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グアムの沈船 東海丸コミュの新たな部屋を確認

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自分でボートに乗っていけばいつでも東海丸にダイビングできる環境は整ったのですが、港が遠いので東海丸まで片道50分くらいかかります。
往復100分一人ぼっちというのもおもしろくないのです。
で、月に2回ほど行われているレックスペシャルというツアーがあり、これに初めて混ざって東海丸に2ダイブしてきました。

もちろん普段は行けない深めの暗い部屋を目指してですが、今日の目的はスペシャルルームとセカンドデッキにある食糧庫、そしてエンジンルームの下の方の3つに絞ってみました。

スペシャルルームはセカンドデッキにありますが、左舷の一番後ろの船倉に位置しているものですから、現在の位置関係ではかなりの深さで約30メートルほど。
部屋のサイズは厨房くらいの6畳間という感じでしょうか。
珍しく扉が閉まったままであるので、左右の穴のあいた壁から侵入することになります。
部屋の中にはかなり厚く砂が積もっているので、更に狭くなっていますし、何かの手がかりもありませんが、ここもシルクルーム同様に空調が効いていたと思われますから、自分的にはこの部屋に金魚を入れてアメリカに輸出したと考えているところなのです。
東海丸の船倉の中でも最後尾ですから部屋の外壁側の壁は丸く湾曲していて、箱などの形ではその部屋にフィットしずらいのです。
数こそ少ないですが、アメリカから見てシルクと同じように欲しがる高価なものであったのではないでしょうか。

以前にも書いたと思いますが、床面にやたらときちっとした四角い穴が開いていて、その穴の周りにしっかりと10センチくらいの高さの枠があれば、それは階段である。
横浜にある氷川丸を見ても階段は手摺以外は木を使ってありますし、氷川丸船長に無理をお願いして見せていただいた乗客が入ることないラゲッジルーム。そこに通じる階段などは、表面にペンキをぬるなども省いた木材そのまんまでしたから、沈んで69年も経てば間違いなく朽ち去ってしまってしまっているのです。
この写真に見える左から右下に伸びる2本の棒は階段の手すりなのです。

この階段を下りると、そこはセカンドデッキの食糧庫。
隣り合わせで2部屋に分かれていますが、ここも相当な砂が沈殿してしまっていまして、あまり当時の姿の手がかりになりそうなものは発見できませんでしたが、おもしろい位置関係に気が付きました。
ほんのアッパーデッキから一段下にあるセカンドデッキなのですが、この食糧庫はやけに暗く狭いのでお客様を連れて入ることはありませんが、このすぐ上の部屋が風呂場なのです。
水周りとエンジン関係の部屋の床と壁は木ではなく鉄を使っているので、今も朽ち果ててはいなく、光が侵入してくることもないのです。

この時点でセカンドダイブが10分ほど経過しているので、ここからは駆け足でエンジンルームに行きます。
どこまで行けそうかの確認のためであり、エンジンの下部分を見ると言う気持ちは今日はありません。
そのためには一人じゃ心細いですし、帰り道確保のための紐が必要なのです。

実際今日も、あんな狭いスペシャルルームから出た時(たぶん入った穴と出た穴は別物)、東海丸の前と後ろがわからなくなり、左舷が下に向いて沈んでいることはわかっているのですが、自分の思った方向と実際の方向が逆になっていました。
暗い部屋からは出口を示すはずの穴は明るく見えているので、出口方向はわかっているはずなのに、自分の思った方向と違うということが悩ませるのです。
「こっちが出口のはずがない!」とついつい逆方向が暗くてもそっちに向かわせる力が働くのです。
これが切羽詰まってくれば、まともな判断ができなくなり、閉じ込められてしまうことになるので、紐を伝っていけば間違いなく帰り道であるという確証が必要になるのです。

アッパーデッキからセカンドデッキ、サードデッキそしてその下が東海丸の船底になるのですが、エンジンが6気筒で、しかも一本一本のピストンが人よりもでかいものですから長さ的にも高さ的にも巨大。
その大きいエンジンが2つ入っているだけなので、本来エンジンルームは巨大な空間があればいいだけ。
しかし、そのエンジンをメンテナンスする人間は2メートルもないわけで、エンジンの周りには通路と階段が張り巡らされているのです。
これまた横浜の氷川丸を見ていただければ全く同じようになっているのがわかります。
これらの通路と階段が障害物になり、我々の行く手を阻んでいるわけです。

今日はサードデッキまでで止めにしておきますが、そのデッキから更に降りる階段からはもう東海丸の底が見えるわけなので、もうすぐです。
東海丸のエンジンの下まで辿り着くもの。
今日の写真はサードデッキから真上のスカイライトを望む景色です。
これまた氷川丸と同じような光景なので、東海丸のエンジンルームに入りたいダイバーは氷川丸のエンジンルームの景色を頭に叩き込んでおくと相当に役立つと思われるのです。

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