６歳）【北海道浦河町のバンブー牧場】老衰
[０７月３０日]ランザローテ（享年９歳）【福島県のホシファーム】病死
[０８月０７日]キタヤマザクラ（享年３１歳）【ＮＰＯ法人ホーストラスト】老衰
[０８月０７日] カーネギー（享年２１歳）【オーストラリアのダーレー施設】加齢による衰弱のため安楽死
[０８月２０日]アグネスワールド（享年１７歳）【社台スタリオンステーション】腰痛が悪化し起立不能による安楽死
[０８月２４日]ゴルトブリッツ（享年５歳）【ノーザンファームしがらき】腸捻転のため安楽死
[０９月１８日]チーフベアハート（享年１９歳）【静内種馬場】に急性心不全のため死亡
[１０月０７日]ホクトスルタン（享年）【京都競馬場】競走中に左第１指関節脱臼を発症し予後不良
[１０月１５日]アドマイヤグルーヴ（享年１２歳）【ノーザンファーム】胸部出血による病死
[１２月０１日]メイショウクオリア（享年７歳）【中山競馬場】レース中に右第１指関節脱臼を発症し予後不良
[１２月１０日]イブンベイ（享年２８歳）【ビッグレッドファーム】老衰
１２月２６日には４月１５日の阪神での騎乗を最後に騎乗機会がなかった青木芳之騎手の自殺も報じられました。
合掌
「Ｌｅａｄｉｎｇ Ｓｉｒｅ Ｓｔｏｒｍ Ｃａｔ Ｄｉｅｓ ａｔ Ａｇｅ ３０」
アメリカ競馬が生んだ世界的な大種牡馬ストームキャット（父Ｓｔｏｒｍ Ｂｉｒｄ ストームバード、母Ｔｅｒｌｉｎｇｕａ ターリングア、母の父Ｓｅｃｒｅｔａｒｉａｔ セクレタリアト）が３０歳で逝きました。
老衰と癌による合併症で繋養先の米ケンタッキー州オーヴァーブルックファームで４月２４日に安楽死の処置が取られました。
１９８３年２月２７日に生まれたストームキャットは１９８５年にデビューし、競走成績としては２歳時のＧ�汽筌鵐哀▲瓮螢�ステークス（現在は廃止）勝利とＧ�毅贈奪献絅凜Д淵ぅ襪裡加紊�目立つ程度でクラシックに出走することもなく８戦４勝２着３回４着１回の戦歴で１９８７年に引退して種牡馬入りしました。
１９８８年よりオーナーが所有するオーヴァーブルックファームで供用されると初年度産駒から活躍馬が続出して１９９９年と２０００年には北米リーディングサイアーに上り詰めました。
また、２歳リーディングサイアーは北米レコードとなる７回を数え、３万ドルでスタートした種付け料は２００２年から２００７年には５０万ドル（当時のレートで約６０００万円）まで高騰しました。
タバスコキャット、フォレストワイルドキャット、ヘネシー、キャットシーフ、北米リーディングサイアーを現在までに３回獲得したジャイアンツコーズウェイなど、いわゆる「ストームキャット系」と言われるようになる血を瞬く間に世界中に広げていきました。
日本では直仔のシーキングザダイヤが勝ち星こそありませんでしたがフェブラリーＳやＪＣダートなどダートＧ�気韮加紊�９回、ヘネシー産駒のサンライズバッカスがフェブラリーＳを、Ｂｅｒｎｓｔｅｉｎ バーンスタイン産駒のゴスホークケンが朝日杯ＦＳを制覇し、フォレストワイルドキャット産駒のエーシンフォワードとジャイアンツコーズウェイ産駒のエイシンアポロンがマイルＣＳを制するなど一定の適応を示してはいましたが、いろいろな意味で日本向きの繊細さに欠けるため、サドラーズウェルズと並んで「海外では成功してるけど日本向きではない血統」の代表格とも言われていました。
最近になってロードカナロア、アユサン、キズナ、Ｂｅａｕｔｙ Ｐａｒｌｏｕｒ ビューティパーラーなど、日本の二大種牡馬（ディープインパクト、キングカメハメハ）との好相性を武器にこの血を抱える活躍馬が目立ち始め、再評価の兆しが見えてきた矢先でした。
１９９０年代から２０００年代にかけて米生産界に君臨し、リーマンショック以前の好況期にはメジャーセールで毎年のように数百万ドルという高額馬が何頭も誕生したものです。
オーヴァーブルックファームによると、ストームキャット産駒の総獲得賞金は１億２７００万ドルを超え、８頭のチャンピオンや米クラシックなど重賞勝ち馬１０９頭を輩出、ブリーダーズカップ通算の種牡馬ランクでは２位に付けており、２０１２年にはリーディングブルードメアサイアーを獲得、欧Ｇ�犠，素呂眤真�出しています。
またイヤリング（１歳馬）セールでは１００万ドル超えの９１頭を含む４６２頭が計３億１９００万ドルで売却されていて、１００万ドル超えの取引では５２頭の祖父ノーザンダンサーが２位となっています。
２００８年は３２頭に種付けを行いましたが受胎したのが３頭のみという大幅な受胎率低下により５月１３日に種牡馬を引退すると発表されました。
２００９年からは人工授精が認められているクォーターホース繁殖用の種牡馬として供用されたこともありましたが近年はのんびりと余生を送る日々でした。
遺体は母の眠るオーヴァーブルックファームに埋葬されました。
アメリカ競馬が生んだ世界的な大種牡馬ストームキャット（父Ｓｔｏｒｍ Ｂｉｒｄ ストームバード、母Ｔｅｒｌｉｎｇｕａ ターリングア、母の父Ｓｅｃｒｅｔａｒｉａｔ セクレタリアト）が３０歳で逝きました。
老衰と癌による合併症で繋養先の米ケンタッキー州オーヴァーブルックファームで４月２４日に安楽死の処置が取られました。
１９８３年２月２７日に生まれたストームキャットは１９８５年にデビューし、競走成績としては２歳時のＧ�汽筌鵐哀▲瓮螢�ステークス（現在は廃止）勝利とＧ�毅贈奪献絅凜Д淵ぅ襪裡加紊�目立つ程度でクラシックに出走することもなく８戦４勝２着３回４着１回の戦歴で１９８７年に引退して種牡馬入りしました。
１９８８年よりオーナーが所有するオーヴァーブルックファームで供用されると初年度産駒から活躍馬が続出して１９９９年と２０００年には北米リーディングサイアーに上り詰めました。
また、２歳リーディングサイアーは北米レコードとなる７回を数え、３万ドルでスタートした種付け料は２００２年から２００７年には５０万ドル（当時のレートで約６０００万円）まで高騰しました。
タバスコキャット、フォレストワイルドキャット、ヘネシー、キャットシーフ、北米リーディングサイアーを現在までに３回獲得したジャイアンツコーズウェイなど、いわゆる「ストームキャット系」と言われるようになる血を瞬く間に世界中に広げていきました。
日本では直仔のシーキングザダイヤが勝ち星こそありませんでしたがフェブラリーＳやＪＣダートなどダートＧ�気韮加紊�９回、ヘネシー産駒のサンライズバッカスがフェブラリーＳを、Ｂｅｒｎｓｔｅｉｎ バーンスタイン産駒のゴスホークケンが朝日杯ＦＳを制覇し、フォレストワイルドキャット産駒のエーシンフォワードとジャイアンツコーズウェイ産駒のエイシンアポロンがマイルＣＳを制するなど一定の適応を示してはいましたが、いろいろな意味で日本向きの繊細さに欠けるため、サドラーズウェルズと並んで「海外では成功してるけど日本向きではない血統」の代表格とも言われていました。
最近になってロードカナロア、アユサン、キズナ、Ｂｅａｕｔｙ Ｐａｒｌｏｕｒ ビューティパーラーなど、日本の二大種牡馬（ディープインパクト、キングカメハメハ）との好相性を武器にこの血を抱える活躍馬が目立ち始め、再評価の兆しが見えてきた矢先でした。
１９９０年代から２０００年代にかけて米生産界に君臨し、リーマンショック以前の好況期にはメジャーセールで毎年のように数百万ドルという高額馬が何頭も誕生したものです。
オーヴァーブルックファームによると、ストームキャット産駒の総獲得賞金は１億２７００万ドルを超え、８頭のチャンピオンや米クラシックなど重賞勝ち馬１０９頭を輩出、ブリーダーズカップ通算の種牡馬ランクでは２位に付けており、２０１２年にはリーディングブルードメアサイアーを獲得、欧Ｇ�犠，素呂眤真�出しています。
またイヤリング（１歳馬）セールでは１００万ドル超えの９１頭を含む４６２頭が計３億１９００万ドルで売却されていて、１００万ドル超えの取引では５２頭の祖父ノーザンダンサーが２位となっています。
２００８年は３２頭に種付けを行いましたが受胎したのが３頭のみという大幅な受胎率低下により５月１３日に種牡馬を引退すると発表されました。
２００９年からは人工授精が認められているクォーターホース繁殖用の種牡馬として供用されたこともありましたが近年はのんびりと余生を送る日々でした。
遺体は母の眠るオーヴァーブルックファームに埋葬されました。
全国最高齢の誘導馬パクじぃ天国へ
笠松競馬場で全国最高齢の誘導馬として活躍した「パクじぃ」ことハクリュウボーイが６月１日に老衰のため死亡しました。
午前６時に世話係の塚本幸典さんが厩舎を覗くと、普段は立って寝る馬が横になっており獣医師が死亡を確認したということです。
２２年間に亘り常に寄り添って身の回りの世話をした塚本さんは「優しい性格の馬だった。最期は、ほかの誘導馬２頭にも見守られ、安らかな顔だった。今後はこの２頭がパクじぃの意志を受け継いでいってほしい」と話しています。
多くの人から可愛がられて３０歳２カ月の大往生でした。
１９８３年に生まれたハクリュウボーイは父ネヴァーダンス、母カネイゼーア、母父オンワードゼアという芦毛の牡馬で、笠松で通算５０戦１２勝２着８回。
４歳の時には２歳で中央入りする前のオグリキャップとも対戦しています。
現役引退後の１９９０年１月から笠松競馬場の誘導馬となり生涯を笠松競馬場で過ごしました。
芦毛の愛くるしさと、年を重ねても頑張る姿がファンの心を掴み、高齢になってからは「パクじぃ」の愛称で親しまれ関連グッズが発売される人気ぶりでしたが近年は体調を崩すことが多く、昨年１１月２３日に役をこなして以来は休養していました。
半妹の産駒となる甥のクラキングオーは道営で活躍し、道営三冠牝馬となったクラキンコの父となっています。
プロフィール
http://db.netkeiba.com/horse/1983104736/
http://www.jbis.or.jp/horse/0000159194/
在りし日のパクじい
http://www.youtube.com/watch?v=YkKlQ_fxXcc&feature=endscreen&NR=1
笠松競馬場で全国最高齢の誘導馬として活躍した「パクじぃ」ことハクリュウボーイが６月１日に老衰のため死亡しました。
午前６時に世話係の塚本幸典さんが厩舎を覗くと、普段は立って寝る馬が横になっており獣医師が死亡を確認したということです。
２２年間に亘り常に寄り添って身の回りの世話をした塚本さんは「優しい性格の馬だった。最期は、ほかの誘導馬２頭にも見守られ、安らかな顔だった。今後はこの２頭がパクじぃの意志を受け継いでいってほしい」と話しています。
多くの人から可愛がられて３０歳２カ月の大往生でした。
１９８３年に生まれたハクリュウボーイは父ネヴァーダンス、母カネイゼーア、母父オンワードゼアという芦毛の牡馬で、笠松で通算５０戦１２勝２着８回。
４歳の時には２歳で中央入りする前のオグリキャップとも対戦しています。
現役引退後の１９９０年１月から笠松競馬場の誘導馬となり生涯を笠松競馬場で過ごしました。
芦毛の愛くるしさと、年を重ねても頑張る姿がファンの心を掴み、高齢になってからは「パクじぃ」の愛称で親しまれ関連グッズが発売される人気ぶりでしたが近年は体調を崩すことが多く、昨年１１月２３日に役をこなして以来は休養していました。
半妹の産駒となる甥のクラキングオーは道営で活躍し、道営三冠牝馬となったクラキンコの父となっています。
プロフィール
http://db.netkeiba.com/horse/1983104736/
http://www.jbis.or.jp/horse/0000159194/
在りし日のパクじい
http://www.youtube.com/watch?v=YkKlQ_fxXcc&feature=endscreen&NR=1
黄金旅程��
ステイゴールド（英：Ｓｔａｙ Ｇｏｌｄ、中：黄金旅程／１９９４年３月２４日 ― ２０１５年２月５日）
父サンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュ（その父ディクタス）。
１９９４年３月２４日に黒鹿毛の牡馬は北海道白老町の白老ファームで生まれました。
後にステイゴールドと名付けられ社台レースホースの所属馬として栗東の池江泰郎厩舎に入厩します。
伯父に弾丸シュートと形容されたサッカーボーイを持つステイゴールドが４３２ｋｇの小さな馬体で長い旅程のスタートを切ったデビュー戦は１９９６年の暮れも押し詰まった１２月、結果は彼の将来を暗示するような３着でした。
１番人気となった折り返しの新馬戦で最下位となり、断然の１番人気になった３戦目の未勝利戦では最終コーナーを曲がろうとせず騎手が落馬します。
６戦目でようやく勝ち上がり紆余曲折を経て重賞の常連となるのは１９８８年になってから、善戦はするものの勝ちきれず２着の多さから「シルバーコレクター」と呼ばれるようになります。
歯痒いレースを繰り返しますが、その一方で彼はそんなレースぶりから独特の人気を獲得していきます。
初重賞制覇となった旧表記で７歳となる２０００年の目黒記念、旧４歳時の阿寒湖特別以来となる約２年８カ月ぶりの勝利でした。
スタンドからは大レースに匹敵する歓声と拍手が送られ、ターフビジョンに映し出された中京競馬場でも拍手が湧き起りました。
池江泰郎調教師は「Ｇ１でもね、あんなのないものね。あんな温かいのは。僕もね、本当は拍手したかったんですよ。みなさんと一緒に。それぐらい感動しましたよ。」と語り、山元重治厩務員は「振り向くとさ、みんなが応援してくれているじゃない。喜んでくれているじゃない。それを見て涙が出て困ったよ。」と話し、武豊騎手も「土曜の、しかも雨降りのＧ２なのに、クラシックレース並の大拍手で迎えられて、ステイゴールドの得難いキャラクターというものを肌で感じました。池江先生なんか感激で泣いてるんですからね。周りの、そうした空気というものに一番の驚きを覚えましたね。」と述懐しています。
しかし、その後に出走した５戦は宝塚記念の４着が最高という成績に終わります。
ステイゴールド（英：Ｓｔａｙ Ｇｏｌｄ、中：黄金旅程／１９９４年３月２４日 ― ２０１５年２月５日）
父サンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュ（その父ディクタス）。
１９９４年３月２４日に黒鹿毛の牡馬は北海道白老町の白老ファームで生まれました。
後にステイゴールドと名付けられ社台レースホースの所属馬として栗東の池江泰郎厩舎に入厩します。
伯父に弾丸シュートと形容されたサッカーボーイを持つステイゴールドが４３２ｋｇの小さな馬体で長い旅程のスタートを切ったデビュー戦は１９９６年の暮れも押し詰まった１２月、結果は彼の将来を暗示するような３着でした。
１番人気となった折り返しの新馬戦で最下位となり、断然の１番人気になった３戦目の未勝利戦では最終コーナーを曲がろうとせず騎手が落馬します。
６戦目でようやく勝ち上がり紆余曲折を経て重賞の常連となるのは１９８８年になってから、善戦はするものの勝ちきれず２着の多さから「シルバーコレクター」と呼ばれるようになります。
歯痒いレースを繰り返しますが、その一方で彼はそんなレースぶりから独特の人気を獲得していきます。
初重賞制覇となった旧表記で７歳となる２０００年の目黒記念、旧４歳時の阿寒湖特別以来となる約２年８カ月ぶりの勝利でした。
スタンドからは大レースに匹敵する歓声と拍手が送られ、ターフビジョンに映し出された中京競馬場でも拍手が湧き起りました。
池江泰郎調教師は「Ｇ１でもね、あんなのないものね。あんな温かいのは。僕もね、本当は拍手したかったんですよ。みなさんと一緒に。それぐらい感動しましたよ。」と語り、山元重治厩務員は「振り向くとさ、みんなが応援してくれているじゃない。喜んでくれているじゃない。それを見て涙が出て困ったよ。」と話し、武豊騎手も「土曜の、しかも雨降りのＧ２なのに、クラシックレース並の大拍手で迎えられて、ステイゴールドの得難いキャラクターというものを肌で感じました。池江先生なんか感激で泣いてるんですからね。周りの、そうした空気というものに一番の驚きを覚えましたね。」と述懐しています。
しかし、その後に出走した５戦は宝塚記念の４着が最高という成績に終わります。
黄金旅程��
２００１年を迎えて初戦の日経新春杯で重賞２勝目を挙げると初の海外遠征となるＧ２ドバイシーマクラシックに向かい、１番人気馬のファンタスティックライトをゴール寸前でハナ差交わして優勝を果たしました。
ステイゴールドがファンタスティックライトの前に出たのはゴールの瞬間だけ、全盛期のファンタスティックライトがこの年に先着を許したのはガリレオとステイゴールドのみでした。
彼らしくない１番人気の支持を集めた通算５０戦目にして引退レースとなった香港ヴァーズでは第３コーナーで仕掛けたエクラールが後続を引き離すと、中団待機のステイゴールドは大きなリードを許したまま最後の直線に入り残り２００ｍ地点でも逃げるエクラールからは約５馬身の差がありましたが猛追しゴール寸前でアタマ差交わして最後の最後で遂にＧ１ホースの称号を手にしました。
武豊騎手はゴール前の追い込みを「まるで背中に羽が生えたようだった」と評し、共有馬主の一人だった競馬評論家の山野浩一氏は「まるで一瞬ビデオがカットされて一秒くらい飛んだかのように、次の瞬間にはエクラールをとらえていた。いったいその間をどんなスピードで走ったのだろう。少なくとも私は過去にあのような瞬間的なスピードを発揮した馬を見たことはない」と感想を述べています。
また、池江泰郎調教師は「映画でもドラマでも、二度とは見られないようなシーン」とコメントし、優駿誌上でも「ここまでドラマチックな幕切れはそうそうあるものではない」など希に見る出来事として称えられ、この年のＪＲＡ賞特別賞が授与されました。
「ゴールド」という名とは裏腹に金メダルとは待ったく無縁の競走馬が演じた感動のラストラン、小さな体で常にＧ１戦線で活躍しながらタフに走り続けて挑戦すること２０回目にしてようやく掴んだＧ１タイトル、何かを持っている馬でした。
翌２００２年１月２０日に京都競馬場で行われた引退式では、香港ヴァーズでつけた「黄金旅程」の名が記されたものを着用し、場内には名前の由来となったスティーヴィー・ワンダーの「Ｓｔａｙ Ｇｏｌｄ」が流れる中で５年間に亘った競走生活に別れを告げました。
種牡馬となり２００５年より産駒がデビュー、史上７頭目の三冠馬となったオルフェーヴルをはじめとしてゴールドシップ、ドリームジャーニー、フェノーメノ、ナカヤマフェスタ、レッドリヴェールなどの他にもＧ１シンガポールゴールドカップを３勝したＥｌ Ｄｏｒａｄｏ（エルドラド）など多くの活躍馬を輩出しました。
２０１４年終了時点で中央競馬における産駒のＧ１競走１９勝はサンデーサイレンス後継種牡馬の中ではディープインパクトに次ぐ２位となっています。
２０１５年２月５日、繋養先のブリーダーズスタリオンステーションでの種付け後に異常をきたし、輸送先の社台ホースクリニックにおいて大動脈破裂により死亡。
国内４８戦５勝，２着１２回，３着８回（重賞３６戦２勝，２着７回，３着７回）／海外２戦２勝。
ブリーダーズスタリオンＳの担当者で最後に看取った方からのメッセージです。
この仕事をしていると馬の最後に立ち会うのはあることなんで…
ただ、辛い悲しいだけの感情ではありません。
ステイの場合、他の馬なら人間にＳＯＳを送るところ…自分でケリをつけた そんな最後だったので悲しいとゆーより、凄まじい馬だなと身震いしました
合掌
２００１年を迎えて初戦の日経新春杯で重賞２勝目を挙げると初の海外遠征となるＧ２ドバイシーマクラシックに向かい、１番人気馬のファンタスティックライトをゴール寸前でハナ差交わして優勝を果たしました。
ステイゴールドがファンタスティックライトの前に出たのはゴールの瞬間だけ、全盛期のファンタスティックライトがこの年に先着を許したのはガリレオとステイゴールドのみでした。
彼らしくない１番人気の支持を集めた通算５０戦目にして引退レースとなった香港ヴァーズでは第３コーナーで仕掛けたエクラールが後続を引き離すと、中団待機のステイゴールドは大きなリードを許したまま最後の直線に入り残り２００ｍ地点でも逃げるエクラールからは約５馬身の差がありましたが猛追しゴール寸前でアタマ差交わして最後の最後で遂にＧ１ホースの称号を手にしました。
武豊騎手はゴール前の追い込みを「まるで背中に羽が生えたようだった」と評し、共有馬主の一人だった競馬評論家の山野浩一氏は「まるで一瞬ビデオがカットされて一秒くらい飛んだかのように、次の瞬間にはエクラールをとらえていた。いったいその間をどんなスピードで走ったのだろう。少なくとも私は過去にあのような瞬間的なスピードを発揮した馬を見たことはない」と感想を述べています。
また、池江泰郎調教師は「映画でもドラマでも、二度とは見られないようなシーン」とコメントし、優駿誌上でも「ここまでドラマチックな幕切れはそうそうあるものではない」など希に見る出来事として称えられ、この年のＪＲＡ賞特別賞が授与されました。
「ゴールド」という名とは裏腹に金メダルとは待ったく無縁の競走馬が演じた感動のラストラン、小さな体で常にＧ１戦線で活躍しながらタフに走り続けて挑戦すること２０回目にしてようやく掴んだＧ１タイトル、何かを持っている馬でした。
翌２００２年１月２０日に京都競馬場で行われた引退式では、香港ヴァーズでつけた「黄金旅程」の名が記されたものを着用し、場内には名前の由来となったスティーヴィー・ワンダーの「Ｓｔａｙ Ｇｏｌｄ」が流れる中で５年間に亘った競走生活に別れを告げました。
種牡馬となり２００５年より産駒がデビュー、史上７頭目の三冠馬となったオルフェーヴルをはじめとしてゴールドシップ、ドリームジャーニー、フェノーメノ、ナカヤマフェスタ、レッドリヴェールなどの他にもＧ１シンガポールゴールドカップを３勝したＥｌ Ｄｏｒａｄｏ（エルドラド）など多くの活躍馬を輩出しました。
２０１４年終了時点で中央競馬における産駒のＧ１競走１９勝はサンデーサイレンス後継種牡馬の中ではディープインパクトに次ぐ２位となっています。
２０１５年２月５日、繋養先のブリーダーズスタリオンステーションでの種付け後に異常をきたし、輸送先の社台ホースクリニックにおいて大動脈破裂により死亡。
国内４８戦５勝，２着１２回，３着８回（重賞３６戦２勝，２着７回，３着７回）／海外２戦２勝。
ブリーダーズスタリオンＳの担当者で最後に看取った方からのメッセージです。
この仕事をしていると馬の最後に立ち会うのはあることなんで…
ただ、辛い悲しいだけの感情ではありません。
ステイの場合、他の馬なら人間にＳＯＳを送るところ…自分でケリをつけた そんな最後だったので悲しいとゆーより、凄まじい馬だなと身震いしました
合掌
意外ですがフジキセキのデビュー戦は新潟１２００ｍでした。
大きく出遅れながらも行き足がつくと馬なりでまくっていき持ったまま８馬身座の圧勝、素質の違いを見せつけました。
続くもみじＳ（１６００ｍ）では楽な手応えで連勝し、迎えた朝日杯３歳S（１６００ｍ／現朝日杯フューチュリティステークス）はマル外の良血スキーキャプテンに最後の直線で追い込まれたものの何とか凌いでＧ�祇�覇を果たします。
鞍上の角田騎手は、「手応えが十分で余裕があった」と話しています。
休養を挟み、クラシックを目指して弥生賞に出走し無難な競馬で４連勝を達成しますが、皐月賞を目前に屈腱炎を発症している事が判明し引退が発表されました。
漆黒の馬体と大物感のあるレースぶりから「幻の三冠馬」とも語られるスケールの馬でした。
引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入となり、ダートＧ�気鬘珪，靴織�ネヒキリ、皐月賞馬イスラボニータ、マイルチャンピオンシップのサダムパテック、ヴィクトリアマイルとスプリンターズＳを制したストレイトガールなどＧ�鞠錬稿�をはじめ、幅広いカテゴリーで重賞勝ち馬を出しています。
また、日本初のシャトル種牡馬としてオーストラリアでも供用され、高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキの他、ドバイシーマクラシックに勝ったＳｕｎ Ｃｌａｓｓｉｑｕｅ（サンクラシーク）など国内外で活躍馬を輩出しました。
２０１３年に腰痛のため種牡馬を引退して功労馬として社台スタリオンステーションで余生を過ごしていましたが元々悪かった頸椎の損傷により１２月２８日に死亡しました。
主戦を務めた角田調教師のコメント
「夏頃から体調があまり良くないことは聞いていました。全能力を発揮することなく引退した時は本当に残念でしたが、いい夢を見させてもらいました。もし無事なら皐月賞、ダービーを取れていたんじゃないかと思います。イスラボニータはお父さんが取れなかったクラシック（１４年皐月賞）を取ってくれましたし、先日もロサギガンティアが重賞（阪神Ｃ）を勝ってくれました。自分にとっては別格の馬。残念ですが、本当に感謝しています。」
冥福を祈りたいと思います。
〔フジキセキ 全レース〕
https://www.youtube.com/watch?v=2ZQoqjYIXro
大きく出遅れながらも行き足がつくと馬なりでまくっていき持ったまま８馬身座の圧勝、素質の違いを見せつけました。
続くもみじＳ（１６００ｍ）では楽な手応えで連勝し、迎えた朝日杯３歳S（１６００ｍ／現朝日杯フューチュリティステークス）はマル外の良血スキーキャプテンに最後の直線で追い込まれたものの何とか凌いでＧ�祇�覇を果たします。
鞍上の角田騎手は、「手応えが十分で余裕があった」と話しています。
休養を挟み、クラシックを目指して弥生賞に出走し無難な競馬で４連勝を達成しますが、皐月賞を目前に屈腱炎を発症している事が判明し引退が発表されました。
漆黒の馬体と大物感のあるレースぶりから「幻の三冠馬」とも語られるスケールの馬でした。
引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入となり、ダートＧ�気鬘珪，靴織�ネヒキリ、皐月賞馬イスラボニータ、マイルチャンピオンシップのサダムパテック、ヴィクトリアマイルとスプリンターズＳを制したストレイトガールなどＧ�鞠錬稿�をはじめ、幅広いカテゴリーで重賞勝ち馬を出しています。
また、日本初のシャトル種牡馬としてオーストラリアでも供用され、高松宮記念を連覇したキンシャサノキセキの他、ドバイシーマクラシックに勝ったＳｕｎ Ｃｌａｓｓｉｑｕｅ（サンクラシーク）など国内外で活躍馬を輩出しました。
２０１３年に腰痛のため種牡馬を引退して功労馬として社台スタリオンステーションで余生を過ごしていましたが元々悪かった頸椎の損傷により１２月２８日に死亡しました。
主戦を務めた角田調教師のコメント
「夏頃から体調があまり良くないことは聞いていました。全能力を発揮することなく引退した時は本当に残念でしたが、いい夢を見させてもらいました。もし無事なら皐月賞、ダービーを取れていたんじゃないかと思います。イスラボニータはお父さんが取れなかったクラシック（１４年皐月賞）を取ってくれましたし、先日もロサギガンティアが重賞（阪神Ｃ）を勝ってくれました。自分にとっては別格の馬。残念ですが、本当に感謝しています。」
冥福を祈りたいと思います。
〔フジキセキ 全レース〕
https://www.youtube.com/watch?v=2ZQoqjYIXro
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