Russia&CIS&Balticsで日本語教師コミュの形容詞・動詞の名詞化

明るさ

　楽しみ

　眠け

　悲しげ

　･･･

「新日本語の中級(スリーエー出版)」を使用していると、中級後半あたりに出てくる、形容詞の名詞化。
普段我々がいつの間にか法則(てか、法則にも気づかず)を覚え、使い慣れている文法です。

教科書では、紹介程度で済ませているようですが、これをロシアの生徒さんに教えるとき、悩みました。

どんな時にどんな風に使うのか、名詞化には数パターンあるがその違い何か、自分なりに纏めたものを紹介します。私は何分ひよっこだし不十分と思うので、ご意見ご反論受け付けます。
また、何か便利なサイトなどありましたらコメお願いします。

コメント(5)

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[1] mixiユーザー 08月15日 04:29

形容詞の名詞化（１）　「～さ」

【作り方】　
　　い形容詞　の最後の　「い」　を　「さ」　に変える
　　　例)　明るさ、楽しさ、厚さ、大きさ、美しさ、怖さ
　　な形容詞　の最後の　「な」　を　「さ」　に変える
　　　例)　賑やかさ、静かさ、親切さ、大切さ、綺麗さ

【意味】
　　(1)「程度」　を表す
　　(2)「状態」　を表す

【用例】
　　あなたの話をきいていると、楽しさが伝わってきます。(意味１，２)
　　厚さを測(はか)ります。（意味１）
　　ムルマンスクの大自然の美しさは、よく知られています。（意味２）

[2] mixiユーザー 08月15日 04:40

↑補足すると、意味１と意味２を兼ねる場合が多いみたいです。

形容詞の名詞化（２）　「～み」

【作り方】　
　　い形容詞　の最後の　「い」　を　「み」　に変える
　　　例)　明るみ、楽しみ、厚み、*大きみ*、*美しみ*、*怖み*

　　な形容詞　の最後の　「な」　を　「み」　に変える
　　　例)　丸み、*賑やかみ*、*静かみ*、親切み、*大切み*、*綺麗み*

　　※「～さ」だと存在するが、「～み」だと存在しない・アヤシイ･殆ど聞いたことがない、
　　　という形容詞が出てきます。それを「*～み*」とアスタリスクで囲っています。
　　　(或いは私が聞いたことがないだけかな？)

　　※他にも以下の「～み」バージョンは、聞いたことがありません。
　　　PCで変換してもそんな名詞が出てこないのは、存在しないことでしょうか。
　　　<い>　寒み、涼しみ、暑み、美しみ
　　　<な>　綺麗み、大切み、大変み、重要み

【意味】
　　(1)「事実」　を表す
　　(2)「場所」　を表す

【用例】
　　楽しみにして待っています

。(意味１)
　　この番組は面白みに欠(か)ける。（意味１）
　　人の弱みにつけこむとは、なんてひどい人だ

。（意味２）

[3] mixiユーザー 08月15日 05:56

形容詞の名詞化（３）　「～け」

【作り方】　
　　い形容詞　の最後の　「い」　を　「け」　に変える
　　　例)　寒け、だるけ、眠け

　　な形容詞　→　ありますか？？

　　※「～け」は「～気」とも書ける。

【意味】
　　人の不快な気分・感覚を表す。

【用例】
　　こわい話を聞いて寒けがした。