週刊読書人コミュの週刊読書人3月9日号

　目が覚めてみれば寝汗でビッショリ、あたたかな春の訪れを布団の中で実感した日曜日でした。卒業式シーズンにもなって、そろそろ本格的に季節が動いていくのですね。さて、今週の読書人は…

　●今週のトップ面＝『大書源』刊行によせて～／
　インタビュー：ニ玄社会長渡邊隆男氏

　●今週の主な読物●
＜4面＞論潮／岡本裕一朗『帝国は衰退しつつあるか？』
＜5面＞文芸／可能涼介『つかれた男たちのブルース』
＜7面＞3月のエンターテインメント

･時代＝日下三蔵／長辻象平『闇の釣人（つりゅうど）』(講談社)、出久根達郎『ぐらり！大江戸烈震録』(実業之日本社)、翔田寛『眠り猫』

･ＳＦ＝柏崎玲央奈／三崎亜記『失われた町』(集英社)、ヴィクトル･ペレーヴィン『恐怖の兜』(角川書店)、ロバート･Ｆ･ヤング『ピーナツバター作戦』(青心社)

･ミステリ＝村上貴史／歌野昌午『密室殺人ゲーム王手飛車取り』(講談社)／柄刀一『空から見た殺人プラン』(祥伝社)、増田俊成『シャトゥーン』(宝島社)

　●今週の主な書評●
＜4面＞熊野純彦･麻生博之編『悪と暴力の倫理学』(ナカニシヤ出版)／評者：藤野寛(一橋大学大学院教授)
　･小松和彦編『日本人の異界観』(せりか書房)／評者：鎌田東二(京都造形大学教授)

＜5面＞多和田葉子『アメリカ』(青土社)／評者：中村三春(山形大学教授)
　･閻連科『丁庄の夢』(河出書房新社)／評者：山口守(日本大学教授)

＜6面＞マークス寿子『日本はなぜここまで壊れたのか』(草思社)／評者：井尻千男(評論家)
　･山本美香『ぼくの村は戦場だった。』(マガジンハウス)／評者：太田昌国(評論家)

　今週号も定価￥230にて発売中。お求めはお近くの書店さん、生協さんにて。