韓国映画が好きッコミュのイ・チャンドン監督との夕食会

昨夜、幸運なことに、来日中のイ・チャンドン監督との夕食会に参加することができました。
東京国際映画祭協賛・コリアン・シネマウィークでの上映とトークショーに参加するために、来日中だそうです。
トークショーには、東京国際映画祭に審査委員として参加中のムン・ソリも途中から観客として参加、最後に舞台に上ってくれました。

夕食会では次回作の構想や、最近の日韓関係、原発の問題など、様々な話題が出ました。
私的な場でしたので、細かいことは書けませんが。
「最近観た日本映画で面白いものはありましたか」と聞いてみましたが、「う～ん」と苦笑いして返事はなし。
あまり観ていないようでした(汗)
是枝監督の「そして父になる」の話も出ていたようですが、私は韓国語ができないので内容はわかりませんでした。

トークショーでは、「日本映画のヒット作は、アニメとテレビの続編に偏っているのではないか」と述べていました。
確かにね・・・。私は、日本映画における最大の問題はシネコンにあると思っています。
地域によってはショッピングセンター内のシネコンしかないという状況もあり、文化の多様性が消滅しています。
ミニシアターはもはや虫の息です。

一方、韓国映画界は好調ですが、大作路線に走り過ぎているように思えます。
同席した、ある若手プロデューサーも私と同意見で、「雪国列車」はポン・ジュノらしくないと言っていました。
最近は演技派もアクション映画にばかり出ていて、もったいないと思っています。
そういう意味では、イ・ジュニク監督の復帰作「願い」におけるソル・ギョングは、久々に彼らしい演技ができたのではないかと思います。

とにかく、昨夜は夢のような体験ができました。
サインをもらおうと思って持っていった本に、私がサインしてイ監督が持ち帰ってくれる日が来ようとは(感涙)
売れませんでしたが、書いた甲斐がありました。
画像は昨夜撮ったものではありません。