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八卦掌コミュの教練の指導日記

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指導日記を載せてみます。
気楽に寄稿させていただきますので、気楽にご覧くださいな。

コメント(87)

【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】

2012.10.06

 北砂地区集会所でいつもの通り練習です。今日はM岡さんが急遽出社になり、その他の大人たちが来ない日なので子どもだけの教室です。わいわいがやがや。


 今日はK野くんの小洪拳をみっちりやりましょうね。

力の向きを意識させるのに緊張感を持って欲しいと、適当な対打をさせているわけですが(前向きの力を意識して欲しい場合は前から攻めさせて対応する形にする等)、考えている人が私なのでどうしても八卦掌+形意拳&太極拳の用法から採用してしまう。

これって、小洪拳を使えるようにはならないだろうなあ。

むしろ八卦掌等が使えるようになるのだろうか?

でも、内家拳の技は内家拳の身体ができていないと服の埃を払ってやるだけの動作になってしまう。

うむむ。


そして気づいたことがある。

二人の子どもたちに少し差が出てきている。

片や数年にわたって八卦掌の功を毎日朝晩練ってきている。最近は下踏掌で力を蓄えるだけでなく、蓄えた力を出す他の架式もやってきている。

打太刀である彼が力を入れると、仕太刀が彼の人差指をどけることすら難しいじゃないか。

試しに私が指をつつくと身体ごと持ちあがる。

おいおい。

ずいぶんな一体感じゃないか。

力が指まできてるってこと?

打ち方覚えたら指で打てるんじゃないか?まだ8歳だぞ。

恐るべし、名人梁振圃の八卦掌。


そんなことを言っていられない!
K野くんをパワーアップさせなければなりません。

どうしたら良いものか…

昨日今日ついた功力じゃないからなあ…


 身のこなしについては二人ともまだまだなので、双合掌なんかをえらく軽くした動作でゲーム感覚の練習。

そうそう、楽しくやってちょ。

そんな中でも気を抜くとダメだということを示すため、たまに指で飛ばしてみせます。

いいかい?力は蚊取り線香の形に出すんだよ〜。

少し重要なことも混ぜながらね。



 そうこうするうちコブラの次回予告の音楽が。
おお、もう終わりか。早いなあ。

次回!
スペースコブラで、また会おう!
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】

2012.10.13

 北砂地区集会所でいつもの通り練習です。

 套路をきっちりやるため対打を少しやっているK野くん。パワー不足が気になり始めたので、なんとか打開する必要があります。

こういうときは走圏だよな。

よし、周囲が走圏ばっかりやっているからな。今なら雰囲気的にも以前よりやり易かろう。

まずは下踏掌。「まず」っていうけれど、ここからじっくり取り組んでしまうんだなあ。

毎日最低30分は回るんだぞ〜。
TV見ながらでもいいからね。

なーんて言いつつ形をつけていきまして…よしできた。

さあ!ばっちり回れ回れ〜。


 M岡さんがパワーバランスを崩していました。だんだん関節が柔らかくなってきて、入る力をコントロールしないといけなくなってきています。

私もそうでしたが、利き手側は力や柔軟性が向上しやすくて制御もしやすいため、パフォーマンスに色気を出してしまいがちです。

そのため、好不調の原因を作りやすいのが利き手側の動作です。

自分の不調状態を知り、それに流れていかないよう留意しなければなりません。

まさに身体との対話なんです。

良く使う方向はあっても良い。
けれども身体のバランスは取れるようにしないとね。


九宮八形掌、今回の復習は鳳凰。

この中に出てくる技で弧雁出群という技を取り出し、単操手でやります。
もっとのびのびやって欲しいし、力の方向を意識しながら練習して欲しいですからね。

同門の山●さんがこれ上手だったなあ。どちらかというと小兵の人に向いた技なんですよ。

のびやかに、のびやかに。

とはいえ、のびやかにやるためには基本功で柔軟性のある肩や腕を作ってからでないとできないですから、できるようになってきたと感慨にふけりました。



 そうこうするうちコブラの次回予告の音楽が。
この曲は時間終了を告げるのに似つかわしいですな。

次回!
スペースコブラで、また会おう!
【ワークショップ、その前に…】
2012.10.16

 来週のワークショップの打ち合わせを兼ねて、鍼灸師の斎藤さんと会合です。

来週のワークショップは参加希望が少し多い模様で、当方としては嬉しい限りです。

ライトな武術体操じゃないワークアウトも希望があれば嬉しいですが、こればかりはなんともね。
体力的についていけないとお考えの方がけっこういらっしゃるようですから、仕方ないですね。

やっていくうちに体力がついて、武術的な所作を理解してきますと関心もでてくるかしら。

私としては、八卦掌を好きになってくださいよ〜っという気でいっぱいですからね。イメージアップ活動には協力を惜しみません(笑)



 最近の鍛練の状況について話しつつ打ち合わせを終えて、その後は八卦掌を注入するお時間です。

吸化掌対練をしながら、ふと考えて、どうも指まで功力が到達しているなあと思い、指で推し飛ばすやり方を説明してみます。

中でも使いやすい挑掌という技でもう一歩踏み込んで指導してみますと…

むむ!できた!

まだ威力は弱いですが、道は開通しました。
あとはこの感覚を持ちながら鍛練を重ねて充実させていくだけ。

彼も「こんなことができるようになるなんて!」と狂喜しています。

これでもう、指で人を打つことも平気です。

なかなか本部に来れない彼に個別で補習指導した甲斐があったというものです。


聞けば、最近は功力の充実が著しくて、以前やった技も見違え輝きを増しているとのこと。
八卦掌が面白くて仕方ないということです。

教練として、同じ師に学ぶ師兄として嬉しい限りです。

なにより、この技術を教え込んで実現させた第一号になりました。
凄いぞ梁派八卦掌!
私も自信ついちゃったぞ!


これから先が楽しみです。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.10.20

 北砂地区集会所でいつもの通り練習です。本日M岡さんがお仕事でK野くんは学校行事でお休み。
父子でマンツーマン指導です。

 こうなるとやりたい放題です。とにかく走圏!
2時間弱の練習時間のほとんどを走圏ですよ。ぐるぐるぐる…

生徒さんが飽きなければ、こんな感じで基本功を延々とやり続けるのが、レベルアップの近道なんだよね〜と師父の言葉をしみじみとかみしめます。

やる気とかそういうことを考えずにできるから、親子や内弟子なんていう密接な関係というのは重要なんですかね。


 身体に集中力を向けながらも、力が安定して維持できている時はいろんな話をします。

汗をかきながらね(^_^;)

学校の話もありますし、私達親子でやっているカードゲーム「バトルスピリッツ」の話もします。

いや、むしろバトスピの話が多いですけれどね。

私は自分の父とこんなに話をしなかったなあ。

もっとも、行って帰ってくるほど性格が違う(むしろ合わない)ので話は全然かみ合わないですが。

それでも同じ武術に汗を流しながらなら共通の話題もあるし、じっくり落ち着いて話せるものと思います。

親子走圏。悪くないよなあ。
一緒にやっていて良かった。


 お父さんと稽古するのが嬉しいとのたまう長男くん。

2時間も延々と同じ練功なんて、子どもには結構過大な要求なのかもしれないと思いながら。

明日はもっとたくさん練習する、特訓日になりそうなんだぞ。

頑張るのだ、我が弟子よ。
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.10.21

 北砂四・七丁目町会会館で行う初めての日曜教室です。
新たにやってきた生徒さんの希望を受け、第1・3日曜日にもやるようになりました。

江東区砂町地区の有名な商店街、砂町銀座を擁する北砂四・七丁目町会の施設はなかなかしっかりしています。亀高神社の社務所をも兼ねていて、けっこうしっかりした場所です。
いい所を見つけたもんだ。


 さて、新たな生徒さん○永さんは病院勤め。いわゆる医療従事者です。
ぜひリハビリ等で患者さんに接する際に、ここで培った身体感覚や身体操作をいかしてもらいたいと思って期待しています。

まあ、私のワークショップを本格的に本職の方を通じて行うようなもんですね。

八卦掌が世の中の役に立つようにしたい、こういう私の望みに適う仲間がきたというわけです。


とにかく八卦掌の技を味わいつくすためには、八卦掌の身体感覚を養い、八卦掌の感受性を高めなければいけません。

そのためには、八卦掌のいちばん大事な基本功である走圏が最適。

というわけでしばらくはじっくり走圏に専念してもらうことに。

今までこんなに身体が使えていなかったのか!と感心したり驚いたりしながらも、ぐるぐるぐる…。

○永さんの身体ではどのようにするのが客観的に実施要点を実現できるか考えながら、形や力を整えていきます。

痩せて背が高めの方によく見かける特徴をいくつもお持ちで、指摘するごとに、思い当たるものがいくつかあるようでうれしそう。

これは続けるほどに八卦掌を好きになってもらえそうだぞ。
生徒さんが八卦掌を好きになってくれるのが、私はとても嬉しいのです。

好きになってくれると、基本功を大事にしてくれるようになりますから、より上達しやすくなりますしね。

まさに好きこそもののなんとやらですよ。


継続的かつ重点的に走圏に取り組んで、ご自身の身体に武を経験として蓄えて、ご自身の身体が武を語るようになっていって欲しい。

医療従事者としてのアイデンティティを大事にしている○永さんですが、武術家としての風格が隠せないほどに武功を積むことになるでしょう(笑)

もちろん、身体操作や身体感覚は今より自由かつ鋭敏になると思いますから、彼の本業にも十分活かしてもらえると思います。

日々の稽古のフィードバックを携えて、次回会うのが楽しみです。
【ワークショップ】

2012.10.23

 清澄白河駅前のダンススタジオ『Kスタ』にてワークショップを開催しました。

やはり2面が鏡張りなのはいい、うんうん。

私自身もいつもよりばっちり見られてる感があって、より集中させてくれます。

 今回はO崎さん、S藤さん、そして山○さんはご夫婦で参加です。

山○さんの2歳のご子息もお見えで、私の2歳の次男ちゃんを含め子どもがワイワイしている感じ。

練功したり身体を動かしたりしている周りで子どもが遊んでいる。
この感じがやりたかった。

鍼灸師の斎藤さんと一緒に、2人のおじさんがニコニコしながらも内心ガッツポーズなのです。


 私の担当S藤さんは、ライトな日月穿梭や挑掌で左右&上下に大きく身体を伸ばしてから、前進系のワークアウトに。

以前より身体が慣れてきたのか、すぐ暑がります。

使えるようになった部位が以前よりも増えているのだから、消耗度は大きくなるのは当然。

足だけとか腕だけのようにに局所的な疲労をさせないように留意します。

全身が心地よく疲労するように。

武術の動き自体は強い身体を作りまた強い身体の人をより強くするものですから、強い身体の人向けになっている。

方向性を変えず、それをライトにするにはやはりそれによる練功を積み重ねた体験が重要です。

今日もS藤さんはたっぷり汗を流していらっしゃいました。


 子どもたちがようやく打ち解けた頃に、ワークショップは終了。

O崎さんが「今まで全然身体を使えていなかったのね」としみじみ感想を述べます。

このワークショップに参加するようになって、身体が以前より使えてきている(横隔膜などの内部を含めて)と感じられるようになったということです。

さっそく身体感覚が広がってきたということですね。

広がった身体に意識や力が行き届くようになれば、身体が充実してきます。
つまり、これからますます身体が充実してくる成長の第一歩を自覚したということです。

うむうむ、良い兆候ですね。


 来月も子どもがたわむれるワークショップを目指して精進です!
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.10.27

 本日も雀卓の方こと北砂地区集会所で練習です。

来週は明治神宮の大祭で古武道や流鏑馬を見ようという趣旨の遠足を考えています。
流鏑馬は勇壮ですし、森重流砲術の演武は大音量の爆音が迫力満点で楽しみなのです。

でも、今週はばっちり練習してくれたまえ!


 パワー不足を補うため、改めて走圏をやり始めたK野くん。
再開2回目とは思えない下踏掌が見られて驚きました。

手の形、姿勢、足運び。

全ていい感じです。きちんと力も感じられます。

以前やっていたときには「これはつまらん」と一蹴されてしまったわけですが、力もなくてふにゃふにゃで、腰つきもへっぴり腰に近いものでした。脚力不足でそうなるのかと思い、それをさらに補うようにしようとしたり、いろいろ試みましたなあ。

それがどうです、今回はすんなり姿勢がとれていて力もばっちり。

確かに以前とは環境も違います。

周囲がきれいに下踏掌で回っているし、力を入れている状態がどうであるかも常に見ている。

また、力を入れて練習すると実際に功力がついていくことが身体でわかっている。


とはいえ、以前の状態を知っている私は目を見張ってしまいます。


…思えば、取組み始めた頃は小学1年生でした。

彼は3月末の生まれだから、ほぼ幼稚園児です。全然集中力がもたなくて苦心しましたが、今では基本功である下踏掌の走圏だけでも毎日30分以上やっているとのこと。

成長したなあ、弟子よ。


子どもを教えるというのは難しいけれど、実に面白い。すばらしい成長を見せてくれますね。


 写真は基本功をするひとコマ。
てんでバラバラなところが八卦掌らしい感じです。
まとまりないって言わないで(笑)
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.11.10

 本日も雀卓の方こと北砂地区集会所で練習です。

先週は遠足でした。明治神宮の大祭で古武道や流鏑馬を見ようという趣旨でしたが、今年は演武がなかなか面白かったなあ。

連れて行った次男ちゃんのお世話なんかに手間取ったため、最後の砲術を見れなかったのが残念。

でも、流鏑馬は相変わらず勇壮で特に今年は女性の射手さんが数人いらっしゃいましたねえ。

見たい流派の演武がちょうど流鏑馬の時間とかぶるので、古武道はチラ見という贅沢な見物法(笑)

天然理心流や心形当流なんかも演武をしていて、維新志士の遺風を偲びました。
中でも柳生心陰流は洗練された動きだなあなんて感じてしまいましたね。
現代剣道にも陰流系統の影響は大きく、さすが陰流系統の雄というところです。

でも、気に入ったのは神道無念流の演武で、組太刀はなんだか迫力がありました。



 さて、今週はM岡さんがお休みでして、子どもばかりでわいわい練習です。

K野くんも下踏掌をやりこんでいきます。

意外と足が良くなってきていますが、それに反して手が少し集中力を欠くようになってきました。

早くも慣れが生じてきたかな?

まだまだ慣れていい加減になるには早いぞよ。

転換式を教えつつ、力の入れ方なんかを少しづつ本格化していきます。

身体の柔軟性も上がってくれば力の入り方も変わってきますから、特に子どもの身体ですと変化が速くてまめに対応が必要ですね。


さらに、集中力を高く持てるようにと撕手掌もどきで身のこなしを練習します。

二人一組で練習するものなので、相手と動きを合わせるのに自然と集中力を求められ研ぎ澄まされるからです。

案の定、集中が途切れると失敗して痛い目をみていました(笑)

武術らしいシビアな面も感じて、集中することの大切さを学んで欲しいなあ。


 今回の写真はちょっと変わったところから。
この集会所は付近のたいそう栄えている商店街「砂町銀座」を含む地区の集会所です。
なので、商店街のお店から寄贈されたものなんかがあるわけです。

掛時計が、なんとペコちゃん!

初めて見たときは少し興奮してしまいました。

そう。お察しの通り、砂町銀座には不二家があるんです(笑)
【指導日記 外伝】
武術家行政書士の凱旋!?の巻

2012.11.12

 我が母校の早稲田大学で講演して参りました。

朝1限の講義の中でやるものですから、人数は少ないかと思ったのにもかかわらず、50〜60人はいたような感じです。

朝ですから学生さんもぴんぴんしていて、お話ししながらもだいぶ視線を感じました。


 会場となった7号館は本部キャンパス内にあります。

大隈講堂や大隈重信銅像がある、いわゆる早稲田大学らしさ満点なところです。少し離れて文学部、さらに離れて理工学部は新大久保の方にあります。
中学の学友が通学していた人間科学部は埼玉県の所沢。これだけが妙に飛び地です。

私の在学中に社会科学部の一部をリニューアルしていたのを皮切りに、法学部・商学部、現在は目下政治経済学部がリニューアル真っ最中でした。

とりあえず古巣にも行ってみましたが、こちらは懐かしい姿のまま残っていました。

朝イチだったので学生さんがまだ少なくて、学生数の多い教育学部の風景としてはちょいと物足りなさを感じましたけれど。


 前回(11.9國學院のこと)、後半少し巻き気味にしなければならなかったので、今回は講演内容を少し絞って臨みました。

少し質疑応答の時間を取り、本来受け持っている高校時代の学友が次回のインフォメーションをする時間なども考慮するとこんな所かと目算して、少しづつ絞ってきたのですが、そのおかげで前日・前々日と寝不足になりました(笑)

全体的な内容は前回と変わらず、就職活動&転職の話や行政書士の仕事の話といった「社会に出るとこんなことをするんです」エピソード。

そして会計の知識が仕事の中で活用された例を具体的にあげながら会計を学ぶことへの意欲を喚起。

さらに、会計を学ぶことによって磨かれる会計以外の分野のスキルを紹介して、この教室は社会につながっているんである!とやってきたのです。


 今回は「質問ありますか?」に対して何点かあがり、時間を取れるようにして良かったなと思った次第。

片付けをしている最中にも質問に来るほど、さすが後輩たちは熱心だぜと末頼もしく思いました。


そして…

どうも女子学生にかわいい子が増えてるなあ、なんて思います。

商学部だからかな?

私がこのような環境で学生をやっていたなら、男子校であった高校時代の他の同級生と同じくしばらくドキドキして勉学に身が入らなかったでしょう!

断言してしまいますよ(笑)


 子どもたちの写真なんか見せながら八卦掌の話もかなりできたので、こっちにも興味もってくれないかなあ。
せっかく使っている場面や公開されているレア動画なんかもたくさん盛り込んだのに。

マイナー武術の伝道者はツライよ(笑)
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.11.17

 今日は北砂地区集会所で練習です。長男くんは次男ちゃんの子守役ですので、M岡さんとK野くんの2人を鍛えます。

 K野くんは走圏の際に足がすっと出るようになりました。
小学1年生の頃とは違い、実際は足運びでつっかかるタイプではなかったのかしら。

手の形もいい。

彼のタイプで力を入れさせるにはどういう風に指導すべきなのか?

腕や肩も柔らかく余裕がたっぷりなので、力が入る感覚を感じるには苦労しそうです。

ただ、人のマネをすることが幼少の頃に比べて上手になっているので形がすぐキレイになります。

こんな才があったとはね。
八卦掌、上手くなりそうだな。

さらに、今週は定歩の穿掌を教えます。他の武術・武道で言うところの中段突きに相当する基本技。

元々の八卦掌の技はこれと走圏くらいだったと言われるほど、基本の技なのです。

全身が同時に動く八卦掌らしさも満点。定歩つまりその場突きなので、本来は歩を進めるものを他の動作で代用しています。

K野くんはまだ身体にパワーがなく、手ばかりが打ち気にはやっています。

足をしっかり使えるようにしないといかんですね。そうすれば体幹部も鍛えられるし、全身が一斉に動く八卦掌らしさがでてきます。


 M岡さんは先回に引き続いて単操手です。今回は挑掌!

大学で講演する際の自己紹介用に動画を撮ったとき気づいたのですが、私は挑掌が意外と得意なのではないかと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=wj41taiDjFM&feature=context-cha
手加減もしやすいので、よく使うようでもあります。

さらに!!
当会に伝わる挑掌は馬傳旭師爺が謝礼代わりに野菜を担いで郭古民先生に教わった、張手雷と異名をとった挑掌ですから、手から稲妻が出るように放ちますよ(笑)

な〜んて由来を話しながらじっくりとやっていきます。

やはり、利き手と反対の手がいい感じですね。

利き手は器用な分、色気を出して使ってしまいがち。利き手と反対ですと、素直に動きをなぞるのみですから余計なことをしません。

したがって、素直でしっかりした力が出ます。

彼は私と同じ右利きなので、右手の使い方を修正し、むしろ左手に倣うようにしないとね。

そうでないと稲妻は出せんよ(笑)


 今週は明日も稽古日です。明日は亀高神社の社務所の3階でやります。
地元の神社に集会所がくっついているなんて、下町ですなあ。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.11.18

 今日は北砂四・七丁目町会会館で練習です。
日曜教室は2回目で、○永さんやM岡さんも稽古場に土地感がないので、合流に時間がかかると読んだ私はのんびりと練習開始を告げました。

1階では大正琴のサークルが練習していて、ローカル感たっぷり。いや〜下町ですねえ。


 ○永さんは前回が初めての練習でして、基本の走圏からじっくり取組んでいきます。

のんびりと且つじっくりと取組むことに抵抗がない人ばかり来てくれていて、嬉しい限りですよ。

あせってもすぐ身についてくれないのが八卦掌の難点かもしれないですからね。

○永さんの回るところを見ながら色々直していきます。

M岡さんに「懐かしいでしょう?貴方もこうでしたよ」と言うと、本人は覚えていないご様子。

自身のレベルアップは劇的に変化でもしない限りなかなか認識しにくいですもんね。

一年かけてM岡さんは八卦掌風味がきちんとついているのです。

○永さんは理学療法士のお仕事に活きるよう、八卦掌の技(動作)を味わうことに重点を置くようにしていくわけですが、八卦掌風味のついた身体はどうしても強い功力がついてしまいます。

特に、梁派は身体の一体感を追求しますからいったんついた八卦掌風味は抜けません(笑)

強さは二の次ということですが、強くなっちゃっても私は知らないよ〜ん。

○永さんは、現在の身体に足りない要素が次々に顕在化していくことで、未知の研究に没頭する研究者のような興奮にふごふご言って喜んでいらっしゃいました。

彼も自分の身体との対話を楽しんでいけそう。
こういう人って内家拳に向いているなあと思います。

特に、当会は八卦掌専門。
套路より単操手がたくさんあって「深める」ことに向いています。
充実した八卦掌ライフを送ってもらえそうで、指導する側としても一緒に楽しくやっていけますね。


さて、今回は回る方向を転換する歩法です。
これはどの手形でも同じなので、しかと覚えてもらわないとね。

これができるようになると、時計回り反時計回りどちらも連続していけるようになるので便利です。

途切れることなく、回れ回れ〜!


 M岡さんは昨日の続きです。
進歩挑掌ですが、一日経ってどうなったかな?

たいてい一晩経つと少しこなれてくるもんです。
予想通り利き手を素直に使えるようになってきている。

きちんとした動作はそれだけでも充分な威力が伴うものです。
まずはそこに辿り着かないとね。

ひじや手先などを少しづつ直し、現時点で気を付ける所を指摘していきます。

一日経ってるから少し変化が現れてきているので、チェックを入れる意義がおおいにあります。

稲妻だよ!この調子で手から稲妻を出すんだ〜!

ジェダイのフォースでも可だぞ!

しかも!次回は転換式をやって、さらにパワーアップしちゃうんだから。

今に私と一緒にジェダイごっこをしましょうね。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.11.24

 今日は雀卓の方こと北砂地区集会所で練習です。
三連休の中日ですが、M岡さんと長男くんをみっちり鍛えます。


 長男くんはなかなかうまくならない叉子掌という動作を反復練習していきます。

走圏でやる場合よりも単式練習の方が、現在上手くいかない箇所をみっちり訓練できるので適していると考え、緩急織り交ぜつつ丁寧に反復練習させます。

最近の彼は体幹部の操作が上手くいってないのですが、力の集中を生むだけでなく、上肢下肢の制御がまずいせいで、せっかく作った力をだだ漏れにしてしまっているのです。

コツが違うせいで力のだだ漏れになりやすい動作や姿勢がいくつかあるのですが、ばっちりハマッてしまっている感じです。

今のうちにバケツの穴をふさがないと、力のフローはじゃんじゃかありますので実にもったいない。

どんな技であれ、中に実がなければ服の埃を払ってやるだけにすぎません。

指導する私が、表演のように動作そのもので武を表現するすべを知らないですから、武術そのもので己の武を表現するしかない。

江東教室では、子どもであれそのように己の武を表現するのです。



 さて、M岡さんは先回に続いて挑掌です。

前進して打てるようになった挑掌を、往復して練習できるようにします。回身式ってやつですね。

何か一つを専門にやるところっていうのは単式練習が充実しています。

ひとつひとつを磨き上げるすべが用意されています。

私がこの挑掌を習得していくときに、その場に留まってやる定歩の練習から前進して打つ進歩の練習になったとき、進歩の練習に回身式が加わったとき、別の歩法が合わさったとき、それぞれに難度がぐぐっと上がったような記憶があります。

それをある程度クリアするたびに力や身体感覚のレベルが上昇したように感じました。

いろんな練功法でそういう体験を重ねていって、個々の技だけでなく八卦掌の身体そのものが養われていったと思います。

この動作はアレに似ていると思っているうちは頭で考えている状態で、レベルアップの循環が生まれてこないし技自体を身体で堪能しきれないと思います。

言語でいえば、その言語で思考したり夢をみたりするようになれば本物だと言われますが、そのようなネイティブ感のある八卦掌になる必要があるわけです。

まあ、母体があると理解はしやすいですが、技や動作を上手く行うのではなく、己の武そのものを磨くのだということを忘れないで欲しいですね。

武術はそのための道具にすぎないわけですから。


なーんて話をしながら、みっちり鍛えていきます。
こういう地道な反復練習が何事も大切ですよね。

自分の身体とじっくり対話する。八卦掌を練習することでそういう時間を過ごしてもらえたなら嬉しいかぎりですね。

我ながら今回はなんだか説教くさい日記だな。
【ワークショップ】
2012.11.27

 清澄白河駅前のダンススタジオ『Kスタ』にてワークショップを開催しました。

 今回は山○さんとご子息、F野さん、ご夫婦で参加の松○さんが参加です。

山○さんのご子息は私の次男ちゃんと打ち解けて、ばっちり遊んでいました。今回は私がメイン担当の参加者がお休みで、私はほぼ保父さんと化していました。

練功したり身体を動かしたりしている周りで子どもが遊んでいる。この感じはいいですねえ。

だんだん遊びが充実してきているのも、なんだかこのワークショップのカラーにあっているような。

山○さんが気兼ねなく身体を動かせて、次男ちゃんも含めて子どもたちがばっちり遊べる。次男ちゃんも帰ったらいい気分で昼寝してくれることでしょう。

さて、今回F野さんは走圏からシフトして気功です。やはり下踏掌は少しヘヴィだったかな、という反省から、もう少しライトなところからの再アプローチ。

前回も身体感覚の鋭敏さについてかなりいいものを見せていたF野さん。
横隔膜等に直接アプローチするこのカリキュラムで新たな目覚めを感じて欲しいですね。


ご夫婦で参加の松○さん。ご主人が武術の方にもご興味があるのだということで、八卦掌の紹介を。

とてもきれいに表演している女性の動画を紹介したり(動きの美しさで表演の選手に私たちは及ばないのを、まったく気にしていないおじさん2人)、武器術や用法の動画を紹介し、SPだった程師伯の写真などで梁派八卦掌についても紹介。

相棒の鍼灸師斎藤さんが「少〜しお見せしたら?」ということで、ご希望のままに飛ばして見せることに。うまく加減しないと。

指だけで飛ばされてびっくり仰天のご主人と、人間が吹っ飛ばされる様子をみてびっくりの女性陣。

なんと!私も私も、ときました。

女性相手に体幹部を推すわけにもいきませんので、太極拳でポイ!

今のは太極拳の技ですよ、と言うと「太極拳!?あのゆっくりやるやつですか!?」と目を丸くしていらっしゃいました。

まあ、武術として使っているところはなかなか目にしないでしょうからね。

少しでも本物感を味わってもらえて良かった良かった。

ワークショップの効能についても信頼を持ってもらえたかな。


 来月も子どもがたわむれるワークショップを目指して精進です!
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.12.01

 今日も雀卓の方こと北砂地区集会所で練習です。

冬になり、各人厚着になってきました。こうなると手の位置や足の配置に少し感覚の狂いがでます。

やはり初めは目でも動作制御をするもんですからね。

道着のある武道・武術はこういう苦労がなくていいですが、我々はしかたない。初めのうちだけですから我慢しないと。

案の定、K野くんがハマっていました。

下踏掌の手の位置が身体から離れてしまい、姿勢が悪くなっています。
こんなにモコモコならこことここが常に服に触っているくらいでいいよ、と手直し。

それでも手が映る視界に違和感があるのでしょうか、じきに狂ってきます。

ことあるごとに直し「姿勢が悪くなると背が伸びなくなるぞ〜」とおどします。
ぎょっとして直すK野くん。
狂っては直し、狂っては直し。

がんばれ、若き弟子よ。


 M岡さんは挑掌の別バージョンをやろうと思っていたのですが、進歩挑掌がまだなじんでいない上に、別バージョンはさらになめらかな動きを要求されるので、本人も「これはちょっと…」と難色を示すのでした。

それでは、腕肩の柔軟性をさらに上げ、現在少し不足気味の姿勢制御パターンが要求されるものをやることにしました。

八卦掌専門っていうのはこういうときに選択肢が豊富です。

叉子掌の単操を定歩でやります。

長男くんといい、この叉子掌ってのは難しいんですな。
身体ができあがってこないと姿勢をとることもできない。

まあ、私も昔はそうだったので、誰もが通る道です。いきなりできなくても全く気に病むことはありません。

できるようにしっかりやっているうち、徐々にできるようになりますからね。

M岡さんも、全体の底上げになる叉子掌に取り組む時期になってきたのですなあ。少し感慨深いものがあります。


 交通費・稽古場を借りる費用の負担・時間・労力といったコストをかけて練習に来ている以上、少しでも新しいものを与えていきたいというこちらの意図。

学ぶ本人は、より確実により深く身につけたいという意図をお持ちだったのですが、このさじ加減というのは難しいものだなあと思います。

こういってはなんですが、指導者としてはまだペーペーの私は今回ほど勇み足感をもったのは初めてでした。

当会は八卦掌専門なので、八卦掌だけでもの凄いボリュームがあります。

伝えることを優先すると、習熟の喜びや技の上達のことを忘れてしまう。

M岡さん自身がさっぱり焦っていないのに、こちらが急いではダメでしたね。

またひとつ、大事なことを教えてもらいました。
【ワークショップ】
2012.12.04

 清澄白河駅前のダンススタジオ『Kスタ』にてワークショップを開催しました。

毎月第4火曜日に開催しているのですが、12月は年末になってしまうのでこの日になったのです。


 今回は初参加のY田さんにマンツーマン指導。

傍で次男ちゃんが遊ぶなか、私はたまに混ざっていきます。

Y田さんは私とほぼ同年代の男性で、身体を動かしながら「あっ、つりそうです」「運動不足かな」なんておっしゃっていましたが、なかなかどうして勘がいい。

いきなり動作に張りが生まれているようです。

身体内部の微妙な変化に敏感なタチなのかもしれない。

若いので呑み込みも良く、腕の開き具合なんかも、コツを伝えると張りを作れるといった具合です。

逆に張りを出させすぎてしまったほどで、加減が必要でした。

この人、意拳とかやったら上達が早そうだなあ。


 聞けば、子どもはお好きということでして、普段はもうひとり子どもがいてワイワイやっている中に大人がのんびり身体を動かしていると言うと、そういう感じの方がいいなあなんておっしゃっていました。

山○さんのご子息がいたら、もっと楽しくやってもらえたかな?


 次回はもう2013年になります。子どもが遊ぶ中の、のんびりワークショップを、来年も参加者の皆さんが楽しんでいただけますように。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.12.08

 今日も雀卓の方こと北砂地区集会所で練習です。

今回は久々にお客様がお見え。
先日ワークショップに参加なさった松○ご夫妻です。

長男くんとK野くんは大はしゃぎで、たいへんな稽古になることを予想させます。
まあ、予想は外れなかったのですが。


 M岡さんは叉子掌の出来具合を見てどうするかを考えようと思っておりましたが、まだ叉子掌自体の馴染み方が足りないようです。

今回はまだ定歩で叉子掌を続けた方が良さそうと判断。

別バージョンの定歩叉子掌をやっていきます。

なかなか叉子掌は難しいですね。

ひと月くらいやっているとだんだん肩なんかが使えるようになってくるので、馴染むのをじっくりと待つとしましょう。

一緒に技が深まっていくのを堪能するとしますかね。
彼はそれを一緒に楽しめるようですから。


 すっかりはしゃいで集中を欠く子どもたち。時計が進んでいて、時間感覚が狂っているのも良くないようです。

走圏の後はいったん慣れた動きで身体をほぐさせます。

少林小洪拳を子ども2人がぱぱっとやると、松○夫妻が「おおー」となりました。

子どもがきびきびっとやるのは可愛いですよね。

子どもたちは大得意で大はしゃぎです。こりゃ今日はもうだめだ。

対打もやり、ある程度経ったところで自由にさせます。

この2人が揃うと、それぞれが赤ちゃんに戻ってしまうんですね。
なにしろ、幼稚園の頃からずっと一緒ですから。
長男くんは他の子と遊んでいる時でも、こんなに幼くない。
不思議なもんです。

こういう関係を捨てずにすむようにと始めた教室ですが、やって良かった。幼馴染みっていいなあ。


 松○夫妻は、八卦掌の身体操作の面白さがわかるようにと単操手から作った体操をやります。

梁派八卦掌の身体操作のアプローチやその考え方をさわりだけでも体験できるようにと工夫したのですが(単操手では難しすぎるというのもあります)、自由に動くと思っていた自身の身体がいかに思う通りにならないかを実感して、新しい身体感覚を作る入口を楽しんでいらっしゃいました。

嬉しいことに、八卦掌をやりたいとのこと。

ご夫婦で来週からいらっしゃるということです。

ご夫婦でなさると八卦掌をゆっくり楽しんでいただけそう。

私も将来的に「指で人を推し飛ばす女性」を育成できるつてができて嬉しいかぎり。

あと「指で人を推し飛ばす老人」を育ててみたいですね。
ちょっとした野望です。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.12.15

 今日も雀卓の方こと北砂地区集会所で練習です。

今日は大人たちが偶然皆お休み。

長男くんとK野くん2人だけですので、ちょっと今日は面白いことやろうかな。


 まず少林小洪拳でウォーミングアップです。

「当教室において、小洪拳はK野くんが号令するものとする!」と私が宣言します。
むむっと気合が入った子どもたちと一緒に、私も小洪拳。

身体がほぐれたら、本日は対打をやっていきます。


とりあえず、単一の動作で突きと蹴りにある程度オールマイティに対応できる防御技術を練習。

分類としては、推掌なのかしら。まあ、ストッピングのような感じですね、今回の用法は。

防御の感覚と、実際に当てさせて打つ・打たれるというのに慣れて欲しいと思ったのでした。

「最初に攻撃する側(受手)は必ず打たれる。痛いが我慢するんだ。覚悟を決めろ。」と2人に語りかけます。

いつになく真剣な表情。いいね。

ほかにも、仕手・受手の双方とも倒されるおそれがあるから舌をかまないように気をつけろだの、涙がちょちょぎれても我慢して続けろだのと何点か注意を与え、いざ開始。

最初の1回でけっこう痛いことがわかったのか、受手の長男くんが萎縮します。

「がまん、がまん」と励まして、もっと襲い掛かるようにと指示します。

今度は手がそれ、仕手のK野くんが顔に打撃を受けました。
涙がちょちょぎれます。

どうだいけるか?と聞くと「少し待って、すぐ戻します」と頼もしい返事。

きっと涙を拭き、長男くんに向き直る姿には少し感動してしまいましたよ。

しばらくして選手交代。
長男くんが仕手、K野くんが受手に回ります。

K野くんは防御しながら長男くんを壁に追い詰めていきましたが、長男くんは詰めていけません。

どうしてそうなるかを懇々と説明して、対処させます。

今度は壁に追い詰められるのではなく、K野くんがぶっ飛ばされました。

こらえていても、驚きもあって涙がちょちょぎれます。

よく堪えた、と励まして集中度合を見ます。
少し慣れがでてきたかな?


では、次にいくか。

今度は同じ動作から仕掛ける動きです。
相手のがんばり具合で変化するので、2種類やりました。


泣いちゃったり、ぶつかったりですっかり疲れてしまったみたい。

2人がちょっとぼーっとし始めたので、今日はおしまい。

ばっちりピースの写真もいいけど、今日覚えたこと、忘れんなよ〜。


 次回も、スペースコブラでまた会おう!
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2012.12.22

 今日も雀卓の方こと北砂地区集会所で練習です。

今週も大人たちがお休み。風邪が流行っているんですねえ。

長男くんとK野くん2人ですので対打を続けてみましょう。


 先回やった両手技を今週もやっていきます。
先週のようにこれで疲れ切ってしまうと困るなあ。

受手が先に攻撃、仕手がそれを止めます。

どーん!どーん!と子ども2人がぶつかっていきます。

今回は両方とも涙ぐむこともありません。打たれることに少しなれたのかな?

それもまた必要なこと。

打たれることを覚悟していれば、自ずと集中力も高まります。

ただ、技がちょっと粗くなっているのが気にかかります。
ただ押し返しているだけになってはつまらない。

こうしてこうして…とアドバイスしつつ、疲労度などをチェック。

2人は慣れない対打です。
集中力の低下による変なケガや練習の質低下が嫌ですから。

今週はK野くんがガッツを見せています。前回は何度か涙を見せていましたが、しっかり攻撃に反応しているうえ、受手で打たれてもぐっとガマンしています。
良い良い。良いぞよ。



続けて、前に出ている相手の邪魔な手をなんとかする訓練。

受手は機械的に手を出すだけですが、長男くんはなぜか身体がだんだん逃げていきます。

どうなってんだこりゃ?

足だけ手と一緒に動いてる(手に合わせて前に出てる)みたいなのに、顔が逃げてる。

確かに八卦掌は手足が同時に出ますが、顔は逃げちゃうだなんて。困った奴だなあ。

まあ、こういうのをなんとかするためにも訓練するわけです。

慣れですよね、慣れ。


しきりに練習していると、コブラの予告の音楽が。
もう時間か。
ああ、そういえば新年7日から再放送でスペースコブラがやるんだなあ。今から楽しみだ。

ちなみに、今週の写真は準備運動も兼ねてやった小洪拳。


 さて、次回もスペースコブラでまた会おう!
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.01.05

 2013年になりました。昨年12月に見学にいらした松○さんが今回から合流。新メンバーを加えて、いざ初稽古です!

 今回はK野くんがお休みのため対打もなしで、じっくり単操手を練習する長男くん。

おばあちゃん家でちゃんとやっていたかどうか(笑)
親元から離れてすっかり油断していたんだろうと、進歩の叉子掌をやらせます。

…うまくはなってないね(苦笑)

まあ、明日の本部教室でこってりしぼられるがいいさ。

子どもであっても、八卦掌に必要な肩の可動域はなかなか得られないものなんだなあとしみじみ。



 松○さんは、下踏掌の走圏から始めます。

少〜しずつ確実にものにしていくつもりですので、いっぺんにいろいろ要求しないように心がけますが、意外といきなりさまになってきました。

ただ、利き手であるとか利き足であるとか、左右の四肢の長さの違いによりどうしても客観的に求められているものと主観的にそうしているものとにズレがあります。
これを時間かけて擦り合わせる。

基本功や基礎訓練と言われるものにはそういう一面があります。

やりたいこととできることの差をゆっくり確実に埋めていく作業。
そのうちに必要な力や柔軟性などが身に付くものです。

松○さんも、そういう面はじっくり取組める人物のようで、感覚の差異や変化を楽しみながら2時間回り続けていたのでした。

足先や手先が疲れたという初日のご感想です。
このように体幹に遠い所から体幹をコントロールするようにするので、時間をかけさえすれば誰でもできるようになるのが武術というものなのです。

種も仕掛けもある。武の技術ですからね。相手からはわからないというだけです。確実な積み上げの上に成り立っている。
難易度が高いと言われる内家拳であっても、それは変わらないのです。


 M岡さんは、叉子掌のバリエーションを続けていきます。

年末年始は風邪で倒れていた時期が長かったとのことで、できばえをチェックしてみますと、難度の高い動作をやるにはちょいと到達度が達していないようです。

むしろようやく病み上がりという感じですね。

無理せず、深めるより広げる感じで新たなバリエーションをやっていきました。

当教室において、叉子掌はブームになりつつあるようですね(笑)
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.01.12

 今日も「雀卓の方」こと北砂地区集会所で練習です。
先週はK野くんがまだお休みでしたので、今年最初の土曜メンバー勢揃い。


 今回2回目の松○さんは、前回帰宅後に支障のある点もなかったようでして、下踏掌もよくできています。

ただ、練習場所が広く取れるわけではないため、仕事や気候の都合で外での練習がしづらいことも考え狭い場所でもできる練習を教えておきたいと思うのでした。

そこで、今回は定歩の穿掌です。
下踏掌に比べ身体を強く使うため緩急つけた練習ができるようになるでしょう。

まだ初めてなので、片足になるとふらつきます。そうならないよう身体各部を協調的に操作するわけですが…
じっくりやっていきましょうね。
ふっふっふ。

 M岡さんはいよいよ進歩叉子掌に進みます。まだまだ叉子掌を続けるわけですね。

今回はこの前進するバージョンに入る前にいくつも叉子掌の単操手バリエーションをやっていたので呑み込みがいいですよ。

いい調子で稽古がすすんでいきますので、後半は一気に回身式まで進んでみます。

今回は覚えきってくれそうです。

叉子掌は難しいからじっくり取り組んで、八卦掌の身体をもう一歩バージョンアップさせてほしい。

単純な腕の可動範囲という問題から功力の到達範囲まで、いろんな課題に取り組める素敵な動作なんです。
しかも、難易度としては結構初めのうちにぶち当たる壁です。

あせらず、確実に乗り越えていきましょうね。


 K野くんと長男くんはまたもや軽い対打をやっていきます。

動作自体は少林小洪拳のものですが、うまくいかないときの発展の用法には八卦掌を入れてしまったような気がするなあ。

ま、いっか。
ここは八卦掌の教室だし。

今ではもう何をやっても八卦掌になってしまうんだな、私は。



 稽古が終わり、お昼ご飯のためK野くんを迎えにきたK野パパ。ちょうどいいから記念写真の撮影をお願いしちゃったのでした。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.01.19

 今日も「雀卓の方」こと北砂地区集会所で練習です。K野くんは学校行事でお休みですので、今日は4人ですね。


 松○さんは、部屋で練習できるように日月穿梭をやります。
身体をくまなく使う感覚をもっと実感し蓄積して欲しいのです。
そうすれば下踏掌の走圏をやっている時も、体幹部に発生している力の変化をより感じやすくなるでしょう。

もうひとつ、馬歩と弓歩の練習という側面もあります。八卦掌ですから動きの中で訓練するのです。

一気に汗が吹き出る松○さん。

これは体幹部の動きが強調された基本功ですから、全身を使いつつ体幹部を激しく疲労させます。
す〜ぐ暑くなってしまいますね。

体幹部をよく使ったところで先週やった定歩穿掌を見ます。

なかなか手足の動きが一致しませんね。そこで動画を撮って本人に見せてみます。
いや〜、今は便利ですねえ。
違いがすぐにわかるわけです。
すかさず「ここが動くときが技のスタートなんです」とアドバイスして、もう一度。

上下の動きが揃った!
その調子ですよ〜。



 M岡さんは退歩の叉子掌です。前進する叉子掌では、なにか着地のときにギュギュっと技を出していたのですが、全身の一致が崩れていました。
退歩をやると移動していても強い身体操作がわかりますので、ここで調整しようと考えていた次第。

ねらいを説明して取り組んでもらいますと、理解して欲しいこともすぐに呑み込んでもらえます。

全身を一致させた動きがどういう感覚をご自身にもたらすか?しっかり感じてもらえたと思います。

本人は「難しい」を連発してましたけどね(笑)

手足つまり上下・全身が一致した動作になりました。

この路線で練習を続けてもらえれば、腕・肩の可動範囲も確保できるようになると思います。

来週様子をみて、来月には套路に入ろうかな。


 ちなみに備付けの黒板にここを使ってやっている健康麻雀の結果が書いてありました。
四暗刻○○さんと××さん、国士無双○○さん。役満ラッシュだったようです。すげー。
【ワークショップ】
2013.01.22

 清澄白河駅前のダンススタジオ『Kスタ』にてワークショップを開催しました。

2013年最初のワークショップですが、天気予報は雪。子連れの私はハラハラしていました。
結局行きに雨がぱらついていただけでしたので、ラッキー。


O崎さん、F野さん、Y田さんの3名が参加なさって、残念ながら次男ちゃんの遊び相手になってくれる彼が不在。にもかかわらず、次男ちゃんは一人でなにやらごとごと遊んでいました。

昨日偶然発見して、思わず見せた仮面ライダーWのDVDが彼をしていきなり目覚めさせてしまったので、昨日からずっとライダーになりきっているのです。
ライダーな妄想でずっと楽しそうにしている次男ちゃんでした。


エクササイズでは、局所に負荷がかかる姿勢をとりがちな皆さんに対し、負荷を上手に分担させる身体操作をアドバイスします。

O崎さんは参加者中の最高齢という点もあり、長い年月かけて積み上げられた身体操作を解きほぐすアドバイスをしていきます。

「こことここに重みを感じるようにすれば無理に負荷をかけずともいい結果を導けます」

「視界の端に手が映るくらいの開き具合です」

なんて具合ですよ。きちんとできれば呼吸もラクですし、だんだん柔軟性もでてきます。操作できる身体部分も増えてきますよね。

ご自身の身体とゆっくり向き合ってのエクササイズ。
O崎さんも楽しんでいらっしゃるようでした。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.01.26

 今日も「雀卓の方」こと北砂地区集会所で練習です。
松○さんが都合によりお休みで、今回も4人で練習です。


 M岡さんは新たな技に入るのをよしておき、気分転換も兼ねて、より武術っぽい練習をします。

とはいえ、いわゆる散手なんかは功ができていない今からやると逆に武功を壊してしまう。
そこで六把総拿をやることに。

これならば八卦掌の擒拿に関する考え方もわかりますし、いわゆる関節技に歩法と身法が入っているものなので、武功よりコツの世界ですからちょうどいいでしょう。

今回は写真もなんだか武術っぽいでしょ?

練習場所が事情により狭くなってしまった時などに、本部ではよく対練をやります。
江東教室も屋外で練習していた頃には雨天時に対練をやっていましたねえ。

六把総拿は6つの拿法(関節技)を連続してかけていく対練でして、古流柔術や合気道なんかがお好きな方などは楽しいと思います。

関節技に対する考え方のギャップなんかも面白いですね。

抜刀させないためにしっかり制圧することが多い日本の関節技とはちょっとどころかだいぶ考え方が違うため、M岡さんも多少戸惑いがあったようです。

まあ、擒拿も八卦掌の技の一部であるということで、こだわりなく使うことが必要ですね。
中国ものは「こだわらない」ことを良しとします。循環や流動といった考えが好きなんですね。


 今週、備付けの黒板には役満の履歴がありませんでした。
ラッシュ後は出なくなったかな?警戒されるようになったかしら。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.02.02

 「雀卓の方」こと北砂地区集会所で練習です。


 M岡さんは今週から新たな套路(型)に入ります。

前にやった九宮八形掌は、名人・程廷華を流祖とする程派八卦掌の套路でした。八卦掌らしい動きを身体に通して欲しかったことと、M岡さんの身体的個性を見てよりのびやかで大きな動きを開拓していきたかったのでわざわざ九宮八形掌を選んだわけですが、今回はいよいよ梁派八卦掌の套路です。

新八掌は八卦掌らしく八つの連続した技から成る套路です。
だいぶ先にやる上級者向け套路の単環八掌に似ています。

しかしながら梁派らしいシュッとひきしまった動作に緊張感の感じられる套路です。

一本目から結構難しいのですが、基本的には単操でやった技が連続して現れるものなので意外にできちゃうもんです。

M岡さんも少し見ればまねできるようになりました。身体が慣れたら細かい指導を入れていきます。とりあえず、自宅でしっかり練習できるようになりました。

一気に梁派らしい動作になって、これから面白くなるんですぞ〜。


 松○さんは下踏掌の転換式をやります。

本来は下踏掌をやった次にこれをやるんですが、外で練習するのに冬ということもあり、室内で練習しやすいようにと狭い場所でできる単操を先にしたのです。

やって欲しい単操を2つやったので、とりあえず帳尻合わせです。

これができるようになれば、時計回り・反時計回りいずれも続けてできるようになります。

回る方向を考えずに始められるので、練習もしやすい。

私は苦練を積むばかりが修行ではなく、稽古自体をしやすくする工夫もして良い、わざわざ苦しくしないでいいのではないかと思っています。無論、必要な要点をおろそかにするわけではないですが。

実のある稽古を実際に身体を動かして積み上げることができるなら辛さは必ずしも必要ではないと。

のんびり、じっくり腰を据えて取組む稽古で確実に功を積むのでもいいんじゃないか?

八卦掌の走圏は形意拳の三体式や太極拳のようにメチャメチャ辛いものではない。そのため長く取組むことができて、結果として功が厚くなることが多いのだといわれます。適度に辛いのがいいということです。

なんでもほどほどが丁度いい、ということですかね。
八卦掌のこういうところなんかが私は好きなんです。


 前回、馬歩と弓歩がさっぱりですぐ膝が笑っていたK野くん。

今回はすごく綺麗にできていました!しっかり練習したようです!
脚にしっかり力がついています。

まあ、左右で得意な方向があるのはご愛嬌ですね。これだけ成果を見せてくれるとこちらもやりがいがあります。

充分なできばえを見て、先に進むことにしました。

単操手「下勢」で弓歩と仆歩を練習です。

我が家の長男くんと鏡のように向い合せになってやっていきます。

がんばれ、若き弟子よ。


 そうこうしていると、コブラの次週予告テーマが。
今回は皆「えっ?もう時間?」となっていました(笑)楽しい時間はあっという間だね。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.02.09

 「雀卓の方」こと北砂地区集会所で練習です。

今週は松○さんとK野くんが都合によりお休み。3人でじっくりと鍛練です。


 M岡さんは新八掌2本目です。双換掌こと蓋掌がクローズアップされています。

いよいよこのあたりからは蓋掌で打ちながら蹴りも出したりするので、難しくなります。

身体の使い方自体は各種単操手や走圏等の基本功でやっていることなんですが、複数同時にドライブするのは難しい。

蹴りが出ると、走圏で獲得するべき要素がしっかりできているかが如実に現れます。

M岡さんはどうかしら?

…ん〜と、方向性は良いですが、練度が足りませんかねえ。

内家拳というカテゴリーの武術はこういう点が速成できない。そこは短所なんでしょうかね。

ただ、年齢は関係ないので、既にお年を召した方でも大丈夫。
こういう見方をするなら長所だといえるのかも。

うーん、まさに一長一短。

時間さえかければ、例えば10年間取組んでもらえるなら、現在60歳の人でも指で人間を押し飛ばせるように指導する自信があります。

時間をたっぷりかけられないなら現在どんなに若くて強壮であっても八卦掌で強さを得られるようには導けないですね。


 なんて考えながら、今度は長男くんをみます。

最近の彼は、生まれついての利き手が左だったことから、右手側が弱い。下踏掌で走圏をやると左手が下がって右手が上がり、身体が傾くのです。

おかげで指先がヘン。
こまったもんだ。

ちょうど弧雁出群という技をやった際に、全く要を得ていなかったため、どこがおかしいと思うか?と聞いてみます。

本人は全くわかっていない様子。

じゃあ手を出してみな、と言って彼に仕掛けさせ、実演です。
今日はM岡さんしかいないので、手加減なし。

身体が曲がって三尖相照が崩れていることを、何ヶ所か同時に打ちまして身体で知ってもらいます。
ちょっと痛いかもしれませんが、やはりこれは武術なので仕方ないですね。

武術の技はどうしてもシビアな面があります…。



 ちなみに今週は備え付けの黒板に「○○さん四暗刻、××さん四暗刻」とありました。
なかなか豊作だったようですね。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.02.16

 「雀卓の方」こと北砂地区集会所で練習です。

今週は子どもたちがお休み。大人だけで鍛練です。


 M岡さんは新八掌3本目です。
過去の名人・達人に得意なお方の多い「反背捶」がクローズアップされています。

一気呵成の動作が現れ、スムーズな動きがさらに求められるようになります。

来週は1本目〜3本目を復習していこうと思っていますので、まずはここまでの動作の流れを覚えてもらいます。

最近になって手がばらけてしまいがちになってきましたのを、しっかり作るように指導しました。
きちんと手に力を入れることが大切なんですよ。
まさに「手を抜かない」こと。

まだまだ動作が小さいですから、のびやかにできるよう、集中して力を入れるのは手くらいにしておくのでした。
他は気にせず、大きく動いてまず器を大きくしていきましょうね。


 松○さんは風輪劈掌。まだ外が寒いですから、家の中でも運動量が確保できるのをやっておこうと考えました。
暖かくなったら外でも回りやすくなるでしょうからね。

風輪掌は腕を大きく使う訓練法のひとつで、日月穿梭に並んで準備運動がてらやる人が多い技です。

ただ、使うにあたっては結構実践に即していて使い易く避け難い。
いい技なんですなあ。

松○さん、集中しているのはいいのですが、呼吸を止めてやりがちなのでひとつアドバイス。
呼吸を止めないとか考えるのではなくて「話すか歌うかする」のがいいですよ、と。

奥様とおしゃべりしながら練習すれば呼吸は自然になるでしょう。
夫婦仲も円満になります(笑)

いやあ、いいこと言ったね私。


それにしても。
松○さんは大きい動きが上手。
動きが固くなりにくい。

私もM岡さんも、八卦掌をやる前に格闘技の経験があったからかもしれません。力をぐっと入れがちで、のびやかさを欠く傾向がありました。
松○さんはそういう傾向がなく、なかなか自由が利くみたいです。
いいなあ。

套路も新八掌から始めた方がいいかもしれない、なんて考えてしまうのでした。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.02.23

 「雀卓の方」こと北砂地区集会所で練習です。

今週は松○さんがお休み。大人が少なくなると、子どもたちがワイワイするのです。


 M岡さんは新八掌を3本目まで復習します。

こちらの方が前にやった九宮八形掌より難しいようですね。

動作そのものを覚えるのも、少し時間がかかっています。一気呵成に動く部分が頻出するので難易度が高くなるのかしら。

それとも、風合いが一挙に梁派になってしまうのが難しく感じるのかなあ。

そうすると、新八掌→九宮八形掌という逆の順番で学んでも同じ事がおこるのかしら。

ちなみに2〜3歩が一挙動になっている技がまだ難しいようです。

やはり歩法が大切ですね。

そうして、歩法についてうんうん考えながら稽古すると、走圏にたどりつくことになります。

うーん。走圏は本当に多くのものが詰まっていますねえ。



 K野くんは下勢をやって把式を覚えていきます。

脚力がなくてなかなか把式がうまくいかなかったわけですが、若い(というより幼い)のであっと言う間に力がつきます。

ですから、どれだけしっかり取り組めるかが確実なレベルアップには重要です。

意識を高くもたせないと。

そんなわけで、ちょっと邪道ですけれど人体を推す訓練をさせて、現状を現象から理解させるようにしました。
長男くんと2人で、さわりだけの推手です。

力のバラバラ加減や指先まで力を入れることの大切さを理解させたいわけですが、絶対的な力不足を身体で味わって欲しいのです。

案の定、あっと言う間に手が痛くなり、軽く涙目の2人。

これで基本功の重要な点を理解してくれればいいと思うのですが。


 練習終わって。2人の子どもは上着を前後逆に着て楽しんでいました。さすが小学生男児といわんばかりのバカバカしさです(笑)
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.03.02

 早いもので、もう3月ですね。来月には子どもたちが小学4年生に上がり、高学年の仲間入り。
なかなか高学年らしくならない、困ったお兄ちゃんたちですけど。
この早生れどもめ(笑)
とかいって、私も早生れなんですけどね。


 M岡さんは新八掌の4本目。今回クローズアップされている技は削掌です。

この削掌、套路通りの見た目はかなりカッコイイ。
いかにもカンフーっぽいポーズになります。
そんなわけで写真を撮ってみましたが、どうでしょうか?
カッコいいでしょ?

片足で立っていたり、上下に力を出したりと、バランスをとるのが難しいこの技。
バランスをとるために片方の力を抜いたりして調節するのはダメ。
それでは強い力を出せるようになりません。
両側でバランスよく全力を出すことですね。その方法を、その人を見ながらじっくり指導していきます。
こうしてどこまでも力の出る身体にしていくのです。


 松○さんは単操手。今週は挑掌です。

名人・郭古民先生の得意技。仙人の方術「張手雷」になぞらえて怖れられたこの技、私も憧れてだいぶ練習したので、私の挑掌もまずまずでしょうかね。

そんな挑掌をばっちり仕込んでいきますよ〜。

まだまだ腕や肩の可動範囲が小さいので、無理なくやれて且つだんだん柔軟性を獲得できるように、すこしずつやっていきます。
「今のレベルではこのようにし、こういうねらいで取り組んでいきましょう」「身体の中でパン生地をひねりのばすようなつもりで」なんて、のびのびやれるようにと指導していきます。

妙にガチムキっとされないように気を配ります。力は入れて欲しいですが、力を込めてしまわないように導いていきたいところ。

特にこの挑掌は下手に力んでやると、背中や腰を痛めつける恐れがありますのでね。
力を込めてやっていても、大きな力を出せるようにはなりません。込められて止まってしまった力は「死んだ力」なんだそうです。
常に動いていなければならないとは、実に八卦掌らしいですねえ。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.03.09

 今週も北砂地区集会所で練習。
だんだん集会所に入るとすぐ換気したいところですが、花粉が嫌でそうもいかない季節になってしまいました。

 M岡さんは新八掌5本目です。今回は形意拳の劈拳に似た撲面掌や戳脚など、他門から来たっぽい技がたくさん。

八卦掌は先に成立していた門派で優秀な技術を、八卦掌スタイルにアレンジして取り込むことが結構あります。

使いやすいようにするという工程はありますが、なかなか柔らか頭の門派です。
八卦掌のこういう所、好きです。


 松○さんは単操手。今週は下勢です。
奇しくも太極拳からやってきたと思しきこの技。今週は他門派から取り入れた技シリーズですね。

把式としては仆歩を練習できるのですが、松○さんはまだなかなか綺麗に仆歩になれません。

私もいわゆる柔軟体操なんてのはアマレスをやっていた大学生の頃ならいざしらず、だいぶやっていません。にもかかわらず、下勢の動作だと柔らか〜く仆歩になることができるのです。
不思議なもんですねえ。

せっかくなので、伸ばし方と練功の方法を合わせてじっくりやっていきます。

パン生地でもひねり伸ばすつもりで無理せずのんびりやってくださいね、なんて説明していきます。

基本功は身体の可能性を広げてくれるものなんですよ。
養生功とは違って、武術は普通の身体ではできません。無理なやり方で身体を壊すようなことはないですが、武術のできる身体にまで可能性を広げる必要があるわけですね。
そのための具体的な方法論として基本功があるわけです。

自らの身体の可能性を、どんどん掘り起こしてもらいましょう。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.03.23

 今週も北砂地区集会所で練習です。M岡さんはお仕事でお休みなので、4人で練習ですね。

 来週と再来週の土曜は私が出勤日なので、土曜教室はお休みです。きりのいい所までやっていきたいですが、さて?


 松○さんは進歩穿掌です。いよいよ移動を伴う単操手に入ります。

別に今まで移動するものがなかったわけではないのですが、技として前進を伴うものはやってこなかったので、武術としてはより本格的になってくるわけです。
走圏はタントウ功の上半身と歩法の下半身を組み合わせた基本功ですから、武術としてはもう少しピリっとしたいですよね。

冬場なのでその場でできる定歩の単操手ばかりを続けてきましたが、その応用であり、多少攻防の技術が入ってくるのが進歩穿掌です。

松○さんは定歩の基本功のなじみがなかなか良く、手足をリンクさせて動かせるようになってきています。
初めての進歩単操なのに、1時間もやるとけっこう良い感じになってきました。

「打つぞ!」という意識にとらわれず、まずは八卦掌らしく身体を動かすということに専念できているようです。
打ち気マンマンの人は、その意識にとらわれてその技が持つ基本功としての鍛錬効果を引き出せないことが多いので、M岡さんといい松○さんといい、八卦掌を味わっている感じの仲間と練習できて嬉しいかぎりですよ。

観察していると、下踏掌の走圏も次の段階に入ってきたようです。さっそく、かくかくしかじかと次のレベルの要求を指導していきます。
八卦掌の基本功は、上手にできるようになるとどんどん次の要求がでてきて、見た目は変わらない(やはり綺麗な外観にはなります)のですが、鍛錬レベルは上がっていきます。
こうして上手になるほどきつくなるという(笑)
でもそのおかげで、誰もが指できちんと人を推すことができるようになるわけです。


 子どもたちの訓練内容は、ちょっと秘密。内容が書きづらいのと、春休みに入ってうかれまくるおバカ小学生男子の様子がつづられるだけなのでね(笑)

宿題がないから、春休みって楽しいですなあ。しかも、彼らの春休みは2週間もある。
私もそんなにあったっけ?

軽いジェネレーションギャップを感じる、団塊ジュニア世代の私なのでした。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.03.31

 今週は土曜に私が仕事でしたので、翌日日曜にお外で練習することにしました。
もうちょっと天気が良ければ公園に行ったりできるのですが、曇っていて雨もふったりやんだりですし、ご近所さんである松○さんと2人なので、自宅周辺でちょっといつもとは違う感じの訓練を。


 今回は六把総拿対練です。直接相手に力を加えたりする推手や技撃の対練ですと、まだ功ができていない時期にやることで功を壊してしまうデメリットがあります。
そんな危険を冒さず、近接戦闘での八卦掌らしい体捌きまたは身のこなしを体感して欲しいと考えて、この対練をやることにしております。

擒拿術は擒法と拿法に分かれます。

擒法は相手の筋やツボを痛めつけるもので、握力が強い人と握手して痛〜い思いをするのと同じです。基本的に効かない相手はいません。

拿法はいわゆる関節技。痛めつけるものに限定したものではなく、相手を当方の有利な体制に誘導するために使うものも多いです。むしろ極めきってしまうことはあまりないように感じますね。

この2種類のうち拿法を6つ連続で練習できるのがこの六把総拿対練。相手が反応するのに合わせて技を変えていくので、一緒に練習している感満点。かなり楽しい練習です(笑)

やりながらも実践的なポイントを説明していきます。
首を取るために相手を拘束するとか、殿中で武器を持つ相手を殺さず制圧しなければならないとかいう背景事情がないので、中国武術はそのあたり自由です(笑)
説明のし甲斐がありますね。
普段の稽古内容はもっぱら武術の「武」であるのに対して、こういう稽古は武術の「術」部分です。
両方とも欠いてはならない要素ですが、「武」の方がより獲得しにくく、「術」を使う基礎でもあるため多くの時間を「武」の稽古に費やすのが内家拳の傾向です。


 来週も日曜にやることになりますので、天気がいいといいなあ。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.04.13

 指導教練である私が土曜出勤だったため先週はお休み、ようやく今日から新年度の練習です。子どもたちも4年生になり、高学年の仲間入りですね。

M岡さんは会計のお仕事柄お休みで、K野くんもお休みです。今週は3人で練習ですね。



 松○さんは進歩穿掌の回身式です。
回身式のくせに(?)実はいくつも連続技が入っている素敵な動作です。
しかもこの連続技はかなり使える。
他の門派にも似たような連携が見られますから、普遍性のある動作なんですかね。

この回身式は、穿掌を練習しているのにもかかわらず、撩掌という技が出てくるのです。

初めのうち、これをきちんとやるのに松○さんは肩があがって肩をすくめたようになっていました。

もちろん、かくかくしかじかと説明をしつつ手を加えて、姿勢やら動作やら修正するわけですが、基本的にはまだ八卦掌を行う身体ができていない。
そこを忘れてはいかんですね。

正解をいきなり求めるのは、日本人の良くないところです(笑)
八卦掌では、目標を見据えながらその時点の最適解を積み上げていきます。
正解にもとづくやり方ができなければやっている意味がないとか、できた!と思っても段階が上がると違っていたということになる、なんていう不毛なことは言いません。
もちろん大局的な視点で体系化された方向性はあります。しかし、いきなり最終形態にならなくていいのです。
シャア大佐だって、ザクに始まって、ズゴッグを経てゲルググに乗り換え、最終決戦でようやくジオングに乗ったわけですから。

…ちょっと話が偏りましたorz

できる!を積み上げていくことで全体的な成長を遂げ、確実に八卦掌の身体ができあがっていく体系になっているのです!とまあ、そういいたかったのであります。
そういうわけで、考えるひまがあったら回れ!不十分だったり未熟だったりしても、やらないよりやった方が良くなるものなのです。

門派それぞれの基本功、この場合では八卦掌の基本功は、全身もれなく八卦掌化してくれるわけですが、強化する部位に濃淡があります。
今回は肩部分の柔軟性がまだ、という感じになりましたが、あまたの基本功の中でも今回のケースでは日月穿梭がカバーしてくれるでしょう。
この点を意識しながら日月穿梭に取り組むように指導したのでした。



 長男くんは老八掌の一本目、単換掌です。
彼は赤ちゃんの頃左利きだったのですが、いつの間にか右手をよく使うようになっていました。
そのため、実は右側を上手く使えないのです。分かりやすいところですと、水泳をやると右に曲がる(笑)もちろん慣れて上手になると修正されますが、初めて泳ぐ泳法は必ず右に曲がるのです。
老八掌は左右とも練習しますが、左が前になっているとき、右足がおいていかれたり、右腕が浮いていたり。
推磨式で走圏するだけですぐチェックが入るのでした。

その動作の右と左をやるのではない。
右の当該動作と、左の当該動作をやるのだ、と諭します。
右と左は別物です。同じようにできるとおうちゃくな考えをもってはいかんのです。

それをしっかり意識させて稽古させますと、だいぶ良くなっていました。


 ようやくスギ花粉も治まってきて、ご機嫌な気候です。コブラ次回予告の音楽が気持ちよく鳴り響き、稽古終了なのでした。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.05.11

 だいぶ空いてしまいました。年度の初めで多忙なのか、子どもたちだけの教室、それも長男くんだけの日が続きました。
今日は久々にK野くんと3人で子ども教室です。


 最近、軽く対人練習をさせるようにしている子どもたち。当たってしまってもいいように組み、ひるんだりミスしたりすれば打ってよしという練習。
もっとも、自由に技を出せるほど進歩してはいないので、単純な反復練習でそれも歩法や身法を使えるようにしたもので、身のこなしになれさせたいと思っています。

これがすぐミスって当たる(笑)
そして泣くのでした。
まあ、泣きながらも練習は続けるわけですが、フルコンタクト空手をやっている少年なんてのは、頑張っているものだなあと感心しますね。

八卦掌を身につけるためには、早期に自由組手をしたりしないですが、打ったり打たれたりを怖れないというのは武術をやるうえで必要なこと。
相手に向かって力いっぱい出し切るという爽快感というのもあるし、練習に付き合ってくれる仲間を大切にする、そういう気持ちも生まれるのかもしれないですね。

対練をするというのは、仲間を大切に思う心を子どものうちから学んで欲しいという私のメッセージでもあるわけです。
伝わっているかは別ですけどね(苦笑)


 今回、なかなか自分の姿を見ないであろう長男くんに、自分のやる八卦掌を見てもらおうと、動画を撮ってみました。
まだまだ下手ですが「見る⇔直す」を繰り返すのもいいことです。
せっかく今はこういう道具がありますから、うまく使うのもいいですね。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.05.18

 子どもたちだけの教室が続きます。北砂地区集会所に快い風が入り、気分よく練習できる時期ですね。もう少しすると蚊がたくさん入ってくるので、最も風の通りが良い窓を閉めないといけません。来月にはそうなってしまうかなあ。


 長男くんは、引き続き老八掌です。2本目の双換掌ですね。

彼は今週、朝の練習で懇々とお説教をくらったのでした。
手抜きをしてはダメであると。
昨日より今日、今日より明日が、より上手になるよう工夫しながら練習しないと、それは手抜きである。手抜きを積み重ねるのは人生の無駄遣いであるし、小学生が手抜きなど覚えてはいけない、と。

武術は相手が攻めてくるものだから、手抜きをしていれば自分が痛い思いをする。手抜きをすればすぐわかるし、工夫をして練習すればその結果も出るものです。わかりやすい分野です。

だから、子どもでも武術を練習する。

学ぶ力を得ようとしているのであり、武術を通して人生を学んでいるのだから、毎日の練習では、昨日よりここが良くなったと言えるような練習をするべし…

もう彼も小学校4年生ですから、これくらいきちっと話をすると、しっかり理解してくれます。
手入れなしで効果がどこまで持続するかはわかりませんが、今日はどこが良くなったか?と指導者が確認したり、もっといいのは自問自答できるようになれば一番ですが、効果が持続すると思います。


 K野くんは、ご本人の希望により、推磨式の走圏をやりました。
長男くんが、老八掌の続きを見たいと言い出したので私がやってみせたところ、子ども2人が「カッコいい!」となったのです。
ああいうのをやりたいということで、けっこう続けてきているし、そろそろ少しやっていってもいいかな?と考えました。
とはいえ、套路(型)をやるにはまず推磨式で走圏ができなければどうしようもないので、ここはひとつ頑張ってもらわないとね。

まず真似させてみて、その後手を取り教えていきます。
今回は写真を撮って見せてみます。
さあ、どこが変わったかな?
どっちが格好いい?

子どもが小さい身体で、ふむふむここをこうするのか、と考えながらやっているのがなんとも可愛いです。

次回までにどれだけ身につけてくるか期待してしまいますね。
指導日記 特別編

2013.05.20

 今日は半年に一度の大学講義の日。國學院大学で、財務会計の講義に挑戦してきました。

いつもの通り、今取り組んでいる学問が机上に終始するものだけでなくて、実際に社会で役に立つのだということを説いて、学問する意義を感じてもらおうという、背伸び満点の試みです。

なるべくリアリティを持ってもらおうと、私の経歴や、仕事上会計学が役にたったことを実例をあげてお話しして参りました。

息抜きがてら、武術の話を織り交ぜて飽きがこないようにひと工夫。

いつもながら、長男くんが鏡で自分の身体をムキムキさせながら格好つけていた写真はウケがいいです。
体幹部がやたら鍛えられる八卦掌ならではのおバカ写真ですが、その1年後の朝練写真も含め、なかなかの脱力感です。学生さんたちも和んで、肩の力を抜いて聞いてくださいます。

少しでも、現在やっていることに意義を見出し、学生生活を充実させてもらいたいのですが。届いたかしらね。


今週は金曜にも青山学院大学で、同じように特別講義をする予定。
後期にはまたも母校早稲田大学で特別講義をするよう依頼されました。

こんな珍しい体験をする機会をもらえるなんて。高校の学友に感謝ですね。
指導日記 特別編
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.05.24


今日は青山学院大学で特別講義をする日です。
國學院大学、駒澤大学、母校早稲田大学とやってきましたが、オシャレなイメージの青山学院大学はキャンパスに入るのすら初めてです。

待ち合わせのヴィ・ド・フランスもそこらにある店舗と違って洒落てます。さすが渋谷ですよ。
今回は1限の授業で、この学校は1限の後で礼拝があるんだそうです。いやぁキリスト教の学校ですね〜。



月曜と同じテーマですが、百人くらい居た前回と異なり30人弱でしたから、少し余裕があります。人が多いと声も届きにくいですしね。

またもや長男くんの写真はウケてました。
江東教室の練習風景や八卦掌の姿勢なんかにも、へえ〜という声が聞こえました。

今度やる映画「グランド・マスター」でもチャン・ツィイーという女優さんが八卦掌の達人を演じますと話すと、さすがに有名女優さん、ここでもへえ〜という声が。
ちなみに私も映画「初恋の来た道」以来彼女が好きです。だからチャン・ツィイーが八卦掌の達人の役というのは個人的にもたいへんうれしいのです。

八卦掌のイメージ、良くなったかしらね。
指導日記
【日本八卦掌研究会 江東教室:梁派八卦掌】
2013.05.25

 子どもたちだけの教室が続いております。決算後の大人たちは株主総会が終わる頃まで多忙なようですね。
子どもたちの運動会がある頃、大人が合流するという感じかしら。

 K野くんは、推磨式の走圏に続いて三穿掌をやりました。
全然身についていないなんてことでもないかぎり、推磨式とセットで教えてあげようと思っていたのでね。
これはけっこう難しいから、きっちり仕上げるには本人の努力が必要です。

初めに一回やってみせ、次に私と一緒にやります。何度か一人でやり、修正しながら反復練習です。

やはりというか、推磨式から独立式に(片足立ち)になりますと、ぐらぐらしてしまいますね。
さらにそこから推磨式の走圏になるのもふらふらです。

初めはこんなもんですけれど、下踏掌や托天掌でしっかり走圏ができていると、体幹部が強くなって安定します。

推磨式をやったら下踏掌も少し上手になりましたから、いろいろバランスをとりながら全体として漸進的に上達を遂げていくんですね。

子どもってのは面白いですなあ。



 私自身の体験も含めて思うに、あの「やってみせ、言って聞かせて、褒めてやらねば人は動かじ」というのは、そもそも人をして自発的に仕事をする気にさせることが主眼ですが、学習という観点でみてもだいたい当たっていると思います。
言って聞かせるその後に試行錯誤する段階がある。それがなければ、とりあえず覚えることすらなかなかできないもんです。持ち帰って練習できる程度にもなれないと思うのです。
試行錯誤して少なくとも3回ほど失敗すると覚えますかね。

それくらい試行錯誤を重ねてくれると先生は嬉しいな。

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